有価証券報告書-第21期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/25 15:30
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【項目】
73項目
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
(a) 全社業績
当事業年度におけるわが国経済は、雇用情勢や企業収益の改善を背景に、緩やかな回復基調にあるものの、米国政権の動向などによる世界経済の不確実性から、依然として先行き不透明な状況が続いております。
外食業界におきましては、業界全体として緩やかな回復基調にあるものの、人材不足の深刻化による人件費・採用費の上昇、原材料の高騰や企業間競争の激化など、依然として厳しい状況が続いております。
このような状況の中、当社は『あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団』というグループミッションのもと、より多くのお客様におもてなしによって感動を提供する為に、事業の拡大、優秀な人材の確保及びサービス力向上に注力して参りました。
この結果、当事業年度における売上高は6,149,693千円(前事業年度比13.5%増)、営業利益244,602千円(前事業年度比55.4%増)、経常利益243,456千円(前事業年度比58.0%増)、当期純利益154,292千円(前事業年度比102.6%増)となりました。
また、当事業年度における資産は3,641,345千円(前事業年度末比23.1%増)、負債2,531,128千円(前事業年度末比1.9%増、純資産1,110,216千円(前事業年度末比134.1%増)となりました。
(b) セグメント業績
飲食事業においては、新規出店によるブランドの認知向上、サービス力向上及び店舗オペレーションの改善、自社アプリ会員の獲得によるリピーター客数の増加に継続して注力してまいりました。
当事業年度における新規出店に関しては、都心部への出店(屋台屋博多劇場六本木店、こだわりもん一家渋谷店等)の他、株式会社ダイヤモンドダイニングに開発支援を受け「ガレージダイニングプロジェクト」(駐車場などの遊休地にアメリカから取り寄せたスチールキャビンを設置する出店形式)として出店した屋台屋博多劇場大井町店、埼玉県内への出店(屋台屋博多劇場本川越店)、業態初となる商業施設への出店(屋台屋博多劇場海浜幕張店)を含む直営店10店舗(こだわりもん一家2店舗、屋台屋博多劇場8店舗)を出店し、直営店が合計で46店舗(前事業年度末比10店舗増)となりました。
屋台屋博多劇場業態におきましては、消費者ニーズを考慮し、メニュー構成の改善によりリーズナブルな価格設定にし、合わせて、継続的な会員獲得をすることで会員客数が順調に推移しております。こだわりもん一家業態におきましては、メニュー構成の改善、サービス力の向上により客単価が好調に推移しております。これにより屋台屋博多劇場、こだわりもん一家の両業態の既存店売上は前年を上回り、好調に推移しております。
以上の結果、売上高においては3,885,387千円(前事業年度比26.1%増)、新規出店による備品等の経費計上、労務環境整備のためのパート採用や最低時給の上昇等による人件費増により、セグメント利益(営業利益)は164,298千円(前事業年度比50.5%増)となりました。
ブライダル事業においては、婚礼の主力広告媒体との連携強化による来館数・成約率の向上、サービス力向上及びコスト削減、宴席の新規案件の取り込み及びリピート客数の増加、レストランのサービス力、商品力の向上及び新規客数の増加に継続して注力してまいりました。
婚礼売上は、サービス力の向上及び少人数パーティーの取り込みの強化による来館数・施行件数の増加により、順調に推移しております。宴席売上は、人的リソースの追加による施行件数・リピート客数の増加により順調に推移しております。売上高においては2,264,305千円(前事業年度比3.1%減)、セグメント利益(営業利益)80,304千円(前事業年度比66.5%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は1,276,320千円(前事業年度末比46.5%増)となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは402,060千円の収入(前事業年度は321,207千円の収入)となりました。これは、税引前当期純利益242,964千円、減価償却費175,564千円、仕入債務の増加額24,477千円及び保険解約返戻金の受取額27,960千円などによる資金の増加が、売上債権の増加額33,441千円及び法人税等の支払額50,857千円などによる資金の減少を上回ったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは403,392千円の支出(前事業年度は507,249千円の支出)となりました。これは、投資有価証券の償還による収入81,225千円、有形固定資産の取得による支出370,873千円、差入保証金の差入による支出69,999千円及び長期前払費用の取得による支出34,338千円などによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは406,536千円の収入(前事業年度は51,091千円の収入)となりました。これは、長期借入れによる収入600,000千円、株式の発行による収入477,749千円による資金の増加が、長期借入金の返済による支出641,964千円及びリース債務の返済による支出19,153千円などによる資金の減少を上回ったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a) 仕入実績
当社の事業は提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、「生産実績」に代えて、「仕入実績」を記載いたします。
当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称仕入高前年同期比(%)
飲食事業(千円)1,127,732122.5
ブライダル事業(千円)932,18796.8
合計2,059,919109.4

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額は、仕入価格によっております。
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(b) 受注実績
当社で行う飲食事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。
なお、当事業年度におけるブライダル事業の受注実績は、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(千円)前年同期比(%)受注残高(千円)前年同期比(%)
ブライダル事業1,744,20997.41,033,74895.7

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
上記の金額は、ブライダル事業における婚礼の受注実績のみを記載しております。
(c) 販売実績
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高前年同期比(%)
飲食事業(千円)3,885,387126.1
ブライダル事業(千円)2,264,30596.9
合計6,149,693113.5

(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたっての見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当事業年度の経営成績は、「経営成績等の状況の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりでありますが、その主な要因は次のとおりです。
当社は、「あらゆる人の幸せに関わる日本一のおもてなし集団」というグループミッションを実現するために、飲食事業においては、既存店はお客様満足度を上げることでリピート率を高めると同時に、新規出店によりブランド力を上げ、より広範囲での認知を図っております。ブライダル事業においては、ロケーションの良さにサービス力等のアップでより付加価値を高める取り組みをしております。「こだわりもん一家」、「屋台屋 博多劇場」の両業態において、リライトカードや会員シールを利用し、再来店の際に条件に応じて特典が受けられる会員サービスを行っておりましたが、スマートフォンアプリを使った会員システムに切り替え、再来店の際に条件に応じて特典が受けられるサービスはそのままに、リアルタイムでのプッシュ通知によるイベント告知やクーポンの配信などが受けられる会員サービスを開始することで会員獲得の強化を図りました。その他、良好で衛生的な店舗環境の状態作りに努め、サービスの外部チェックによる強化、メニューの改定と単価変更等の取り組みを実施いたしました。また、飲食事業の新規店舗については、前事業年度10店舗に対し、当事業年度は10店舗を開店いたしました。その結果、売上高は6,149,693千円(前事業年度比13.5%増)、売上総利益は4,091,175千円(前事業年度比15.6%増)となりました。
販売費及び一般管理費については、新規店舗の増加により人件費1,452,332千円(前事業年度比20.1%増)、地代家賃627,380千円(前事業年度比19.7%増)などの増加により3,846,572千円(前事業年度比13.7%増)となりました。以上の結果、営業利益は244,602千円(前事業年度比55.4%増)となりました。
また、有価証券利息及び受取手数料などの営業外収益を25,240千円、支払利息などの営業外費用を26,386千円計上した結果、経常利益は243,456千円(前事業年度比58.0%増)となり、固定資産除却損等の特別損失492千円及び法人税等を88,671千円計上した結果、当期純利益は154,292千円(前事業年度比102.6%増)となりました。
③ 財政状態の分析
(総資産)
当事業年度末における総資産は、その他の流動資産が77,478千円減少したものの、現金及び預金が411,213千円増加、新規店舗のオープンに伴い有形固定資産合計が224,739千円、敷金及び保証金が62,680千円増加したことなどにより、3,641,345千円(前事業年度末比683,896千円の増加)となりました。
(負債)
当事業年度末における負債は、長期借入金が59,688千円減少したものの、買掛金が24,477千円、未払法人税等が42,944千円及び資産除去債務が26,792千円増加したことなどにより、2,531,128千円(前事業年度末比48,025千円の増加)となりました。
(純資産)
当事業年度末における純資産は、新規株式上場に伴う公募増資などにより資本金及び資本剰余金がそれぞれ240,793千円増加したこと、当期純利益の計上に伴い利益剰余金が154,292千円増加したことなどにより1,110,216千円(前事業年度末比635,870千円の増加)となりました。
④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当事業年度における現金及び現金同等物の期末残高は1,276,320千円(前事業年度末比46.5%増)となりました。
当社の所要資金は、主に新規出店に伴う保証金の支払と店舗造作等の有形固定資産の取得のための資金であります。これは、銀行借入により調達しております。また、経常の運転資金は自己資本により賄っております。
なお、詳細は「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績に影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおり、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。時流を見つつ顧客ニーズに対応していくと共に、新規出店の選別を厳しくして、他の外食企業との差別化を図り、お客様満足度の向上に努め、持続的な成長の維持と収益基盤の強化を図ってまいります。
⑥ 経営戦略の現状と見通し
外食業界自体の縮小と業界内の競争が激化する中、対策を講じる必要があると認識しております。お客様のニーズの変化を把握し、来店動機を増大させております。また商品・サービスの品質をブラッシュアップしていくとともに、新規出店を加速することで、当社への認知度を上げ更なる成長を図ってまいります。
⑦ 経営者の問題認識と今後の方針について
外食業界を取り巻く環境は、人口減少や競争激化等により、厳しい状況にあります。その中で、いかにお客様のニーズを把握し、満足度を向上させることが重要であると認識しております。今後におきましては、継続的な人材採用や教育の強化、お客様満足の追求を目的とした営業力強化等により更なる企業価値の向上を目指してまいります。

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