四半期報告書-第15期第3四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/13 15:36
【資料】
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【項目】
26項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善がみられるなど、緩やかな回復基調で推移しておりますが、一方で新興国経済の減速や世界的な株価下落などの影響を受け、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。
そのような環境のもと、当社グループは「健康管理のインフラを目指す」を事業ビジョンとして、健康保険組合、企業、個人を対象に、独自のシステムを用いた健康管理サービスを以下2つの事業セグメントにより展開しております。
バリューカフェテリア事業
主に健康診断の予約や結果管理、結果に基づく保健指導の運営管理等の機能をもつバリューカフェテリア®システムの提供を軸に健康診断や健康行動に関するデータ管理、並びに企業や健康保険組合の健康管理業務のアウトソーシングの受託を行っております。
HRマネジメント事業
主に健康保険組合の新規設立支援コンサルティング及び健康保険組合事務局の運営支援としての人材派遣等の業務を行っております。
当第3四半期連結累計期間におきましては、バリューカフェテリア®システムの新規導入及び利用が堅調に推移し、平成27年度から実施されるレセプトや健診データを活用した効率的な保健事業、いわゆる「データヘルス計画」にかかる新規契約の受注が始まり、契約団体への健康診断の実施に係る代行業務では、健康診断データの管理収入をはじめとする事務代行料等の売上が増加しました。また、新規設立された健康保険組合事務局への人材派遣収入が増加しており、前連結会計年度から継続する健康保険組合の設立支援コンサルティングに加え、新規のコンサルティングを受注しております。
これらの結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は1,668,257千円(前年同四半期比12.2%増)、営業利益は243,159千円(前年同四半期比1.1%減)、経常利益は232,502千円(前年同四半期比17.7%増)、四半期純利益は137,842千円(前年同四半期比35.3%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
バリューカフェテリア事業
当第3四半期連結累計期間は、バリューカフェテリア®システムの新規導入及び利用が堅調に推移しました。また、契約団体への健康診断の実施に係る代行業務では、健康診断データの管理収入をはじめとする事務代行料等の収入が増加しました。これにより、売上高は1,218,166千円(前年同四半期比11.0%増)、営業利益は374,419千円(前年同四半期比10.5%増)となりました。
HRマネジメント事業
当第3四半期連結累計期間は、主に新規設立された健康保険組合事務局への人材派遣収入が増加しました。また、前連結会計年度から継続する健康保険組合の設立支援コンサルティングに加え、新規のコンサルティングを受注しております。これにより、売上高は450,091千円(前年同四半期比15.8%増)、営業利益は160,696千円(前年同四半期比6.6%増)となりました。
(2)財政状態の分析
(資 産)
当第3四半期連結会計期間末における流動資産は1,819,880千円(前連結会計年度末は2,075,508千円)となり、255,628千円減少しました。これは、現金及び預金が324,110千円減少したことが主な要因です。固定資産は2,801,026千円(前連結会計年度末は2,574,471千円)となり、226,555千円増加しました。これは、投資その他の資産に含まれる投資有価証券が218,157千円増加したことが主な要因です。これらの結果、総資産は4,620,907千円(前連結会計年度末は4,649,980千円)となり、29,073千円の減少となりました。
(負 債)
当第3四半期連結会計期間末における流動負債は1,414,554千円(前連結会計年度末は1,581,378千円)となり、166,824千円減少しました。これは、短期借入金が60,000千円増加しましたが、未払法人税等59,257千円及び、その他の流動負債に含まれる営業預り金55,494千円並びに、預り金が75,339千円減少したことが主な要因です。固定負債は1,417,475千円(前連結会計年度末は1,370,136千円)となり、47,338千円増加しました。これは、長期借入金が51,684千円増加したことが主な要因です。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は1,788,878千円(前連結会計年度末は1,698,465千円)となり、90,412千円の増加となりました。これは、四半期純利益137,842千円の計上、ストック・オプションの権利行使による資本金が9,638千円、資本剰余金が9,638千円増加したことと、配当金67,701千円の支払いによるものです。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。