四半期報告書-第29期第3四半期(平成31年4月1日-令和1年6月30日)
(1) 業績の状況
当第3四半期連結累計期間における業績全般の概況
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の連結売上高は、グローバルCROとの競争激化により新規案件の獲得が伸び悩んだことや大型案件の失注や稼働中試験の中止等の影響を受けましたが、新たに連結に加わったACメディカル㈱が売上寄与したことや、CRO事業、Global Research事業を除くセグメントが順調に売上高を増加させたため、50,155百万円(前年同期比 3.5%増)となりました。
また、連結営業利益については、前第3四半期連結累計期間はCRO事業の好進捗案件が寄与し利益率が高かったことに対し、当第3四半期連結累計期間においてはSMO事業、益新事業が好調であったものの、CRO事業、Global Research事業における大型案件の失注や稼働中試験の中止等の影響を受け、稼働率が低下したことにより当第3四半期連結累計期間においては3,836百万円(同30.1%減)と減益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益においては、連結営業利益が減少していることに加え、益新事業の非支配株主に帰属する四半期純利益が増加していることから2,053百万円(同40.5%減)となりました。
セグメント別の業績は次の通りです。
セグメントの状況
当社グループは主として以下の5セグメント(国内3、海外2)にて事業を展開しています。
① CRO事業
CRO事業は主に以下の体制にて展開しています。
(ア) 治験・PMS(製造販売後調査)等業務受託:イーピーエス㈱※1、㈱EPSアソシエイト、ACメディカル㈱※1
(イ) 臨床研究業務:EPクルーズ㈱
(ウ) 医薬・医療系IT関連業務:EPテクノ㈱※2
CRO事業を業務別でみると、治験業務はモニタリングの新規案件獲得が伸びず、試験の中止や遅れ等も影響し、売上高及び営業利益ともに計画を下回りました。PMS業務等については、実施中の案件が順調に推移し、売上高、営業利益ともに計画を超過しました。
臨床研究業務につきましては、新規案件の受注は想定を下回ったものの、上期の超過達成分の寄与により売上高は計画通り、営業利益は計画を上回りました。医薬・医療系IT関連業務につきましては、新規案件の第4四半期への開始遅れにより売上高、営業利益ともに計画を若干下回りました。
CRO事業は、ACメディカル㈱の買収により、同社の強みであるデータサイエンスの体制を強固にできるとともに、高品質なサービスと供給力を更に高めることが期待できます。
この結果、売上高はモニタリングが不調ではありましたが、ACメディカル㈱を買収したことによる売上貢献もあり、前年同期と比較して174百万円増の22,943百万円(0.8%増)となりました。また、治験業務の計画未達が大きく影響し営業利益は1,610百万円減の3,505百万円(31.5%減)となりました。
② SMO事業
SMO事業は、㈱EP綜合にて展開しています。
同事業では、プロジェクト管理体制の強化、提案型営業の全面展開等、営業体制の強化による業績の拡大と、品質管理体制の充実に取り組みました。
この結果、売上高は前年同期と比較して151百万円増の10,616百万円(1.4%増)となりました。営業利益は人員の適正配置等コスト削減策により、前年同期と比較して324百万円増の1,062百万円(43.9%増)の増益となりました。
③ CSO事業
CSO事業は㈱EPファーマライン、ACメディカル㈱及び㈱ESリンクにて展開しています。
医薬向けCMR(契約MR:医薬情報担当者)、学術資材等作成事業、BPO事業が好調、メディカルコンタクトセンター事業において概ね計画通りとなりました。
㈱スズケンとの合弁会社である㈱ESリンクは、医薬品卸担当者(MS)とコールセンター及びBPOとの融合による新たなサービスの営業強化に努めており、引き合いの成約に注力しています。
また、3月よりACメディカル㈱の医薬向けCMR(アプシェ事業)をCSO事業に組み入れました。これにより同社の豊富な人的リソースを活かし、高品質なサービスを提供しています。
この結果、売上高はACメディカル㈱を買収したことも寄与し、前年同期と比較して836百万円増の6,696百万円(14.3%増)、営業利益は前年同期と比較して12百万円減の285百万円(4.1%減)となりました。
④ Global Research 事業
Global Research事業は、EPSインターナショナル㈱とその海外グループ会社で構成されており、中国国内のCRO事業を含め、アジア・パシフィック地域を中心に事業を展開しています。
アジア・パシフィック地域での事業基盤を整備しつつ、新規案件獲得に注力しているものの、グローバルCROとの競争激化により新規案件の獲得が伸び悩んだこともあり、売上高及び営業利益とも計画を下回りました。豪George Clinicalと提携し、アジア・パシフィック地域での営業基盤の強化を図るとともに、品質管理体制の強化、中国CRO事業の体制整備により、安定した業績を目指しています。
この結果、売上高は前年同期と比較して782百万円減の2,904百万円(21.2%減)、営業損益は前期益新事業にあった中国国内のCRO事業を組み入れたことも影響し、116百万円の営業損失(前年同期間111百万円の利益計上)となりました。
⑤ 益新事業
益新事業は、EPS益新㈱と益新(中国)有限公司の2つの統括会社と中国のグループ会社で展開しています。
同事業は、㈱スズケンとの緊密な資本業務提携のもと、医薬品や医療機器を中心とした製品関連事業、投資関連事業、国際貿易事業及び周辺サポート関連事業の4つの事業を展開し、「日中をつなぐヘルスケア産業の専門商社」として一層の収益拡大を図っています。
製品関連事業においては、継続的な既存市場深耕と新規市場開拓が順調に推移し、特に医薬品製造販売事業が収益拡大に寄与しました。
その結果、売上高は前年同期と比較して895百万円増の8,986百万円(11.1%増)、営業利益は前年同期と比較して253百万円増の319百万円(380.9%増)となりました。
※1.2019年2月28日にACメディカル㈱の発行済み全株式を取得し、それぞれの事業をCROセグメント及びCSOセグメントに組み入れています。また、2019年4月1日にイーピーエス㈱は㈱イーピーメイトを吸収合併しました。
※2.2019年4月1日にイートライアル㈱は往来技術㈱を吸収合併し、EPテクノ㈱に社名変更しました。
(2) 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、65,517百万円と前連結会計年度末から112百万円増加しました。
流動資産では、主に現金及び預金が1,425百万円、受取手形及び売掛金が851百万円それぞれ減少した一方で、有価証券が778百万円、仕掛品が558百万円、その他の流動資産が912百万円増加したことなどにより31百万円減少して40,295百万円となりました。固定資産では、主としてのれんが429百万円、敷金及び保証金が177百万円それぞれ増加した一方で、投資有価証券が418百万円減少したことなどにより143百万円増加して25,222百万円となりました。
負債の部においては、主に短期借入金が1,000百万円、その他の流動負債が1,784百万円増加した一方で、未払法人税等が910百万円、賞与引当金が1,068百万円、長期借入金が381百万円減少したことなどにより、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は19,389百万円と727百万円増加しました。
純資産の部では、自己株式が1,597百万円増加し、為替換算調整勘定が216百万円減少した一方で、利益剰余金が700百万円、その他有価証券評価差額金が306百万円増加したことなどにより、当第3四半期連結会計期間末における純資産の部は615百万円減少して46,128百万円となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、前連結会計年度末との増減については、当該会計基準等を前連結会計年度に遡って適用した後の数値との比較となっています。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
当第3四半期連結累計期間における業績全般の概況
| 前第3四半期連結累計期間 | 当第3四半期連結累計期間 | 増減 | ||||
| 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 金額 (百万円) | 増減率 (%) | |
| 売上高 | 48,462 | 100.0 | 50,155 | 100.0 | 1,693 | 3.5 |
| 営業利益 | 5,488 | 11.3 | 3,836 | 7.6 | △1,652 | △30.1 |
| 経常利益 | 5,667 | 11.7 | 3,896 | 7.8 | △1,771 | △31.3 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 3,447 | 7.1 | 2,053 | 4.1 | △1,394 | △40.5 |
文中の将来に関する事項は、当第3四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。
当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の連結売上高は、グローバルCROとの競争激化により新規案件の獲得が伸び悩んだことや大型案件の失注や稼働中試験の中止等の影響を受けましたが、新たに連結に加わったACメディカル㈱が売上寄与したことや、CRO事業、Global Research事業を除くセグメントが順調に売上高を増加させたため、50,155百万円(前年同期比 3.5%増)となりました。
また、連結営業利益については、前第3四半期連結累計期間はCRO事業の好進捗案件が寄与し利益率が高かったことに対し、当第3四半期連結累計期間においてはSMO事業、益新事業が好調であったものの、CRO事業、Global Research事業における大型案件の失注や稼働中試験の中止等の影響を受け、稼働率が低下したことにより当第3四半期連結累計期間においては3,836百万円(同30.1%減)と減益となりました。
親会社株主に帰属する四半期純利益においては、連結営業利益が減少していることに加え、益新事業の非支配株主に帰属する四半期純利益が増加していることから2,053百万円(同40.5%減)となりました。
セグメント別の業績は次の通りです。
セグメントの状況
当社グループは主として以下の5セグメント(国内3、海外2)にて事業を展開しています。
| 前第3四半期 連結累計期間 | 当第3四半期 連結累計期間 | 増減 | |||
| 百万円 | 百万円 | 百万円 | |||
| 国内事業 | CRO | 売上高 | 22,769 | 22,943 | 174 |
| 営業利益 | 5,115 | 3,505 | △1,610 | ||
| SMO | 売上高 | 10,464 | 10,616 | 151 | |
| 営業利益 | 738 | 1,062 | 324 | ||
| CSO | 売上高 | 5,859 | 6,696 | 836 | |
| 営業利益 | 297 | 285 | △12 | ||
| 海外事業 | Global Research | 売上高 | 3,686 | 2,904 | △782 |
| 営業利益又は 営業損失(△) | 111 | △116 | △228 | ||
| 益新 | 売上高 | 8,091 | 8,986 | 895 | |
| 営業利益 | 66 | 319 | 253 | ||
① CRO事業
CRO事業は主に以下の体制にて展開しています。
(ア) 治験・PMS(製造販売後調査)等業務受託:イーピーエス㈱※1、㈱EPSアソシエイト、ACメディカル㈱※1
(イ) 臨床研究業務:EPクルーズ㈱
(ウ) 医薬・医療系IT関連業務:EPテクノ㈱※2
CRO事業を業務別でみると、治験業務はモニタリングの新規案件獲得が伸びず、試験の中止や遅れ等も影響し、売上高及び営業利益ともに計画を下回りました。PMS業務等については、実施中の案件が順調に推移し、売上高、営業利益ともに計画を超過しました。
臨床研究業務につきましては、新規案件の受注は想定を下回ったものの、上期の超過達成分の寄与により売上高は計画通り、営業利益は計画を上回りました。医薬・医療系IT関連業務につきましては、新規案件の第4四半期への開始遅れにより売上高、営業利益ともに計画を若干下回りました。
CRO事業は、ACメディカル㈱の買収により、同社の強みであるデータサイエンスの体制を強固にできるとともに、高品質なサービスと供給力を更に高めることが期待できます。
この結果、売上高はモニタリングが不調ではありましたが、ACメディカル㈱を買収したことによる売上貢献もあり、前年同期と比較して174百万円増の22,943百万円(0.8%増)となりました。また、治験業務の計画未達が大きく影響し営業利益は1,610百万円減の3,505百万円(31.5%減)となりました。
② SMO事業
SMO事業は、㈱EP綜合にて展開しています。
同事業では、プロジェクト管理体制の強化、提案型営業の全面展開等、営業体制の強化による業績の拡大と、品質管理体制の充実に取り組みました。
この結果、売上高は前年同期と比較して151百万円増の10,616百万円(1.4%増)となりました。営業利益は人員の適正配置等コスト削減策により、前年同期と比較して324百万円増の1,062百万円(43.9%増)の増益となりました。
③ CSO事業
CSO事業は㈱EPファーマライン、ACメディカル㈱及び㈱ESリンクにて展開しています。
医薬向けCMR(契約MR:医薬情報担当者)、学術資材等作成事業、BPO事業が好調、メディカルコンタクトセンター事業において概ね計画通りとなりました。
㈱スズケンとの合弁会社である㈱ESリンクは、医薬品卸担当者(MS)とコールセンター及びBPOとの融合による新たなサービスの営業強化に努めており、引き合いの成約に注力しています。
また、3月よりACメディカル㈱の医薬向けCMR(アプシェ事業)をCSO事業に組み入れました。これにより同社の豊富な人的リソースを活かし、高品質なサービスを提供しています。
この結果、売上高はACメディカル㈱を買収したことも寄与し、前年同期と比較して836百万円増の6,696百万円(14.3%増)、営業利益は前年同期と比較して12百万円減の285百万円(4.1%減)となりました。
④ Global Research 事業
Global Research事業は、EPSインターナショナル㈱とその海外グループ会社で構成されており、中国国内のCRO事業を含め、アジア・パシフィック地域を中心に事業を展開しています。
アジア・パシフィック地域での事業基盤を整備しつつ、新規案件獲得に注力しているものの、グローバルCROとの競争激化により新規案件の獲得が伸び悩んだこともあり、売上高及び営業利益とも計画を下回りました。豪George Clinicalと提携し、アジア・パシフィック地域での営業基盤の強化を図るとともに、品質管理体制の強化、中国CRO事業の体制整備により、安定した業績を目指しています。
この結果、売上高は前年同期と比較して782百万円減の2,904百万円(21.2%減)、営業損益は前期益新事業にあった中国国内のCRO事業を組み入れたことも影響し、116百万円の営業損失(前年同期間111百万円の利益計上)となりました。
⑤ 益新事業
益新事業は、EPS益新㈱と益新(中国)有限公司の2つの統括会社と中国のグループ会社で展開しています。
同事業は、㈱スズケンとの緊密な資本業務提携のもと、医薬品や医療機器を中心とした製品関連事業、投資関連事業、国際貿易事業及び周辺サポート関連事業の4つの事業を展開し、「日中をつなぐヘルスケア産業の専門商社」として一層の収益拡大を図っています。
製品関連事業においては、継続的な既存市場深耕と新規市場開拓が順調に推移し、特に医薬品製造販売事業が収益拡大に寄与しました。
その結果、売上高は前年同期と比較して895百万円増の8,986百万円(11.1%増)、営業利益は前年同期と比較して253百万円増の319百万円(380.9%増)となりました。
※1.2019年2月28日にACメディカル㈱の発行済み全株式を取得し、それぞれの事業をCROセグメント及びCSOセグメントに組み入れています。また、2019年4月1日にイーピーエス㈱は㈱イーピーメイトを吸収合併しました。
※2.2019年4月1日にイートライアル㈱は往来技術㈱を吸収合併し、EPテクノ㈱に社名変更しました。
(2) 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末における総資産は、65,517百万円と前連結会計年度末から112百万円増加しました。
流動資産では、主に現金及び預金が1,425百万円、受取手形及び売掛金が851百万円それぞれ減少した一方で、有価証券が778百万円、仕掛品が558百万円、その他の流動資産が912百万円増加したことなどにより31百万円減少して40,295百万円となりました。固定資産では、主としてのれんが429百万円、敷金及び保証金が177百万円それぞれ増加した一方で、投資有価証券が418百万円減少したことなどにより143百万円増加して25,222百万円となりました。
負債の部においては、主に短期借入金が1,000百万円、その他の流動負債が1,784百万円増加した一方で、未払法人税等が910百万円、賞与引当金が1,068百万円、長期借入金が381百万円減少したことなどにより、当第3四半期連結会計期間末における負債合計は19,389百万円と727百万円増加しました。
純資産の部では、自己株式が1,597百万円増加し、為替換算調整勘定が216百万円減少した一方で、利益剰余金が700百万円、その他有価証券評価差額金が306百万円増加したことなどにより、当第3四半期連結会計期間末における純資産の部は615百万円減少して46,128百万円となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第1四半期連結会計期間の期首から適用しており、前連結会計年度末との増減については、当該会計基準等を前連結会計年度に遡って適用した後の数値との比較となっています。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。