有価証券報告書-第95期(平成29年4月1日-平成30年3月31日)

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2018/06/29 15:39
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(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業業績向上や雇用情勢の改善の動き等緩やかな回復が見られましが、世界経済の下振れへの懸念や地政学的リスクへの警戒感の高まり等もあり、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。
衣料品業界につきましては、気候の影響等から季節商品の販売に回復が見られましたが、全体の消費マインドの改善は見られず、個人消費においては節約志向が強く慎重な購買行動が続いており、依然として厳しい状況下にあります。
このような経営環境が続くなか、当社グル-プは「お客様第一」「品質本位」の基本理念を基に経営の効率化に取り組み、国内においては連結子会社3社の合併を行い、各社の本社機能の一部を統合し経営体制の再編を進めてまいりました。
衣料事業につきましては、中国の製造部門の効率化を図り製造・販売体制の再構築を進めてまいりました。OEM販売等を行なう卸売部門におきましては、パターンオーダーの仕組みを活用した取引拡大とともに、イタリアの製造部門の製品を活用して相乗効果を生み出すための取り組みを進めてまいりました。小売部門におきましては、不採算店舗の撤退により効率化を進め、Eコマース等の販売経路拡充などをはかってまいりました。
不動産賃貸事業につきましては、資産の効率化と財務体質の強化の観点から、第1四半期連結会計期間において保有する賃貸用不動産の一部を売却いたしました。小田原の商業施設「ダイナシティ」は、核テナントの一つである百貨店が平成30年2月に閉店したことにともない、引き続き地域に密着したSCとして皆様にご利用いただけるよう、施設の一部のリニューアルを開始いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績につきましては、売上高は27,272百万円(前期比27.4%増)、営業損失は318百万円(前期は営業損失1,337百万円)、経常損失は384百万円(前期は経常損失1,448百万円)、固定資産売却益等の特別利益1,204百万円及び特別退職金等の特別損失476百万円を計上いたしました結果、親会社株主に帰属する当期純利益は329百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1,521百万円)となりました。
資産は、前連結会計年度末に比べ2,773百万円減少し43,111百万円となり、負債は、前連結会計年度末に比べ2,020百万円減少し24,170百万円となり、純資産は、前連結会計年度末に比べ752百万円減少し18,941百万円となりました。
セグメントの業績は次の通りであります。
衣料事業
「ニューヨーカー」ブランドを中心とする小売販売は、Eコマースでの販売額は増加し、秋冬衣料の販売は堅調に推移いたしましたが、不採算店舗を閉店したことにより店舗数が減少しており、売上高は前年同期比で減少いたしました。
製造部門は、前連結会計年度に子会社化したPontetorto S.p.A.及びその子会社1社が連結対象となったこと等により、売上高は前年同期比で増加いたしました。
以上の結果、売上高は23,503百万円(前期比34.7%増)、セグメント損失(営業損失)は205百万円(前期は営業損失1,083百万円)となりました。
不動産賃貸事業
前連結会計年度及び第1四半期連結会計期間に賃貸用不動産の一部を売却したこと等により、売上高は前年同期比で減少となりました。
以上の結果、売上高は3,924百万円(前期比5.6%減)、セグメント利益(営業利益)は476百万円(前期比29.3%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ1,027百万円減少し3,474百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動に使用したキャッシュ・フローは876百万円となり、前連結会計年度に比べ105百万円支出が増加いたしました。その主な内容は、税金等調整前当期純利益が989百万円増加、法人税等の支払額が1,260百万円増加したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によって得られたキャッシュ・フローは758百万円となり、前連結会計年度に比べ2,241百万円収入が増加いたしました。その主な内容は、有形固定資産の取得による支出が2,349百万円減少したこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動に使用したキャッシュ・フローは930百万円となり、前連結会計年度に比べ3,501百万円支出が増加いたしました。その主な内容は、長期借入れによる収入が3,500百万円減少したこと等によるものです。
③ 生産、受注及び販売の実績
(a) 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
衣料事業12,238+23.2
合計12,238+23.2

(注) 1.上記の金額は、販売価額によっております。
2.上記の金額は、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
3.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。
(b) 受注状況
当社グループは主として見込み生産を行っているため、該当事項はありません。
(c) 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称金額(百万円)前年同期比(%)
衣料事業23,503+34.7
不動産賃貸事業3,768△4.9
合計27,272+27.4

(注) 1.上記の金額は、セグメント間取引の相殺消去後の数値であります。
2.上記の金額には、消費税等は含んでおりません。

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されています。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果については、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
(a) 財政状態の分析
当連結会計年度における総資産は43,111百万円(前連結会計年度比6.0%減)となりました。
当連結会計年度における自己資本比率は42.4%となり、当連結会計年度における1株当たり純資産額は539円44銭となりました。また、株主資本利益率(ROE)は、1.8%(前期比9.3ポイント増)と向上いたしました。
(流動資産)
当連結会計年度における流動資産は12,828百万円(前連結会計年度比3.8%減)となりました。その主な内容は、現金及び預金の減少1,027百万円や未収金の増加655百万円等であります。
(固定資産)
当連結会計年度における固定資産は30,283百万円(前連結会計年度比7.0%減)となりました。その主な内容は、建物及び構築物の減少1,169百万円や投資有価証券の減少916百万円等であります。
(流動負債)
当連結会計年度における流動負債は14,822百万円(前連結会計年度比25.0%増)となりました。その主な内容は、短期借入金の増加1,542百万円、1年以内返済予定の長期借入金の増加1,600百万円、未払法人税等の減少1,078百万円及び預り金の増加1,482百万円等であります。
(固定負債)
当連結会計年度における固定負債は9,347百万円(前連結会計年度比34.8%減)となりました。その主な内容は、長期借入金の減少2,893百万円や長期預り保証金の減少1,584百万円等であります。
(純資産)
当連結会計年度における純資産は18,941百万円(前連結会計年度比3.8%減)となりました。その主な内容は、その他有価証券評価差額金の減少472百万円や非支配株主持分の減少311百万円等であります。
(b) 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は27,272百万円(前連結会計年度比27.4%増)となりました。
セグメント別の売上高につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
(売上総利益)
衣料事業につきましては、製造部門において前連結会計年度に子会社化したPontetorto S.p.A.及びその子会社1社が連結対象となったこと等により、売上原価は増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、手数料や広告宣伝費の減少等により、売上原価は減少いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における売上原価は14,447百万円(前連結会計年度比36.5%増)となり、売上総利益は12,825百万円(前連結会計年度比18.5%増)となりました。また、売上総利益率は、前連結会計年度に比べ3.5ポイント減少し、47.0%となりました。
(営業利益)
衣料事業につきましては、前連結会計年度に子会社化したPontetorto S.p.A.及びその子会社1社が連結対象となったこと等により、販売費及び一般管理費は増加いたしました。
不動産賃貸事業につきましては、広告宣伝費等の減少はありましたが、手数料等の増加により、販売費及び一般管理費は増加いたしました。
以上の結果、当連結会計年度における販売費及び一般管理費は13,143百万円(前連結会計年度比8.1%増)となり、営業損失は318百万円(前連結会計年度は営業損失1,337百万円)となりました。
(経常利益)
営業外収支は、雑収入の増加等により、収益増加となりました。
以上の結果、当連結会計年度における経常損失は384百万円(前連結会計年度は経常損失1,448百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
特別損益は、建設協力金精算益や事業構造改善費用の減少等がありましたが、固定資産売却益の減少等により、収益減少となりました。
以上の結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は344百万円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失645百万円)となり、法人税等の減少等により、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は329百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失1,521百万円)となりました。
(c) キャッシュ・フローの分析
当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりです。
当社グループの運転資金需要は、主に衣料事業における原材料の仕入や製造経費、販売費及び一般管理費等であり、投資を目的とした資金需要は、主に保有する不動産への設備投資等によるものであります。
短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。
なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は14,612百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,474百万円となっております。
なお、今後の見通しにつきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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