有価証券報告書-第15期(2024/09/01-2025/08/31)

【提出】
2025/11/25 15:31
【資料】
PDFをみる
【項目】
130項目
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、物価上昇と人手不足を背景とした賃金の改善が継続することで景気回復基調にあるものの、国外に目を向けると、米国の関税政策等による不確実性が高く、国内景気が一時的に鈍化する恐れがあるため、依然として不透明な状況が継続しております。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。
このような事業環境の下、当社グループは主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図るとともに、「Engagement Suite」及び新規事業領域の「Wantedly Hire」の提供を進めており、2025年8月末時点で登録企業ユーザ数は4.3万社(※)、登録個人ユーザ数は432万人(※)となりました。
当社グループの営業収益は基本プランの利用料であるストック収益及びスカウトオプション等の販売のフロー収益の2つの種類に分解して認識しております。ストック収益とフロー収益がともに前期比で伸長したことで、当連結会計年度の営業収益は、4,908,830千円(前年同期比4.0%増)、営業利益は1,644,847千円(同3.2%増)、経常利益は1,644,044千円(同4.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,083,381千円(同4.5%増)となりました。
なお、当社グループは「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は6,675,781千円で、前連結会計年度末に比べて1,715,719千円増加しております。現金及び預金の増加1,715,183千円が主な要因であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は482,480千円で、前連結会計年度末に比べて174,340千円増加しております。敷金の増加152,505千円が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は2,247,720千円で、前連結会計年度末に比べて985,214千円増加しております。未払金の増加155,197千円及び前受金の増加800,000千円が主な要因であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は4,910,541千円で、前連結会計年度末に比べて904,844千円増加しております。配当による利益剰余金の減少189,947千円及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,083,381千円が主な要因であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べて1,715,183千円増加し、6,237,144千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は2,064,375千円(前連結会計年度は1,023,819千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益1,662,292千円の計上、移転補償金の受取額800,000千円、法人税等の支払額595,447千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は160,670千円(前連結会計年度は15,810千円の支出)となりました。これは主として、敷金及び保証金の差入による支出142,110千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は189,683千円(前連結会計年度は189,242千円の支出)となりました。これは、配当金の支払額189,683千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2024年9月1日
至 2025年8月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
ビジネスSNS事業4,908,830+4.0
合計4,908,830+4.0

(注)1.当社グループはビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先についても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針及び見積りは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.営業収益
当連結会計年度の営業収益は4,908,830千円(前年同期比4.0%増)となりました。これは主に顧客単価の改善によるものであります。
b.営業費用、営業利益
当連結会計年度の営業費用は3,263,982千円(前年同期比4.4%増)となりました。これは主に従業員の増加に伴う人件費の増加及び「Wantedly Hire」に係る広告キャンペーン実施等により広告宣伝費が増加したことによるものであります。
この結果、営業利益は1,644,847千円(前年同期比3.2%増)となりました。
c.営業外収益、営業外費用、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は23,119千円(前年同期比189.2%増)、営業外費用は23,922千円(前年同期比4.0%増)となりました。営業外収益は主に受取利息の増加及び違約金収入の計上等、営業外費用は主に為替差損の計上によるものであります。
この結果、経常利益は1,644,044千円(前年同期比4.1%増)となりました。
d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度において、特別利益として解約返戻金73,888千円及び特別損失として本社移転費用55,640千円を計上しております。この結果、税金等調整前当期純利益は1,662,292千円(前年同期比5.3%増)となりました。
また、法人税等は578,910千円となり、この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,083,381千円(前年同期比4.5%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主な資金需要は、営業や開発の人員拡大、新規事業の開発費用など当社の成長戦略に基づく投資に加え、広告宣伝費、人件費、サーバーの利用料等の営業費用、及び配当金の支払となっております。これらの資金需要は、営業キャッシュ・フローから生じる自己資金によって賄っております。
なお、当連結会計年度末における借入金の残高はなく、現金及び預金の残高は6,237,144千円であり、事業運営上必要な資金は確保されていると認識しております。
また、当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、サービスの性質、国際事業展開、コンプライアンス等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。