四半期報告書-第7期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

【提出】
2021/08/13 15:30
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は行っておりません。
(1) 業績の状況
当第2四半期累計期間における世界経済は、主要国において新型コロナウイルスのワクチン接種が進んだことで、新規感染者数の減少に伴う段階的な行動制限の解除、また継続する緩和的な金融政策もあり、経済成長の回復期待が高まりました。国内経済においては、4月に入り再び感染者数が増加したことで3回目の緊急事態宣言が発令され、景気の停滞感が強まりました。
そのような環境下、当社では継続的な事業成長の実現に向けて、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の機能拡充、提携パートナーの拡充、事業基盤強化のための人材採用、テレビコマーシャルなどの広告宣伝活動等に積極的に取り組みました。
ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」の機能拡充については、2月よりダイレクト事業において、「おまかせNISA」の提供を開始しております。「おまかせNISA」は、NISAの非課税メリットを活用しながら、「長期・積立・分散」の資産運用を「WealthNavi(ウェルスナビ)」にすべておまかせできる機能となっております。また、6月より提携パートナー事業においても、株式会社SBI証券との提携サービス「WealthNavi for SBI証券」及び株式会社北國銀行との提携サービス「北國おまかせNavi」向けに、「おまかせNISA」の提供を開始しております。
加えて、提携パートナーの拡充も推進しており、6月に株式会社大光銀行及び株式会社中京銀行とそれぞれ業務提携契約を締結しました。今後、対面とオンラインを融合させたハイブリッド型の投資一任サービスの提供を予定しております。
この結果、当第2四半期会計期間末時点での運用者数は28.7万人、預かり資産は4,852億円となりました。
以上の結果、当第2四半期累計期間の業績は、営業収益が19億54百万円、営業収益より金融費用9百万円を控除した純営業収益は19億44百万円となりました。また、販売費・一般管理費は21億19百万円となり、その結果、広告宣伝費除く営業利益は5億21百万円、営業損失は1億75百万円、経常損失は1億76百万円、四半期純損失は1億78百万円となりました。
なお、当社はロボアドバイザー事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載しておりません。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第2四半期会計期間末における資産合計は、前事業年度末と比較して21億31百万円増加し、175億9百万円となりました。これは主に、顧客分別金信託の増加32億円、顧客分別金信託追加等に伴う現金・預金の減少17億84百万円によるものであります。
(負債)
当第2四半期会計期間末における負債合計は、前事業年度末と比較して16億35百万円増加し、100億97百万円となりました。これは主に、お客様からの入金額の増加等に伴う預り金の増加16億5百万円によるものであります。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産合計は、前事業年度末と比較して4億95百万円増加し、74億11百万円となりました。これは主に、オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資等に伴う資本金の増加3億36百万円及び資本準備金の増加3億36百万円、四半期純損失の計上に伴う利益剰余金の減少1億78百万円によるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期累計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、89億15百万円となり、前事業年度末に比べ11億73百万円減少しました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により使用した資金は、17億94百万円となりました。これは主に、顧客分別金信託の増加32億円、預り金の増加16億5百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、38百万円となりました。これは主に、無形固定資産の取得による支出29百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、6億60百万円となりました。これは主に、オーバーアロットメントによる売出しに関連した第三者割当増資に伴う株式の発行による収入6億60百万円によるものであります。
(4) 生産、受注及び販売の状況
当社が営む事業は、提供するサービスの性格上、生産、受注及び販売の状況の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
(5) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第2四半期累計期間において、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に重要な変更はありません。
(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当第2四半期累計期間において、資本の財源及び資金の流動性についての分析に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第2四半期累計期間において、経営成績に重要な影響を与える要因に重要な変更はありません。