有価証券報告書-第94期(令和2年4月1日-令和3年3月31日)

【提出】
2021/06/25 9:02
【資料】
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【項目】
112項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当期における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当期における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延の影響で、外需の減少や生産活動の停滞、消費活動の制限により景気が急速に悪化するなど、厳しい状況となりました。海外におきましても、欧米各国で都市封鎖(ロックダウン)が繰り返され、ワクチン接種が開始されたものの、依然として先行き不透明な状況が続いております。
当社におきましても、自動車関連を中心に、受注に大きな影響を及ぼし、緊急事態宣言の解除によって、経済活動にも回復の動きがみられたものの、その後も変異ウイルスの拡大やワクチン普及の遅れ等が懸念されており、今後の感染動向による影響に留意が必要な状況となっております。
このような環境下、売上高につきましては、受注の減少等により前期比減収となりました。また、利益面におきましても、固定費の削減や原価低減に努めましたが、販売の減少影響により前期比減益となりました。
この結果、当期の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当期末の資産合計は5,929百万円となり、前期末に比べ183百万円減少しました。
当期末の負債合計は3,078百万円と、前期末に比べ173百万円減少しました。
当期末の純資産は2,850百万円と、前期末に比べ10百万円減少しました。
b.経営成績
当期の経営成績は売上高5,837百万円(前期比23.3%減)、営業利益38百万円(前期比82.3%減)、経常利益63百万円(前期比70.9%減)、当期純利益18百万円(前期比88.0%減)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
(コンパウンド事業)
新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい状況が続く中、導電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、ゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンドにおいては、自動車関連を中心に受注が大幅に減少し、前期を下回る売上高となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を1,622百万円下回る4,373百万円(前期比27.1%減)となりました。
(ゴム加工事業)
ゴムシートにおける自動車関連での受注が減少したこと等により、前期を下回る売上高となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を149百万円下回る1,442百万円(前期比9.4%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フローは354百万円の収入となり、前期に対して25百万円の収入増となりました。主な要因は、売上債権の減少と棚卸資産の減少によるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、167百万円の支出となり、前期に対して64百万円の支出減となりました。これは主に設備投資の支払額の減少によるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、96百万円の収入(前期は171百万円の支出)となりました。これは主に、借入を行ったことによるものであります。
以上の結果現金及び現金同等物の残高は434百万円となり、前期に対して282百万円増加しました。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
(千円)
前年同期比(%)
コンパウンド事業3,830,835△26.7
ゴム加工事業876,362△16.0
その他4,4142.8
合計4,711,612△24.9

(注) 1 金額は製造原価によっております。
2 その他は、報告セグメントではない事業セグメントの製造原価であります。
3 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当社は受注から販売までの期間が短く、販売実績と近似するため記載を省略いたします。
c.販売実績
当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当事業年度
(自 2020年4月1日
至 2021年3月31日)
(千円)
前年同期比(%)
コンパウンド事業4,373,030△27.1
ゴム加工事業1,442,040△9.4
その他22,456△1.9
合計5,837,527△23.3

(注) 1 上記の金額には消費税等は含まれておりません。
2 その他は、報告セグメントではない事業セグメントの販売実績であります。
3 最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先前事業年度当事業年度
金額(千円)割合(%)金額(千円)割合(%)
TOYO TIRE㈱2,599,03234.21,951,82433.4
三菱ケミカル㈱1,014,92513.3891,20115.3
愛知タイヤ工業㈱984,35112.9265,5294.5

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当期末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
財政状態の分析
(資産合計)
当期末の総資産は5,929百万円となり、前期末に比べ183百万円減少しました。流動資産は2,932百万円となり、前期末に比べ84百万円減少しました。これは主に売上債権が減少したことによるものであります。固定資産は2,996百万円となり、前期末に比べ99百万円減少しました。これは主に設備投資額の減少によるものであります。
(負債合計)
負債は3,078百万円と、前期末に比べ173百万円減少しました。流動負債は2,604百万円となり、前期末に比べて231百万円減少しました。これは主に営業買入債務の減少によるものであります。固定負債は473百万円と前期末に比べ57百万円増加しました。これは主に借入を行ったことによるものであります。
(純資産合計)
純資産は2,850百万円と、前期末に比べ10百万円減少しました。これは主に、配当金の支払いによるものであります。
経営成績の分析
(売上高及び営業利益)
当期の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい状況が続く中、導電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、ゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンドにおいて自動車関連を中心に受注が減少したことにより、5,837百万円となり前期比1,771百万円(23.3%減)の減収となりました。営業利益につきましても、固定費の削減や原価低減を推進しておりますが、販売の減少影響等により、38百万円となり前期比177百万円(82.3%減)の減益となりました。
(営業外損益及び経常利益)
営業外損益(収益-費用)は、助成金収入があったこともあり、当期は前期に対して23百万円増の25百万円となりました。当期の経常利益は63百万円となり前期比154百万円(70.9%減)の減益となりました。
(特別利益、特別損失及び当期純利益)
特別損益(利益-費用)は、当期は△19百万円となり、前期に対して15百万円減少しました。主な内容は固定資産除却損の増加によるものです。
経常利益から上記の特別損益を差し引き、法人税等を計上した当期純利益は18百万円となり前期の152百万円の当期純利益に対して134百万円の減益となりました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
(コンパウンド事業)
新型コロナウイルス感染拡大の影響による厳しい状況が続く中、導電性樹脂ECXの受注は堅調に推移したものの、ゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンドにおいては、自動車関連を中心に受注が大幅に減少し、前期を下回る売上高となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を1,622百万円下回る4,373百万円(前期比27.1%減)とな
りました。
セグメント利益におきましても、販売の減少影響により、前期を192百万円下回る18百万円(前期比91.4%減)となりました。
セグメント資産は、主に売上債権の減少および設備投資額の減少により、前期に対して433百万円減少の3,526百万円となりました。
(ゴム加工事業)
ゴムシートにおける自動車関連での受注が減少したこと等により、前期を下回る売上高となりました。
以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を149百万円下回る1,442百万円(前期比9.4%減)となりました。
セグメント利益におきましては、販売の減少影響はあるものの、固定費削減の効果もあり、前期を14百万円上回る25百万円(前期比122.5%増)となりました。
セグメント資産は、主に売上債権の減少および設備投資額の減少により、前期に対して60百万円減少の1,505百万円となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
キャッシュ・フローの状況の分析
当期のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
資本の財源及び資金の流動性
(資金需要)
当社の事業活動における運転資金需要について、営業活動については、生産活動に必要な運転資金(材料費及び人件費等)、受注維持拡大のための販売費、製品開発力の維持強化及び新規事業立ち上げに資するための研究開発費等によるものです。投資活動については生産性の向上等を目的とした設備投資によるものです。
今後において、必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。今後の資金需要も見据えて、最新の市場環境や受注動向も勘案し、資産の圧縮及び投資案件の選別を行っていく予定であります。
(財務政策)
当社の運転資金、投資資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について金融機関からの借入により資金調達を行っております。
借入金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を勘案し調達規模、調達手段を適宜判断して実施していくこととしております。一方、有利子負債の圧縮を図るため、売上債権及び棚卸資産の圧縮等を通じて、資産効率に取り組んでおります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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