四半期報告書-第43期第2四半期(平成28年7月1日-平成28年9月30日)

【提出】
2016/11/14 9:57
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【項目】
28項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1)業績の状況
当第2四半期連結累計期間における我が国の経済環境は雇用・所得情勢が引き続き堅調に推移する中、株式・金融市場の変動の影響もあり、景気の先行きにつきましては依然として不透明な状況が続いております。
当社グループの出店エリアにおきましても、長期化する消費者の節約志向に加え、消費再増税延期に伴う駆け込み需要の剥落により、売上高は低調に推移致しました。
そのような環境の中、当社グループにおきましては、会社方針に「あるもの活かし」を掲げ、今ある「人」「商品」「店舗」「資産」「技術」「信用」を最大限に活用し、売場の改装を始めサービスの提供を中心に強化をはかって参りました。
平成28年8月にスクラップアンドビルドにより、仙台市若林区にあるTSUTAYA沖野店を退店し、同年9月同区にTSUTAYA仙台荒井店を出店致しました。当第2四半期連結累計期間末の店舗数は、イエローハットが85店舗、TSUTAYAが蔦屋書店(連結子会社)を含め10店舗、アップガレージが7店舗、カーセブンが3店舗、ダイソーが2店舗、自遊空間が1店舗、宝くじ売場が5店舗、セガが1店舗の合計114店舗となっております。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高は8,716百万円、経常損失は360百万円、親会社株主に帰属する四半期純損失は283百万円となりました。
セグメント別の業績は次の通りであります。
[イエローハット]
当社グループの主たる事業であるイエローハット事業におきましては、重点販売として、中長期で取り組んでいる車検・整備を中心としたカーメンテナンスの充実に加え、サービス関連商品の販売強化をはかって参りました。昨今の交通事情の変化や新たなインフラに伴い、ドライブレコーダー等の高粗利商品の販売が比較的好調であったものの、消費者の節約志向が長期化する中、ナビゲーションやアルミホイール等の高額商品の売上は依然として厳しい状況となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高6,635百万円、セグメント損失(営業損失)は206百万円となっております。
[TSUTAYA]
TSUTAYA事業におきましては、平成28年8月にTSUTAYA沖野店を退店し、同年9月に当社TSUTAYA事業最大の売場面積を誇るTSUTAYA仙台荒井店を出店致しました。主力である書籍は安定的に販売できたものの、高粗利のレンタル売上高が低迷致しました。また、平成28年3月末に営業を開始致しました連結子会社である㈱多賀城蔦屋書店が運営する蔦屋書店におきましても、同様の推移となりました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高1,213百万円、セグメント損失(営業損失)は14百万円となっております。
[アップガレージ]
アップガレージ事業におきましては、売場の改装と買取強化に注力したこと並びにアップガレージ秋田店(平成27年9月に出店)の軌道化により、売上高は比較的順調に推移致しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高440百万円、セグメント損失(営業損失)は7百万円となっております。
[その他]
ダイソー事業におきましては、季節に合わせた売場の改装に加え、陳列商品の改善に伴い、売上高は順調に推移致しました。
カーセブン事業、自遊空間事業及び宝くじ事業におきましては、売上高は低調に推移致しました。
不動産賃貸事業におきましては、順調に推移致しました。
この結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高426百万円、セグメント利益(営業利益)は43百万円となっております。
なお、前第2四半期連結累計期間は四半期連結財務諸表を作成していないため、前年同四半期との比較分析は行っておりません。(以下「(2)キャッシュ・フローの状況」においても同じ。)
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、635百万円となりました。
当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、153百万円となりました。
これは主に、売上債権が185百万円、未収入金が398百万円減少したものの、たな卸資産が266百万円増加、税金等調整前四半期純損失が371百万円及び法人税等の支払額が230百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、207百万円となりました。
これは主に、敷金及び保証金の回収による収入が150百万円あったものの、有形固定資産の取得による支出が225百万円及び敷金及び保証金の差入による支出が109百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、224百万円となりました。
これは主に長期借入金の返済による支出が583百万円、配当金の支払額が72百万円及び自己株式の取得による支出が108百万円あったものの、短期借入金の純増減額が500百万円の増加及び長期借入れによる収入が500百万円あったことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、当社が対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
該当事項はありません。
(5)財政状態の分析
① 資産
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は294百万円減少し、7,373百万円(前連結会計年度末7,668百万円)となりました。これは主に、商品が267百万円増加したものの、売掛金が185百万円、未収入金(その他の流動資産)が398百万円減少したことによるものであります。
また、当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は52百万円増加し、7,114百万円(前連結会計年度末7,061百万円)となりました。これは主に、工具、器具及び備品(その他の有形固定資産)が63百万円増加したことによるものであります。
この結果、総資産残高は14,487百万円(前連結会計年度末14,729百万円)となりました。
② 負債
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は284百万円増加し、5,840百万円(前連結会計年度末5,555百万円)となりました。これは主に、未払法人税等が218百万円減少したものの、短期借入金が500百万円増加したことによるものであります。
また、当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は57百万円減少し、3,273百万円(前連結会計年度末3,330百万円)となりました。これは主に、長期借入金が76百万円減少したことによるものであります。
この結果、負債合計残高は9,114百万円(前連結会計年度末8,886百万円)となりました。
③ 純資産
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は469百万円減少し、5,373百万円(前連結会計年度末5,842百万円)となりました。これは主に、自己株式を108百万円取得し、親会社株主に帰属する四半期純損失を283百万円計上及び剰余金の配当を72百万円支払ったことによるものであります。
(6)主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、主要な設備の著しい変動及び前連結会計年度末における主要な設備の計画に著しい変更はありません。