有価証券報告書-第76期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 11:07
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【項目】
149項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果もあって緩やかな回復が続きましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、期末にかけて大幅に下押しされ、厳しい状況に陥りました。
当社グループを取り巻く環境につきましては、公共投資は堅調に推移したものの、台風による自然災害の影響や受注競争の激化など、引き続き厳しい状況にありました。
当社グループはこのような環境の中で、中期経営計画『Next 2020』の4年目として、「顧客の拡大」「研究開発力の強化」「コーポレート・ガバナンスの強化」の重点施策に取り組み、「市場の拡大と深耕」を推進し、強固な企業体制・経営基盤の構築を図ってまいりました。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は66,725百万円(前期比6.0%増)、営業利益は6,009百万円(前期比7.4%増)、経常利益は6,225百万円(前期比8.6%増)となりました。また、独占禁止法関連損失2,577百万円を特別損失に計上したこと等により、税金等調整前当期純利益は3,942百万円(前期比27.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,821百万円(前期比49.2%減)となりました。なお、新型コロナウイルス感染症の拡大による直接的な影響は受けておりません。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(アスファルト応用加工製品事業)
アスファルト応用加工製品事業につきましては、「長寿命化・高性能化」「安全」「環境負荷低減」に寄与する自社製品および工法の設計・受注活動の推進と、経費の削減等に務めてまいりました。売上高は20,495百万円(前期比7.8%増)となり、セグメント利益(営業利益)は4,853百万円(前期比16.3%増)となりました。
(道路舗装事業)
道路舗装事業につきましては、災害復旧・復興や道路インフラ老朽化対策などの工事発注物件への工法提案や受注活動と工事の着実な執行により、売上高は45,930百万円(前期比5.3%増)となりました。一方、原価管理の徹底や工事経費の削減に努めてまいりましたが、受注競争の激化などにより、セグメント利益(営業利益)は3,695百万円(前期比2.5%減)となりました。
(その他)
その他につきましては、不動産賃貸収入などにより、売上高は299百万円(前期比2.2%増)となり、セグメント利益(営業利益)は221百万円(前期比6.9%増)となりました。
区 分前連結会計年度当連結会計年度比較増減
金 額
(百万円)
構成比
(%)
金 額
(百万円)
構成比
(%)
金 額
(百万円)
伸率
(%)
流動資産43,58262.045,83664.12,2545.2
固定資産26,71438.025,65035.9△1,063△4.0
流動負債14,77121.016,54223.11,77012.0
固定負債2,6363.72,1173.0△518△19.7
純資産額52,88975.252,82773.9△61△0.1
総資産額70,297100.071,487100.01,1901.7

当連結会計年度末の総資産額は、前連結会計年度末(以下「前期末」という。)に比べて1,190百万円増加し、71,487百万円となりました。
(流動資産)
流動資産は、前期末に比べて2,254百万円増加して45,836百万円となりました。これは、現金及び預金が214百万円、受取手形及び売掛金が1,682百万円、電子記録債権が338百万円増加したことなどによるものです。
(固定資産)
固定資産は、前期末に比べて1,063百万円減少して25,650百万円となりました。これは、機械装置及び運搬具が331百万円、投資有価証券が724百万円減少したことなどによるものです。
(流動負債)
流動負債は、前期末に比べて1,770百万円増加して16,542百万円となりました。これは、支払手形及び買掛金が822百万円、電子記録債務が992百万円増加したことなどによるものです。
(固定負債)
固定負債は、前期末に比べて518百万円減少して2,117百万円となりました。これは、繰延税金負債が408百万円、退職給付に係る負債が83百万円減少したことなどによるものです。
(純資産額)
純資産は、前期末に比べて61百万円減少して52,827百万円となりました。これは、利益剰余金が904百万円増加、その他有価証券評価差額金が694百万円減少したことなどによるものです。
この結果、自己資本比率は前期末の75.2%から73.9%となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
区 分前連結会計年度
(百万円)
当連結会計年度
(百万円)
比較増減
(百万円)
営業活動によるキャッシュ・フロー5,4173,203△2,214
投資活動によるキャッシュ・フロー△5,482△3,3522,130
財務活動によるキャッシュ・フロー△845△1,027△182
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)△918△1,185△266
現金及び現金同等物の期首残高19,19518,367△828
現金及び現金同等物の期末残高18,36717,181△1,185

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前期末に比べて、1,185百万円減少し、17,181百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローで増加した資金は3,203百万円(前期比40.9%減)となりました。これは、税金等調整前当期純利益3,942百万円、投資有価証券売却益608百万円、売上債権の増加1,670百万円、仕入債務の増加786百万円などによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローで支出した資金は3,352百万円(前期比38.9%減)となりました。これは、定期預金の預入による支出2,810百万円、有形固定資産の取得による支出1,551百万円などによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローで支出した資金は1,027百万円(前期比21.6%増)となりました。これは、配当金の支払額915百万円などによるものです。

③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(百万円)前期比(%)
アスファルト応用加工製品事業26,0225.0
合計26,0225.0

(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 道路舗装事業、その他については、生産実績を定義することが困難であるため記載しておりません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.商品仕入実績
当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称商品仕入高(百万円)前期比(%)
アスファルト応用加工製品事業3,291△7.3
合計3,291△7.3

(注) 1 金額は仕入価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 道路舗装事業、その他には、商品仕入実績はないため記載しておりません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
c.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前期比(%)受注残高(百万円)前期比(%)
アスファルト応用加工製品事業20,5968.429263.1
道路舗装事業50,3649.28,75428.3
合計70,9619.09,04629.2

(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 その他には、受注実績がないため記載しておりません。
3 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
d.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称販売高(百万円)前期比(%)
アスファルト応用加工製品事業20,4957.8
道路舗装事業45,9305.3
その他2992.2
合計66,7256.0

(注) 1 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。
2 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループは「第2[事業の状況]2[事業等のリスク]」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に影響を与える可能性があると認識しております。そのため、当社グループは常に業界動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し顧客のニーズに合った製品・工法を提供していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行ってまいります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、「第2[事業の状況]3[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性について、当社グループは、従来から製品売上・工事売上等の営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、現在及び将来にわたって必要な営業活動及び債務の返済などに備えるために、自己資金のほか金融機関からの借入により資金調達を図っております。当社は、国内金融機関からの借入れについて相対での借入枠を十分確保しており、コミットメントラインを設定し、長期・短期のバランスを考慮して安定的に資金調達しております。当社グループは連結経営強化のため、財務機能の一元化による資金効率の向上と金融費用の削減を目的として、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)を導入しております。
事業活動にかかる運転資金は、営業活動で獲得した資金を主な財源としておりますが、事業運営上必要な流動性を確保することに努め、機動的かつ効率的に使用することで金融負債の極小化を図っております。今後の投資についてはICT関連投資、老朽化した工場設備の更新等を進める方針でありますが、これら投資資金については自己資金及び金融機関からの借入れにより調達する予定であります。
今後とも入出金の厳格な管理により「営業活動によるキャッシュ・フロー」の拡大を実現し、財務体質の向上に努めていく所存であります。
③ 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績を勘案し合理的に判断しておりますが、実績の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況」に記載しております。

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