四半期報告書-第53期第2四半期(令和4年1月1日-令和4年3月31日)

【提出】
2022/05/13 15:45
【資料】
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【項目】
31項目
文中の将来に関する事項は、当第2四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。
なお、当社は前第2四半期累計期間については四半期財務諸表を作成していないため、前年同四半期累計期間との比較分析は、行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当第2四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン接種等の感染拡大防止策により、国内感染者が減少し経済活動の持ち直し基調が続いていたものの、新たな変異株の出現及びその感染拡大により、再度まん延防止等重点措置が実施されました。さらに、ウクライナを巡る国際情勢の悪化等、景気の先行きが不安視される非常に不透明な状況にありました。
このような環境のもと、当社は「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトに、当社の運営店舗「わくわく広場」を単なる農産物直売所ではなく、地域の食のセレクトショップとして、野菜・果物以外にも、パン屋、和洋菓子屋、飲食店等の様々なジャンルの生産者開拓を進めるとともに、積極的な新規出店と不採算店舗の処理を進め、規模拡大と利益効率の向上を進めました。
これらの取組みにより、当社の重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は10,853,683千円となり、店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約35%、加工品等が約26%、野菜・果実等が約26%、その他が約13%となっており、農産物にとどまらず、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現しております。また、登録生産者件数は前事業年度末より1,221件増加し24,737件となり、「わくわく広場」13店舗の出店と5店舗の閉鎖を行い、店舗数は前事業年度末より8店舗増加し125店舗となりました。
以上の結果、営業収益は3,198,401千円、営業利益は508,525千円、経常利益は474,043千円となり、当第2四半期会計期間において発生した店舗の閉鎖に伴う固定資産除却損4,685千円、店舗閉鎖損失8,166千円、減損損失13,520千円を特別損失に計上したことにより、当第2四半期累計期間において固定資産除却損7,845千円、店舗閉鎖損失13,013千円、減損損失13,520千円なりました。この結果、当第2四半期累計期間における四半期純利益は234,104千円となりました。
なお、当社事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態
(総資産)
当第2四半期会計期間末における総資産は、前事業年度末と比べ1,635,196千円増加し、6,414,362千円となりました。これは主に、東京証券取引所マザーズ市場への上場に伴う公募増資等により現金及び預金が1,524,758千円増加したこと、売上高の増加に伴い売掛金が128,540千円増加したこと等によるものです。
(負債総額)
当第2四半期会計期間末における負債総額は、前事業年度末と比べ109,504千円増加し、4,853,256千円となりました。これは主に取引量の増加に伴い買掛金が175,292千円増加した一方、長期借入金が121,568千円減少したこと等によるものです。
(純資産)
当第2四半期会計期間末における純資産は、前事業年度末と比べ1,525,692千円増加し、1,561,106千円となりました。これは主に、東京証券取引所マザーズ市場への上場に伴う公募増資により資本金及び資本準備金がそれぞれ645,840千円増加したこと、四半期純利益が234,104千円となったこと等によるものです。
(2)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末と比べ1,734,758千円増加し、2,953,942千円となりました。
当第2四半期累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は690,988千円となりました。これは主に税引前四半期純利益が439,663千円、減価償却費が112,165千円となり、さらに仕入債務が175,292千円増加した一方、売上債権が128,540千円増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は39,821千円となりました。これは主に定期預金の払戻による収入が210,000千円あった一方、有形固定資産の取得による支出が189,209千円あったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は1,083,591千円となりました。これは主に株式の発行による収入が1,291,680千円あった一方、長期借入金の返済による支出121,568千円があったこと等によるものです。
(3)経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当第2四半期累計期間において、当社の経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期累計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。