訂正四半期報告書-第138期第2四半期(平成30年4月1日-平成30年6月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものです。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2018年1月1日~2018年6月30日)における世界経済は、欧米を中心に総じて順調に成長したものの、米国トランプ政権による制裁関税と、各国の対抗措置により、不透明な状況が続いています。
また、化学業界におきましては、先進国・新興国とも順調な経済を背景に需要が拡大しましたが、上昇傾向にある原燃料価格が企業の収益を圧迫する要因になりました。
当社グループは当連結会計年度より中期経営計画『PROUD 2020』をスタートさせました。初年度にあたり、ありたい姿である「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指し、『PROUD 2020』で掲げた主要経営戦略の具体的施策を順次実施していくとともに、中長期的な視点に基づく、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は前年同期比50,042百万円(19.9%)増の301,382百万円、営業利益は407百万円(1.1%)増の38,188百万円、経常利益は48百万円(0.1%)減の36,490百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は387百万円(1.6%)減の23,822百万円となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、たな卸資産のうち製品、原材料及び仕掛品の評価方法を先入先出法に統一しており、経営成績の前年比較の説明は、遡及処理後の数値を適用しています。さらに、第1四半期連結会計期間より有形固定資産の減価償却方法と耐用年数、及び全社共通費の各セグメントへの配賦方法の変更を行いました。
加えて、当社は、前連結会計年度においてクラリーノ事業を機能材料セグメントに区分していましたが、2018年1月1日付の組織改定に伴い繊維セグメントへ編入しました。当第2四半期連結累計期間の比較及び分析は、変更後のセグメント区分に基づいています。
また、当社は2018年3月9日付でCalgon Carbon社の買収を完了し、第1四半期連結会計期間より連結対象に含めています。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は137,835百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は28,968百万円(同5.4%減)となりました。各事業とも順調に販売を伸ばしていますが、前述の有形固定資産の減価償却方法と耐用年数、及び全社共通費の配賦方法の変更により、当セグメントの営業利益はマイナスの影響を受けました。
① ポバール樹脂は、昨年より本格稼働を開始した北米工場が寄与し、北米市場が順調でした。光学用ポバールフィルムは需要の堅調な伸びにより、販売量が増加しました。また、ディスプレイ市場の拡大とパネルサイズ大型化のニーズに対応するため、第1四半期連結会計期間に倉敷事業所で新設備投資(2019年末稼動予定)を決定しました。水溶性ポバールフィルムは、個包装洗剤用途を中心に数量が拡大しました。また、PVBフィルムは販売量が増加しましたが、原燃料価格上昇の影響を受けました。
② EVOH樹脂<エバール>は、食品包装用途、自動車ガソリンタンク用途ともに販売が拡大しました。また、当第2四半期連結会計期間において、米国工場で定期修理及び能力増強工事を行いました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は28,921百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は4,828百万円(同0.9%増)となりました。また、当第2四半期連結会計期間に、PTT Global Chemical Public Company Ltd.と住友商事株式会社との共同出資により、タイにおけるブタジエン誘導品の製造・販売を事業とする合弁会社を設立しました。
① イソプレン関連では、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>、液状ゴムともに数量が伸長し、順調に推移しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、自動車用途、コネクタ用途を中心に販売が拡大しましたが、原燃料価格上昇の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は65,290百万円(前年同期比140.7%増)、営業利益は3,793百万円(同29.7%増)となりました。なお、第1四半期連結会計期間より、Calgon Carbon社の業績を含んでいます。
① メタクリルは、好市況が継続し順調でした。また、高付加価値品の販売が拡大しました。
② メディカルは、歯科材料のジルコニア系製品の拡充が寄与しました。
③ カルゴン・カーボンは米国を中心に販売量が増加しましたが、炭素材料は汎用用途の販売量が減少しました。
[繊維]
人工皮革<クラリーノ>は、ラグジュアリー商品用途への拡販が進み、生活資材では<クラフレックス>で高付加価値品の販売が拡大しました。一方で、ビニロンは原燃料価格上昇の影響を受けた結果、売上高は33,450百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は3,289百万円(同14.8%減)となりました。
[トレーディング]
繊維関連事業は、テキスタイルがスポーツ衣料用途で堅調に推移し、海外縫製品も販売が拡大しました。また、樹脂・化成品関連事業は輸出を中心に順調であった結果、売上高は68,445百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は2,069百万円(同6.4%増)となりました。
[その他]
その他事業は、売上高は29,192百万円(前年同期比31.6%増)、営業利益は研究開発費等の経費増加により、710百万円(同40.5%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益34,728百万円及び減価償却費25,682百万円等の収入に対して、売上債権の増加6,978百万円及びたな卸資産の増加4,280百万円等の支出により、営業活動によるキャッシュ・フローは30,788百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得119,814百万円、有形及び無形固定資産の取得30,188百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは144,392百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
長期借入れ80,000百万円及び社債の発行40,000百万円等の収入により、財務活動によるキャッシュ・フローは109,767百万円の収入となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額557百万円により、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より3,279百万円減少して66,954百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,341百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
(1) 業績の状況
当第2四半期連結累計期間(2018年1月1日~2018年6月30日)における世界経済は、欧米を中心に総じて順調に成長したものの、米国トランプ政権による制裁関税と、各国の対抗措置により、不透明な状況が続いています。
また、化学業界におきましては、先進国・新興国とも順調な経済を背景に需要が拡大しましたが、上昇傾向にある原燃料価格が企業の収益を圧迫する要因になりました。
当社グループは当連結会計年度より中期経営計画『PROUD 2020』をスタートさせました。初年度にあたり、ありたい姿である「独自の技術に新たな要素を取り込み、持続的に成長するスペシャリティ化学企業」を目指し、『PROUD 2020』で掲げた主要経営戦略の具体的施策を順次実施していくとともに、中長期的な視点に基づく、新たな事業ポートフォリオ構築に取り組んでまいります。
当第2四半期連結累計期間の経営成績につきましては、売上高は前年同期比50,042百万円(19.9%)増の301,382百万円、営業利益は407百万円(1.1%)増の38,188百万円、経常利益は48百万円(0.1%)減の36,490百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は387百万円(1.6%)減の23,822百万円となりました。
なお、第1四半期連結会計期間より、たな卸資産のうち製品、原材料及び仕掛品の評価方法を先入先出法に統一しており、経営成績の前年比較の説明は、遡及処理後の数値を適用しています。さらに、第1四半期連結会計期間より有形固定資産の減価償却方法と耐用年数、及び全社共通費の各セグメントへの配賦方法の変更を行いました。
加えて、当社は、前連結会計年度においてクラリーノ事業を機能材料セグメントに区分していましたが、2018年1月1日付の組織改定に伴い繊維セグメントへ編入しました。当第2四半期連結累計期間の比較及び分析は、変更後のセグメント区分に基づいています。
また、当社は2018年3月9日付でCalgon Carbon社の買収を完了し、第1四半期連結会計期間より連結対象に含めています。
[ビニルアセテート]
当セグメントの売上高は137,835百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益は28,968百万円(同5.4%減)となりました。各事業とも順調に販売を伸ばしていますが、前述の有形固定資産の減価償却方法と耐用年数、及び全社共通費の配賦方法の変更により、当セグメントの営業利益はマイナスの影響を受けました。
① ポバール樹脂は、昨年より本格稼働を開始した北米工場が寄与し、北米市場が順調でした。光学用ポバールフィルムは需要の堅調な伸びにより、販売量が増加しました。また、ディスプレイ市場の拡大とパネルサイズ大型化のニーズに対応するため、第1四半期連結会計期間に倉敷事業所で新設備投資(2019年末稼動予定)を決定しました。水溶性ポバールフィルムは、個包装洗剤用途を中心に数量が拡大しました。また、PVBフィルムは販売量が増加しましたが、原燃料価格上昇の影響を受けました。
② EVOH樹脂<エバール>は、食品包装用途、自動車ガソリンタンク用途ともに販売が拡大しました。また、当第2四半期連結会計期間において、米国工場で定期修理及び能力増強工事を行いました。
[イソプレン]
当セグメントの売上高は28,921百万円(前年同期比3.3%増)、営業利益は4,828百万円(同0.9%増)となりました。また、当第2四半期連結会計期間に、PTT Global Chemical Public Company Ltd.と住友商事株式会社との共同出資により、タイにおけるブタジエン誘導品の製造・販売を事業とする合弁会社を設立しました。
① イソプレン関連では、ファインケミカル、熱可塑性エラストマー<セプトン>、液状ゴムともに数量が伸長し、順調に推移しました。
② 耐熱性ポリアミド樹脂<ジェネスタ>は、自動車用途、コネクタ用途を中心に販売が拡大しましたが、原燃料価格上昇の影響を受けました。
[機能材料]
当セグメントの売上高は65,290百万円(前年同期比140.7%増)、営業利益は3,793百万円(同29.7%増)となりました。なお、第1四半期連結会計期間より、Calgon Carbon社の業績を含んでいます。
① メタクリルは、好市況が継続し順調でした。また、高付加価値品の販売が拡大しました。
② メディカルは、歯科材料のジルコニア系製品の拡充が寄与しました。
③ カルゴン・カーボンは米国を中心に販売量が増加しましたが、炭素材料は汎用用途の販売量が減少しました。
[繊維]
人工皮革<クラリーノ>は、ラグジュアリー商品用途への拡販が進み、生活資材では<クラフレックス>で高付加価値品の販売が拡大しました。一方で、ビニロンは原燃料価格上昇の影響を受けた結果、売上高は33,450百万円(前年同期比1.4%減)、営業利益は3,289百万円(同14.8%減)となりました。
[トレーディング]
繊維関連事業は、テキスタイルがスポーツ衣料用途で堅調に推移し、海外縫製品も販売が拡大しました。また、樹脂・化成品関連事業は輸出を中心に順調であった結果、売上高は68,445百万円(前年同期比6.6%増)、営業利益は2,069百万円(同6.4%増)となりました。
[その他]
その他事業は、売上高は29,192百万円(前年同期比31.6%増)、営業利益は研究開発費等の経費増加により、710百万円(同40.5%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況の分析
[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前四半期純利益34,728百万円及び減価償却費25,682百万円等の収入に対して、売上債権の増加6,978百万円及びたな卸資産の増加4,280百万円等の支出により、営業活動によるキャッシュ・フローは30,788百万円の収入となりました。
[投資活動によるキャッシュ・フロー]
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得119,814百万円、有形及び無形固定資産の取得30,188百万円等の支出により、投資活動によるキャッシュ・フローは144,392百万円の支出となりました。
[財務活動によるキャッシュ・フロー]
長期借入れ80,000百万円及び社債の発行40,000百万円等の収入により、財務活動によるキャッシュ・フローは109,767百万円の収入となりました。
以上の要因に加え、現金及び現金同等物に係る換算差額557百万円により、当第2四半期連結会計期間末の現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末より3,279百万円減少して66,954百万円となりました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発費の総額は10,341百万円です。なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5) 主要な設備
当第2四半期連結累計期間において、新たに確定した主要な設備の新設計画は次のとおりです。
| 会社名 事業所名 | セグメント の名称 | 設備の内容 | 投資予定金額 | 資金調達 方法 | 着手及び完了予定年月 | 完成後の 増加能力 | ||
| 総額 | 既支払額 | 着手 | 完了 | |||||
| 株式会社クラレ 倉敷事業所 (岡山県倉敷市) | ビニルアセテート | 光学用ポバールフィルム 生産設備増強 | 12,280 (百万円) | 574 (百万円) | 自己資金 | 2018年 1月 | 2019年 12月 | 3,200万 ㎡/年 |
| 株式会社クラレ 岡山事業所 (岡山県岡山市) | ビニルアセテート ・繊維 | 動力設備設置 | 21,900 (百万円) | - (百万円) | 自己資金 | 2018年 8月 | 2022年 11月 | - |