四半期報告書-第6期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の拡大による影響が残りながらも、経済社会活動の正常化が進みつつある一方、原材料価格の高騰や急激な円安の進行に伴う物価の上昇や、こうした動きに関連する金利上昇による影響等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループは、「想像以上を、みつけよう。」をコーポレートメッセージとして、ユーザー“一人ひとり”のライフスタイルを便利で豊かにするための「行動支援サービス事業」を展開しております。
行動支援サービス事業は、ライフスタイル領域においてテクノロジーを活用し、ユーザーの情報検討と企業の集客を支援する「行動支援プラットフォームサービス(ニフティ不動産、ニフティ温泉、ニフティ求人)」と、企業の業務DX支援を行う「行動支援ソリューションサービス(DFO、オンライン内見)(SaaS)」で構成されております。
・行動支援プラットフォームサービス
現在、国内におけるプラットフォームサービスは多数存在し、ユーザーは複数のサイト上で様々な情報を閲覧することが可能な一方、適切な情報を探し出すのに時間や手間がかかる等の課題を抱えていると考えております。
当社の行動支援プラットフォームサービスでは、大手不動産サイトの賃貸物件や購入物件をまとめて一括検索できる「ニフティ不動産」、日本全国の温泉・スーパー銭湯を一括検索できる「ニフティ温泉」、大手求人サイトのアルバイト・転職情報をまとめて一括検索できる「ニフティ求人」において、ユーザー数の拡大やアプリを中心としたUI/UX(注1)の改善、パートナーとの連携強化等に取り組んでまいりました。
主力の「ニフティ不動産」では、主要アプリにおける機能拡充や操作性向上等、UI/UXの継続的な改善による送客数の増加や、第2四半期に生じた顧客の一時的な販売促進費調整の正常化等により、第3四半期連結累計期間における売上高は設立以来最大となりました。
2022年12月末時点にて、アプリの累計ダウンロード(DL)数は前年同期比で12.0%増加し、累計932万DL(注2)、掲載物件数は約1,540万件(注3)を超えており、豊富な情報と手間なく最適な比較検討の手段の提供を拡大しております。また、従来のオーガニック集客による利用者拡大に加え、ブランドマーケティングによる新たなユーザー層への認知拡大にも引き続き注力しており、繁忙期における本格展開として、年末年始にかけたテレビCM放映をはじめとする取り組みを強化しております。
「ニフティ温泉」では、温浴施設を含むレジャーへの消費意欲が回復基調となったことやサウナブーム等の要因等によるユーザー数増加が、クーポン売上高の成長に寄与しました。また、12月にニフティ温泉年間ランキング2022を発表する等、全国温浴施設ランキング等のコンテンツやメディア連携強化等の認知向上施策にも積極的に取り組んでおります。トイレタリーや健康食品メーカー等と温浴施設をつなぎ、洗い場やドレスルームへの商品テスターの設置、サンプリング配布等を行う「体験型広告」の需要開拓についても注力していく方針です。
・行動支援ソリューションサービス
行動支援ソリューションサービスでは、広告運用の業務効率化を支援するSaaSツールの「DFO」や、オンライン経由での物件内見や重要事項説明等の不動産取引業務の営業DXを可能にする「オンライン内見」において、クライアント数の拡大に向けたサービスの機能強化、営業活動の強化に取り組んでまいりました。
「DFO」では、従来の大手ECサイトを中心としたクライアントに加え、広告メディアパートナーとのオンラインセミナー共同開催や営業連携を通じた新規クライアント獲得を強化しております。
子会社Tryellにおいては、不動産事業者向けSaaSツールである「オンライン内見」にて、不動産テックに特化したバーティカルSaaS提供企業との業務提携等を通じ、利用事業者に対する集客機能の提供や、オンライン接客やIT重説(注4)の浸透推進に取り組んでおります。
これらの行動支援サービス各事業の推進に関連し、中長期的な成長に向けた先行投資も進めた結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は2,034,345千円(前年同四半期比107.6%)、営業利益344,459千円(前年同四半期比57.5%)、経常利益342,400千円(前年同四半期比59.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益222,705千円(前年同四半期比60.3%)となりました。
(注)1.UI/User Interface サービスの画面表示や機能の操作性・利便性
UX/User Experience サービス等の利用を通じて利用者が得る体験
2.「ニフティ不動産」にて提供する、賃貸版/購入版、iOS版/Android版の以下の各アプリのダウンロード数合計のこと。
・「ニフティ不動産 賃貸版」iOSアプリ
https://apps.apple.com/app/id717072560
・「ニフティ不動産 賃貸版」Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nifty.myhome.rent
・「ニフティ不動産 購入版」iOSアプリ
https://apps.apple.com/app/id866872644
・「ニフティ不動産 購入版」Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nifty.myhome.buy
3.「ニフティ不動産」にて掲載する延べ物件情報数
4.IT重説は、物件契約に必要な手続きである重説(重要事項説明)をビデオ通話などで行うこと。
② 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は5,101,534千円となり、前連結会計年度末に比べ133,765千円増加いたしました。
流動資産は4,488,192千円(前連結会計年度末に比べ105,697千円の増加)となりました。その主な要因は、売上債権の回収により現金及び預金が98,527千円増加する一方で売掛金が30,371千円減少したこと等によるものであります。
固定資産は613,342千円(前連結会計年度末に比べ28,068千円の増加)となりました。その主な要因は、開発投資等によりソフトウエアが76,887千円増加した一方、償却によりのれんが30,775千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は484,526千円となり、前連結会計年度末に比べ92,586千円減少いたしました。
流動負債は469,892千円(前連結会計年度末に比べ92,615千円の減少)となりました。その主な要因は、法人税等の支払いにより未払法人税等が128,362千円、未払消費税等が51,395千円減少した一方、新規事業投資の推進等に伴い未払金が67,522千円増加したこと等によるものであります。
固定負債は14,634千円(前連結会計年度末に比べ29千円の増加)となり、全て資産除去債務によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,617,008千円となり、前連結会計年度末に比べ226,351千円増加いたしました。
この要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が222,705千円増加したこと等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題の重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
① 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の拡大による影響が残りながらも、経済社会活動の正常化が進みつつある一方、原材料価格の高騰や急激な円安の進行に伴う物価の上昇や、こうした動きに関連する金利上昇による影響等、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
このような環境のもと、当社グループは、「想像以上を、みつけよう。」をコーポレートメッセージとして、ユーザー“一人ひとり”のライフスタイルを便利で豊かにするための「行動支援サービス事業」を展開しております。
行動支援サービス事業は、ライフスタイル領域においてテクノロジーを活用し、ユーザーの情報検討と企業の集客を支援する「行動支援プラットフォームサービス(ニフティ不動産、ニフティ温泉、ニフティ求人)」と、企業の業務DX支援を行う「行動支援ソリューションサービス(DFO、オンライン内見)(SaaS)」で構成されております。
・行動支援プラットフォームサービス
現在、国内におけるプラットフォームサービスは多数存在し、ユーザーは複数のサイト上で様々な情報を閲覧することが可能な一方、適切な情報を探し出すのに時間や手間がかかる等の課題を抱えていると考えております。
当社の行動支援プラットフォームサービスでは、大手不動産サイトの賃貸物件や購入物件をまとめて一括検索できる「ニフティ不動産」、日本全国の温泉・スーパー銭湯を一括検索できる「ニフティ温泉」、大手求人サイトのアルバイト・転職情報をまとめて一括検索できる「ニフティ求人」において、ユーザー数の拡大やアプリを中心としたUI/UX(注1)の改善、パートナーとの連携強化等に取り組んでまいりました。
主力の「ニフティ不動産」では、主要アプリにおける機能拡充や操作性向上等、UI/UXの継続的な改善による送客数の増加や、第2四半期に生じた顧客の一時的な販売促進費調整の正常化等により、第3四半期連結累計期間における売上高は設立以来最大となりました。
2022年12月末時点にて、アプリの累計ダウンロード(DL)数は前年同期比で12.0%増加し、累計932万DL(注2)、掲載物件数は約1,540万件(注3)を超えており、豊富な情報と手間なく最適な比較検討の手段の提供を拡大しております。また、従来のオーガニック集客による利用者拡大に加え、ブランドマーケティングによる新たなユーザー層への認知拡大にも引き続き注力しており、繁忙期における本格展開として、年末年始にかけたテレビCM放映をはじめとする取り組みを強化しております。
「ニフティ温泉」では、温浴施設を含むレジャーへの消費意欲が回復基調となったことやサウナブーム等の要因等によるユーザー数増加が、クーポン売上高の成長に寄与しました。また、12月にニフティ温泉年間ランキング2022を発表する等、全国温浴施設ランキング等のコンテンツやメディア連携強化等の認知向上施策にも積極的に取り組んでおります。トイレタリーや健康食品メーカー等と温浴施設をつなぎ、洗い場やドレスルームへの商品テスターの設置、サンプリング配布等を行う「体験型広告」の需要開拓についても注力していく方針です。
・行動支援ソリューションサービス
行動支援ソリューションサービスでは、広告運用の業務効率化を支援するSaaSツールの「DFO」や、オンライン経由での物件内見や重要事項説明等の不動産取引業務の営業DXを可能にする「オンライン内見」において、クライアント数の拡大に向けたサービスの機能強化、営業活動の強化に取り組んでまいりました。
「DFO」では、従来の大手ECサイトを中心としたクライアントに加え、広告メディアパートナーとのオンラインセミナー共同開催や営業連携を通じた新規クライアント獲得を強化しております。
子会社Tryellにおいては、不動産事業者向けSaaSツールである「オンライン内見」にて、不動産テックに特化したバーティカルSaaS提供企業との業務提携等を通じ、利用事業者に対する集客機能の提供や、オンライン接客やIT重説(注4)の浸透推進に取り組んでおります。
これらの行動支援サービス各事業の推進に関連し、中長期的な成長に向けた先行投資も進めた結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高は2,034,345千円(前年同四半期比107.6%)、営業利益344,459千円(前年同四半期比57.5%)、経常利益342,400千円(前年同四半期比59.4%)、親会社株主に帰属する四半期純利益222,705千円(前年同四半期比60.3%)となりました。
(注)1.UI/User Interface サービスの画面表示や機能の操作性・利便性
UX/User Experience サービス等の利用を通じて利用者が得る体験
2.「ニフティ不動産」にて提供する、賃貸版/購入版、iOS版/Android版の以下の各アプリのダウンロード数合計のこと。
・「ニフティ不動産 賃貸版」iOSアプリ
https://apps.apple.com/app/id717072560
・「ニフティ不動産 賃貸版」Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nifty.myhome.rent
・「ニフティ不動産 購入版」iOSアプリ
https://apps.apple.com/app/id866872644
・「ニフティ不動産 購入版」Androidアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nifty.myhome.buy
3.「ニフティ不動産」にて掲載する延べ物件情報数
4.IT重説は、物件契約に必要な手続きである重説(重要事項説明)をビデオ通話などで行うこと。
② 財政状態の分析
(資産)
当第3四半期連結会計期間末における資産合計は5,101,534千円となり、前連結会計年度末に比べ133,765千円増加いたしました。
流動資産は4,488,192千円(前連結会計年度末に比べ105,697千円の増加)となりました。その主な要因は、売上債権の回収により現金及び預金が98,527千円増加する一方で売掛金が30,371千円減少したこと等によるものであります。
固定資産は613,342千円(前連結会計年度末に比べ28,068千円の増加)となりました。その主な要因は、開発投資等によりソフトウエアが76,887千円増加した一方、償却によりのれんが30,775千円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第3四半期連結会計期間末における負債合計は484,526千円となり、前連結会計年度末に比べ92,586千円減少いたしました。
流動負債は469,892千円(前連結会計年度末に比べ92,615千円の減少)となりました。その主な要因は、法人税等の支払いにより未払法人税等が128,362千円、未払消費税等が51,395千円減少した一方、新規事業投資の推進等に伴い未払金が67,522千円増加したこと等によるものであります。
固定負債は14,634千円(前連結会計年度末に比べ29千円の増加)となり、全て資産除去債務によるものであります。
(純資産)
当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は4,617,008千円となり、前連結会計年度末に比べ226,351千円増加いたしました。
この要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上により利益剰余金が222,705千円増加したこと等によるものであります。
(2) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題の重要な変更及び新たに発生した課題はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。