有価証券報告書-第80期(2025/06/01-2026/05/31)
当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は次のとおりであります。
(1) 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響が続く中で個人消費は弱含みとなったものの、企業収益や設備投資は底堅く推移し、AI関連や半導体分野を中心とした投資需要にも支えられ、緩やかな回復基調を維持しました。企業の景況感は総じて堅調ながらも、先行きには慎重姿勢がうかがわれました。一方、世界経済においては、地政学的リスクの高まりや海外経済の減速懸念を背景に、不透明な状況で推移しました。
このような状況の下、当社は厳正な品質管理の実施や原材料・商品の安定調達を基本として、新製品の開発や新分野への進出及び生産効率の改善に努めてまいりました。
その結果、当事業年度における経営成績は、売上高7,840,931千円と前年同期と比べ1,187,902千円(17.9%増)の増収、営業利益742,930千円と前年同期と比べ310,741千円(71.9%増)の増益、経常利益707,436千円と前年同期と比べ277,342千円(64.5%増)の増益、当期純利益は163,027千円と前年同期に比べ78,250千円(32.4%減)の減益となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
① 医薬品事業
当期第2四半期より継続する既存製品の需要拡大を背景に、輸入原薬の売上が大幅に伸長したことにより事業全体の売上が前年同期と比べて大幅に増加しました。また、自社製造原薬も第2四半期に上市した新製品の売上好調に加えて、既存製品の売上も好調に推移しました。
一方、合成事業において、一部受託品目の売上見通しの見直しに伴い事業計画を再評価した結果、同事業に係る固定資産について減損損失398,585千円を特別損失として計上いたしました。
その結果、医薬品事業における売上高は3,985,757千円と前年同期と比べ767,894千円(23.9%増)の増収、営業利益は633,809千円と前年同期と比べ160,240千円(33.8%増)の増益となりました。
② 健康食品事業
通期を通じてOEMゼリーの受注が堅調に推移した結果、売上は前年同期比で増加しました。原価率については、工場稼働率が高水準で推移したことから、前年同期に比べて改善しました。なお、本事業については、当期末にて予定通り事業撤退を完了しております。
その結果、健康食品事業における売上高は1,185,946千円と前年同期と比べ142,686千円(13.7%増)の増収、営業利益は17,790千円(前年同期は98,556千円の営業損失)となりました。
③ 化学品事業
半導体向け市場の活性化や、電力業界向け市場への進出が順調に推移した結果、通期を通じてイオン交換樹脂の製商品売上が好調に推移しました。また、自社製造装置の納品に加え、AIデータセンター関連需要を背景とした機能性接着剤の売上増加も寄与し、事業全体での売上は前期比で増加しました。
その結果、化学品事業における売上高は2,669,227千円と前年同期と比べ277,321千円(11.6%増)の増収、営業利益は91,331千円と前年同期と比べ34,154千円(59.7%増)の増益となりました。
(2) 財政状態の状況
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて1,088,115千円増加し、6,352,689千円となりました。
① 流動資産
現金及び預金が888,990千円増加、電子記録債権が665,267千円増加、前渡金が96,957千円減少、仕掛品が92,119千円減少、原材料及び貯蔵品が77,090千円減少したことなどから、前事業年度末に比べて1,323,595千円増加し、4,932,118千円となりました。
② 固定資産
医薬品合成事業の減損により建物(純額)が175,936千円減少し、機械及び装置(純額)が106,827千円減少し、工具、器具及び備品(純額)が41,927千円減少しました。また、投資有価証券が129,312千円増加したことなどから、全体として前事業年度末に比べて235,480千円減少し、1,420,570千円となりました。
③ 流動負債
1年内返済予定の長期借入金が496,772千円増加、買掛金が297,977千円増加、賞与引当金が106,874千円増加したことなどから、前事業年度末に比べて1,001,772千円増加し、2,457,106千円となりました。
④ 固定負債
長期借入金が38,070千円減少したことなどから、前事業年度末に比べて38,438千円減少し、1,319,020千円となりました。
⑤ 純資産
その他有価証券評価差額金が86,880千円増加、繰越利益剰余金が22,782千円増加したことなどから、前事業年度末に比べて124,780千円増加し、2,576,562千円となりました。
その結果、自己資本比率は40.6%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は1,917,059千円となり、前事業年度末に比べ888,990千円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、808,089千円の収入(前年同期は215,961千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益328,076千円、減損損失398,585千円、仕入債務の増加額351,050千円、棚卸資産の減少額172,447千円、その他の資産の減少額122,774千円によるキャッシュの増加、売上債権の増加額689,131千円などによるキャッシュの減少によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、237,791千円の支出(前年同期は370,504千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出229,960千円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、317,776千円の収入(前年同期は123,200千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,050,000千円、長期借入金の返済による支出591,298千円、配当金の支払いによる支出139,981千円などによるものです。
(4) 生産実績
当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は、製造費用によっております。
(5) 受注実績
当社は一部受注実績の記載になじまない商材があるため、当該記載を省略しております。
(6) 販売実績
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
2.総販売実績に対する割合が10%未満の記載を省略しております。
(7) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
当事業年度における経営成績の状況の概要は「(1) 経営成績の状況」に記載のとおりでありますが、主要な表示科目に沿った認識及び分析は次のとおりであります。
・売上高
当事業年度における売上高は、7,840,931千円と前年同期と比べ1,187,902千円の増収(17.9%増)となりました。医薬品事業では、既存商品の販売好調により輸入原薬が大幅に伸張し、事業全体の売上が増加しました。健康食品事業では、事業撤退の影響による売上減少を想定していたものの、販売先の需要増加により売上が増加しました。化学品事業では、半導体向け市場の活性化や電力業界向け市場への進出を背景に、イオン交換樹脂の仕入品及び受託製造品の売上が好調に推移しました。3事業とも売上を伸ばした結果、全社として前年同期を上回りました。
・売上総利益
当事業年度における売上総利益は、2,357,590千円と前年同期と比べ397,273千円の増益(20.3%増)となりました。健康食品事業において売上が増加し工場稼働率が最高水準で推移した結果、売上総利益率が改善しました。また、化学品事業においてイオン交換樹脂の高付加価値品の販売が伸張したことにより売上総利益率が改善しました。
・営業利益
当事業年度における営業利益は、742,930千円と前年同期と比べ310,741千円の増益(71.9%増)となりました。各事業での販売体制、開発体制の強化により販売費及び一般管理費合計は1,614,659千円と前年同期と比べ86,531千円の増加(5.7%増)となりました。
・経常利益
当事業年度における経常利益は、707,436千円と前年同期と比べ277,342千円の増益(64.5%増)となりました。借入金の増加や借入金利の上昇による支払利息の増加などにより営業外費用が増加しました。
・当期純利益
当事業年度における当期純利益は、163,027千円と前年同期と比べ78,250千円の減益(32.4%減)となりました。当事業年度は、医薬品合成事業において減損損失を計上したため、当期純利益は大きく減少しました。
経営成績等の状況を踏まえた、経営方針及び課題への取り組みについては「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
② 財政状態の分析
財政状態の分析・検討内容については、「(2) 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。これらの短期及び長期的な必要資金は自己資金や金融機関からの借入金を中心とし、金融商品等での運用や投機的な取引を行わないことを基本としています。金融機関からの借入金については、取引金融機関との間で運転資金として借入枠総額1,300,000千円のコミットメントライン契約(対2行)及び借入枠総額500,000千円の当座貸越契約(対3行)を締結し、安定的な資金調達の体制を構築しております。
資金の流動性については、事業計画、投資計画に応じた現金及び預金残高の確保と必要に応じて外部資金の調達を行うことにより維持していきます。なお、通常時は、月商の1.5倍以上を目安に現預金の残高を確保することとしております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表作成のための重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」及び「(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。
⑥ 経営者の問題意識と今後の課題について
経営者の問題意識と今後の課題については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題等」に記載しております。
⑦ 経営方針、経営戦略、経営上の目標達成を判断するための客観的指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標達成を判断するための客観的指標等については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中期経営計画」に記載しております。
(1) 経営成績の状況
当事業年度におけるわが国経済は、物価上昇の影響が続く中で個人消費は弱含みとなったものの、企業収益や設備投資は底堅く推移し、AI関連や半導体分野を中心とした投資需要にも支えられ、緩やかな回復基調を維持しました。企業の景況感は総じて堅調ながらも、先行きには慎重姿勢がうかがわれました。一方、世界経済においては、地政学的リスクの高まりや海外経済の減速懸念を背景に、不透明な状況で推移しました。
このような状況の下、当社は厳正な品質管理の実施や原材料・商品の安定調達を基本として、新製品の開発や新分野への進出及び生産効率の改善に努めてまいりました。
その結果、当事業年度における経営成績は、売上高7,840,931千円と前年同期と比べ1,187,902千円(17.9%増)の増収、営業利益742,930千円と前年同期と比べ310,741千円(71.9%増)の増益、経常利益707,436千円と前年同期と比べ277,342千円(64.5%増)の増益、当期純利益は163,027千円と前年同期に比べ78,250千円(32.4%減)の減益となりました。
セグメント別の業績を示すと、次のとおりであります。
① 医薬品事業
当期第2四半期より継続する既存製品の需要拡大を背景に、輸入原薬の売上が大幅に伸長したことにより事業全体の売上が前年同期と比べて大幅に増加しました。また、自社製造原薬も第2四半期に上市した新製品の売上好調に加えて、既存製品の売上も好調に推移しました。
一方、合成事業において、一部受託品目の売上見通しの見直しに伴い事業計画を再評価した結果、同事業に係る固定資産について減損損失398,585千円を特別損失として計上いたしました。
その結果、医薬品事業における売上高は3,985,757千円と前年同期と比べ767,894千円(23.9%増)の増収、営業利益は633,809千円と前年同期と比べ160,240千円(33.8%増)の増益となりました。
② 健康食品事業
通期を通じてOEMゼリーの受注が堅調に推移した結果、売上は前年同期比で増加しました。原価率については、工場稼働率が高水準で推移したことから、前年同期に比べて改善しました。なお、本事業については、当期末にて予定通り事業撤退を完了しております。
その結果、健康食品事業における売上高は1,185,946千円と前年同期と比べ142,686千円(13.7%増)の増収、営業利益は17,790千円(前年同期は98,556千円の営業損失)となりました。
③ 化学品事業
半導体向け市場の活性化や、電力業界向け市場への進出が順調に推移した結果、通期を通じてイオン交換樹脂の製商品売上が好調に推移しました。また、自社製造装置の納品に加え、AIデータセンター関連需要を背景とした機能性接着剤の売上増加も寄与し、事業全体での売上は前期比で増加しました。
その結果、化学品事業における売上高は2,669,227千円と前年同期と比べ277,321千円(11.6%増)の増収、営業利益は91,331千円と前年同期と比べ34,154千円(59.7%増)の増益となりました。
(2) 財政状態の状況
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて1,088,115千円増加し、6,352,689千円となりました。
① 流動資産
現金及び預金が888,990千円増加、電子記録債権が665,267千円増加、前渡金が96,957千円減少、仕掛品が92,119千円減少、原材料及び貯蔵品が77,090千円減少したことなどから、前事業年度末に比べて1,323,595千円増加し、4,932,118千円となりました。
② 固定資産
医薬品合成事業の減損により建物(純額)が175,936千円減少し、機械及び装置(純額)が106,827千円減少し、工具、器具及び備品(純額)が41,927千円減少しました。また、投資有価証券が129,312千円増加したことなどから、全体として前事業年度末に比べて235,480千円減少し、1,420,570千円となりました。
③ 流動負債
1年内返済予定の長期借入金が496,772千円増加、買掛金が297,977千円増加、賞与引当金が106,874千円増加したことなどから、前事業年度末に比べて1,001,772千円増加し、2,457,106千円となりました。
④ 固定負債
長期借入金が38,070千円減少したことなどから、前事業年度末に比べて38,438千円減少し、1,319,020千円となりました。
⑤ 純資産
その他有価証券評価差額金が86,880千円増加、繰越利益剰余金が22,782千円増加したことなどから、前事業年度末に比べて124,780千円増加し、2,576,562千円となりました。
その結果、自己資本比率は40.6%となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物は1,917,059千円となり、前事業年度末に比べ888,990千円増加しました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、808,089千円の収入(前年同期は215,961千円の収入)となりました。これは主に、税引前当期純利益328,076千円、減損損失398,585千円、仕入債務の増加額351,050千円、棚卸資産の減少額172,447千円、その他の資産の減少額122,774千円によるキャッシュの増加、売上債権の増加額689,131千円などによるキャッシュの減少によるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、237,791千円の支出(前年同期は370,504千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出229,960千円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、317,776千円の収入(前年同期は123,200千円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入1,050,000千円、長期借入金の返済による支出591,298千円、配当金の支払いによる支出139,981千円などによるものです。
(4) 生産実績
当事業年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 865,404 | 99.3 |
| 健康食品事業 | 780,290 | 88.4 |
| 化学品事業 | 1,147,932 | 116.6 |
| 合計 | 2,793,627 | 102.0 |
(注) 金額は、製造費用によっております。
(5) 受注実績
当社は一部受注実績の記載になじまない商材があるため、当該記載を省略しております。
(6) 販売実績
当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 金額(千円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 3,985,757 | 123.9 |
| 健康食品事業 | 1,185,946 | 113.7 |
| 化学品事業 | 2,669,227 | 111.6 |
| 合計 | 7,840,931 | 117.9 |
(注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 第79期事業年度 (自 2024年6月1日 至 2025年5月31日) | 第80期事業年度 (自 2025年6月1日 至 2026年5月31日) | ||
| 金額(千円) | 割合(%) | 金額(千円) | 割合(%) | |
| 不二化学薬品株式会社 | 758,855 | 11.4 | - | - |
| キョーリンリメディオ株式会社 | - | - | 877,205 | 11.2 |
2.総販売実績に対する割合が10%未満の記載を省略しております。
(7) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容等
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。
① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績の分析
当事業年度における経営成績の状況の概要は「(1) 経営成績の状況」に記載のとおりでありますが、主要な表示科目に沿った認識及び分析は次のとおりであります。
・売上高
当事業年度における売上高は、7,840,931千円と前年同期と比べ1,187,902千円の増収(17.9%増)となりました。医薬品事業では、既存商品の販売好調により輸入原薬が大幅に伸張し、事業全体の売上が増加しました。健康食品事業では、事業撤退の影響による売上減少を想定していたものの、販売先の需要増加により売上が増加しました。化学品事業では、半導体向け市場の活性化や電力業界向け市場への進出を背景に、イオン交換樹脂の仕入品及び受託製造品の売上が好調に推移しました。3事業とも売上を伸ばした結果、全社として前年同期を上回りました。
・売上総利益
当事業年度における売上総利益は、2,357,590千円と前年同期と比べ397,273千円の増益(20.3%増)となりました。健康食品事業において売上が増加し工場稼働率が最高水準で推移した結果、売上総利益率が改善しました。また、化学品事業においてイオン交換樹脂の高付加価値品の販売が伸張したことにより売上総利益率が改善しました。
・営業利益
当事業年度における営業利益は、742,930千円と前年同期と比べ310,741千円の増益(71.9%増)となりました。各事業での販売体制、開発体制の強化により販売費及び一般管理費合計は1,614,659千円と前年同期と比べ86,531千円の増加(5.7%増)となりました。
・経常利益
当事業年度における経常利益は、707,436千円と前年同期と比べ277,342千円の増益(64.5%増)となりました。借入金の増加や借入金利の上昇による支払利息の増加などにより営業外費用が増加しました。
・当期純利益
当事業年度における当期純利益は、163,027千円と前年同期と比べ78,250千円の減益(32.4%減)となりました。当事業年度は、医薬品合成事業において減損損失を計上したため、当期純利益は大きく減少しました。
経営成績等の状況を踏まえた、経営方針及び課題への取り組みについては「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
② 財政状態の分析
財政状態の分析・検討内容については、「(2) 財政状態の状況」に記載のとおりであります。
③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(3) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社の運転資金需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。これらの短期及び長期的な必要資金は自己資金や金融機関からの借入金を中心とし、金融商品等での運用や投機的な取引を行わないことを基本としています。金融機関からの借入金については、取引金融機関との間で運転資金として借入枠総額1,300,000千円のコミットメントライン契約(対2行)及び借入枠総額500,000千円の当座貸越契約(対3行)を締結し、安定的な資金調達の体制を構築しております。
資金の流動性については、事業計画、投資計画に応じた現金及び預金残高の確保と必要に応じて外部資金の調達を行うことにより維持していきます。なお、通常時は、月商の1.5倍以上を目安に現預金の残高を確保することとしております。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
財務諸表作成のための重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」及び「(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社の経営成績等に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載しております。
⑥ 経営者の問題意識と今後の課題について
経営者の問題意識と今後の課題については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 経営環境及び優先的に対処すべき課題等」に記載しております。
⑦ 経営方針、経営戦略、経営上の目標達成を判断するための客観的指標等
経営方針、経営戦略、経営上の目標達成を判断するための客観的指標等については「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2) 中期経営計画」に記載しております。