有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2014/11/20 15:00
【資料】
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【項目】
102項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。
なお、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との対比については記載しておりません。
(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
連結財務諸表の作成に当たり、資産及び負債または損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の財務諸表作成時に入手可能な情報に基づき合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(2)経営成績の分析
第14期連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
(売上高)
当連結会計年度の売上高は317百万円となりました。この主な要因は、Insight Intelligenceが順調に売上を伸ばした結果、SaaSの売上拡大に寄与したことによるものであります。また、新設したソリッドインテリジェンス株式会社によるリサーチコンサルティングも初年度ながら売上高78百万円とデータセクショングループの売上拡大に大きく貢献しております。
(売上原価)
当連結会計年度の売上原価は98百万円となりました。この主な内訳は、人件費61百万円、業務委託費28百万円であります。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は161百万円となりました。この主な内訳は、人件費84百万円、研究開発費31百万円によるものであります。
(営業外損益及び特別損益)
営業外損益の主な内訳は消費税免除益2百万円であります。
以上の結果、当連結会計年度における業績は、売上高317百万円、営業利益57百万円、経常利益60百万円、当期純利益45百万円となりました。
第15期第2四半期連結累計期間(自 平成26年4月1日 至 平成26年9月30日)
(売上高)
当第2四半期連結累計期間の売上高は176百万円となりました。この主な要因は、Insight Intelligenceが順調に売上を伸ばした結果、SaaSの売上拡大に寄与したことによるものであります。また、ソリッドインテリジェンス株式会社によるリサーチコンサルティングもデータセクショングループの売上拡大に大きく貢献しております。
(売上原価)
当第2四半期連結累計期間の売上原価は54百万円となりました。この主な内訳は、人件費47百万円、業務委託費12百万円であります。
(販売費及び一般管理費)
当第2四半期連結累計期間の販売費及び一般管理費は82百万円となりました。この主な内訳は、人件費46百万円、研究開発費16百万円によるものであります。
(営業外損益及び特別損益)
営業外損益の主な内訳は持分法による投資利益2百万円であります。
以上の結果、当第2四半期連結累計期間における業績は、売上高176百万円、営業利益39百万円、経常利益40百万円、四半期純利益28百万円となりました。
(3) 財政状態の分析
第14期連結会計年度(自 平成25年4月1日 至 平成26年3月31日)
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は、256百万円となりました。この主な内訳は、現金及び預金が188百万円、受取手形及び売掛金が60百万円であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は、66百万円となりました。この主な内訳はソフトウエアが29百万円、保険積立金16百万円であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は、34百万円となりました。この主な内訳は、未払金が7百万円、未払法人税等が12百万円であります。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は、1百万円となりました。この内訳は、資産除去債務が1百万円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、286百万円となりました。この内訳は、資本金99百万円、資本剰余金71百万円、利益剰余金116万円であります。
第15期第2四半期連結累計期間(自 平成26年4月1日 至 平成26年9月30日)
(流動資産)
当第2四半期連結会計期間末における流動資産の残高は、491百万円となり、前連結会計年度末に比べて235百万円増加いたしました。この主な要因は、普通預金が219百万円増加、受取手形及び売掛金が9百万円増加したことによるものであります。
(固定資産)
当第2四半期連結会計期間末における固定資産の残高は、93百万円となり、前連結会計年度末に比べて26百万円増加いたしました。この主な要因は、減価償却費の計上により有形固定資産と無形固定資産が減少したものの、制作中のソフトウエアが31百万円増加したことによるものであります。
(流動負債)
当第2四半期連結会計期間末における流動負債の残高は、62百万円となり、前連結会計年度末に比べ27百万円増加いたしました。この主な要因は、未払法人税等が2百万円増加、未払消費税等が7百万円増加、前受金が7百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
当第2四半期連結会計期間末における固定負債の残高は、1百万円となり、前連結会計年度末に比べて0百万円増加いたしました。この要因は、資産除去債務の利息費用であります。
(純資産)
当第2四半期連結会計期間末における純資産の残高は、520百万円となり、前連結会計年度末に比べて234百万円増加いたしました。この主な要因は、第三者割当増資により205百万円を計上すると共に、四半期純利益を28百万円計上したことによるものであります。
(4)キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「第2 事業の状況 1業績等の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
(5)経営戦略の現状と見通し
ソーシャル・ビッグデータを活用したビジネスモデルには様々な可能性があると当社では認識しており、当社では常に数多くのアイディアを捻出し、試行錯誤を繰り返してソーシャル・ビッグデータを活用した新規ビジネスの創出に取り組んでおります。これらのアイディアを具体的なビジネス企画に落とし込み、早いタイミングで開発していくことが、ビッグデータ分析に関する新規ビジネスを創出する上で必要であると認識しております。
当社では当社ビジネス企画部又は様々な分野のパートナーとの連携により、ビッグデータに関する様々な新規ビジネスを創出すべく、仮説・検証のサイクルを高速でまわし、優良な新規ビジネスを継続的に立ち上げる方針であります。
(6)経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の財政状態及び経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 4 事業等のリスク」に記載のとおりであります。