四半期報告書-第124期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)

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2014/08/07 9:41
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有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1)業績の状況
当第1四半期連結累計期間の世界経済は、米国では緩やかな拡大基調で推移し、欧州でも回復の兆しが見られましたが、中国をはじめ新興国の景気が減速したため、全体としてはわずかな成長にとどまりました。日本経済は、消費税率の引き上げおよび増税前の駆け込み需要の反動もあり、景気は減速しました。
当社グループを取り巻く経営環境は、半導体においては、スマートフォンやタブレット端末が新興国で低・中グレード品を中心に販売が伸びるとともに、パソコンはOSのサポート切れに伴う買い替え需要等もあり伸長しました。自動車においては、北米や中国が引き続き堅調なほか、欧州でも需要が回復基調で推移しました。しかし、国内は消費税増税後の需要減により大幅な落ち込みとなりました。国内の住宅着工件数は、消費増税の影響により年初から持家、分譲住宅の減少が継続しております。
当社グループはこのような経営環境の中、身の丈経営の実践によりスリム化した企業体質の維持に努めながら、次の方針を掲げて新たなる成長に向け総合力を結集して取り組んでまいりました。
①国内既存事業の再生、ビジネスモデルの転換
②新規事業立ち上げ、創生
③海外事業の収益力強化、規模拡大
この結果、当第1四半期連結累計期間の連結売上高は493億20百万円と、前年同期比で9.3%、42億8百万円の増収となりました。
損益につきましては、主力の半導体関連材料や高機能プラスチックの販売数量の伸長により、連結営業利益は前年同期比で25.5%増の24億1百万円となり、連結経常利益は、前年同期比で10.2%増の27億19百万円となりました。連結純利益は、前年同期比で25.4%増の19億54百万円となりました。
なお、平成26年6月12日付でVaupell Holdings, Inc.の全株式を取得し、当第1四半期連結会計期間末より同社およびその関係会社4社を連結の範囲に含めておりますが、みなし取得日を当第1四半期連結会計期間末としているため、上記の当第1四半期経営成績にはこれらの会社の業績は含まれておりません。
当第1四半期連結累計期間のセグメントの概況は、次のとおりであります。
①半導体関連材料
[連結売上高 11,907百万円(前年同期比 7.2%増)、連結営業利益 1,597百万円(同 36.6%増)]
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料および半導体用液状樹脂は、スマートフォンやタブレット型端末向けの好調に加え、パソコン向け買い替え需要や中国での拡販成果が寄与し、売上高は増加しました。
半導体パッケージ基板材料の「LαZ®」は、主要顧客での販売の減速や新機種リリース前の端境期などの影響を受け、売上高は減少しました。アプリケーション・プロセッサーなど先端領域での開発に注力するとともに、メモリーやMPUなどボリュームゾーンや新規顧客の拡大を図ってまいります。
②高機能プラスチック
[連結売上高 21,507百万円(前年同期比 15.8%増)、連結営業利益 1,145百万円(同 31.8%増)]
フェノール樹脂成形材料、工業用フェノール樹脂および成形品は、自動車向けで日本国内での消費税増税後の一時的な落ち込みはあるものの、北米や中国が堅調で、欧州も回復に転じるなど、売上高は増加しました。
銅張積層板は、AV機器等の需要が低迷したものの、自動車分野が堅調に推移し、売上高は増加しました。
③クオリティオブライフ関連製品
[連結売上高 15,738百万円(前年同期比 3.0%増)、連結営業利益 423百万円(同 46.0%減)]
医療機器製品は、「オルフィス CV キット®」や「クリオドレーンバック®」などの戦略製品が伸長し、国内営業拠点の増強強化の効果もあり、売上高は増加しました。
なお、バイオ関連製品につきましては、平成26年8月1日付で塩野義製薬株式会社の子会社で、糖鎖解析事業を行っているEzose Sciences, Inc.(本社:米国ニュージャージー州)が保有する資産について、塩野義製薬株式会社との間で資産譲渡契約を締結しました。
これまでの糖鎖分析用キットの販売に加え、今後国内外の顧客に対する受託分析サービスの提供ならびに自動糖鎖精製装置の紹介まで、糖鎖分野でのトータルソリューションプロバイダーとしての事業拡大を図ってまいります。
ビニル樹脂シートおよび複合シートは、医薬品包装用途が好調を維持し、加えて産業用フィルムも堅調に推移し、売上高は増加しました。
ポリカーボネート樹脂板、塩化ビニル樹脂板のプレート製品は、雪害特需に加え、アミューズメント用途の需要取り込みにより、売上高は増加しました。
防水関連製品は、消費税駆け込み需要の反動の影響があったものの、一般住宅やリフォーム関係が堅調で、売上高は増加しました。
④その他の連結売上高は166百万円となり連結営業損失は15百万円となりました。
(2)財政状態の分析
①資産の部
総資産は、前連結会計年度末に比べ241億49百万円増加し、2,609億74百万円となりました。
これは主に、現金及び預金が44億45百万円減少した一方で、のれんが214億18百万円、受取手形及び売掛金が34億2百万円、有形固定資産が14億30百万円増加したことによるものであります。
②負債の部
負債合計は、前連結会計年度末に比べ258億29百万円増加し、1,123億9百万円となりました。
これは主に、賞与引当金が13億74百万円減少した一方で、短期借入金が174億80百万円増加したことおよびコマーシャル・ペーパーを75億円増額したことによるものであります。
③純資産の部
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ16億80百万円減少し、1,486億64百万円となりました。
これは主に、四半期純利益を19億54百万円計上した一方で、配当金の支払12億4百万円、退職給付会計基準等の適用に伴う累積的影響額10億76百万円、為替換算調整勘定が15億97百万円減少したことによるものであります。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループの事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更および新たに生じた課題はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は24億45百万円であります。
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況の重要な変更は、次のとおりであります。
クオリティオブライフ関連製品セグメントにおいて、S-バイオ事業部内で開発を進めてきた体外診断薬である胃がん診断チップの商品化の目処が立ち、同製品の開発および販売には薬事法に基づき組織の独立性が要求されることから、神戸事業所内に「診断薬開発部」を設置しました。
(5)従業員数
当第1四半期連結累計期間において、従業員数が前連結会計年度末と比較して1,675名増加する一方、臨時従業員数が882名減少しております。
主な要因といたしましては、Vaupell Holdings, Inc.およびその関係会社4社を当第1四半期連結会計期間末より連結の範囲に含めたこと、中国地区の子会社の組織改編に伴い雇用形態を変更したことによるものであります。

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