四半期報告書-第54期第2四半期(令和1年7月1日-令和1年9月30日)
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用情勢の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しましたが、通商問題など海外経済の動向や政策の不確実性もあり、先行きは依然として不透明な状況が続きました。
このような経済情勢の中、安全・安心に対する社会的ニーズは、ますます多様化・高度化しており、当社グループは、“いつでも、どこでも、誰もが「安全・安心・快適・便利」に暮らせる社会”を実現する「社会システム産業」の構築を目指し、質の高いサービスを提供することにより、業績向上に努めてまいりました。
セキュリティ事業では、セントラライズドシステム部門において、既存のお客様への訪問活動を強化し、お客様満足度の向上を図るとともに、新たなご契約先の拡大に注力しました。事業所向けでは、従来の高度な画像認識技術による無人時の異常監視に加え、入退室管理システムや働き方改革を支援する勤怠管理システム、スマートフォンによる監視カメラの画像確認など、昼間帯・有人時のセキュリティ強化や利便性向上につながるセコムならではの安全のノウハウをオールインワンでご提供する、システムセキュリティ「AZ」の販売を開始しました。また、サプライチェーン等に関わる施設の安全性を積極的かつグローバルに発信できる「SGSセキュリティ認証取得」をサポートするサービス「セコム・サプライチェーンセキュリティ・セレクト」をスタートし、施設管理・サプライチェーン管理等に対する提案力を強化しました。家庭向けでは、「健康管理」や「救急対応」が可能なウェアラブル端末「セコム・マイドクターウォッチ」を付加できるほか、コミュニケーションロボット「Xperia Hello!」と連携し「楽しさ」や「便利さ」そして「ゆるやかな見守り」につなげることができる、超高齢社会にも対応した「セコム・ホームセキュリティG-カスタム」や「セコム・ホームセキュリティ NEO」、このほか「セコムみまもりホン」の拡販に努めてまいりました。
[受注実績]
当第2四半期連結会計期間末現在実施中の主な部門別契約件数は次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 当第2四半期連結会計期間末 (2019年9月30日) | |
| 件数(件) | 前年同四半期比(%) | |
| [セキュリティ事業] | ||
| セントラライズドシステム部門 | 91,264 | 2.3 |
| 常駐システム部門 | 271 | △0.4 |
| 現金護送システム部門 | 2,071 | △7.5 |
| 合計 | 93,606 | 2.1 |
[販売実績]
当第2四半期連結累計期間の部門別販売実績は次のとおりであります。
(単位:百万円)
| セグメントの名称 | 当第2四半期連結累計期間 (自 2019年4月1日 至 2019年9月30日) | |||
| 金額 | 構成比(%) | 前年同四半期比 | 前年同四半期比(%) | |
| [セキュリティ事業] | [12,014] | [99.0] | [78] | [0.7] |
| セントラライズドシステム部門 | 7,997 | 65.9 | 53 | 0.7 |
| 常駐システム部門 | 2,311 | 19.0 | 30 | 1.3 |
| 現金護送システム部門 | 565 | 4.7 | △45 | △7.4 |
| 安全商品売上部門 | 1,139 | 9.4 | 40 | 3.6 |
| [その他の事業] | [118] | [1.0] | [12] | [12.1] |
| メディカル事業部門 | 88 | 0.7 | 10 | 12.8 |
| 一般電気工事・建築事業部門 | 29 | 0.3 | 2 | 10.1 |
| 合計 | 12,132 | 100.0 | 91 | 0.8 |
(注) 金額には、消費税等は含まれておりません。
セキュリティ事業では、セントラライズドシステム部門において、事業所向け・家庭向けのオンライン・セキュリティシステムの契約件数が順調に増加したほか、安全商品売上部門の増収などにより、前年同四半期比 78百万円(0.7%)増収の 12,014百万円となりました。
また、その他の事業は、メディカル事業部門が増収となったことなどにより、前年同四半期比 12百万円(12.1%)増収の 118百万円となりました。
これらの結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は前年同四半期比 91百万円(0.8%)増収の 12,132百万円となりました。営業利益は前年からの人財基盤の強化に向けた費用が増加したことなどにより、前年同四半期比 34百万円(1.5%)減益の 2,253百万円となりました。また、経常利益は前年同四半期並みの 2,338百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同四半期比 1百万円(0.1%)増益の 1,591百万円となりました。
[財政状態の変動状況]
| 前連結会計年度 (2019年3月31日) | 当第2四半期 連結会計期間 (2019年9月30日) | 増減 | |
| 総資産(百万円) | 51,852 | 52,295 | 442 |
| 負債(百万円) | 6,972 | 6,500 | △471 |
| 純資産(百万円) | 44,880 | 45,794 | 914 |
| 自己資本比率(%) | 85.6 | 86.6 | ― |
当第2四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に比べて 442百万円(0.9%)増加し 52,295百万円となりました。
主な増加要因は、現金及び預金 589百万円であり、主な減少要因は、現金護送業務用現金及び預金 252百万円です。
負債は、前連結会計年度末に比べて 471百万円(6.8%)減少し 6,500百万円となりました。
主な減少要因は、現金護送業務用預り金 252百万円及び未払金 194百万円です。
純資産は、前連結会計年度末に比べて 914百万円(2.0%)増加し 45,794百万円となりました。
主な増加要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益 1,591百万円であり、主な減少要因は、前期決算に係る配当金
の支払 612百万円です。
以上の結果、自己資本比率は、86.6%となりました。
なお、当社グループの運転資金需要のうち主なものは、サービス提供に関わる人件費、売却商品購入費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用のうち主なものは、営業活動等に関わる人件費、親会社への技術援助料及び各種業務委託料となっております。
これらの運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入金により資金調達することを基本方針としております。なお、当第2四半期連結会計期間末現在においては、短期借入金及び長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)の残高はありません。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間末の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて 1,068百万円増加し 13,716百万円となりました。また、前年同四半期末に比べて 1,663百万円減少しました。
[キャッシュ・フローの状況]
(単位:百万円)
| 前第2四半期 連結累計期間 | 当第2四半期 連結累計期間 | 増減 | |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | 2,442 | 2,427 | △14 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | △1,047 | △719 | 328 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | △681 | △639 | 41 |
| 現金及び現金同等物の増加額 | 713 | 1,068 | 355 |
| 現金及び現金同等物の期首残高 | 14,666 | 12,647 | △2,019 |
| 現金及び現金同等物の四半期末残高 | 15,380 | 13,716 | △1,663 |
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ 14百万円減少し 2,427百万円の資金増加となりました。
主な資金増加要因は、税金等調整前四半期純利益 2,338百万円及び減価償却費 832百万円であり、主な資金減少要因は、法人税等の支払額 697百万円です。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ 328百万円支出が減少し 719百万円の資金減少となりました。
主な資金減少要因は、有形固定資産の取得による支出 1,174百万円であり、主な資金増加要因は、定期預金の減少額 448百万円です。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期に比べ 41百万円支出が減少し 639百万円の資金減少となりました。
主な資金減少要因は、配当金の支払額 612百万円及び非支配株主への配当金の支払額 15百万円によるものです。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません