四半期報告書-第69期第1四半期(平成26年4月1日-平成26年6月30日)
有報資料
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済は企業業況や個人消費の改善が見られ、欧州経済は緩やかな景気回復がうかがえました。中国経済も政府の景気支援策などを背景に製造業の景況感が回復した一方で、日本経済におきましては消費増税による駆け込み需要の反動減などで一時的に落ち込みました。
当社グループの関連市場である電子部品業界については、スマートフォンやサーバー、車載向けの需要が堅調に推移しました。
このような状況の下、当第1四半期連結累計期間の売上高は11,657百万円(前年同期比21.4%増)となりました。
PWB(プリント配線板)用部材については、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰科技股份有限公司グループの損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、リジッド基板用部材やPKG(半導体パッケージ)基板の堅調な売上げや為替の影響により販売数量、販売金額ともに前年同期を上回る水準となりました。この結果、PWB用部材の売上高は10,260百万円(前年同期比26.2%増)となりました。
PDP(プラズマディスプレイ・パネル)用部材を主体とするFPD(フラットパネル・ディスプレイ)用部材については、販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が下落したことにより連動する販売単価も下落し、FPD用部材の売上高は958百万円(前年同期比21.6%減)となりました。
以上の結果、営業利益は2,103百万円(前年同期比26.7%増)、経常利益は2,159百万円(前年同期比25.2%増)となり、四半期純利益は1,463百万円(前年同期比26.3%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです(売上高にはセグメント間の内部取引が含まれています)。
① 日本
日本を構成する連結会社は生産販売子会社である太陽インキ製造株式会社です。
PWB用部材の高機能品がスマートフォン関連部材を中心に堅調に推移したため、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は3,875百万円(前年同期比13.2%増)、セグメント利益は627百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
② 中国(含む香港)
中国を構成する連結会社は生産販売子会社である太陽油墨(蘇州)有限公司および永勝泰油墨(深圳)有限公司と主に華南市場向け営業活動を行う販売子会社であるTAIYO INK INTERNATIONAL(HK)LIMITEDおよび太陽油墨貿易(深圳)有限公司です。なお、永勝泰油墨(深圳)有限公司は永勝泰科技股份有限公司の子会社です。
PWB用部材は、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰油墨(深圳)有限公司の損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、車載向けやスマートフォン関連部材を中心に好調に推移したこともあり、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は4,435百万円(前年同期比37.7%増)、セグメント利益は722百万円(前年同期比32.6%増)となりました。
③ 台湾
台湾を構成する連結会社は生産販売子会社である台湾太陽油墨股份有限公司および永勝泰科技股份有限公司(その他 子会社3社)です。
PWB用部材は、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰科技股份有限公司(その他 子会社3社)の損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、サーバー、車載、スマートフォン向けの需要が好調に推移したため、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は2,261百万円(前年同期比90.6%増)、セグメント利益は403百万円(前年同期比146.6%増)となりました。
④ 韓国
韓国を構成する連結会社は生産販売子会社である韓国タイヨウインキ株式会社です。
利益率が高いPWB用部材は高機能なスマートフォン関連部材の需要が好調に推移したものの、FPD用部材の販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が下落したことにより連動する販売価格も下落し、販売金額は前年同期を下回りました。
この結果、売上高は2,551百万円(前年同期比7.0%減)、セグメント利益は289百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
⑤ その他
その他を構成する連結会社はTAIYO AMERICA,INC.およびTAIYO INK INTERNATIONAL(SINGAPORE)PTE LTDです。
TAIYO AMERICAにつきましては、前年同期並みの水準で推移しました。
TAIYO INK INTERNATIONAL(SINGAPORE)につきましては、タイのカーエレクトロニクス向け市場の拡大により好調に推移しました。
この結果、売上高は1,026百万円(前年同期比30.2%増)、セグメント利益は133百万円(前年同期比49.3%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処する課題について、重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当社グループは『我がグループの「あらゆる技術」を高め、革新的な製品をもって、夢あるさまざまなモノをグローバルに生み出し、楽しい社会を実現します。』という経営理念のもと、エレクトロニクス分野で高度情報化社会や快適な環境に貢献する各種絶縁材料、導電性材料等の研究開発を行っています。
なお、当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は502百万円です。
注力した研究内容と成果は以下のとおりです。
① ソルダーレジスト
主力製品であるSR(ソルダーレジスト)では、お客様とのコミュニケーションを第一にあらゆる要求に素早く確実に応えるべく研究開発を推進しています。
小型、高密度化が進展するスマートフォンに代表される情報端末機器では、配線の微細化に適したダイレクト露光方式が広まっています。当社ではこの露光方式に適合させたPWB材料を早くから開発し、お客様に利用していただいています。今後とも最適化を進めた高感度SRの開発に注力してまいります。PKG用途でも、やはり微細化に有利なドライフィルムタイプのSRの採用が年ごとに増えています。高い絶縁信頼性をドライフィルムで実現することによりスマートフォンの最先端PKG基板に採用されました。ドライフィルムタイプは従来の液状タイプに比較し、加工中の溶剤の揮発が少なく環境に優しい特性も有しています。今後の需要の増加に応えるべく着実に開発を進めています。また信頼性の観点から、搭載する半導体素子との応力を低減できる、半導体素子と熱膨張係数が近いSRをお客様と共に開発しています。
省エネルギーの観点から注目されているLEDランプの特性を最大限に発揮するための高反射白色SRを開発しご使用いただいています。更なる高性能化を目指して開発を進めています。
自動車の電動化に貢献する車載用基板に注力しています。車載用基板は高温や振動など過酷な環境に曝されます。これに十分に耐えうる従来よりも高耐熱性を向上し、さらに強度も50%向上した高耐熱SRを開発し、市場展開中です。
環境に貢献する研究開発を進めています。植物油を原料とするインキを開発し、このたび「ベジタブルオイルインキマーク」(印刷インキ工業連合会)を取得しました。今後各種用途への展開を進めていきます。
② 導電材料
お客様の要求、市場や技術の変化を的確にとらえた研究開発を行っています。
スマートフォン、タブレットPCを中心に市場拡大が著しいタッチパネル向け電極材料の開発を積極的に進めています。スクリーン印刷用銀ペーストを開発し、採用いただきました。さらに高精細パターン形成が可能なフォトタイプの材料開発をお客様とともに進めています。また、将来材料として貴金属を使用しない導電ペーストの研究も進めています。
③ 層間絶縁材
PKG基板に採用される層間絶縁材料のうち、ドライフィルムタイプの絶縁材料を開発しています。PKG基板製造に新規参入されるお客様、新しい工法で基板を製造しようとしているお客様の声を聞きながら、そのニーズに合致した製品を開発しています。現在、エンドユーザー様にて採用に向けて認定試験を受けている段階です。今後はドライフィルムタイプだけに留まらず、お客様の新しい要求に沿った製品を開発していく計画です。
④ 感光性カバーレイ
スマートフォンやタブレットPCの軽量薄型化により、基板を搭載する内蔵スペースが狭小化してきました。その為、従来の硬質の基板構成から柔軟で折りたたみ収納できるような基板構成が増えてきています。当社は市場のニーズである微細加工性と耐熱性・折り曲げ性などの機械特性の両立に応えるために、感光性カバーレイを新規に開発・発表しました。現在、この新材料の実用化と用途拡大に向けてお客様と共に開発を進めています。
⑤ 導電性接着剤
スマートフォンに代表される情報端末機器などは、メインボードにリジッド基板が、その他にはフレキシブル基板が多く使用されています。これらの基板を接合する方法として一般的にコネクターが使用されていますが、高密度化に伴う狭ピッチ接続対応や軽量化に寄与するため、低温かつ短時間硬化が可能な異方導電性接着剤が求められており、その開発を進めています。
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、米国経済は企業業況や個人消費の改善が見られ、欧州経済は緩やかな景気回復がうかがえました。中国経済も政府の景気支援策などを背景に製造業の景況感が回復した一方で、日本経済におきましては消費増税による駆け込み需要の反動減などで一時的に落ち込みました。
当社グループの関連市場である電子部品業界については、スマートフォンやサーバー、車載向けの需要が堅調に推移しました。
このような状況の下、当第1四半期連結累計期間の売上高は11,657百万円(前年同期比21.4%増)となりました。
PWB(プリント配線板)用部材については、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰科技股份有限公司グループの損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、リジッド基板用部材やPKG(半導体パッケージ)基板の堅調な売上げや為替の影響により販売数量、販売金額ともに前年同期を上回る水準となりました。この結果、PWB用部材の売上高は10,260百万円(前年同期比26.2%増)となりました。
PDP(プラズマディスプレイ・パネル)用部材を主体とするFPD(フラットパネル・ディスプレイ)用部材については、販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が下落したことにより連動する販売単価も下落し、FPD用部材の売上高は958百万円(前年同期比21.6%減)となりました。
以上の結果、営業利益は2,103百万円(前年同期比26.7%増)、経常利益は2,159百万円(前年同期比25.2%増)となり、四半期純利益は1,463百万円(前年同期比26.3%増)となりました。
セグメントの業績は以下のとおりです(売上高にはセグメント間の内部取引が含まれています)。
① 日本
日本を構成する連結会社は生産販売子会社である太陽インキ製造株式会社です。
PWB用部材の高機能品がスマートフォン関連部材を中心に堅調に推移したため、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は3,875百万円(前年同期比13.2%増)、セグメント利益は627百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
② 中国(含む香港)
中国を構成する連結会社は生産販売子会社である太陽油墨(蘇州)有限公司および永勝泰油墨(深圳)有限公司と主に華南市場向け営業活動を行う販売子会社であるTAIYO INK INTERNATIONAL(HK)LIMITEDおよび太陽油墨貿易(深圳)有限公司です。なお、永勝泰油墨(深圳)有限公司は永勝泰科技股份有限公司の子会社です。
PWB用部材は、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰油墨(深圳)有限公司の損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、車載向けやスマートフォン関連部材を中心に好調に推移したこともあり、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は4,435百万円(前年同期比37.7%増)、セグメント利益は722百万円(前年同期比32.6%増)となりました。
③ 台湾
台湾を構成する連結会社は生産販売子会社である台湾太陽油墨股份有限公司および永勝泰科技股份有限公司(その他 子会社3社)です。
PWB用部材は、前第1四半期連結会計期間において持分法により損益を取り込んでいた永勝泰科技股份有限公司(その他 子会社3社)の損益計算書を当第1四半期連結会計期間より連結したことに加え、サーバー、車載、スマートフォン向けの需要が好調に推移したため、販売数量、販売金額ともに前年同期を上回りました。
この結果、売上高は2,261百万円(前年同期比90.6%増)、セグメント利益は403百万円(前年同期比146.6%増)となりました。
④ 韓国
韓国を構成する連結会社は生産販売子会社である韓国タイヨウインキ株式会社です。
利益率が高いPWB用部材は高機能なスマートフォン関連部材の需要が好調に推移したものの、FPD用部材の販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が下落したことにより連動する販売価格も下落し、販売金額は前年同期を下回りました。
この結果、売上高は2,551百万円(前年同期比7.0%減)、セグメント利益は289百万円(前年同期比0.5%減)となりました。
⑤ その他
その他を構成する連結会社はTAIYO AMERICA,INC.およびTAIYO INK INTERNATIONAL(SINGAPORE)PTE LTDです。
TAIYO AMERICAにつきましては、前年同期並みの水準で推移しました。
TAIYO INK INTERNATIONAL(SINGAPORE)につきましては、タイのカーエレクトロニクス向け市場の拡大により好調に推移しました。
この結果、売上高は1,026百万円(前年同期比30.2%増)、セグメント利益は133百万円(前年同期比49.3%増)となりました。
(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処する課題について、重要な変更はありません。
(3) 研究開発活動
当社グループは『我がグループの「あらゆる技術」を高め、革新的な製品をもって、夢あるさまざまなモノをグローバルに生み出し、楽しい社会を実現します。』という経営理念のもと、エレクトロニクス分野で高度情報化社会や快適な環境に貢献する各種絶縁材料、導電性材料等の研究開発を行っています。
なお、当第1四半期連結累計期間の研究開発費の総額は502百万円です。
注力した研究内容と成果は以下のとおりです。
① ソルダーレジスト
主力製品であるSR(ソルダーレジスト)では、お客様とのコミュニケーションを第一にあらゆる要求に素早く確実に応えるべく研究開発を推進しています。
小型、高密度化が進展するスマートフォンに代表される情報端末機器では、配線の微細化に適したダイレクト露光方式が広まっています。当社ではこの露光方式に適合させたPWB材料を早くから開発し、お客様に利用していただいています。今後とも最適化を進めた高感度SRの開発に注力してまいります。PKG用途でも、やはり微細化に有利なドライフィルムタイプのSRの採用が年ごとに増えています。高い絶縁信頼性をドライフィルムで実現することによりスマートフォンの最先端PKG基板に採用されました。ドライフィルムタイプは従来の液状タイプに比較し、加工中の溶剤の揮発が少なく環境に優しい特性も有しています。今後の需要の増加に応えるべく着実に開発を進めています。また信頼性の観点から、搭載する半導体素子との応力を低減できる、半導体素子と熱膨張係数が近いSRをお客様と共に開発しています。
省エネルギーの観点から注目されているLEDランプの特性を最大限に発揮するための高反射白色SRを開発しご使用いただいています。更なる高性能化を目指して開発を進めています。
自動車の電動化に貢献する車載用基板に注力しています。車載用基板は高温や振動など過酷な環境に曝されます。これに十分に耐えうる従来よりも高耐熱性を向上し、さらに強度も50%向上した高耐熱SRを開発し、市場展開中です。
環境に貢献する研究開発を進めています。植物油を原料とするインキを開発し、このたび「ベジタブルオイルインキマーク」(印刷インキ工業連合会)を取得しました。今後各種用途への展開を進めていきます。
② 導電材料
お客様の要求、市場や技術の変化を的確にとらえた研究開発を行っています。
スマートフォン、タブレットPCを中心に市場拡大が著しいタッチパネル向け電極材料の開発を積極的に進めています。スクリーン印刷用銀ペーストを開発し、採用いただきました。さらに高精細パターン形成が可能なフォトタイプの材料開発をお客様とともに進めています。また、将来材料として貴金属を使用しない導電ペーストの研究も進めています。
③ 層間絶縁材
PKG基板に採用される層間絶縁材料のうち、ドライフィルムタイプの絶縁材料を開発しています。PKG基板製造に新規参入されるお客様、新しい工法で基板を製造しようとしているお客様の声を聞きながら、そのニーズに合致した製品を開発しています。現在、エンドユーザー様にて採用に向けて認定試験を受けている段階です。今後はドライフィルムタイプだけに留まらず、お客様の新しい要求に沿った製品を開発していく計画です。
④ 感光性カバーレイ
スマートフォンやタブレットPCの軽量薄型化により、基板を搭載する内蔵スペースが狭小化してきました。その為、従来の硬質の基板構成から柔軟で折りたたみ収納できるような基板構成が増えてきています。当社は市場のニーズである微細加工性と耐熱性・折り曲げ性などの機械特性の両立に応えるために、感光性カバーレイを新規に開発・発表しました。現在、この新材料の実用化と用途拡大に向けてお客様と共に開発を進めています。
⑤ 導電性接着剤
スマートフォンに代表される情報端末機器などは、メインボードにリジッド基板が、その他にはフレキシブル基板が多く使用されています。これらの基板を接合する方法として一般的にコネクターが使用されていますが、高密度化に伴う狭ピッチ接続対応や軽量化に寄与するため、低温かつ短時間硬化が可能な異方導電性接着剤が求められており、その開発を進めています。