四半期報告書-第42期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)

【提出】
2015/11/12 11:56
【資料】
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【項目】
27項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期累計期間における我が国の経済環境は、企業収益や雇用情勢の改善など緩やかな回復基調にあるものの、円安に伴う物価の上昇、世界的な株式市場の下落等を背景に、景気の先行きにつきましては依然として不透明な状況が続いております。
当社の出店エリアにおきましても、消費者の節約志向が継続した影響もあり、売上高は低調に推移致しました。
そのような環境の中、当社におきましては、会社方針に「ホットマンは深化・進化・新化する集団〈行動の数だけ結果が出る〉」を掲げ、基本に立ち返り「挨拶」「掃除」「結果につながる行動」を3つの柱とし、消費再増税に備え営業力の強化をはかって参りました。
平成27年4月に福島県本宮市と長野県安曇野市にイエローハット各1店舗の新規出店を行い、フランチャイズ契約の終了によりガリバー事業(3店舗)を撤退致しました。同年5月より新たにカーセブン事業(3店舗)を開始し、同年7月に長野県上田市にイエローハット1店舗、同年9月に秋田県秋田市にアップガレージ1店舗を新規出店致しました。当第2四半期累計期間末の店舗数は、イエローハットが85店舗(前年同期間比4店舗増)、TSUTAYAが10店舗、アップガレージが7店舗(前年同期間比1店舗増)、カーセブンが3店舗(前年同期間比3店舗増)、ダイソーが2店舗、自遊空間が1店舗、宝くじ売場が5店舗、セガが1店舗の合計114店舗となっております。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高は8,966百万円となり、前年同期間比140百万円(前年同期間比1.6%増)の増収となっております。経常損失につきましては318百万円(前年同期間476百万円の経常損失)となっております。四半期純損失は258百万円(前年同期間396百万円の四半期純損失)となっております。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[イエローハット]
当社の主たる事業であるイエローハット事業におきましては、平成27年4月に福島県本宮市にイエローハット本宮戸崎店、長野県安曇野市にイエローハット安曇野店、同年7月に長野県上田市にイエローハット上田原店の新規出店を行いました。イエローハットの重点販売として、昨年に引き続き車検・整備を中心としたサービス部門の強化をはかると共に、リピート率の高いカード会員の獲得に積極的に取り組んで参りました。平成27年4月はタイヤ販売・車検等サービス部門の売上が好調であったものの、同年5月以降の売上高は低調に推移致しました。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高6,899百万円(前年同期間比2.9%増)、セグメント損失(営業損失)は209百万円(前年同期間344百万円のセグメント損失(営業損失))となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、主力であるレンタルと書籍販売で苦戦したものの、高利益商品の販売に注力し、減収増益となっております。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高1,267百万円(前年同期間比2.5%減)、セグメント利益(営業利益)は34百万円(前年同期間比17.2%増)となっております。
[その他]
アップガレージ事業におきましては、平成27年9月に秋田県秋田市にアップガレージ秋田店を新規出店致しました。同年4月から比較的順調に推移しておりました売上高は、同年7月以降低調に推移致しました。
平成27年5月より新たに開始したカーセブン事業におきましては、車輌展示等の外部アピールを積極的に実施し、集客活動に注力致しました。低調に推移しておりましたガリバー事業と比べ、売上高は回復傾向にあります。
自遊空間事業におきましては、震災復興関連需要の鎮静化に伴い来店数が減少し、売上高は低調に推移致しました。
ダイソー・宝くじ事業におきましては、売上高は比較的順調に推移致しました。
なお、ガリバー事業(3店舗)につきましては、平成27年4月に撤退しております。
この結果、当第2四半期累計期間の業績は、売上高799百万円(前年同期間比2.5%減)、セグメント利益(営業利益)は14百万円(前年同期間比70.7%増)となっております。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ203百万円増加し736百万円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、110百万円(前年同期間は840百万円の支出)となりました。
これは主に、税引前四半期純損失が327百万円及び法人税等の支払額が221百万円あったものの、未収入金の減少が301百万円、仕入債務の増加が128百万円及び減価償却費が185百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、248百万円(前年同期間は146百万円の支出)となりました。
これは主に、定期預金の払戻による収入が107百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が304百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られら資金は、341百万円(前年同期間は156百万円の支出)となりました。
これは主に長期借入金の返済による支出が577百万円、配当金の支払額が72百万円及び社債の償還による支出が50百万円あったものの、長期借入れによる収入が700百万円、短期借入金の増加が350百万円あったことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期会計期間末における流動資産の残高は52百万円減少し、7,161百万円(前事業年度末7,214百万円)となりました。これは主に、現金及び預金が150百万円、商品が106百万円増加したものの、未収入金(その他の流動資産)が301百万円減少したことによるものであります。
また、固定資産の残高は124百万円増加し、7,120百万円(前事業年度末6,996百万円)となりました。これは主に、建設仮勘定(その他の有形固定資産)が191百万円減少したものの、建物が260百万円、構築物(その他の有形固定資産)が43百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産残高は14,282百万円(前事業年度末14,210百万円)となりました。
② 負債
当第2四半期会計期間末における流動負債の残高は257百万円増加し、5,717百万円(前事業年度末5,459百万円)となりました。これは主に、未払法人税等が208百万円、未払消費税等(その他の流動負債)が87百万円減少したものの、短期借入金が350百万円、買掛金が128百万円増加したことによるものであります。
また、当第2四半期会計期間末における固定負債の残高は142百万円増加し、3,116百万円(前事業年度末2,973百万円)となりました。これは主に、長期借入金が96百万円、退職給付引当金が55百万円増加したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は8,833百万円(前事業年度末8,432百万円)となりました。
③ 純資産
当第2四半期会計期間末における純資産の残高は328百万円減少し、5,449百万円(前事業年度末5,777百万円)となりました。これは主に、四半期純損失を258百万円計上並びに剰余金の配当を72百万円支払ったことによるものであります。
(6)主要な設備
当第2四半期累計期間において、主要な設備の著しい変動及び主要な設備の前事業年度末における計画に著しい変更はありません。