有価証券報告書-第14期(2023/09/01-2024/08/31)

【提出】
2024/11/28 15:30
【資料】
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【項目】
121項目
(1)経営成績等の状況の概要
① 経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、緩やかな景気回復に加え、物価高と賃金上昇の傾向は継続する見通しです。一方で、世界的な金融引き締め局面からの転換期を迎える中、米中対立やウクライナ紛争の長期化といった地政学リスクを抱えており依然として先行き不透明な状況が継続しております。他方、国内における有効求人倍率は堅調に推移しております。また、就労者の転職活動や学生の就職活動は多様化しており、様々な採用手法を用いた採用活動が行われております。
このような事業環境の下、当社グループは主力プロダクトである「Wantedly Visit」の継続的な開発・改善を図るとともに、「Engagement Suite」の提供を進めており、2024年8月末時点で登録企業ユーザ数は4.2万社(※)、登録個人ユーザ数は409万人(※)となりました。
当社グループの営業収益は基本プランの利用料であるストック収益及びスカウトオプション等の販売のフロー収益の2つの種類に分解して認識しております。顧客単価の改善によりストック収益は堅調に増加したものの、フロー収益は低調に推移したことにより、当連結会計年度の営業収益は、4,722,125千円(前年同期比0.5%減)、営業利益は1,594,370千円(同0.3%増)、経常利益は1,579,367千円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,036,414千円(同4.1%増)となりました。
なお、当社グループは「ビジネスSNS事業」の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
※ 国内向けサービスのユーザ数を示しております。
② 財政状態の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は4,960,062千円で、前連結会計年度末に比べて742,699千円増加しております。現金及び預金の増加820,927千円が主な要因であります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は308,140千円で、前連結会計年度末に比べて25,707千円増加しております。繰延税金資産の増加35,476千円が主な要因であります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は1,262,505千円で、前連結会計年度末に比べて84,456千円減少しております。未払金の減少134,649千円及び賞与引当金の増加72,586千円が主な要因であります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は4,005,697千円で、前連結会計年度末に比べて852,862千円増加しております。配当による利益剰余金の減少189,947千円及び親会社株主に帰属する当期純利益の計上1,036,414千円が主な要因であります。
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末と比べて820,927千円増加し、4,521,960千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動により得られた資金は1,023,819千円(前連結会計年度は864,800千円の収入)となりました。これは主として、税金等調整前当期純利益1,579,367千円の計上、法人税等の支払額563,548千円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動により使用した資金は15,810千円(前連結会計年度は14,692千円の支出)となりました。これは主として、有形固定資産の取得による支出16,654千円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動により使用した資金は189,242千円(前連結会計年度は92,264千円の収入)となりました。これは、配当金の支払額189,242千円によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。
b.受注実績
当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2023年9月1日
至 2024年8月31日)
販売高(千円)前年同期比(%)
ビジネスSNS事業4,722,125△0.5
合計4,722,125△0.5

(注)1.当社グループはビジネスSNS事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。
2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、いずれの販売先についても当該割合が10%未満のため記載を省略しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針及び見積りは後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に記載しております。
② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.営業収益
当連結会計年度の営業収益は4,722,125千円(前年同期比0.5%減)となり、前連結会計年度と同水準を維持しております。これは主にストック収益が堅調に増加した一方で、フロー収益が低調に推移したことによるものであります。
b.営業費用、営業利益
当連結会計年度の営業費用は3,127,754千円(前年同期比0.9%減)となり、前連結会計年度と同水準を維持しております。これは主に人件費及び外注費が増加した一方で、適切なコストコントロールにより事業効率化を推進した結果、広告宣伝費等が減少したことによるものであります。
この結果、営業利益は1,594,370千円(前年同期比0.3%増)となりました。
c.営業外収益、営業外費用、経常利益
当連結会計年度の営業外収益は7,994千円(前年同期比65.2%増)、営業外費用は22,998千円(前年同期比24.1%減)となりました。営業外収益は主にその他営業外収益の増加、営業外費用は主に為替差損の減少によるものであります。
この結果、経常利益は1,579,367千円(前年同期比1.0%増)となりました。
d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益
当連結会計年度の税金等調整前当期純利益は1,579,367千円(前年同期比1.1%増)となり、法人税等合計542,952千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,036,414千円(前年同期比4.1%増)となりました。
③ キャッシュ・フローの分析の状況・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析につきましては、前記「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。
b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの主な資金需要は、営業や開発の人員拡大、新規事業の開発費用など当社の成長戦略に基づく投資に加え、広告宣伝費、人件費、サーバーの利用料等の営業費用、及び配当金の支払となっております。これらの資金需要は、営業キャッシュ・フローから生じる自己資金によって賄っております。
なお、当事業年度末における借入金の残高はなく、現金及び預金の残高は4,521,960千円であり、事業運営上必要な資金は確保されていると認識しております。
また、当社の配当政策につきましては、「第4 提出会社の状況 3 配当政策」に記載しております。
④ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、前記「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、サービスの性質、国際事業展開、コンプライアンス等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。
そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。

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