有価証券報告書-第17期(令和1年7月1日-令和2年6月30日)
前連結会計年度は、決算期の変更により2018年4月1日から2019年6月30日までの15ヶ月間となっております。これにより当連結会計年度(2019年7月1日から2020年6月30日)は比較対象となる前連結会計年度と対象期間が異なるため、前連結会計年度との比較は参考として記載しており、比較分析は行っておりません。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における経済環境は、前半期は米国で景気が堅調に推移し世界景気全般をけん引する一方、国内では消費増税の影響などを受けて景気の下押し圧力が強まりました。後半期に入ってからは全世界的に新型コロナウイルス感染症の影響で大幅な景気低迷となりました。
当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、新型コロナウイルス感染症対策への関心も高く、研究開発への取り組みや健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。
このような状況の中、当社グループではメタボロミクス事業において、国内外の学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続するとともに、営業効率及び生産効率の向上に向けた組織強化等に注力してまいりました。
また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向けた研究開発を継続するとともに、新たなパイプラインや関連ビジネスの検討に取り組みました。
これらにより化学・食品分野を中心に全分野での販売が好調に推移した結果、当連結会計年度の売上高は、1,118,495千円と創業以来最高水準の売上高となりました。営業損失は17,039千円、経常損失は16,502千円、親会社株主に帰属する当期純損失は47,794千円となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載したとおり、当連結会計年度での直接的影響は生じておりません。
セグメント別には、次のとおりであります。
<メタボロミクス事業>
当事業セグメントにおいては、営業戦略を見直し営業体制の強化に取り組むなど、積極的な販促活動を展開し、大口案件の受注拡大に取り組んだことにより全分野において売上が増加しました。海外においても米国・欧州を中心に価格戦略見直しなどに取り組んだ他、アジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。この結果、売上高は1,114,180千円、セグメント利益は457,128千円となりました。
<バイオマーカー事業>
当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、測定メソッドの開発並びに臨床研究に向けた活動(臨床性能評価等)を継続しました。また、新たなパイプラインやバイオマーカー関連のビジネスの事業開発や研究開発に取り組みました。この結果、売上高は4,314千円、セグメント損失は160,824千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ170,598千円増加し、1,219,023千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは184,075千円の収入(前年同期は265,206千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失24,543千円の計上、減価償却費47,965千円の計上、メタボロミクス事業にかかる前受金49,462千円の増加、未払又は未収消費税等48,212千円の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは34,937千円の支出(前年同期は54,831千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出34,842千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは22,098千円の収入(前年同期は3,070千円の収入)となりました。これは株式の発行による収入31,812千円等によるものであります。
③ 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,411,304千円となり、前連結会計年度末に比べ196,961千円増加しました。これは、現金及び預金が170,598千円、棚卸資産が15,807千円増加したこと等によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は126,841千円となり、前連結会計年度末に比べ26,257千円減少しました。これは、工具、器具及び備品が25,322千円増加しましたが、減価償却累計額も46,514千円増加したこと等によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は300,112千円となり、前連結会計年度末に比べ184,064千円増加しました。これは、未払法人税等が33,651千円、未払金が18,265千円、その他に含まれる未払消費税等、前受金等が増加したこと等によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は22,768千円となり、前連結会計年度末に比べ14,181千円減少しました。これは、リース債務が9,787千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,215,265千円となり、前連結会計年度末に比べ821千円増加しました。これは、資本金が17,908千円、資本剰余金が17,908千円、新株予約権が14,109千円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失47,794千円を計上したこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、メタボロミクス事業のうち、試薬キットに係る部分を記載しております。
3.その他メタボロミクス事業及びバイオマーカー事業については、業務の性質上生産として把握することが困難であるため、記載しておりません。
(2) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.金額は、仕入価格によっており、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、メタボロミクス事業のうち、限外ろ過フィルターに係る部分を記載しております。
3.その他メタボロミクス事業及びバイオマーカー事業については、業務の性質上仕入として把握することが困難であるため、記載しておりません。
(3) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は、販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(4) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10に満たないため、記載しておりません。
(2) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表において、損益又は資産の状況に影響を与える見積りの判断は、一定の会計基準の範囲内において、過去の実績や判断時点で入手可能な情報に基づき合理的に行っておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高につきましては、メタボロミクス事業において、営業体制を強化することにより、食品・化学・製薬といった産業分野での大型案件の受注増につながりました。また国内外の学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続しました。バイオマーカー事業においては、PEAの研究検査受託等のバイオマーカー探索支援に取り組みました。これらの結果、売上高は1,118,495千円となりました。またメタボロミクス事業において、前連結会計年度より受注回復傾向が続いており、当連結会計年度末の受注残高は324,950千円(前連結会計年度末は266,674千円)となりました。
生産面ではメタボロミクス事業において、測定・解析に関する生産性の向上に取り組んだ結果、需要が拡大する第3四半期においても、大きな原価増なしに需要にこたえることができました。
販売費及び一般管理費につきましては、メタボロミクス事業において効率的な営業活動を推進したことや人員配置の最適化を進めたこと等により、大幅なコスト削減を行うことができました。一方で、バイオマーカー事業において、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向けた取り組みを継続するとともに、新たなパイプライン開発などに取り組み、研究開発に関する支出は前年並みとなりました。これらの結果、営業損失は17,039千円、経常損失は16,502千円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は47,794千円となりました。これは新株予約権の戻入益が特別利益として6,008千円あったものの、バイオマーカー事業において減損損失14,050千円を計上したこと、法人税等を24,230千円計上したことによります。
収益バランスのとれる体質転換が進んだと考えておりますので、引き続き必要な投資は継続しつつも、特にメタボロミクス事業におきましては、収益の最大化に向けた取り組みを推進してまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
④ 資金の財源及び資金の流動性について
当社グループはメタボロミクス事業で短中期的な収益を確保しつつ、そこで得られた資金をバイオマーカー事業に投下する戦略を採っております。現時点ではPEAの実用化・事業化に向けた投資や、バイオマーカー関連ビジネスの多面的展開に向けた投資を続けております。
現時点でのバイオマーカー事業への投資水準や、メタボロミクス事業の収益水準及び手許現預金残高等を勘案すれば、当面の資金の流動性に特段の懸念はないものと考えております。
⑤ 新型コロナウイルス感染症による経営成績等への影響について
新型コロナウイルス感染症の影響については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載したとおり、当連結会計年度での直接的影響は生じておりません。
今後の状況につきましては、学術講演会の中止・延期による営業活動の停滞、測定試料の入手遅れによる売上計上遅延などマイナスの影響も考えられますが、一方で対策となる研究開発の拡大・加速、経費支出の抑制といったポジティブな要素もあり、全体としては影響は軽微と考えております。 新型コロナウイルス感染症の更なる拡大を考慮し、業績への影響については引き続き注視してまいります。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 経営成績の状況
当連結会計年度における経済環境は、前半期は米国で景気が堅調に推移し世界景気全般をけん引する一方、国内では消費増税の影響などを受けて景気の下押し圧力が強まりました。後半期に入ってからは全世界的に新型コロナウイルス感染症の影響で大幅な景気低迷となりました。
当社グループが属するライフサイエンス業界においては、医療・介護の効率化に向け、予防医療や個別化医療を推進する動きが増え、新型コロナウイルス感染症対策への関心も高く、研究開発への取り組みや健康管理等へのニーズが世界的に高まっています。
このような状況の中、当社グループではメタボロミクス事業において、国内外の学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続するとともに、営業効率及び生産効率の向上に向けた組織強化等に注力してまいりました。
また、バイオマーカー事業においては大うつ病性障害(以下「うつ病」といいます。)バイオマーカーの事業化に向けた研究開発を継続するとともに、新たなパイプラインや関連ビジネスの検討に取り組みました。
これらにより化学・食品分野を中心に全分野での販売が好調に推移した結果、当連結会計年度の売上高は、1,118,495千円と創業以来最高水準の売上高となりました。営業損失は17,039千円、経常損失は16,502千円、親会社株主に帰属する当期純損失は47,794千円となりました。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載したとおり、当連結会計年度での直接的影響は生じておりません。
| <参考>2019年6月期 (15ヶ月) | 2020年6月期 (12ヶ月) | |
| 売上高 | 989,391千円 | 1,118,495千円 |
| 営業損失(△) | △526,175千円 | △17,039千円 |
| 経常損失(△) | △515,312千円 | △16,502千円 |
| 親会社株主に帰属する当期純損失(△) | △596,026千円 | △47,794千円 |
セグメント別には、次のとおりであります。
<メタボロミクス事業>
| <参考>2019年6月期 (15ヶ月) | 2020年6月期 (12ヶ月) | |
| 売上高 | 988,986千円 | 1,114,180千円 |
| (内国内売上高) | 816,348千円 | 933,727千円 |
| (内海外売上高) | 172,637千円 | 180,453千円 |
| セグメント利益 | 232,903千円 | 457,128千円 |
当事業セグメントにおいては、営業戦略を見直し営業体制の強化に取り組むなど、積極的な販促活動を展開し、大口案件の受注拡大に取り組んだことにより全分野において売上が増加しました。海外においても米国・欧州を中心に価格戦略見直しなどに取り組んだ他、アジア圏の市場拡大に向けた活動も活発に行いました。この結果、売上高は1,114,180千円、セグメント利益は457,128千円となりました。
<バイオマーカー事業>
| <参考>2019年6月期 (15ヶ月) | 2020年6月期 (12ヶ月) | |
| 売上高 | 405千円 | 4,314千円 |
| (内国内売上高) | 285千円 | 4,208千円 |
| (内海外売上高) | 120千円 | 106千円 |
| セグメント損失(△) | △204,294千円 | △160,824千円 |
当事業セグメントにおいては、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向け、測定メソッドの開発並びに臨床研究に向けた活動(臨床性能評価等)を継続しました。また、新たなパイプラインやバイオマーカー関連のビジネスの事業開発や研究開発に取り組みました。この結果、売上高は4,314千円、セグメント損失は160,824千円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ170,598千円増加し、1,219,023千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況は以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは184,075千円の収入(前年同期は265,206千円の支出)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失24,543千円の計上、減価償却費47,965千円の計上、メタボロミクス事業にかかる前受金49,462千円の増加、未払又は未収消費税等48,212千円の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは34,937千円の支出(前年同期は54,831千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出34,842千円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは22,098千円の収入(前年同期は3,070千円の収入)となりました。これは株式の発行による収入31,812千円等によるものであります。
③ 財政状態の分析
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産は1,411,304千円となり、前連結会計年度末に比べ196,961千円増加しました。これは、現金及び預金が170,598千円、棚卸資産が15,807千円増加したこと等によるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産は126,841千円となり、前連結会計年度末に比べ26,257千円減少しました。これは、工具、器具及び備品が25,322千円増加しましたが、減価償却累計額も46,514千円増加したこと等によるものであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債は300,112千円となり、前連結会計年度末に比べ184,064千円増加しました。これは、未払法人税等が33,651千円、未払金が18,265千円、その他に含まれる未払消費税等、前受金等が増加したこと等によるものであります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債は22,768千円となり、前連結会計年度末に比べ14,181千円減少しました。これは、リース債務が9,787千円減少したこと等によるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は1,215,265千円となり、前連結会計年度末に比べ821千円増加しました。これは、資本金が17,908千円、資本剰余金が17,908千円、新株予約権が14,109千円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失47,794千円を計上したこと等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
(1) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | <参考>前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) |
| 生産高(千円) | 生産高(千円) | |
| メタボロミクス事業 | 5,373 | 5,253 |
| 合計 | 5,373 | 5,253 |
(注)1.金額は、販売価格によっており、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、メタボロミクス事業のうち、試薬キットに係る部分を記載しております。
3.その他メタボロミクス事業及びバイオマーカー事業については、業務の性質上生産として把握することが困難であるため、記載しておりません。
(2) 仕入実績
当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | <参考>前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) |
| 仕入高(千円) | 仕入高(千円) | |
| メタボロミクス事業 | 30,932 | 16,456 |
| 合計 | 30,932 | 16,456 |
(注)1.金額は、仕入価格によっており、消費税等は含まれておりません。
2.上記の金額は、メタボロミクス事業のうち、限外ろ過フィルターに係る部分を記載しております。
3.その他メタボロミクス事業及びバイオマーカー事業については、業務の性質上仕入として把握することが困難であるため、記載しておりません。
(3) 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | <参考>前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) | ||
| 受注高(千円) | 受注残高(千円) | 受注高(千円) | 受注残高(千円) | |
| メタボロミクス事業 | 1,076,581 | 263,674 | 1,172,300 | 321,950 |
| バイオマーカー事業 | 3,405 | 3,000 | 4,314 | 3,000 |
| 合計 | 1,079,987 | 266,674 | 1,176,615 | 324,950 |
(注)金額は、販売価格で表示しており、消費税等は含まれておりません。
(4) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | <参考>前連結会計年度 (自 2018年4月1日 至 2019年6月30日) | 当連結会計年度 (自 2019年7月1日 至 2020年6月30日) |
| 販売高(千円) | 販売高(千円) | |
| メタボロミクス事業 | 988,986 | 1,114,180 |
| バイオマーカー事業 | 405 | 4,314 |
| 合計 | 989,391 | 1,118,495 |
(注)1.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、当該割合が100分の10に満たないため、記載しておりません。
(2) 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表において、損益又は資産の状況に影響を与える見積りの判断は、一定の会計基準の範囲内において、過去の実績や判断時点で入手可能な情報に基づき合理的に行っておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
売上高につきましては、メタボロミクス事業において、営業体制を強化することにより、食品・化学・製薬といった産業分野での大型案件の受注増につながりました。また国内外の学会への出展やキャンペーンといった販促活動を中心に受注拡大に向けた取り組みを継続しました。バイオマーカー事業においては、PEAの研究検査受託等のバイオマーカー探索支援に取り組みました。これらの結果、売上高は1,118,495千円となりました。またメタボロミクス事業において、前連結会計年度より受注回復傾向が続いており、当連結会計年度末の受注残高は324,950千円(前連結会計年度末は266,674千円)となりました。
生産面ではメタボロミクス事業において、測定・解析に関する生産性の向上に取り組んだ結果、需要が拡大する第3四半期においても、大きな原価増なしに需要にこたえることができました。
販売費及び一般管理費につきましては、メタボロミクス事業において効率的な営業活動を推進したことや人員配置の最適化を進めたこと等により、大幅なコスト削減を行うことができました。一方で、バイオマーカー事業において、うつ病バイオマーカーの実用化・事業化に向けた取り組みを継続するとともに、新たなパイプライン開発などに取り組み、研究開発に関する支出は前年並みとなりました。これらの結果、営業損失は17,039千円、経常損失は16,502千円となりました。親会社株主に帰属する当期純損失は47,794千円となりました。これは新株予約権の戻入益が特別利益として6,008千円あったものの、バイオマーカー事業において減損損失14,050千円を計上したこと、法人税等を24,230千円計上したことによります。
収益バランスのとれる体質転換が進んだと考えておりますので、引き続き必要な投資は継続しつつも、特にメタボロミクス事業におきましては、収益の最大化に向けた取り組みを推進してまいります。
③ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」をご参照ください。
④ 資金の財源及び資金の流動性について
当社グループはメタボロミクス事業で短中期的な収益を確保しつつ、そこで得られた資金をバイオマーカー事業に投下する戦略を採っております。現時点ではPEAの実用化・事業化に向けた投資や、バイオマーカー関連ビジネスの多面的展開に向けた投資を続けております。
現時点でのバイオマーカー事業への投資水準や、メタボロミクス事業の収益水準及び手許現預金残高等を勘案すれば、当面の資金の流動性に特段の懸念はないものと考えております。
⑤ 新型コロナウイルス感染症による経営成績等への影響について
新型コロナウイルス感染症の影響については、「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載したとおり、当連結会計年度での直接的影響は生じておりません。
今後の状況につきましては、学術講演会の中止・延期による営業活動の停滞、測定試料の入手遅れによる売上計上遅延などマイナスの影響も考えられますが、一方で対策となる研究開発の拡大・加速、経費支出の抑制といったポジティブな要素もあり、全体としては影響は軽微と考えております。 新型コロナウイルス感染症の更なる拡大を考慮し、業績への影響については引き続き注視してまいります。