有価証券報告書-第121期(2022/03/01-2023/02/28)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。
①経営成績等
(財政状態)
当社は「医薬品事業」のみを報告セグメントとしており、当連結会計年度の連結業績は以下の通りです。
当連結会計年度末の総資産は3,139億1千7百万円となり、前連結会計年度末と比べて110億5千9百万円増加しました。これは主に、有価証券の取得による投資有価証券の増加、新研究棟建設に伴う建設仮勘定の増加によるものです。
当連結会計年度末の負債合計は555億9百万円となり、前連結会計年度末と比べて75億3千7百万円増加しました。これは主に、収益認識基準適用に伴う契約負債及びその他流動負債の増加によるものです。
当連結会計年度末の純資産合計は2,584億8百万円となり、前連結会計年度末と比べて35億2千2百万円増加しました。これは主に、為替の変動に伴う為替換算調整勘定の増加及び投資有価証券の時価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものです。
(経営成績)
売上高は、1,283億3千万円(前年同期比6.8%増)となりました。
国内市場において、医療用医薬品事業は、2022年6月に腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎への効能追加に関する承認事項一部変更承認を取得した経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」の販売活動の強化を行ったことで売上が伸長しましたが、2022年4月の薬価改定や診療報酬改定及び継続的な後発品使用促進策による影響を受けたことにより、全体では前年同期比2.6%の減収となりました。一般用医薬品事業は、厳しい販売競争に加え収益認識会計基準を期首から適用した影響もあり、前年同期比13.7%の減収となりました。なお、2022年10月には、「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ」(ポケシップⓇ)が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。ポケシップⓇは、従来品からパッケージのサイズを縮小することで包材使用量を削減し、持ち運びやすいコンパクトさと、シップ剤をティッシュのように1枚ずつ簡単に取り出すことができる利便性の高さを兼ね備えた、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージです。これからも、お客様にご満足いただける商品開発に努めてまいります。
一方、海外市場において、医療用医薬品事業は、円安の影響もあり前年同期比19.7%の増収となりました。一般用医薬品事業は、円安の影響に加え、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和された地域での積極的な販売活動により、アジアを中心としたその他の地域で売上を伸ばし、前年同期比34.4%の増収となりました。
営業利益は、115億9千9百万円(前年同期比24.2%増)となりました。主な要因は売上の増加に伴い売上総利益が増加したことによるものです。
経常利益は、160億5千1百万円(前年同期比27.0%増)となりました。主な要因は為替差益の増加によるものです。
親会社株主に帰属する当期純利益は、117億4千2百万円(前年同期比21.6%増)となりました。主な要因は経常利益の増加によるものです。
[地域別売上高]
(単位:百万円)
[医薬品事業]
当連結会計年度の国内の医療用医薬品事業につきましては、継続的な医療費抑制策の推進による影響もあり、先行きが不透明な環境下で推移しました。
このような状況の中、当社は、経皮吸収型貼付剤を中心として、デジタルマーケティングを効果的に活用しながら、医療関係者への適正かつ、きめ細やかな学術情報活動、すなわち有効性・安全性に関する情報の提供・収集活動を展開するとともに、ケトプロフェン含有の経皮鎮痛消炎剤「モーラスⓇテープ」及び「モーラスⓇパップXR」、経皮吸収型エストラジオール製剤「エストラーナⓇテープ」、鎮痛効果の高いフェンタニルクエン酸塩含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントスⓇテープ」、オキシブチニン塩酸塩含有の経皮吸収型過活動膀胱治療剤「ネオキシⓇテープ」、エメダスチンフマル酸塩含有の経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤「アレサガⓇテープ」、ジクロフェナクナトリウム含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」などの適正使用促進活動に努めました。
2022年6月には、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」の腰痛症、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群及び腱鞘炎への効能追加に関する承認事項一部変更承認を取得しました。
次に、国内の一般用医薬品事業につきましては、経皮鎮痛消炎剤などの販売に加えて、新商品を投入し、店頭・デジタルマーケティングの双方を活用して新規顧客創造活動に努めました。
2022年5月には、夏の暑さ対策、風邪による発熱などにくり返し使える「バイバイフィーバーⓇバンドタイプ」「バイバイフィーバーⓇ熱とり枕」、同年6月には、鎮痛消炎シップ剤「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇH10枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇα10枚入」と敏感肌を考えた処方の化粧液「ライフセラⓇサクライズⓇ化粧液」、同年9月には、鎮痛消炎シップ剤「フェイタスⓇシップ10枚入」「フェイタスⓇシップ温感10枚入」、同年10月には鎮痛消炎プラスター剤「サロンパスⓇツボコリⓇパッチ64枚入」、2023年2月には、鎮痛消炎シップ剤「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ20枚入・40枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇα20枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇH20枚入」を新発売しました。
なお、2022年10月には、「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ」(ポケシップⓇ)が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。ポケシップⓇは、従来品からパッケージのサイズを縮小することで包材使用量を削減し、持ち運びやすいコンパクトさと、シップ剤をティッシュのように1枚ずつ簡単に取り出すことができる利便性の高さを兼ね備えた、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージです。
海外の一般用医薬品事業につきましては、販売促進活動に努め、米国のOTC医薬品(一般用医薬品)市場の鎮痛消炎貼付剤市場においてサロンパスⓇブランドが販売額シェア1位(2022年1月から12月累計販売金額)を獲得しています(Information Resources,Inc.)。
また、ユーロモニター社より、「SalonpasⓇ」がOTC医薬品(一般用医薬品)市場の鎮痛消炎貼付剤カテゴリーにおいて、6年連続で販売シェア世界No1ブランドの認定を受け、また、同カテゴリーにおいて「久光製薬」が5年連続で販売シェア世界No1企業の認定を受け、2022年5月18日に認定証を授与されました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して208億2千2百万円減少し、654億2千4百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは127億2千7百万円の収入(前連結会計年度は191億9千9百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(161億1千3百万円)、減価償却費(49億5千2百万円)、法人税等の支払額(53億3千3百万円)などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは238億6千8百万円の支出(前連結会計年度は130億6千万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の増加額(130億6千8百万円)、有形固定資産の取得による支出(78億5千9百万円)、投資有価証券の取得による支出(58億9千7百万円)などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは146億8千7百万円の支出(前連結会計年度は151億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出(76億9千4百万円)、配当金の支払額(67億1千9百万円)などによるものです。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
自己資本比率 : 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。
③生産、受注及び販売の状況
(生産実績)
当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりです。
(注) 1 金額は販売価格により算定したものです。
(受注実績)
当社グループは受注生産は行わず、全て一般市場の動向等を勘案し、見込生産を行っています。
(販売実績)
当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりです。
(注) 1 主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載しています。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、円滑な事業活動に必要となる流動性の確保と財務の健全性及び安全性の確保を資金調達の基本方針としており、市場環境等を考慮した上で、有効かつ機動的な資金調達を実施していきます。資金需要としては、製品製造費用、商品仕入、研究開発費及び販売費などの運転資金のほか、事業の拡充・発展を目的とした研究開発投資、設備投資が中心となりますが、資金の源泉については、内部資金を充当しています。
③経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、2021年9月17日発表の「第7期中期経営方針」において、ROE(自己資本利益率)8%以上を2025年度の目標としています。
当連結会計年度における、ROE(自己資本利益率)は4.7%(前年同期比0.9ポイント増)となりました。
目標達成に向けた主な取組課題については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しています。
この連結財務諸表の作成に際し、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いています。これらの見積りは、連結財務諸表作成時において入手可能な情報に基づき合理的に判断し実施していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりです。
①経営成績等
(財政状態)
当社は「医薬品事業」のみを報告セグメントとしており、当連結会計年度の連結業績は以下の通りです。
当連結会計年度末の総資産は3,139億1千7百万円となり、前連結会計年度末と比べて110億5千9百万円増加しました。これは主に、有価証券の取得による投資有価証券の増加、新研究棟建設に伴う建設仮勘定の増加によるものです。
当連結会計年度末の負債合計は555億9百万円となり、前連結会計年度末と比べて75億3千7百万円増加しました。これは主に、収益認識基準適用に伴う契約負債及びその他流動負債の増加によるものです。
当連結会計年度末の純資産合計は2,584億8百万円となり、前連結会計年度末と比べて35億2千2百万円増加しました。これは主に、為替の変動に伴う為替換算調整勘定の増加及び投資有価証券の時価上昇に伴うその他有価証券評価差額金の増加によるものです。
(経営成績)
売上高は、1,283億3千万円(前年同期比6.8%増)となりました。
国内市場において、医療用医薬品事業は、2022年6月に腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群及び腱鞘炎への効能追加に関する承認事項一部変更承認を取得した経皮吸収型非ステロイド性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」の販売活動の強化を行ったことで売上が伸長しましたが、2022年4月の薬価改定や診療報酬改定及び継続的な後発品使用促進策による影響を受けたことにより、全体では前年同期比2.6%の減収となりました。一般用医薬品事業は、厳しい販売競争に加え収益認識会計基準を期首から適用した影響もあり、前年同期比13.7%の減収となりました。なお、2022年10月には、「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ」(ポケシップⓇ)が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。ポケシップⓇは、従来品からパッケージのサイズを縮小することで包材使用量を削減し、持ち運びやすいコンパクトさと、シップ剤をティッシュのように1枚ずつ簡単に取り出すことができる利便性の高さを兼ね備えた、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージです。これからも、お客様にご満足いただける商品開発に努めてまいります。
一方、海外市場において、医療用医薬品事業は、円安の影響もあり前年同期比19.7%の増収となりました。一般用医薬品事業は、円安の影響に加え、新型コロナウイルス感染症に伴う行動制限が緩和された地域での積極的な販売活動により、アジアを中心としたその他の地域で売上を伸ばし、前年同期比34.4%の増収となりました。
営業利益は、115億9千9百万円(前年同期比24.2%増)となりました。主な要因は売上の増加に伴い売上総利益が増加したことによるものです。
経常利益は、160億5千1百万円(前年同期比27.0%増)となりました。主な要因は為替差益の増加によるものです。
親会社株主に帰属する当期純利益は、117億4千2百万円(前年同期比21.6%増)となりました。主な要因は経常利益の増加によるものです。
[地域別売上高]
(単位:百万円)
| 2022年2月期 | 2023年2月期 | 増減額 | 増減率 | ||
| 売上高 | 120,193 | 128,330 | +8,136 | +6.8% | |
| 医療用医薬品 | 日本 | 54,546 | 53,135 | △1,411 | △2.6% |
| 海外 | 13,923 | 16,672 | +2,749 | +19.7% | |
| 米国 | 9,586 | 11,567 | +1,981 | +20.7% | |
| その他地域 | 4,336 | 5,105 | +768 | +17.7% | |
| 一般用医薬品 ・ その他 | 日本 | 21,280 | 18,373 | △2,906 | △13.7% |
| 海外 | 27,541 | 37,020 | +9,479 | +34.4% | |
| 米国 | 12,519 | 16,727 | +4,208 | +33.6% | |
| その他地域 | 15,021 | 20,292 | +5,270 | +35.1% | |
| その他事業 | 日本 | 2,901 | 3,127 | +225 | +7.8% |
[医薬品事業]
当連結会計年度の国内の医療用医薬品事業につきましては、継続的な医療費抑制策の推進による影響もあり、先行きが不透明な環境下で推移しました。
このような状況の中、当社は、経皮吸収型貼付剤を中心として、デジタルマーケティングを効果的に活用しながら、医療関係者への適正かつ、きめ細やかな学術情報活動、すなわち有効性・安全性に関する情報の提供・収集活動を展開するとともに、ケトプロフェン含有の経皮鎮痛消炎剤「モーラスⓇテープ」及び「モーラスⓇパップXR」、経皮吸収型エストラジオール製剤「エストラーナⓇテープ」、鎮痛効果の高いフェンタニルクエン酸塩含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントスⓇテープ」、オキシブチニン塩酸塩含有の経皮吸収型過活動膀胱治療剤「ネオキシⓇテープ」、エメダスチンフマル酸塩含有の経皮吸収型アレルギー性鼻炎治療剤「アレサガⓇテープ」、ジクロフェナクナトリウム含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」などの適正使用促進活動に努めました。
2022年6月には、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ジクトルⓇテープ」の腰痛症、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群及び腱鞘炎への効能追加に関する承認事項一部変更承認を取得しました。
次に、国内の一般用医薬品事業につきましては、経皮鎮痛消炎剤などの販売に加えて、新商品を投入し、店頭・デジタルマーケティングの双方を活用して新規顧客創造活動に努めました。
2022年5月には、夏の暑さ対策、風邪による発熱などにくり返し使える「バイバイフィーバーⓇバンドタイプ」「バイバイフィーバーⓇ熱とり枕」、同年6月には、鎮痛消炎シップ剤「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇH10枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇα10枚入」と敏感肌を考えた処方の化粧液「ライフセラⓇサクライズⓇ化粧液」、同年9月には、鎮痛消炎シップ剤「フェイタスⓇシップ10枚入」「フェイタスⓇシップ温感10枚入」、同年10月には鎮痛消炎プラスター剤「サロンパスⓇツボコリⓇパッチ64枚入」、2023年2月には、鎮痛消炎シップ剤「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ20枚入・40枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇα20枚入」「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇH20枚入」を新発売しました。
なお、2022年10月には、「のびのびⓇサロンシップⓇフィットⓇ」(ポケシップⓇ)が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。ポケシップⓇは、従来品からパッケージのサイズを縮小することで包材使用量を削減し、持ち運びやすいコンパクトさと、シップ剤をティッシュのように1枚ずつ簡単に取り出すことができる利便性の高さを兼ね備えた、地球にやさしい「エコ&コンパクト」パッケージです。
海外の一般用医薬品事業につきましては、販売促進活動に努め、米国のOTC医薬品(一般用医薬品)市場の鎮痛消炎貼付剤市場においてサロンパスⓇブランドが販売額シェア1位(2022年1月から12月累計販売金額)を獲得しています(Information Resources,Inc.)。
また、ユーロモニター社より、「SalonpasⓇ」がOTC医薬品(一般用医薬品)市場の鎮痛消炎貼付剤カテゴリーにおいて、6年連続で販売シェア世界No1ブランドの認定を受け、また、同カテゴリーにおいて「久光製薬」が5年連続で販売シェア世界No1企業の認定を受け、2022年5月18日に認定証を授与されました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して208億2千2百万円減少し、654億2千4百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは127億2千7百万円の収入(前連結会計年度は191億9千9百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(161億1千3百万円)、減価償却費(49億5千2百万円)、法人税等の支払額(53億3千3百万円)などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは238億6千8百万円の支出(前連結会計年度は130億6千万円の支出)となりました。これは主に、定期預金の増加額(130億6千8百万円)、有形固定資産の取得による支出(78億5千9百万円)、投資有価証券の取得による支出(58億9千7百万円)などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは146億8千7百万円の支出(前連結会計年度は151億8千9百万円の支出)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出(76億9千4百万円)、配当金の支払額(67億1千9百万円)などによるものです。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
| 2019年2月期 | 2020年2月期 | 2021年2月期 | 2022年2月期 | 2023年2月期 | |
| 自己資本比率(%) | 83.5 | 80.9 | 84.1 | 83.5 | 81.6 |
| 時価ベースの 自己資本比率(%) | 153.7 | 128.4 | 181.0 | 96.4 | 94.6 |
| キャッシュ・フロー 対有利子負債比率(年) | 0.12 | 0.06 | 0.30 | 0.13 | 0.17 |
| インタレスト・カバ レッジ・レシオ(倍) | 800.5 | 1,387.1 | 531.8 | 936.7 | 820.7 |
自己資本比率 : 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しています。
3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しています。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としています。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しています。
③生産、受注及び販売の状況
(生産実績)
当連結会計年度における生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 114,099 | 12.2 |
| 合計 | 114,099 | 12.2 |
(注) 1 金額は販売価格により算定したものです。
(受注実績)
当社グループは受注生産は行わず、全て一般市場の動向等を勘案し、見込生産を行っています。
(販売実績)
当連結会計年度における販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりです。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 医薬品事業 | 125,202 | 6.7 |
| その他 | 3,127 | 7.8 |
| 合計 | 128,330 | 6.8 |
(注) 1 主な相手先の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前連結会計年度 | 当連結会計年度 | ||
| 販売高(百万円) | 割合(%) | 販売高(百万円) | 割合(%) | |
| ㈱メディパルホールディングス | 15,331 | 12.8 | 13,803 | 10.8 |
| アルフレッサホールディングス㈱ | 13,823 | 11.5 | 13,587 | 10.6 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループ経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりです。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。
①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」及び「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(1)経営成績等の状況の概要」に記載しています。
②資本の財源及び資金の流動性
当社グループは、円滑な事業活動に必要となる流動性の確保と財務の健全性及び安全性の確保を資金調達の基本方針としており、市場環境等を考慮した上で、有効かつ機動的な資金調達を実施していきます。資金需要としては、製品製造費用、商品仕入、研究開発費及び販売費などの運転資金のほか、事業の拡充・発展を目的とした研究開発投資、設備投資が中心となりますが、資金の源泉については、内部資金を充当しています。
③経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは、2021年9月17日発表の「第7期中期経営方針」において、ROE(自己資本利益率)8%以上を2025年度の目標としています。
当連結会計年度における、ROE(自己資本利益率)は4.7%(前年同期比0.9ポイント増)となりました。
目標達成に向けた主な取組課題については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しています。当社グループの連結財務諸表の作成にあたって重要となる会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しています。
この連結財務諸表の作成に際し、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いています。これらの見積りは、連結財務諸表作成時において入手可能な情報に基づき合理的に判断し実施していますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りとは異なる場合があります。