四半期報告書-第5期第1四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から6月30日)における国内経済は、いまだ収束の見えない新型コロナウイルス感染症の影響により、消費マインドの冷え込みや節約志向の継続が見受けられます。ワクチン接種が順次実施され、経済活動の回復の契機となる状況がある一方、感染力が強いと言われる変異株のまん延など、依然として予断を許さない状況が続いております。 当社事業を取り巻く環境は、前年の巣ごもり需要の反動と、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による節約志向の高まりを受け、国内きのこ市場は、全体的に低調な推移となりました。
このような環境の中、当社グループは、中期経営計画に基づき、これまで長年培ってきた当社の生産技術・ノウハウ、販売力を活かし、プレミアムきのこ総合メーカーとしての基盤の確立を図っております。これに加え、まいたけを中心としたきのこが持つ機能性の開発と訴求により、安全・安心な製品を提供することを通じて消費者の健康に寄与し、健やかな社会の実現に貢献すべく事業展開を図ってまいりました。
当第1四半期連結累計期間の収益は、8,938百万円(前年同期比15.9%減)、このうち、売上収益は、6,587百万円(同11.8%減)となりました。また、茸事業の減収、ユーティリティ費及び修繕費の上昇等により売上総利益は、2,033百万円(同29.8%減)となりました。販売費及び一般管理費は、1,826百万円(同4.3%減)となりました。
以上の結果、営業利益は、201百万円(同77.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、54百万円(同88.8%減)となりました。なお、当第1四半期連結累計期間においては、IAS第41号「農業」の適用に関する公正価値変動による利得が、収益に2,350百万円(同25.4%減)、売上原価に2,622百万円(同27.3%減)、それぞれ含まれております。
当第1四半期連結累計期間における事業セグメント別の売上収益の状況は以下のとおりであります。
[茸事業]
① まいたけ
まいたけが持つ機能性を訴求するとともに、豊富な製品ラインアップを活かした製品戦略の展開、季節食材ではなく通年食材としての訴求の一環として、他食品メーカーとの共同企画による食べ方提案やテレビパブリシティを活用した売り場企画提案を実施いたしましたが、巣ごもり需要の反動を受けたこと等により、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、まいたけ事業の売上収益は、3,433百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
② エリンギ
生産品質の向上により安定した供給を実現したことに加え、消費者が手間をかけずにすぐに使える利便性の高いスライス製品を投入する等、製品ラインアップの拡充を図りましたが、巣ごもり需要の反動を受けたこと等により、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、エリンギ事業の売上収益は、778百万円(同10.5%減)となりました。
③ ぶなしめじ
青果市況と市場の動向を注視しながら、需給バランスに応じて1株製品と2株製品といった量目が異なる製品を活用した柔軟な製品投入を実施いたしました。販売量は前年同期に比べやや増加しましたが、販売単価は低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、ぶなしめじ事業の売上収益は、1,402百万円(同12.6%減)となりました。
④ 茸その他
株式会社三蔵農林にて生産しているマッシュルームが、年中行事カレンダーに合わせた販売促進活動を実施し、好調に推移いたしました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、茸その他事業の売上収益は、852百万円(同4.1%増)となりました。
[その他]
その他事業の売上収益は、主に健康食品の販売によるものであり、120百万円(同3.0%減)となりました。
各事業セグメント別売上収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末(2021年6月30日時点)の資産合計は、32,975百万円(前連結会計年度末比2,668百万円減)となりました。流動資産は、7,349百万円(同2,852百万円減)となりました。これは主に、配当金の支払い、法人所得税の支払い等により現金及び現金同等物が2,285百万円、営業債権及びその他の債権が351百万円、公正価値変動による利得により生物資産が385百万円それぞれ減少した一方、棚卸資産が174百万円増加したこと等によるものであります。非流動資産は、25,625百万円(同184百万円増)となりました。これは主に、まいたけ増産に係る設備増強・更新及び投資不動産からの振替等に伴って有形固定資産が444百万円増加した一方、有形固定資産への振替により投資不動産が217百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、24,810百万円(同1,603百万円減)となりました。流動負債は、6,641百万円(同973百万円減)となりました。これは主に、未払法人所得税が1,739百万円減少した一方、短期借入金が1,000百万円増加したこと等によるものであります。非流動負債は、18,169百万円(同629百万円減)となりました。これは主に、約定返済により借入金が594百万円減少したこと等によるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、8,165百万円(同1,065百万円減)となりました。これは主に、期末配当の実施等により利益剰余金が1,063百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,285百万円減少し、1,492百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、984百万円(前年同期は59百万円の使用)となりました。これは主に、税引前四半期利益97百万円の計上、減価償却費及び償却費482百万円の計上、営業債権及びその他の債権351百万円の減少、生物資産385百万円の減少により資金が増加した一方、従業員給付に係る負債が370百万円の減少、法人所得税の支払1,780百万円があったことにより資金が減少したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、602百万円(前年同期は607百万円の使用)となりました。これは主に、まいたけ増産に係る設備増強・更新等に伴う有形固定資産の取得による支出598百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、698百万円(前年同期は534百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の借入による収入1,000百万円、約定返済の実施により長期借入金の返済による支出578百万円、配当金の支払1,064百万円等があったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、今般の新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、前事業年度の巣ごもり需要の反動減や家計防衛意識の高まりによる消費停滞は見受けられますが、① 当社グループの売上は主に大手スーパーマーケットを中心とした小売事業者向け製品で構成され、外出自粛等による重大な影響を受けにくいこと、また、② 家庭での調理機会の増加や健康への意識の高まりから、健康促進効果がある「きのこ」に対する需要は引き続き堅調に推移していること等から、現時点では業績への大きな影響はないと考えております。
今後の業績等の推移に応じて、通期の連結業績予想を見直す必要が生じた場合には、速やかに公表する予定であります。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、94百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、新たに経営成績に重要な影響を与える要因についての変更はありません。
(8) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載については、重要な変更はありません。
(参考情報)
当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算出された調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後当期利益を重要な経営指標として位置づけております。当第1四半期連結累計期間の調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益は以下のとおりであります。
(1) 営業利益、調整後営業利益、調整後EBITDA
(単位:百万円)
(2) 四半期(当期)利益及び調整後四半期(当期)利益
(注) 1.調整後営業利益=営業利益 + マネジメントフィー + 上場関連費用 + 合併に伴う不動産登記費用
2.調整後EBITDA=調整後営業利益 + 減価償却費及び償却費
3.調整後四半期(当期)利益=四半期(当期)利益 + マネジメントフィー + 上場関連費用 + 合併に伴う不動産登記費用 + リファイナンス関連損益 + 調整項目の税金調整額
4.Bain Capital Private Equity, LP及び株式会社神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬であります。
5.上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用等の上場関連の一時的な費用であります。
6.2020年4月1日に旧雪国まいたけホールディングスが旧雪国まいたけを吸収合併したことに伴う不動産登記費用であります。
7.当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等であります。なお、調整後四半期(当期)利益(国際会計基準)の計算においては、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約期間における支払利息の増加額を相殺しております。
8.調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益及び1株当たり調整後四半期(当期)利益は国際会計基準により規定された指標ではなく、投資家が当社グループの業績を評価する上で、当社グループが有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、上場後には発生しないマネジメントフィー及び上場関連費用、非公開化関連費用及びリファイナンス関連損益や、割安購入益等の非経常的損益項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目、あるいは競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目)の影響を除外しております。なお、調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要な制限があることから、国際会計基準に準拠して表示された他の指標の代替的指標として考慮されるべきではありません。当社グループにおける調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益は、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が低下する可能性があります。
9.1株当たり調整後四半期(当期)利益=調整後四半期(当期)利益÷期中平均株式数
10.当社は、2020年7月30日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施しております。1株当たり調整後四半期(当期)利益につきましては、第4期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式数により算定しております。
(1) 経営成績の状況
当第1四半期連結累計期間(2021年4月1日から6月30日)における国内経済は、いまだ収束の見えない新型コロナウイルス感染症の影響により、消費マインドの冷え込みや節約志向の継続が見受けられます。ワクチン接種が順次実施され、経済活動の回復の契機となる状況がある一方、感染力が強いと言われる変異株のまん延など、依然として予断を許さない状況が続いております。 当社事業を取り巻く環境は、前年の巣ごもり需要の反動と、長引く新型コロナウイルス感染症の影響による節約志向の高まりを受け、国内きのこ市場は、全体的に低調な推移となりました。
このような環境の中、当社グループは、中期経営計画に基づき、これまで長年培ってきた当社の生産技術・ノウハウ、販売力を活かし、プレミアムきのこ総合メーカーとしての基盤の確立を図っております。これに加え、まいたけを中心としたきのこが持つ機能性の開発と訴求により、安全・安心な製品を提供することを通じて消費者の健康に寄与し、健やかな社会の実現に貢献すべく事業展開を図ってまいりました。
当第1四半期連結累計期間の収益は、8,938百万円(前年同期比15.9%減)、このうち、売上収益は、6,587百万円(同11.8%減)となりました。また、茸事業の減収、ユーティリティ費及び修繕費の上昇等により売上総利益は、2,033百万円(同29.8%減)となりました。販売費及び一般管理費は、1,826百万円(同4.3%減)となりました。
以上の結果、営業利益は、201百万円(同77.9%減)、親会社の所有者に帰属する四半期利益は、54百万円(同88.8%減)となりました。なお、当第1四半期連結累計期間においては、IAS第41号「農業」の適用に関する公正価値変動による利得が、収益に2,350百万円(同25.4%減)、売上原価に2,622百万円(同27.3%減)、それぞれ含まれております。
当第1四半期連結累計期間における事業セグメント別の売上収益の状況は以下のとおりであります。
[茸事業]
① まいたけ
まいたけが持つ機能性を訴求するとともに、豊富な製品ラインアップを活かした製品戦略の展開、季節食材ではなく通年食材としての訴求の一環として、他食品メーカーとの共同企画による食べ方提案やテレビパブリシティを活用した売り場企画提案を実施いたしましたが、巣ごもり需要の反動を受けたこと等により、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、まいたけ事業の売上収益は、3,433百万円(前年同期比15.3%減)となりました。
② エリンギ
生産品質の向上により安定した供給を実現したことに加え、消費者が手間をかけずにすぐに使える利便性の高いスライス製品を投入する等、製品ラインアップの拡充を図りましたが、巣ごもり需要の反動を受けたこと等により、販売量、販売単価ともに前年同期に比べ低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、エリンギ事業の売上収益は、778百万円(同10.5%減)となりました。
③ ぶなしめじ
青果市況と市場の動向を注視しながら、需給バランスに応じて1株製品と2株製品といった量目が異なる製品を活用した柔軟な製品投入を実施いたしました。販売量は前年同期に比べやや増加しましたが、販売単価は低調に推移しました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、ぶなしめじ事業の売上収益は、1,402百万円(同12.6%減)となりました。
④ 茸その他
株式会社三蔵農林にて生産しているマッシュルームが、年中行事カレンダーに合わせた販売促進活動を実施し、好調に推移いたしました。この結果、当第1四半期連結累計期間においては、茸その他事業の売上収益は、852百万円(同4.1%増)となりました。
[その他]
その他事業の売上収益は、主に健康食品の販売によるものであり、120百万円(同3.0%減)となりました。
各事業セグメント別売上収益は以下のとおりであります。
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 (自2020年4月1日 至2020年6月30日) | 当第1四半期連結累計期間 (自2021年4月1日 至2021年6月30日) | 増減率 (%) | ||
茸事業 | 7,346 | 6,467 | △12.0 | |
まいたけ | 4,054 | 3,433 | △15.3 | |
エリンギ | 869 | 778 | △10.5 | |
ぶなしめじ | 1,604 | 1,402 | △12.6 | |
茸その他 | 819 | 852 | 4.1 | |
その他 | 123 | 120 | △3.0 | |
売上収益 | 7,470 | 6,587 | △11.8 |
(2) 財政状態の状況
(資産)
当第1四半期連結会計期間末(2021年6月30日時点)の資産合計は、32,975百万円(前連結会計年度末比2,668百万円減)となりました。流動資産は、7,349百万円(同2,852百万円減)となりました。これは主に、配当金の支払い、法人所得税の支払い等により現金及び現金同等物が2,285百万円、営業債権及びその他の債権が351百万円、公正価値変動による利得により生物資産が385百万円それぞれ減少した一方、棚卸資産が174百万円増加したこと等によるものであります。非流動資産は、25,625百万円(同184百万円増)となりました。これは主に、まいたけ増産に係る設備増強・更新及び投資不動産からの振替等に伴って有形固定資産が444百万円増加した一方、有形固定資産への振替により投資不動産が217百万円減少したこと等によるものであります。
(負債)
当第1四半期連結会計期間末の負債合計は、24,810百万円(同1,603百万円減)となりました。流動負債は、6,641百万円(同973百万円減)となりました。これは主に、未払法人所得税が1,739百万円減少した一方、短期借入金が1,000百万円増加したこと等によるものであります。非流動負債は、18,169百万円(同629百万円減)となりました。これは主に、約定返済により借入金が594百万円減少したこと等によるものであります。
(資本)
当第1四半期連結会計期間末の資本合計は、8,165百万円(同1,065百万円減)となりました。これは主に、期末配当の実施等により利益剰余金が1,063百万円減少したことによるものであります。
(3) キャッシュ・フローの状況
当第1四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ2,285百万円減少し、1,492百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、984百万円(前年同期は59百万円の使用)となりました。これは主に、税引前四半期利益97百万円の計上、減価償却費及び償却費482百万円の計上、営業債権及びその他の債権351百万円の減少、生物資産385百万円の減少により資金が増加した一方、従業員給付に係る負債が370百万円の減少、法人所得税の支払1,780百万円があったことにより資金が減少したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、602百万円(前年同期は607百万円の使用)となりました。これは主に、まいたけ増産に係る設備増強・更新等に伴う有形固定資産の取得による支出598百万円等があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、698百万円(前年同期は534百万円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の借入による収入1,000百万円、約定返済の実施により長期借入金の返済による支出578百万円、配当金の支払1,064百万円等があったことによるものであります。
(4) 経営方針・経営戦略等
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
なお、今般の新型コロナウイルスの感染拡大に関しては、前事業年度の巣ごもり需要の反動減や家計防衛意識の高まりによる消費停滞は見受けられますが、① 当社グループの売上は主に大手スーパーマーケットを中心とした小売事業者向け製品で構成され、外出自粛等による重大な影響を受けにくいこと、また、② 家庭での調理機会の増加や健康への意識の高まりから、健康促進効果がある「きのこ」に対する需要は引き続き堅調に推移していること等から、現時点では業績への大きな影響はないと考えております。
今後の業績等の推移に応じて、通期の連結業績予想を見直す必要が生じた場合には、速やかに公表する予定であります。
(6) 研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における当社グループの研究開発活動の金額は、94百万円であります。
なお、当第1四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7) 経営成績に重要な影響を与える要因
当第1四半期連結累計期間において、新たに経営成績に重要な影響を与える要因についての変更はありません。
(8) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「第一部 企業情報 第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載については、重要な変更はありません。
(参考情報)
当社グループは、経営成績の推移を把握するために、以下の算式により算出された調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後当期利益を重要な経営指標として位置づけております。当第1四半期連結累計期間の調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益は以下のとおりであります。
(1) 営業利益、調整後営業利益、調整後EBITDA
(単位:百万円)
回次 | 国際会計基準 | ||
第4期 | 第5期 | 第4期 | |
決算期 | 2021年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2022年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2021年3月期 |
営業利益 | 909 | 201 | 7,823 |
(調整額) | |||
+マネジメントフィー (注)4 | 26 | - | 48 |
+上場関連費用 (注)5 | 9 | - | 157 |
+合併に伴う不動産登記費用 (注)6 | 61 | - | 61 |
調整額小計 | 97 | - | 267 |
調整後営業利益 (注)1、8 | 1,007 | 201 | 8,090 |
(調整額) +減価償却費及び償却費 | 466 | 482 | 1,979 |
調整後EBITDA (注)2、8 | 1,473 | 683 | 10,070 |
(2) 四半期(当期)利益及び調整後四半期(当期)利益
回次 | 国際会計基準 | ||
第4期 | 第5期 | 第4期 | |
決算期 | 2021年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2022年3月期 第1四半期 連結累計期間 | 2021年3月期 |
四半期(当期)利益(百万円) | 482 | 53 | 4,740 |
(調整額) | |||
+マネジメントフィー(百万円) (注)4 | 26 | - | 48 |
+上場関連費用(百万円) (注)5 | 9 | - | 157 |
+合併に伴う不動産登記費用(百万円) (注)6 | 61 | - | 61 |
+リファイナンス関連損益(百万円) (注)7 | 68 | 52 | 459 |
調整額小計(税金調整前)(百万円) | 165 | 52 | 727 |
調整項目の税金調整額(百万円) | △56 | △17 | △249 |
(適用税率) | (34.26%) | (34.26%) | (34.26%) |
調整額小計(税金調整後)(百万円) | 109 | 34 | 478 |
調整後四半期(当期)利益(百万円) (注)3、8 | 591 | 87 | 5,218 |
1株当たり調整後四半期(当期)利益(円) (注)8、9、10 | 14.85 | 2.20 | 130.93 |
(注) 1.調整後営業利益=営業利益 + マネジメントフィー + 上場関連費用 + 合併に伴う不動産登記費用
2.調整後EBITDA=調整後営業利益 + 減価償却費及び償却費
3.調整後四半期(当期)利益=四半期(当期)利益 + マネジメントフィー + 上場関連費用 + 合併に伴う不動産登記費用 + リファイナンス関連損益 + 調整項目の税金調整額
4.Bain Capital Private Equity, LP及び株式会社神明ホールディングスとのマネジメント契約に基づく報酬であります。
5.上場準備アドバイザリー費用、上場のための組織体制構築に関する費用、上場のための国際会計基準導入及び適時開示体制構築に関する費用等の上場関連の一時的な費用であります。
6.2020年4月1日に旧雪国まいたけホールディングスが旧雪国まいたけを吸収合併したことに伴う不動産登記費用であります。
7.当社非公開化後に実施したリファイナンスに関連して一時的に発生したアドバイザリー費用等であります。なお、調整後四半期(当期)利益(国際会計基準)の計算においては、同リファイナンスに伴う契約金利の低下によって発生した一時的な利得とそれに連動して発生する残存契約期間における支払利息の増加額を相殺しております。
8.調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益及び1株当たり調整後四半期(当期)利益は国際会計基準により規定された指標ではなく、投資家が当社グループの業績を評価する上で、当社グループが有用であると考える財務指標であります。当該財務指標は、上場後には発生しないマネジメントフィー及び上場関連費用、非公開化関連費用及びリファイナンス関連損益や、割安購入益等の非経常的損益項目(通常の営業活動の結果を示していると考えられない項目、あるいは競合他社に対する当社グループの業績を適切に示さない項目)の影響を除外しております。なお、調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益に影響を及ぼす項目の一部を除外しており、分析手段としては重要な制限があることから、国際会計基準に準拠して表示された他の指標の代替的指標として考慮されるべきではありません。当社グループにおける調整後営業利益、調整後EBITDA及び調整後四半期(当期)利益は、同業他社の同指標あるいは類似の指標とは算定方法が異なるために、他社における指標とは比較可能でない場合があり、その結果、有用性が低下する可能性があります。
9.1株当たり調整後四半期(当期)利益=調整後四半期(当期)利益÷期中平均株式数
10.当社は、2020年7月30日付で普通株式1株につき100株の割合で株式分割を実施しております。1株当たり調整後四半期(当期)利益につきましては、第4期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、当該株式分割後の発行済株式数により算定しております。