有価証券報告書-第102期(2024/04/01-2025/03/31)
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
(注)コア営業利益(△は損失)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
当連結会計年度における世界経済は、地政学的緊張の高まりが長期化するなか、中国における景気回復の遅れや、米国における個人消費の減速感、また製造業における停滞基調が一部地域でみられるなど、全般として景気回復が緩やかにとどまる状況で推移いたしました。
当社グループの主要な市場である自動車分野におきましては、中国市場における電動化の進展や東南アジアの自動車市場の低迷などもあり、日系自動車メーカーの自動車生産台数が総じて前年度を下回る状況で推移いたしました。
このような状況のなか、当社グループは、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの2年目として、「価値創造」、「スマートものづくり創造」、「未来に向けた組織能力の進化」の3つの指針を掲げ、「人と社会を支え、今と未来をつなぐBEST PARTNER」を目指して活動してまいりました。「価値創造」では、AIを活用した農業自動収穫ロボットを中心に生産者向けサービスを提供するinaho株式会社への出資や電動二輪車/三輪車向け二段変速機の開発を行うInmotive Inc.との戦略的パートナーシップ契約の締結など、スタートアップ企業との共創による新しい価値創造を進めてまいりました。さらに、装飾表示用フイルムの新製品など、既存製品に新たな価値を加えた新製品を開発いたしました。また、「スマートものづくり創造」では、「バンドー夢工場」の実現に向けて、AIを活用した自動検査装置の導入や製造条件の分析に挑戦するとともに、これらを推進するデジタル人材の育成を進めてまいりました。そして、「未来に向けた組織能力の進化」では、従業員のエンゲージメント向上のための取り組みやCO2削減目標に向けた施策の実行など、進化を支える土壌づくりとして人と組織の能力向上を図ってまいりました。
これらの結果、当連結会計年度は、売上収益は115,593百万円(前年同期比6.8%増)、コア営業利益は7,743百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は連結子会社に係る減損損失などを計上したことにより3,480百万円(前年同期比55.2%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,496百万円(前年同期比75.8%減)となりました。
《セグメント別の状況》
事業(セグメント)別の状況は、次のとおりであります。
[自動車部品事業]
国内においては、自動車生産台数が減少しましたが、当社製品採用車種の増加により、補機駆動用伝動ベルト(リブエース®など)および補機駆動用伝動システム製品(オートテンショナなど)の販売が増加いたしました。海外においては、米国において補修市場向け製品の販売が増加いたしました。中国・アジアにおいては二輪車メーカーの生産が回復し、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は58,056百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益は4,897百万円(前年同期比19.1%増)となりました。
[産業資材事業]
一般産業用伝動ベルトにつきましては、国内においては、産業機械用伝動ベルトの販売が前年並みに推移いたしました。海外においては、欧米において産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国・アジアにおいては農業機械用伝動ベルトの販売が増加いたしました。
運搬ベルトにつきましては、国内において樹脂コンベヤベルト(サンライン®ベルト)の販売が増加いたしましたが、コンベヤベルトの販売が減少いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は38,100百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は製品構成の変化や原材料価格等のコストの上昇により2,541百万円(前年同期比27.2%減)となりました。
[高機能エラストマー製品事業]
機能フイルム製品につきましては、建築資材用および装飾表示用フイルムの販売が増加いたしました。
精密機能部品につきましては、精密ベルトの販売が増加いたしましたが、高機能ローラおよびブレードなどの販売が減少いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は14,216百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント損失は15百万円(前年同期はセグメント損失151百万円)となりました。
[その他事業]
その他の事業といたしましては、ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを行っており、売上収益は6,095百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント利益は296百万円(前年同期比306.2%増)となりました。
上記の各セグメント別売上収益およびセグメント利益または損失は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。
②財政状態の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ4,928百万円減少し、120,693百万円となりました。これは主に、有形固定資産およびのれんが減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,919百万円減少し、38,191百万円となりました。これは主に、営業債務及びその他の債務、借入金および未払法人所得税が減少したことによるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ3,009百万円減少し、82,501百万円となりました。これは主に、自己株式の取得を実施したことに加え、利益剰余金が減少したことによるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の67.8%から68.0%となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ219百万円減少し、17,715百万円となりました。各連結キャッシュ・フローの状況とその主な増減要因は、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ3,297百万円収入が減少し、10,762百万円の収入超過となりました。これは主に、棚卸資産などの運転資本の増加額および法人所得税の支払額が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ550百万円支出が減少し、4,186百万円の支出超過となりました。これは主に、資本性金融商品の売却による収入が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ2,051百万円支出が減少し、6,908百万円の支出超過となりました。これは主に、株主総還元額が増加した一方で、有利子負債の削減額が減少したことによるものです。
④生産、受注および販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)金額は、販売価格によっております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注)主な相手先別の販売実績で、総販売実績に対する割合が10%を超えるものはありません。
なお、「生産実績」「受注実績」および「販売実績」は、セグメント間取引消去後の金額を記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、過去の実績および決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいております。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 および 4.重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、次のとおりであります。
なお、セグメントごとの経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
a.売上収益
売上収益は115,593百万円となり、前連結会計年度に比べて6.8%増となりました。これは主に、自動車部品事業および産業資材事業が増収となったことによるものです。
b.コア営業利益
コア営業利益は7,743百万円となり、前連結会計年度に比べて2.1%増となりました。これは主に、売上収益が増収となったことによるものです。
c.営業利益
営業利益は3,480百万円となり、前連結会計年度に比べて55.2%減となりました。これは主に、当連結会計年度に連結子会社に係る減損損失などを計上したことによるものであります。
d.親会社の所有者に帰属する当期利益
親会社の所有者に帰属する当期利益は1,496百万円となり、前連結会計年度に比べて75.8%減となりました。これは主に、営業利益が減益となったことに加え、為替相場の変動により為替差損益が悪化したことによるものです。
③経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤資本の財源および資金の流動性
当連結会計年度末においては、現金及び現金同等物は17,715百万円(前連結会計年度末比1.2%減)、有利子負債(借入金)は7,137百万円(前連結会計年度末比5.9%減)となりました。
これは主に、営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度と比べ減少したものの、資金効率の改善を目的として、有利子負債の削減を進めたことによるものです。
⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度は、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの2年目であり、その達成・進捗状況は、次のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
| 2024年3月期 (百万円) | 2025年3月期 (百万円) | 増減額 (百万円) | 増減率 (%) | ||
| 売上収益 | 108,278 | 115,593 | 7,314 | 6.8 | |
| 自動車部品事業 | 53,282 | 58,056 | 4,773 | 9.0 | |
| 産業資材事業 | 36,672 | 38,100 | 1,427 | 3.9 | |
| 高機能エラストマー製品事業 | 13,769 | 14,216 | 446 | 3.2 | |
| その他 | 5,352 | 6,095 | 743 | 13.9 | |
| 調整額 | △798 | △875 | △76 | - | |
| コア営業利益(セグメント利益)(△は損失) | 7,584 | 7,743 | 159 | 2.1 | |
| 自動車部品事業 | 4,111 | 4,897 | 785 | 19.1 | |
| 産業資材事業 | 3,492 | 2,541 | △951 | △27.2 | |
| 高機能エラストマー製品事業 | △151 | △15 | 136 | - | |
| その他 | 73 | 296 | 223 | 306.2 | |
| 調整額 | 57 | 23 | △34 | △59.9 | |
| 営業利益 | 7,772 | 3,480 | △4,292 | △55.2 | |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 6,180 | 1,496 | △4,683 | △75.8 | |
(注)コア営業利益(△は損失)は、売上収益から売上原価、販売費及び一般管理費を控除して算出しております。
当連結会計年度における世界経済は、地政学的緊張の高まりが長期化するなか、中国における景気回復の遅れや、米国における個人消費の減速感、また製造業における停滞基調が一部地域でみられるなど、全般として景気回復が緩やかにとどまる状況で推移いたしました。
当社グループの主要な市場である自動車分野におきましては、中国市場における電動化の進展や東南アジアの自動車市場の低迷などもあり、日系自動車メーカーの自動車生産台数が総じて前年度を下回る状況で推移いたしました。
このような状況のなか、当社グループは、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの2年目として、「価値創造」、「スマートものづくり創造」、「未来に向けた組織能力の進化」の3つの指針を掲げ、「人と社会を支え、今と未来をつなぐBEST PARTNER」を目指して活動してまいりました。「価値創造」では、AIを活用した農業自動収穫ロボットを中心に生産者向けサービスを提供するinaho株式会社への出資や電動二輪車/三輪車向け二段変速機の開発を行うInmotive Inc.との戦略的パートナーシップ契約の締結など、スタートアップ企業との共創による新しい価値創造を進めてまいりました。さらに、装飾表示用フイルムの新製品など、既存製品に新たな価値を加えた新製品を開発いたしました。また、「スマートものづくり創造」では、「バンドー夢工場」の実現に向けて、AIを活用した自動検査装置の導入や製造条件の分析に挑戦するとともに、これらを推進するデジタル人材の育成を進めてまいりました。そして、「未来に向けた組織能力の進化」では、従業員のエンゲージメント向上のための取り組みやCO2削減目標に向けた施策の実行など、進化を支える土壌づくりとして人と組織の能力向上を図ってまいりました。
これらの結果、当連結会計年度は、売上収益は115,593百万円(前年同期比6.8%増)、コア営業利益は7,743百万円(前年同期比2.1%増)、営業利益は連結子会社に係る減損損失などを計上したことにより3,480百万円(前年同期比55.2%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は1,496百万円(前年同期比75.8%減)となりました。
《セグメント別の状況》
事業(セグメント)別の状況は、次のとおりであります。
[自動車部品事業]
国内においては、自動車生産台数が減少しましたが、当社製品採用車種の増加により、補機駆動用伝動ベルト(リブエース®など)および補機駆動用伝動システム製品(オートテンショナなど)の販売が増加いたしました。海外においては、米国において補修市場向け製品の販売が増加いたしました。中国・アジアにおいては二輪車メーカーの生産が回復し、スクーター用変速ベルトなどの販売が増加いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は58,056百万円(前年同期比9.0%増)、セグメント利益は4,897百万円(前年同期比19.1%増)となりました。
[産業資材事業]
一般産業用伝動ベルトにつきましては、国内においては、産業機械用伝動ベルトの販売が前年並みに推移いたしました。海外においては、欧米において産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国・アジアにおいては農業機械用伝動ベルトの販売が増加いたしました。
運搬ベルトにつきましては、国内において樹脂コンベヤベルト(サンライン®ベルト)の販売が増加いたしましたが、コンベヤベルトの販売が減少いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は38,100百万円(前年同期比3.9%増)、セグメント利益は製品構成の変化や原材料価格等のコストの上昇により2,541百万円(前年同期比27.2%減)となりました。
[高機能エラストマー製品事業]
機能フイルム製品につきましては、建築資材用および装飾表示用フイルムの販売が増加いたしました。
精密機能部品につきましては、精密ベルトの販売が増加いたしましたが、高機能ローラおよびブレードなどの販売が減少いたしました。
これらの結果、当セグメントの売上収益は14,216百万円(前年同期比3.2%増)、セグメント損失は15百万円(前年同期はセグメント損失151百万円)となりました。
[その他事業]
その他の事業といたしましては、ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを行っており、売上収益は6,095百万円(前年同期比13.9%増)、セグメント利益は296百万円(前年同期比306.2%増)となりました。
上記の各セグメント別売上収益およびセグメント利益または損失は、セグメント間取引消去前の金額で記載しております。
②財政状態の状況
当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ4,928百万円減少し、120,693百万円となりました。これは主に、有形固定資産およびのれんが減少したことによるものです。
負債は、前連結会計年度末に比べ1,919百万円減少し、38,191百万円となりました。これは主に、営業債務及びその他の債務、借入金および未払法人所得税が減少したことによるものです。
資本は、前連結会計年度末に比べ3,009百万円減少し、82,501百万円となりました。これは主に、自己株式の取得を実施したことに加え、利益剰余金が減少したことによるものです。
以上の結果、親会社所有者帰属持分比率は、前連結会計年度末の67.8%から68.0%となりました。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ219百万円減少し、17,715百万円となりました。各連結キャッシュ・フローの状況とその主な増減要因は、以下のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ3,297百万円収入が減少し、10,762百万円の収入超過となりました。これは主に、棚卸資産などの運転資本の増加額および法人所得税の支払額が増加したことによるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ550百万円支出が減少し、4,186百万円の支出超過となりました。これは主に、資本性金融商品の売却による収入が増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期と比べ2,051百万円支出が減少し、6,908百万円の支出超過となりました。これは主に、株主総還元額が増加した一方で、有利子負債の削減額が減少したことによるものです。
④生産、受注および販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車部品事業 | 52,450 | 108.7 |
| 産業資材事業 | 29,964 | 106.9 |
| 高機能エラストマー製品事業 | 11,949 | 104.5 |
| 報告セグメント計 | 94,365 | 107.6 |
| その他 | 2,149 | 109.3 |
| 合計 | 96,514 | 107.6 |
(注)金額は、販売価格によっております。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 受注高(百万円) | 前年同期比(%) | 受注残高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車部品事業 | 57,967 | 106.4 | 3,253 | 97.3 |
| 産業資材事業 | 39,326 | 110.4 | 7,877 | 118.5 |
| 高機能エラストマー製品事業 | 14,332 | 105.0 | 1,612 | 107.7 |
| 報告セグメント計 | 111,625 | 107.6 | 12,743 | 111.0 |
| その他 | 5,247 | 115.0 | 122 | 120.2 |
| 合計 | 116,873 | 107.9 | 12,866 | 111.0 |
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 販売高(百万円) | 前年同期比(%) |
| 自動車部品事業 | 58,056 | 109.0 |
| 産業資材事業 | 38,093 | 103.9 |
| 高機能エラストマー製品事業 | 14,216 | 103.3 |
| 報告セグメント計 | 110,366 | 106.4 |
| その他 | 5,227 | 114.6 |
| 合計 | 115,593 | 106.8 |
(注)主な相手先別の販売実績で、総販売実績に対する割合が10%を超えるものはありません。
なお、「生産実績」「受注実績」および「販売実績」は、セグメント間取引消去後の金額を記載しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針および見積り
当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、過去の実績および決算日において合理的であると考えられる様々な要因等を勘案した経営者の最善の判断に基づいております。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 および 4.重要な会計上の見積りおよび見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、次のとおりであります。
なお、セグメントごとの経営成績の状況に関する認識および分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。
a.売上収益
売上収益は115,593百万円となり、前連結会計年度に比べて6.8%増となりました。これは主に、自動車部品事業および産業資材事業が増収となったことによるものです。
b.コア営業利益
コア営業利益は7,743百万円となり、前連結会計年度に比べて2.1%増となりました。これは主に、売上収益が増収となったことによるものです。
c.営業利益
営業利益は3,480百万円となり、前連結会計年度に比べて55.2%減となりました。これは主に、当連結会計年度に連結子会社に係る減損損失などを計上したことによるものであります。
d.親会社の所有者に帰属する当期利益
親会社の所有者に帰属する当期利益は1,496百万円となり、前連結会計年度に比べて75.8%減となりました。これは主に、営業利益が減益となったことに加え、為替相場の変動により為替差損益が悪化したことによるものです。
③経営成績に重要な影響を与える要因
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当社グループのキャッシュ・フローの状況の分析・検討内容については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
⑤資本の財源および資金の流動性
当連結会計年度末においては、現金及び現金同等物は17,715百万円(前連結会計年度末比1.2%減)、有利子負債(借入金)は7,137百万円(前連結会計年度末比5.9%減)となりました。
これは主に、営業活動によるキャッシュ・フローは前連結会計年度と比べ減少したものの、資金効率の改善を目的として、有利子負債の削減を進めたことによるものです。
⑥経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成を判断するための客観的な指標等
当連結会計年度は、中長期経営計画“Creating New Value for the Future”の第1ステージの2年目であり、その達成・進捗状況は、次のとおりであります。
| 指標 | 当連結会計年度(実績) | 2026年度(目標) | 目標との乖離 |
| 売上収益 | 115,593百万円 | 120,000百万円 | 4,406百万円減 (3.7%減) |
| コア営業利益 | 7,743百万円 | 12,000百万円 | 4,256百万円減 (35.5%減) |
| ROE | 1.8% | 12.0% | 10.2ポイント減 |