有価証券報告書-第70期(2022/04/01-2023/03/31)

【提出】
2023/06/26 14:47
【資料】
PDFをみる
【項目】
147項目
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において当社グループが判断したものであります。
(1)会社の経営理念
当連結会計年度において、三井住友トラスト・グループの経営理念を根幹に置きつつ、加えて当社の存在意義と目指す姿を明らかにすべく、パーパス・ビジョンを策定いたしました。
これにより、当社の経営理念は、コーポレートスローガン「あなたの『ありがとう』のために」の下、「パーパス」・「ミッション」・「ビジョン」・「バリュー」の4つから構成される形となっております。
それぞれの概念と具体的な指針は以下の通りです。
0102010_001.png
0102010_002.png
(2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等
2023年度を初年度とする中期経営計画では、中期経営計画最終年度での達成を目指し、以下の経営指標を目標として掲げております。
項目2026年3月期目標
売上総利益295億円
経常利益92億円

(3)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
1.中期経営計画
2023年度を初年度とする新たな中期経営計画の策定にあたり、社会的価値創出と経済的価値創出を両立し、事業を通じて社会的な価値を提供していくことが重要と捉え、当社の持続的な成長のために最も優先的に取組むべき課題として、3つのマテリアリティを特定いたしました。
0102010_003.png
これら「マテリアリティ」を踏まえ、事業環境の変化に対応し、事業モデル転換の実現のために、2023年度からの3ヵ年を計画年度とする新たな中期経営計画を策定いたしました。
本中期経営計画では、社会的価値創出と経済的価値創出の両立を根幹に据えて、資本を有効的に活用していくことを成長戦略の骨子と位置付け、以下の経営戦略を掲げております。
0102010_004.png
2.環境認識を踏まえた2023年度の取組み
経済状況は、ウィズコロナの下で各種制限の緩和を受け、経済活動の正常化が進みつつある一方、世界的なインフレの進行、原材料価格やエネルギー価格の高騰等により、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような状況下、2023年度は新中期経営計画を踏まえ、以下の3点をキーワードにして、課題に取組んでまいります。
① 新たな領域に挑戦する人財育成
② 全員活躍、生産性向上
③ リターン追求、リスク管理の高度化
これらにより、社会的価値創出と経済的価値創出の両立を目指し、お客様から選ばれ続ける会社づくりに取組んでまいります。