有価証券報告書-第19期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/27 11:44
【資料】
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【項目】
75項目

対処すべき課題

当社は、より巧妙化・複雑化するサイバー攻撃に対処し、中長期的な成長基盤をより確実なものとするため、商品(プロダクト)と当社セキュリティ・ノウハウを組み合わせたハイブリッド型サービスビジネスの立ち上げに取り組んでおります。
現在、サービス関連ビジネスは、当初想定よりも遅れてはいるものの、確実に立ち上がりつつあります。特に、当社SOC(セキュリティ・オペレーション・センター)にて顧客のセキュリティを監視するMSS(マネージド・セキュリティ・サービス)は、契約数を着実に増やしております。今後継続的な成長を実現するためには、「セキュア・ドック MSS版」をはじめとした、より付加価値の高いメニューの拡充を図ると共に、サービス品質の更なる向上を図るための体制強化が必須となります。
プロダクト関連ビジネスの一部では、競合商品との競争激化が進んでおり、メーカー及び販売代理店との連携強化を図り、エンドユーザへの訴求を強化していく必要があります。
一方、各地方公共団体で検討が進んでいる「自治体セキュリティクラウドの構築」及び「自治体情報システム強靭性の向上」において、「メール・ファイルの無害化」がキーワードとなっており当社取扱商品が候補として検討されております。これを業績の底上げにつなげるべく、当社取扱商品の採用に向けた活動を推進してまいります。
また、ネットワークセキュリティ市場での確固たるポジショニングを築くため、プロモーションをはじめとしたマーケティング活動は引き続き実施してまいります。