半期報告書-第56期(2024/10/01-2025/09/30)

【提出】
2025/05/12 12:41
【資料】
PDFをみる
【項目】
34項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。なお、当社は、前中間連結会計期間については、中間連結財務諸表を作成していないため、前中間連結会計期間との比較分析は行っておりません。
(1)財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績
当中間連結会計期間におけるわが国経済は、社会経済活動の正常化による人流増加や持続的な賃上げが下支えとなり、国内の消費活動は緩やかな回復の動きが続いております。しかし、原材料価格や光熱費、人件費の上昇、人財の供給不足の深刻化、継続的な物価上昇による消費者の節約志向が強まるなど、不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、「地域を結ぶ直売広場」をコンセプトとした運営店舗「わくわく広場」は、「地域の食のセレクトショップ」として、近隣生産者の積極的な開拓や商業施設への新規出店、自社物流の強化に努め、事業規模の拡大に取り組んでおります。また、新たな取り組みとなる小商圏小規模店舗の展開を始め、1月には千葉県我孫子市に「我孫子つくし野店」、2月に千葉県柏市に「北柏松葉町店」を出店いたしました。
これらの取組みにより、当中間連結会計期間において、当社の重要な経営指標である流通総額(店舗におけるレジ通過額のほか、値札シールの販売代金や不動産賃貸収入等を含む総額の全体売上高)は13,870,523千円 となりました。店舗における販売商品の種類別割合は、弁当・惣菜・パン類が約31%、加工品等が29%、野菜・果実等が約28%、その他が約12%となっております。中でも、野菜・果実部門におきましては猛暑や長雨の影響による生育不良により市場では品薄が続いておりましたが、積極的な生産者開拓により、前年並みの販売数量を確保いたしました。また、前述の要因により野菜・果実の単価高騰も重なり、野菜・果実部門について前年同月比109%と大きく増加いたしました。また、当中間連結会計期間において、10店舗の新規出店と11店舗の閉鎖を行い、当中間連結会計期間末時点の店舗数は187店舗となりました。さらに、生産者の登録件数拡大に取り組み、登録生産者数は前事業年度末より1,215件増加し32,873件となりました。今後も、地元のおいしい食品が集まる「地域の食のセレクトショップ」を実現してまいります。
以上の結果、営業収益は4,062,606千円、営業利益は462,053千円、経常利益は456,955千円となり、親会社に帰属する中間純利益は197,474千円となりました。
なお、当社事業は単一のセグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
② 財政状態
a.資産
当中間連結会計期間末における総資産は、6,322,592千円となりました。主な内訳は、建物1,260,947千円、現金及び預金1,535,749千円、売掛金1,327,719千円であります。
b.負債
当中間連結会計期間末における負債総額は、3,292,947千円となりました。主な内訳は、買掛金1,988,147千円、長期借入金233,344千円であります。
c.純資産
当中間連結会計期間末における純資産は、3,029,644千円となりました。主な内訳は、利益剰余金1,676,367千円、資本金696,044千円、資本剰余金646,044千円であります。
(2)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、1,535,749千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動により得られた資金は449,811千円となりました。主な内訳は、税金等調整前中間純利益321,539千円、減価償却費132,774千円、仕入債務の増減額147,638千円となり、一方、減少要因としては法人税等の支払額117,213千円、売上債権の増減額147,006千円であります。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動により支出した資金は181,111千円となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得による支出が112,353千円、資産除去債務の履行による支出が50,731千円であります。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動により支出した資金は1,697,617千円となりました。主な内訳は、長期借入金の返済による支出1,135,726千円、割賦金の返済による支出11,453千円であります。
(3)経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当中間連結会計期間において、当社の経営方針・経営戦略等または経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、重要な変更はありません。
(4)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計方針及び見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について、重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
該当事項はありません。