訂正有価証券報告書-第68期(平成25年4月1日-平成26年3月31日)
財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
(1)連結財政状態の分析
当連結会計年度末における資産、負債および純資産の状況は次のとおりです。
(2)連結経営成績の分析
当連結会計年度における世界経済は、米国経済は輸出の拡大や個人消費の増加から緩やかな回復基調が続き、欧州経済は依然失業率が高いものの景気の持ち直しの動きがみられる一方、中国経済は経済成長率の鈍化傾向の継続等依然として先行きの不透明感は払拭されませんでした。日本経済におきましては、積極的な金融政策、財政政策による為替の円高是正が進み、輸出の持ち直しや個人消費の増加等、景気は緩やかに回復してきました。
当社グループの関連市場である電子部品業界については、カーエレクトロニクス向け市場の拡大やスマートフォンやタブレット型端末向けの製品の需要が堅調に推移しました。
このような状況の下、当連結会計年度の売上高は44,224百万円(前年同期比22.2%増)となりました。
PWB用部材については、リジッド基板用部材の販売が堅調であったことに加え、永勝泰科技股份有限公司の新規連結および為替相場が円安に推移したことも寄与し、販売数量、販売金額ともに前連結会計年度を上回る水準となりました。この結果、PWB用部材の売上高は38,226百万円(前年同期比36.5%増)となりました。
PDP用部材を主体とするFPD用部材については、販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が大きく下落したことにより連動する販売単価も下落し、FPD用部材の売上高は4,554百万円(前年同期比37.7%減)となりました。
以上の結果、営業利益は7,568百万円(前年同期比72.6%増)、経常利益は7,827百万円(前年同期比65.0%増)となり、当期純利益は4,930百万円(前年同期比46.4%増)となりました。
当連結会計年度末における資産、負債および純資産の状況は次のとおりです。
前連結会計 年度末 (百万円) | 当連結会計 年度末 (百万円) | 増減額 (百万円) | 大口要因 (前連結会計年度末との比較) | |
流動資産 | 26,979 | 37,798 | 10,819 | 現金及び預金約64億円の増加、受取手形及び売掛金約36億円の増加 |
固定資産 | 17,043 | 20,570 | 3,526 | のれん約47億円の増加、関係会社株式約26億円の減少、建物及び構築物約7億円の増加 |
資産合計 | 44,023 | 58,369 | 14,346 | |
負債合計 | 7,213 | 15,713 | 8,500 | 長期借入金約56億円の増加、支払手形及び買掛金約9億円の増加、未払金約7億円の増加 |
純資産合計 | 36,809 | 42,655 | 5,845 | 当期純利益約49億円の増加、配当金の支払により約30億円の減少、為替換算調整勘定約25億円の増加、少数株主持分約14億円の増加 |
負債純資産合計 | 44,023 | 58,369 | 14,346 |
(2)連結経営成績の分析
当連結会計年度における世界経済は、米国経済は輸出の拡大や個人消費の増加から緩やかな回復基調が続き、欧州経済は依然失業率が高いものの景気の持ち直しの動きがみられる一方、中国経済は経済成長率の鈍化傾向の継続等依然として先行きの不透明感は払拭されませんでした。日本経済におきましては、積極的な金融政策、財政政策による為替の円高是正が進み、輸出の持ち直しや個人消費の増加等、景気は緩やかに回復してきました。
当社グループの関連市場である電子部品業界については、カーエレクトロニクス向け市場の拡大やスマートフォンやタブレット型端末向けの製品の需要が堅調に推移しました。
このような状況の下、当連結会計年度の売上高は44,224百万円(前年同期比22.2%増)となりました。
PWB用部材については、リジッド基板用部材の販売が堅調であったことに加え、永勝泰科技股份有限公司の新規連結および為替相場が円安に推移したことも寄与し、販売数量、販売金額ともに前連結会計年度を上回る水準となりました。この結果、PWB用部材の売上高は38,226百万円(前年同期比36.5%増)となりました。
PDP用部材を主体とするFPD用部材については、販売数量の減少に加え、原材料である銀の市場価格が大きく下落したことにより連動する販売単価も下落し、FPD用部材の売上高は4,554百万円(前年同期比37.7%減)となりました。
以上の結果、営業利益は7,568百万円(前年同期比72.6%増)、経常利益は7,827百万円(前年同期比65.0%増)となり、当期純利益は4,930百万円(前年同期比46.4%増)となりました。