有価証券報告書-第84期(平成27年4月1日-平成28年3月31日)

【提出】
2016/06/24 13:54
【資料】
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【項目】
82項目

対処すべき課題

当社は、持続的成長へ向けて「新技術開発」、「効率生産への技術開発」、「新市場・新販路開発」に対処する必要があります。それらを達成するために、研究開発、設備投資、外部提携、人材獲得を進め、以下の事項を重要課題に設定のうえ対処してまいります。
1.成長分野への新技術開発
1-1.再生医療分野への対応
・各種細胞増殖用組織培養培地の開発・製造・販売
・培養した細胞を安全に使用する為の無菌試験の迅速検査法の開発
1-2.抗体技術製品(診断薬)の開発・製造・販売
1-3.遺伝子検査装置の導入・販売
2.市場拡大のための戦略的投資
2-1.TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)への対応
・日本水産株式会社グループ「NGLC」との連携
(※Nissui Global Links Conference:日本水産株式会社グループの重要戦略の審議・決議機関)
・FDA及びISOにおける認証拡大
(※Food and Drug Administration:米国国内の消費用に提供される食品の法律査察機関)
(※International Organization for Standardization:国際規格を策定するための非政府組織)
2-2.中国市場における海外展開への対応
・臨床診断薬の輸出 (臨床診断薬事業)
・コンパクトドライ CFDA 対策 (産業検査薬事業)
(※China Food and Drug Administration:中国国内の消費用に提供される食品の法律査察機関)
・中国Netビジネス参入 (医薬事業・化粧品事業)
2-3.販路開拓への対応
・化粧品・健康食品の新規ルートへの商品開発・製造販売
・ハード販売からソフトソリューション提供への事業モデル進化
・OEM及びODMビジネスに向けた事業の推進
3.製造設備強化へのバランス投資
3-1.事業ポートフォリオ最適化に伴う老朽化設備への対応
・サプライチェーンマネジメントの全体最適化
・業務プロセスにおけるIT化促進(自動性、集約性、可視性の向上)
・最小単位化の稼働(連続稼働延長によるフレキシビリティ確保)
当社は、株主や投資家の皆様、消費者の皆様をはじめとするステークホルダーの皆様のご期待に応える企業活動を実現する為、中長期的な企業価値の創出に取り組んでおります。業務の適正化を確保するための内部統制システムについては、都度必要な設備方針を見直しており、方針に沿った体制設備を確実に推進してまいります。CSRにつきましては、環境保全、製品の安全、コンプライアンス、安全・防災活動を含むリスク管理の徹底、人材の育成、社会貢献活動の各分野において実効の上がる活動をしてまいります。