四半期報告書-第44期第3四半期(平成29年10月1日-平成29年12月31日)

【提出】
2018/02/13 10:34
【資料】
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【項目】
24項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第3四半期累計期間における我が国の経済環境は、雇用・所得環境の改善が続く中、緩やかな回復基調で推移したものの、地政学的リスク等海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要もあり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社の出店エリアにおきましても、個人消費が伸び悩む中、主たる事業であるイエローハット事業では、前事業年度までの暖冬による季節用品の低迷を受け、気候に影響されない安定した収益体質の構築が最優先課題となっております。
そのような環境の中、当社におきましては、会社方針に『「良樹細根」根が細かく深く張っている木の枝葉はみごとに生い茂った良い木になる。』を掲げ、挨拶をはじめとした基本の徹底並びに事業ごとに設定した施策による粗利の向上をはかって参りました。
当第3四半期累計期間内の出退店はありません。当第3四半期会計期間末の店舗数は、イエローハットが85店舗、TSUTAYAが9店舗、アップガレージが7店舗、カーセブンが3店舗、ダイソーが2店舗、自遊空間が1店舗、宝くじ売場が5店舗、セガが1店舗の合計113店舗となっております。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高は16,460百万円となり、前年同期間比555百万円(前年同期間比3.5%増)の増収となりました。経常利益につきましては781百万円となり、前年同期間比347百万円(前年同期間比79.9%増)の増益となりました。四半期純利益は509百万円となり、前年同期間比295百万円(前年同期間比138.4%増)の増益となりました。増益の要因は主として、各事業における施策による利益率の改善等によるものであります。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[イエローハット]
当社の主たる事業であるイエローハット事業におきましては、車検獲得の強化を通じ、関連するタイヤ販売やオイル交換件数の増加をはかると共に、ポリマー、鈑金等のカーメンテナンス工賃収入の増加等、気候に影響されない安定した利益を確保することに注力して参りました。夏タイヤの需要が期を越えて集中したこと及び厳冬により冬季用品の需要が増加したこともあり、売上高は順調に推移致しました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高13,168百万円(前年同期間比3.9%増)、セグメント利益(営業利益)は876百万円(前年同期間比63.6%増)となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、低迷するレンタルをカバーするべく、主力である書籍の品揃え及び販売の強化を実施し、顧客の利便性とリピート率の向上に注力して参りました。また、話題のタイトル商品の発売が相次いだことにより、売上高は比較的順調に推移致しました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高1,825百万円(前年同期間比2.1%増)、セグメント利益(営業利益)は13百万円(前年同期間比5.7%増)となっております。
[アップガレージ]
アップガレージ事業におきましては、中古カー用品の買取強化を実施し、顧客のニーズにあった在庫の確保に注力し、売上高は順調に推移致しました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高816百万円(前年同期間比3.8%増)、セグメント利益(営業利益)は75百万円(前年同期間比38.1%増)となっております。
[その他]
ダイソー事業、保険事業並びに不動産賃貸事業におきましては、売上高は順調に推移致しました。
自遊空間事業、カーセブン事業並びに宝くじ事業におきましては、売上高は低調に推移致しました。
この結果、当第3四半期累計期間の業績は、売上高649百万円(前年同期間比1.2%減)、セグメント利益(営業利益)は78百万円(前年同期間比3.3%増)となっております。
(2)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第3四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(3)研究開発活動
該当事項はありません。
(4)財政状態の分析
① 資産
当第3四半期会計期間末における流動資産の残高は1,473百万円増加し、8,707百万円(前事業年度末7,233百万円)となりました。これは主に、未収入金(その他の流動資産)が160百万円減少したものの、現金及び預金が1,212百万円、商品が293百万円増加したことによるものであります。
また、固定資産の残高は109百万円減少し、6,757百万円(前事業年度末6,866百万円)となりました。これは主に、建物が120百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産残高は15,464百万円(前事業年度末14,100百万円)となりました。
② 負債
当第3四半期会計期間末における流動負債の残高は1,158百万円増加し、6,298百万円(前事業年度末5,140百万円)となりました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が96百万円減少したものの、短期借入金が900百万円、未払法人税等が127百万円増加したことによるものであります。
また、当第3四半期会計期間末における固定負債の残高は288百万円減少し、2,863百万円(前事業年度末3,151百万円)となりました。これは主に、退職給付引当金が69百万円増加したものの、長期借入金が335百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は9,162百万円(前事業年度末8,292百万円)となりました。
③ 純資産
当第3四半期会計期間末における純資産の残高は494百万円増加し、6,302百万円(前事業年度末5,807百万円)となりました。これは主に、四半期純利益を509百万円計上したことによるものであります。
(5)主要な設備
当第3四半期累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前事業年度末における計画に著しい変更はありません。