有価証券届出書(新規公開時)

【提出】
2022/05/20 15:00
【資料】
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【項目】
135項目
(3) 【監査の状況】
① 監査役監査の状況
当社は2021年6月25日開催の株主総会後、監査役会設置会社となりました。当社における監査役会は常勤監査役1名及び非常勤監査役2名で構成し、監査方針、監査計画及び各監査役の役割分担を決定しております。各監査役は、監査計画に基づき、それぞれ独立した立場で監査を実施し、その結果を監査役会にて協議しております。
常勤監査役は、監査計画に基づき日々の監査役監査を実施する他、経営会議等の社内の重要な会議に出席し、定期的に取締役及び使用人からヒヤリングする機会を確保し、適宜意見を述べる等、公正な監査を行う体制を整えております。また、取締役及び使用人は、各監査役の要請に応じて必要な報告及び情報提供を行い、意見交換を行っております。
重点監査項目として、法令等遵守体制、リスク管理体制など「内部統制システムの構築、運用の適切性」、単年度及び中期経営計画に定める「事業計画の遂行状況」、新型コロナウイルス対応を含む「会社内外の環境変化への対応の適切性」を監査計画にて定めており、監査役は、財務報告体制の一層の強化、内部監査品質の高度化等、必要に応じて提言を行っております。
監査役会設置会社移行前の当事業年度において、当社は監査役協議会を2回開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。
氏名監査役協議会
出席率
伊藤 信弥100%(2回/2回)
宇野 晴久100%(2回/2回)
宗司 ゆかり-回
佐藤 孝幸-回

(注)1. 宇野晴久は2021年3月26日開催の臨時株主総会の終結をもって退任しております。
2. 宗司ゆかりは2021年3月26日開催の臨時株主総会において選任されております。
3. 佐藤孝幸は2021年6月25日開催の定時株主総会において選任されております。
なお、第16期事業年度における個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。また、当社は2021年6月25日開催の株主総会後、監査役会設置会社へ移行いたしました。監査役会設置日当日以降の2021年6月から2022年3月において、当社は監査役会を毎月開催しており、個々の監査役の出席状況については次のとおりであります。
氏名監査役協議会監査役会
出席率出席率
伊藤 信弥100%(3回/3回)100%(11回/11回)
宗司 ゆかり100%(3回/3回)100%(11回/11回)
佐藤 孝幸-回100%(11回/11回)

(注) 佐藤孝幸は2021年6月25日開催の定時株主総会において選任されております。
② 内部監査の状況
当社では代表取締役社長直轄の内部監査室(専任1名 兼任2名)を設置し、内部監査計画に基づき、当社の全部門を対象として内部監査を実施しております。監査終了後、監査報告書を代表取締役社長へ報告及び被監査部門には書面報告をしております。また、社長の指示に基づき取締役会にて報告し、社長は改善を要する事項については被監査部門の責任者に対して改善指示を行っており、改善状況について必要に応じてフォローアップ監査を実施しております。
監査役監査、内部監査、会計監査の相互連携状況は下記のとおりであります。
連携として開催している三様監査会議は2020年12月22日に初回を実施し体制確認、監査計画概要の説明を行いました。会議は3か月に一度実施することとしており、相互の監査計画の交換並びにその説明・報告を行っております。
また、それ以外に、監査役及び監査法人は、定期的面談の実施による監査環境等当社固有な問題点の情報の共有化を連携して行い監査の質的向上を図り、監査役と内部監査室は、業務効率性の状況・内部統制への対応等経営全般について連携し監査を実施しております。
③ 会計監査の状況
当社は、有限責任監査法人トーマツと監査契約を締結しております。同監査法人又は同監査法人の業務執行社員と当社との間に特別な利害関係はありません。
a 監査法人の名称
有限責任監査法人トーマツ
b 継続監査期間
2007年以降
c 業務を執行した公認会計士
指定有限責任社員 業務執行社員 五十嵐 勝彦
指定有限責任社員 業務執行社員 中西 俊晴
d 監査業務に係る補助者の構成
当社の監査業務に係る補助者は、公認会計士3名、その他8名の計11名であります。
e 監査法人の選定方針と理由
当社との利害関係の有無、職業的専門家としての専門能力、審査体制及び独立性の保持を含む品質管理、監査報酬等の検討を総合的に行い、選定しております。有限責任監査法人トーマツは、数多くの上場会社の監査を行っており、当社の選定基準に該当しているため、選定いたしました。
f 監査役及び監査役会による監査法人の評価
当社の監査役及び監査役会は、監査法人に対して事前の監査計画、監査方法、監査時間及び監査体制の妥当性を評価基準として、評価を行っております。なお、有限責任監査法人トーマツにつきましては、監査法人としての独立性及び専門性を有し、当社の事業を理解し、監査の品質確保が可能であると判断しております。
④ 監査報酬の内容等
a 監査公認会計士等に対する報酬の内容
最近事業年度の前事業年度最近事業年度
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
監査証明業務に
基づく報酬(千円)
非監査業務に
基づく報酬(千円)
14,0004,20018,0001,980

非監査業務の内容は、最近事業年度の前事業年度は「株式上場を前提とした課題抽出のための調査」及び「上場における課題抽出」に関するアドバイザリー業務、最近事業年度は「新収益認識基準に関する助言・指導業務」に関するアドバイザリー業務であります。
b 監査公認会計士等と同一のネットワークに対する報酬(aを除く)
該当事項はありません。
c その他の重要な監査証明業務に基づく報酬の内容
該当事項はありません。
d 監査報酬の決定方針
当社の監査公認会計士等に対する監査報酬の決定方針は、当社では特段の定めを設けておりませんが、監査内容及び監査日数等を勘案し、監査法人と協議の上、適正と判断される報酬額を監査役会の同意を得た上で決定する方針です。
e 監査役会が会計監査人の報酬等に同意した理由
当社監査役会は、前事業年度の監査実績の相当性、当事業年度の監査計画の内容及び報酬額の妥当性等を検討した結果、実効性のある適切な品質の監査を受ける観点から妥当な水準と判断し、会社法第399条第一項の同意をしております。
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