四半期報告書-第5期第1四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
「将来の事象を予測する人工知能(AI)を用いて、データに基づく意思決定に従い、顧客企業の事業が成長・成功することを支援する」ことが当社グループのミッションです。当社グループは、将来、全ての企業のソフトウェアにAIが搭載され、企業の意思決定がより正確で自動的にかつユーザーの行動を先回りするような形で実行されるようになると想定しています。
当第1四半期連結累計期間においては、営業体制の強化を行い、かつ、継続的にソリューションの改善に努めた結果、当社サービスへの需要が拡大することとなりました。2022年3月におけるARR(注1)は15,758百万円となり、2021年3月の10,572百万円からの成長率は49.1%となっています。また、当第1四半期連結累計期間の売上収益は4,197,460千円(前年同期比52.7%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間の売上総利益は2,100,834千円(前年同期比60.3%増)となりました。これは、CrossXのアルゴリズムの正確性が増したことに伴いより効率的なマーケティングキャンペーンの実施が可能になったこと、かつ、売上総利益率の高いAIQUA、AiDeal及びAIXONからの売上が増えたため、売上総利益率が改善したことによるものであります。将来的な事業拡大のために営業人員やエンジニアの人件費等に対する先行投資を引き続き行いましたが、売上総利益の拡大がこれを上回ったことにより、EBITDA(注3)は261,818千円の黒字(前第1四半期連結累計期間は111,894千円の損失)、営業利益は3,185千円(前第1四半期連結累計期間は535,631千円の損失)、税引前四半期損失は27,296千円(前第1四半期連結累計期間は548,421千円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は46,444千円(前第1四半期連結累計期間は581,114千円の損失)となりました。
(注) 1.Annual Recurring Revenueの略。年間経常収益。利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては、関連する期間における1か月平均のリカーリング売上収益(注2)を12倍し、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては、関連する期間の最終月のリカーリング売上収益を12倍することで年換算して得られた金額です。2022年3月のARRは、利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては2021年10月から2022年3月のリカーリング売上収益の1か月平均を12倍し、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては2022年3月のリカーリング売上収益を12倍して算出しております。
2.リカーリング顧客(利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては、①当社グループのソリューションを4四半期以上連続で使用している顧客企業及び②直近1年以内の新規顧客企業で当社グループのソリューションを3カ月以上連続で使用している顧客企業を、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては、当社グループと1年以上の契約を締結している顧客企業をいいます。)からの売上収益
3.EBITDA=営業利益+減価償却費及び無形資産償却費+営業費用に含まれる税金費用+上場関連費用
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は31,969,259千円であり、前連結会計年度末に比べて763,686千円増加しております。流動資産は前連結会計年度末に比べて274,283千円増加しており、主な増加要因は定期預金の預入による増加(前連結会計年度末比2,068,837千円増)、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の取得によるその他の金融資産の増加(同974,465千円増)、売上収益の増加による営業債権の増加(同229,014千円増)によるものであり、主な減少要因は定期預金の預入による現金及び現金同等物の減少(同2,884,303千円減)であります。非流動資産は前連結会計年度末に比べて489,403千円増加しており、主な増加要因は資産化の要件を満たす開発費用の資産計上によるのれん及び無形資産の増加(同525,162千円増)であります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は7,855,366千円であり、前連結会計年度末に比べて514,519千円減少しております。流動負債は前連結会計年度末に比べて420,308千円減少しており、主な減少要因は賞与の支払によるその他の債務の減少(前連結会計年度末比380,304千円減)であります。非流動負債は前連結会計年度末に比べて94,211千円減少しております。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は24,113,893千円であり、前連結会計年度末に比べて1,278,205千円増加しております。主な増加要因は為替変動によるその他の資本の構成要素の増加(前連結会計年度末比1,312,566千円増)であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、3,676,603千円(前連結会計年度末比2,884,303千円減)となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は341,230千円となり、前第1四半期連結累計期間の支出622,285千円と比べ、281,055千円支出が減少しました。主な支出の増加要因は営業債権の増加172,320千円(前第1四半期連結累計期間は営業債権が231,966千円減少)、その他の債務の減少353,532千円(前年同期比でその他の債務の減少額が250,313千円増加)、営業債務の減少135,070千円(前第1四半期連結累計期間は営業債務が28,028千円増加)であり、主な支出の減少要因は税引前四半期損失の縮小(前年同期比で521,125千円損失が縮小)、契約資産の減少131,913千円(前第1四半期連結累計期間は契約資産が360,675千円増加)、減価償却費及び無形資産償却費の増加(前年同期比111,185千円増加)であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2,568,662千円となり、前第1四半期連結累計期間の収入246,731千円と比べ、2,815,393千円支出が増加しました。主な支出の増加要因は、定期預金の預入による支出の増加(前年同期比1,162,668千円増加)、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の取得による支出930,691千円(前第1四半期連結累計期間はゼロ)、定期預金の払戻による収入の減少(前年同期比529,460千円減少)、無形資産の取得による支出の増加(前年同期比190,967千円増加)であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は122,472千円となり、前第1四半期連結累計期間の収入13,448,679千円と比べ、13,571,151千円支出が増加しました。主な支出の増加要因は株式の発行による収入の減少(前年同期比13,568,092千円減少)であります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の金額は、460,787千円であります。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動についての重要な変更はありません。
(1) 経営成績の状況
「将来の事象を予測する人工知能(AI)を用いて、データに基づく意思決定に従い、顧客企業の事業が成長・成功することを支援する」ことが当社グループのミッションです。当社グループは、将来、全ての企業のソフトウェアにAIが搭載され、企業の意思決定がより正確で自動的にかつユーザーの行動を先回りするような形で実行されるようになると想定しています。
当第1四半期連結累計期間においては、営業体制の強化を行い、かつ、継続的にソリューションの改善に努めた結果、当社サービスへの需要が拡大することとなりました。2022年3月におけるARR(注1)は15,758百万円となり、2021年3月の10,572百万円からの成長率は49.1%となっています。また、当第1四半期連結累計期間の売上収益は4,197,460千円(前年同期比52.7%増)となりました。
当第1四半期連結累計期間の売上総利益は2,100,834千円(前年同期比60.3%増)となりました。これは、CrossXのアルゴリズムの正確性が増したことに伴いより効率的なマーケティングキャンペーンの実施が可能になったこと、かつ、売上総利益率の高いAIQUA、AiDeal及びAIXONからの売上が増えたため、売上総利益率が改善したことによるものであります。将来的な事業拡大のために営業人員やエンジニアの人件費等に対する先行投資を引き続き行いましたが、売上総利益の拡大がこれを上回ったことにより、EBITDA(注3)は261,818千円の黒字(前第1四半期連結累計期間は111,894千円の損失)、営業利益は3,185千円(前第1四半期連結累計期間は535,631千円の損失)、税引前四半期損失は27,296千円(前第1四半期連結累計期間は548,421千円の損失)、親会社の所有者に帰属する四半期損失は46,444千円(前第1四半期連結累計期間は581,114千円の損失)となりました。
(注) 1.Annual Recurring Revenueの略。年間経常収益。利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては、関連する期間における1か月平均のリカーリング売上収益(注2)を12倍し、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては、関連する期間の最終月のリカーリング売上収益を12倍することで年換算して得られた金額です。2022年3月のARRは、利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては2021年10月から2022年3月のリカーリング売上収益の1か月平均を12倍し、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては2022年3月のリカーリング売上収益を12倍して算出しております。
2.リカーリング顧客(利用量ベースの価格体系で提供するソリューションについては、①当社グループのソリューションを4四半期以上連続で使用している顧客企業及び②直近1年以内の新規顧客企業で当社グループのソリューションを3カ月以上連続で使用している顧客企業を、サブスクリプション方式で提供するソリューションについては、当社グループと1年以上の契約を締結している顧客企業をいいます。)からの売上収益
3.EBITDA=営業利益+減価償却費及び無形資産償却費+営業費用に含まれる税金費用+上場関連費用
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末の総資産は31,969,259千円であり、前連結会計年度末に比べて763,686千円増加しております。流動資産は前連結会計年度末に比べて274,283千円増加しており、主な増加要因は定期預金の預入による増加(前連結会計年度末比2,068,837千円増)、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の取得によるその他の金融資産の増加(同974,465千円増)、売上収益の増加による営業債権の増加(同229,014千円増)によるものであり、主な減少要因は定期預金の預入による現金及び現金同等物の減少(同2,884,303千円減)であります。非流動資産は前連結会計年度末に比べて489,403千円増加しており、主な増加要因は資産化の要件を満たす開発費用の資産計上によるのれん及び無形資産の増加(同525,162千円増)であります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は7,855,366千円であり、前連結会計年度末に比べて514,519千円減少しております。流動負債は前連結会計年度末に比べて420,308千円減少しており、主な減少要因は賞与の支払によるその他の債務の減少(前連結会計年度末比380,304千円減)であります。非流動負債は前連結会計年度末に比べて94,211千円減少しております。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は24,113,893千円であり、前連結会計年度末に比べて1,278,205千円増加しております。主な増加要因は為替変動によるその他の資本の構成要素の増加(前連結会計年度末比1,312,566千円増)であります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、3,676,603千円(前連結会計年度末比2,884,303千円減)となりました。
当第1四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は341,230千円となり、前第1四半期連結累計期間の支出622,285千円と比べ、281,055千円支出が減少しました。主な支出の増加要因は営業債権の増加172,320千円(前第1四半期連結累計期間は営業債権が231,966千円減少)、その他の債務の減少353,532千円(前年同期比でその他の債務の減少額が250,313千円増加)、営業債務の減少135,070千円(前第1四半期連結累計期間は営業債務が28,028千円増加)であり、主な支出の減少要因は税引前四半期損失の縮小(前年同期比で521,125千円損失が縮小)、契約資産の減少131,913千円(前第1四半期連結累計期間は契約資産が360,675千円増加)、減価償却費及び無形資産償却費の増加(前年同期比111,185千円増加)であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は2,568,662千円となり、前第1四半期連結累計期間の収入246,731千円と比べ、2,815,393千円支出が増加しました。主な支出の増加要因は、定期預金の預入による支出の増加(前年同期比1,162,668千円増加)、純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の取得による支出930,691千円(前第1四半期連結累計期間はゼロ)、定期預金の払戻による収入の減少(前年同期比529,460千円減少)、無形資産の取得による支出の増加(前年同期比190,967千円増加)であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は122,472千円となり、前第1四半期連結累計期間の収入13,448,679千円と比べ、13,571,151千円支出が増加しました。主な支出の増加要因は株式の発行による収入の減少(前年同期比13,568,092千円減少)であります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題についての重要な変更はありません。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の金額は、460,787千円であります。
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動についての重要な変更はありません。