有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2021/11/18 15:00
【資料】
PDFをみる
【項目】
136項目

研究開発活動

当社における研究開発活動は、最先端技術の探求と新しいビジネス展開を推進するため、新製品を開発することを主目的として推進してまいりました。当社の研究開発体制は、主に開発部とマーケティング部が担当しております。技術力の更なる強化と高収益を伴った成長を実現するため、お客様のご要望を注視し、顧客満足度を継続的に向上させるべく、研究開発に取り組んでおります。
第25期事業年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
当事業年度における研究開発費の総額は、52,657千円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。なお、研究開発費の総額には特定のセグメントに関連付けられない事業横断的な研究開発に係る費用2,332千円が含まれております。
⦅データセキュリティ事業⦆
ALog製品において、AI技術による「ログの相関分析」や「異常検知精度の向上」等の研究開発を行いました。また、セキュリティ分野だけでなく、働き方改革やサイバー攻撃対策などへAIの適用範囲を拡大するための調査研究を実施しました。これにより当事業年度の研究開発費の総額は、43,340千円となりました。
⦅ネットワークセキュリティ事業⦆
Veronaサービスにおいて、「ルータの仮想化」の研究開発を実施しました。クラウド事業者やデータセンター事業者が当社のサービスを利用できるようにするために実施しました。また、この開発はハードウェアを必要としない構成が可能なため、当社の販売粗利率も向上します。これにより当事業年度の研究開発費の総額は、6,984千円となりました。
第26期事業年度第3四半期累計期間(自 2021年1月1日 至 2021年9月30日)
当第3四半期累計期間における研究開発費の総額は、75,231千円となりました。セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。なお、研究開発費の総額には特定のセグメントに関連付けられない事業横断的な研究開発に係る費用13,760千円が含まれております。
⦅データセキュリティ事業⦆
ALog製品において、AI技術による「ログの相関分析」や「異常検知精度の向上」等の研究開発を行いました。また、現在はパッケージとして提供されているALogをクラウドサービス(SaaS)として提供する為の研究開発を行っています。これにより当第3四半期累計期間の研究開発費総額は、42,320千円となりました。
⦅ネットワークセキュリティ事業⦆
Veronaサービスにおいて、Office365やWindows Update等の安全な通信はVPNを経由させずにダイレクトに通信させる「ローカルブレイクアウト」の研究開発を行いました。また、VPN接続時にAzureADと連携する事による認証強化・シングルサインオン機能の研究開発を行いました。これにより当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は、19,149千円となりました。