有価証券報告書-第8期(平成29年9月1日-平成30年8月31日)

【提出】
2018/11/30 14:42
【資料】
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【項目】
82項目
業績等の概要
(1)業績
当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善が続く中で、緩やかな改善傾向にありますが、個人の消費については経済の先行きが不透明なこともあり、依然として楽観視できない状況が続いております。
このような経済環境の中、有効求人倍率は高水準で推移しており、人材採用の需要は活発な状況が続いております。また、就労者の転職活動、学生の就職活動や企業の人材採用活動におけるインターネットや機械学習などのテクノロジーの活用についても拡大傾向にあります。
このような事業環境の下、当社ビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly(ウォンテッドリー)」は堅調に成長を続け、平成30年8月末時点で登録企業ユーザ数は前連結会計年度末から3,940社増加し28,807社、登録個人ユーザ数は前連結会計年度末から594,101人増加し1,484,713人となりました。
また、主力サービス「Wantedly Visit」「Wantedly Admin」のサービス改善への取り組みや営業および顧客対応の体制強化により既存サービスの拡大を図る一方で、新規サービスの名刺管理アプリ「Wantedly People」の展開や海外市場の開拓も進めております。
以上の結果、当連結会計年度の営業収益は、2,163,444千円(前連結会計年度比67.7%増)、営業利益は181,012千円(前連結会計年度比182.5%増)、経常利益は177,465千円(前連結会計年度比198.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は103,684千円(前連結会計年度比303.5%増)となりました。
なお、当社グループは「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、636,111千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は225,505千円(前連結会計年度は88,070千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益177,465千円の発生によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により支出した資金は98,025千円(前連結会計年度は58,378千円の支出)となりました。これは、主として有形固定資産の取得による支出71,975千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により得られた資金は46,231千円となりました。これは、主として自己株式の処分による収入45,000千円によるものであります。
生産、受注及び販売の実績
(1)生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
(2)受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
(3)販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 平成29年9月1日
至 平成30年8月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
ビジネスSNS事業2,163,44467.7
合計2,163,44467.7

(注) 1.当社はビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先についても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
(1)重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 連結財務諸表等」に記載しております。
(2)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における資産は、前連結会計年度末に比べ367,768千円増加し、1,204,036千円となりました。
このうち、流動資産は、前連結会計年度末に比べ287,633千円増加し、905,404千円となりました。この主な内訳は、現金及び預金の増加170,883千円、売掛金の増加79,895千円が主な要因であります。
固定資産は、80,135千円増加し、298,631千円となりました。この主な内訳は、建物の増加41,506千円が主な要因であります。
(負債)
当連結会計年度末における負債は、前連結会計年度末に比べ219,346千円増加し、570,658千円となりました。
このうち、流動負債は、前連結会計年度末に比べ219,346千円増加し、570,658千円となりました。この主な内訳は前受金81,235千円であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産は148,422千円増加し、633,378千円となりました。その内訳は資本金226,662千円、資本剰余金215,133千円、利益剰余金195,389千円であります。
(3)経営成績の分析
(営業収益)
当連結会計年度の営業収益は、2,163,444千円(前年同期比67.7%増)となりました。これは基本プラン及びオプションの有料利用企業社数の増加並びに1社あたりの平均単価上昇によるものです。
(営業費用、営業損益)
当連結会計年度の営業費用は、1,982,431千円(前年同期比61.7%増)となりました。これは、事業拡大に伴う人員の増加による給与等の支払が増加したこと、また広告宣伝費が増加したことによるものです。
この結果、営業利益は181,012千円(前年同期比182.5%増)となりました。
(経常損益)
当連結会計年度の営業外収益は734千円となりました。また、営業外費用は4,280千円となりました。この結果、経常利益は177,465千円(前年同期比198.9%増)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純損益)
税金等調整前当期純利益は177,465千円(前年同期比198.92%増)となり、親会社に帰属する当期純利益は
103,684千円(前年同期比303.5%増)となりました。
(4)キャッシュ・フローの状況
各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 業績等の概要(2)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
(5)経営成績に重要な影響を与える要因
経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載しております。
(6)経営戦略の現状と見通し
当社グループでは、ビジネスSNSプラットフォーム「Wantedly」を展開するビジネスSNS事業において、個人・企業双方のユーザ基盤を核として、既存ユーザによるコンテンツ投稿などのサービス利用が新規ユーザを呼び込む成長サイクルを内包しております。
このサイクルをさらに強化し、サービス間でのユーザの遷移、それぞれのデータ・つながり情報・コンテンツの連携・融通などを推し進め、また国内に加えてアジアをはじめとする海外市場へ展開を広げることで、ユーザ基盤の拡大ならびに既存ユーザの継続利用を加速します。また、「Wantedly People」や「Wantedly Visit」の開発で培った機械学習技術やアルゴリズム技術を基盤に人工知能技術の開発を進め、ユーザ基盤を核とするデータベース(ビッグデータ)と掛け合わせることで新たな機能やサービスの創造に取り組んで参ります。加えて、ビジネスにおける情報発信・マッチング・コミュニケーションを支えるプラットフォームとして、教育、金融、交通、不動産、通信、飲食などさまざまな領域の事業者との連携を図り、「すべての働く人たちのインフラ」となることを目指して参ります。
このように、「Wantedly(ウォンテッドリー)」全体の利用者数を拡大しながら、主力の収益源である採用ソリューションの「Wantedly Admin」に加えて、「Wantedly People」の広告ソリューション、個人課金の「Wantedlyプレミアム」をはじめとする新たな収益源や新規事業の創出・拡充を進め、利用者あたりの収益を高めることで、当社グループの収益拡大ならびに収益性の向上を図って参りたいと考えております。

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