有価証券報告書-第11期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)
研究開発活動
当連結会計年度における研究開発費は216,140百万円です。
セグメント別の主な研究開発分野及び新製品の開発の状況は次のとおりです。
(医療関連事業)
当社グループは、精神・神経領域、がん・がんサポーティブ領域を重点領域とし、循環器・腎領域等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めています。
医療関連事業における研究開発費は、205,737百万円です。
当連結会計年度の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は以下のとおりです。
*1:2018年4月、タカラバイオ社と共同開発・独占販売に関する契約を締結
*2:ビステラ社を2018年8月に買収し、取得した開発品
(ニュートラシューティカルズ関連事業)
当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。
体調管理をこころがけるあらゆる人々の健康維持・増進への貢献を目指し、「腸と栄養」と「運動と栄養」に関する研究成果より誕生したブランド「ボディメンテ」から、コンディショニング飲料「ボディメンテ ドリンク」を2018年10月より全国発売しました。適切な水分量維持をサポートする「水分・電解質」の補給をベースに独自の乳酸菌B240を配合し、日常的な健康管理と、体調維持をサポートします。
女性の健康と美容を応援するブランド「エクエル」から、大豆由来成分であるエクオールに加え、コラーゲン、カルシウム等を配合したゼリー飲料「エクエル ジュレ」を2018年4月に発売しました。
水分・電解質の補給の重要性を伝える「ポカリスエット」から、熱中症対策として新たに深部体温に着目した "身体を芯から冷やす"新剤型「アイススラリー」を2018年7月に当社通信販売で発売しました。常温保存が可能なだけでなく、再び冷凍してもスラリー状態になることを実現し、"飲める氷"の熱中症対策飲料という新たな選択肢を提案しました。
ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、5,849百万円です。
(消費者関連事業)
当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組んでいます。
消費者関連事業における研究開発費は、596百万円です。
(その他の事業)
当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます。
その他の事業における研究開発費は、3,957百万円です。
セグメント別の主な研究開発分野及び新製品の開発の状況は次のとおりです。
(医療関連事業)
当社グループは、精神・神経領域、がん・がんサポーティブ領域を重点領域とし、循環器・腎領域等においても未充足疾患に焦点を当てた研究開発を進めています。
医療関連事業における研究開発費は、205,737百万円です。
当連結会計年度の医療関連事業における研究開発の主な進捗状況は以下のとおりです。
領域 | 「製品名」 (一般名) または開発コード | 状況 |
精神・神経領域 | 「レキサルティ」 (ブレクスピプラゾール) OPC-34712 | <日本>・統合失調症の効能で2018年1月に承認を取得しました。 ・大うつ病補助療法を対象としたフェーズⅢ試験を2018年8月に開始しました。 ・アルツハイマー型認知症に伴うアジテーションを対象としたフェーズⅢ試験を2018年9月に開始しました。 <欧州>・統合失調症の効能で2018年7月に承認を取得しました。 <アジア>・大うつ病補助療法を対象としたフェーズⅢ試験を2018年5月に開始しました。 |
(アリピプラゾール・セルトラリン) ASC-01 | <日本>・当局と協議の結果、大うつ病補助療法を対象とした承認申請を取り下げました。 <アジア>・開発戦略上、開発を中止しました。 | |
(デキストロメトルファン・キニジン) AVP-923 | <米国>・開発戦略上、パーキンソン病に伴うジスキネジアを対象とした開発を中止しました。 | |
(重水素化デキストロメトルファン・キニジン) AVP-786 | <米国>・開発戦略上、神経変性疾患脱抑制を対象とした開発を中止しました。 ・間欠性爆発性障害を対象としたフェーズⅡ試験を2018年2月に開始しました。 |
領域 | 「製品名」 (一般名) または開発コード | 状況 |
がん・がんサポーティブケア領域 | 「ロンサーフ」 (トリフルリジン・ チピラシル) TAS-102 | <日本・米国・欧州>・胃がんの効能で2018年8月に日本、同年10月に米国・欧州において承認申請しました。 |
TAS-116 | <日本>・消化管間質腫瘍を対象としたフェーズⅢ試験を2018年10月に開始しました。 | |
TAS-120 | <日本・米国・欧州>・肝内胆管がんを対象としたフェーズⅡ試験を2018年4月に開始しました。 | |
TAS-121 | <日本>・開発戦略上、開発を中止しました。 | |
TAS0313 | <日本>・固形がんを対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を2018年1月に開始しました。 | |
TAS0728 | <米国・欧州>・固形がんを対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を2018年4月に開始しました。 | |
ASTX727 | <米国>・骨髄異形成症候群を対象としたフェーズⅢ試験を2018年2月に開始しました。 | |
ASTX029 | <米国>・固形がんを対象としたフェーズⅠ試験を2018年5月に開始しました。 | |
TBI-1301*1 | <日本>・滑膜肉腫を対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を実施中です。 | |
TBI-1501*1 | <日本>・急性リンパ芽球性白血病を対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を実施中です。 | |
OCV-C02 | <日本>・開発戦略上、開発を中止しました。 | |
OCV-501 | <日本・アジア>・開発戦略上、開発を中止しました。 |
領域 | 「製品名」 (一般名) または開発コード | 状況 |
循環器・腎領域 | 「サムスカ/ジンアーク」 (トルバプタン) OPC-41061 | <米国>・常染色体優性多発性のう胞腎(ADPKD)の効能で2018年4月に承認を取得しました。 <アジア>・開発戦略上、中国において肝性浮腫を対象とした承認申請を取り下げました。 |
その他領域 | TAS-115 | <日本>・特発性肺線維症を対象としたフェーズⅡ試験を2018年6月に開始しました。 |
VIS410*2 | <米国>・インフルエンザA型感染症を対象としたフェーズⅡ試験を実施中です。 | |
TAS5315 | <日本>・関節リウマチを対象としたフェーズⅡ試験を2018年8月に開始しました。 | |
OPC-167832 | <米国>・結核を対象としたフェーズⅠ/Ⅱ試験を2018年10月に開始しました。 | |
ライブセルTSAb「オーツカ」 ODK-1403 | <日本>・バセドウ病の体外診断薬として、2018年5月に承認を取得しました。 |
*1:2018年4月、タカラバイオ社と共同開発・独占販売に関する契約を締結
*2:ビステラ社を2018年8月に買収し、取得した開発品
(ニュートラシューティカルズ関連事業)
当事業においては、医療関連事業で培ったノウハウを活かし、日々の健康の維持・増進をサポートする機能性食品・飲料を中心に世界に通用する製品の研究開発に取り組んでいます。
体調管理をこころがけるあらゆる人々の健康維持・増進への貢献を目指し、「腸と栄養」と「運動と栄養」に関する研究成果より誕生したブランド「ボディメンテ」から、コンディショニング飲料「ボディメンテ ドリンク」を2018年10月より全国発売しました。適切な水分量維持をサポートする「水分・電解質」の補給をベースに独自の乳酸菌B240を配合し、日常的な健康管理と、体調維持をサポートします。
女性の健康と美容を応援するブランド「エクエル」から、大豆由来成分であるエクオールに加え、コラーゲン、カルシウム等を配合したゼリー飲料「エクエル ジュレ」を2018年4月に発売しました。
水分・電解質の補給の重要性を伝える「ポカリスエット」から、熱中症対策として新たに深部体温に着目した "身体を芯から冷やす"新剤型「アイススラリー」を2018年7月に当社通信販売で発売しました。常温保存が可能なだけでなく、再び冷凍してもスラリー状態になることを実現し、"飲める氷"の熱中症対策飲料という新たな選択肢を提案しました。
ニュートラシューティカルズ関連事業における研究開発費は、5,849百万円です。
(消費者関連事業)
当事業においては、生活に身近な食品や飲料の分野でオリジナルかつユニークな製品の研究開発に取り組んでいます。
消費者関連事業における研究開発費は、596百万円です。
(その他の事業)
当事業においては、機能化学品やファインケミカルの分野で研究開発に取り組んでいます。
その他の事業における研究開発費は、3,957百万円です。