有価証券報告書-第88期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/29 11:23
【資料】
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【項目】
137項目

退職給付関係

(退職給付関係)
1.採用している退職給付制度の概要
当社は、確定給付型の確定給付企業年金制度、確定拠出型の確定拠出年金制度及び退職一時金制度を設けており、連結子会社は、確定給付型の制度として、複数事業主制度の確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けている。
また、当社及び連結子会社は、従業員の退職等に際して割増退職金を支払う場合がある。
なお、主として連結子会社が有する確定給付企業年金制度及び退職一時金制度は、簡便法により退職給付に係る負債及び退職給付費用を計算している。
さらに、一部の連結子会社は、複数事業主制度の厚生年金基金制度に加入しており、自社の拠出に対応する年金資産の額を合理的に計算することができない制度については、確定拠出制度と同様に会計処理している。
2.確定給付制度(簡便法を適用した制度を除く。)
(1) 退職給付債務の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
退職給付債務の期首残高37,82542,211
会計方針の変更による累積的影響額2,296
会計方針の変更を反映した期首残高40,12142,211
勤務費用1,3621,496
利息費用530464
数理計算上の差異の発生額8932,565
退職給付の支払額△4,552△4,850
過去勤務費用の発生額3,8553,749
退職給付債務の期末残高42,21145,636

(2) 年金資産の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
年金資産の期首残高23,17125,602
期待運用収益463512
数理計算上の差異の発生額1,758△464
事業主からの拠出額4,4744,466
退職給付の支払額△4,314△4,365
その他4949
年金資産の期末残高25,60225,800

(3) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(平成27年3月31日)
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
積立型制度の退職給付債務38,51338,138
年金資産△25,602△25,800
12,91012,338
非積立型制度の退職給付債務3,6977,498
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額16,60819,836
退職給付に係る負債16,60819,836
退職給付に係る資産
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額16,60819,836


(4) 退職給付費用及びその内訳項目の金額
(百万円)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
勤務費用1,3131,446
利息費用530464
期待運用収益△463△512
数理計算上の差異の費用処理額1,5901,542
過去勤務費用の費用処理額△978△817
その他37734
確定給付制度に係る退職給付費用2,3702,158

(注)勤務費用から確定給付企業年金制度に対する従業員拠出額を前連結会計年度49百万円、当連結会計年度
49百万円控除している。
(5) 退職給付に係る調整額
退職給付に係る調整額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。
(百万円)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
過去勤務費用△4,834△4,566
数理計算上の差異2,455△1,487
合計△2,378△6,054

(6) 退職給付に係る調整累計額
退職給付に係る調整累計額に計上した項目(税効果控除前)の内訳は次のとおりである。
(百万円)
前連結会計年度
(平成27年3月31日)
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
未認識過去勤務費用1714,738
未認識数理計算上の差異4,4285,916
合計4,60010,654

(7) 年金資産に関する事項
①年金資産の主な内訳
年金資産合計に対する主な分類ごとの比率は、次のとおりである。
前連結会計年度
(平成27年3月31日)
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
債券46%46%
株式30%26%
生保一般勘定9%9%
その他15%19%
合計100%100%

②長期期待運用収益率の設定方法
年金資産の長期期待運用収益率を決定するため、現在及び予想される年金資産の配分と、年金資産を構成する多様な資産からの現在及び将来期待される長期の収益率を考慮している。
(8) 数理計算上の計算基礎に関する事項
主要な数理計算上の計算基礎(加重平均で表している。)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
割引率1.1%0.6%
長期期待運用収益率2.0%2.0%


3.簡便法を適用した確定給付制度
(1) 簡便法を適用した制度の、退職給付に係る負債の期首残高と期末残高の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(自 平成26年4月1日
至 平成27年3月31日)
当連結会計年度
(自 平成27年4月1日
至 平成28年3月31日)
退職給付に係る負債の期首残高1,4241,200
退職給付費用135539
退職給付の支払額△111△141
制度への拠出額△336△342
その他8828
退職給付に係る負債の期末残高1,2001,284

(2) 退職給付債務及び年金資産の期末残高と連結貸借対照表に計上された退職給付に係る負債及び退職給付に係る資産の調整表
(百万円)
前連結会計年度
(平成27年3月31日)
当連結会計年度
(平成28年3月31日)
積立型制度の退職給付債務4,0244,238
年金資産△3,135△3,178
8891,060
非積立型制度の退職給付債務311224
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額1,2001,284
退職給付に係る負債1,4361,473
退職給付に係る資産△235△188
連結貸借対照表に計上された負債と資産の純額1,2001,284

(3) 退職給付費用
簡便法で計算した退職給付費用 前連結会計年度135百万円 当連結会計年度539百万円
4.確定拠出制度
当社及び連結子会社の確定拠出制度への要拠出額は、前連結会計年度342百万円、当連結会計年度344百万円である。
5.複数事業主制度
一部の連結子会社が加入する厚生年金基金については、重要性が乏しいため、要拠出額を退職給付費用として処理している複数事業主制度に係る注記を省略している。