有価証券報告書-第72期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/24 11:20
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【項目】
139項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、企業収益の拡大により概ね堅調に推移しましたが、世界経済においては、米中間の貿易摩擦の高まりにより中国経済の減速が顕著となり、我が国企業の業績に与える影響も顕在化してきました。
このような状況の下、当社グループは「お客様の望む時に、望むモノを、望むコストで」お届けすることを目指し、「最適配管システムで世界のお客様に感動を」を合言葉に「感動創造企業」の実現に向けて事業活動に取り組んでまいりました。
販売面では、当社グループ製品の主要な市場である半導体製造装置市場における受注が減少しましたが、建設機械、工作機械・産業機械市場における受注の拡大により、前年同期の売上高を上回ることが出来ました。 その結果、当連結会計年度の売上高は177億14百万円(前年同期比6.1%増)となり、営業利益は33億7百万円(同0.5%増)、経常利益は33億89百万円(同1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は24億81百万円(同0.7%減)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
当社は製品構成から以下2事業部を報告セグメントとしております。
(CP事業部)
当事業部は、半導体製造装置及び液晶製造装置市場向けに、食品・医療市場向けにクリーンな継手、バルブ、配管ユニット製品等を設計・生産しています。半導体製造装置向けの市況後退による受注減少により、売上高は95億20百万円(前年同期比4.3%減)となり、セグメント利益は29億72百万円(同9.9%減)となりました。
(GP事業部)
当事業部は、建設機械、工作機械・産業機械、車両、船舶、化学プラント等の一般産業市場向けの継手、バルブ、配管システム等を設計・生産しています。建設機械向けを中心とした受注の増加により、売上高は82億90百万円(前年同期比26.7%増)となり、セグメント利益は22億38百万円(同23.5%増)と大幅に増加しました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローで32億61百万円のプラス、投資活動によるキャッシュ・フローで12億93百万円のマイナス、財務活動によるキャッシュ・フローで10億65百万円のマイナスとなりました。この結果、現金及び現金同等物は前連結会計年度末より9億19百万円増加し61億50百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
a.営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は32億61百万円(前年同期比142.5%増)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益の計上34億26百万円、売上債権の減少による20億77百万円の増加、たな卸資産の増加による8億72百万円の減少、法人税等の支払額11億10百万円によるものです。
b.投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は12億93百万円(前年同期は95百万円の支出)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出15億40百万円、投資有価証券の償還による収入3億3百万円です。
c.財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は10億65百万円(前年同期は8億90百万円の収入)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出8億7百万円、配当金の支払いによる支出4億57百万円です。
③生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
CP事業部(百万円)9,29490.5
GP事業部(百万円)8,313126.2
報告セグメント計(百万円)17,607104.4
その他(百万円)--
合計(百万円)17,607104.4

(注)1.金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
b.受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称受注高(百万円)前年同期比(%)受注残高(百万円)前年同期比(%)
CP事業部7,80571.164830.0
GP事業部8,262132.0602111.2
報告セグメント計16,06793.21,25046.3
その他20262.29244.0
合計16,26992.71,26046.6

(注)上記の金額には消費税等は含まれておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2018年4月1日
至 2019年3月31日)
前年同期比(%)
CP事業部(百万円)9,31694.5
GP事業部(百万円)8,201125.9
報告セグメント計(百万円)17,517107.0
その他(百万円)19661.2
合計(百万円)17,714106.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には消費税等は含まれておりません。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額および開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、第5 経理の状況 の連結財務諸表の「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。
a. 収益の認識基準
当社グループの売上高は、通常、注文書に基づき顧客に対して製品が出荷された時点で計上されます。
b. 貸倒引当金の計上基準
当社グループは、顧客の支払不能時に発生する損失の見積額について、貸倒引当金を計上しております。顧客の財務状態が悪化し、その支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上または貸倒損失の計上が必要となる可能性があります。
c. 棚卸資産の評価基準
当社グループは、棚卸資産の資産性に基づき評価減を計上しております。実際の将来需要または市場が悪化した場合、追加の評価減が必要となる可能性があります。
d. 繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して、将来の課税所得を合理的に見積っております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存いたしますので、その見積額が減少した場合は繰延税金資産が減額され税金費用が追加計上される可能性があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの経営成績は、当連結会計年度において連結売上高は177億14百万円、経常利益は33億89百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は24億81百万円となっております。前連結会計年度と比較しますと、親会社株主に帰属する当期純利益は0.7%減少したものの、連結売上高は6.1%、経常利益は1.0%増加しております。これは、建設機械、工作機械・産業機械市場における受注の拡大等によるものであります。
以下、連結損益計算書に重要な影響を与えた要因について分析いたします。
a.売上高の分析
当連結会計年度の連結売上高は177億14百万円でありますが、これを種類別に分析すると、前連結会計年度よりも継手は3億円減少したものの、バルブ・配管システムは3億91百万円増加しております。これは当連結会計年度において、一般産業機械、液晶・半導体製造装置関連市場及び配管ユニットにおける受注が増したためであります。
b. 販売費及び一般管理費の分析
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ1.3%増の22億1百万円となっております。これは売上高増加に伴う荷造運賃の増加、旅費交通費、減価償却費等の経費が増加したことなどによるものであります。
c. 営業外損益の分析
当連結会計年度の営業外収益は、前連結会計年度に比べ37.3%減の1億8百万円となっております。これは受取配当金や為替差益等による利益が発生したことによるものであります。また営業外費用は、前連結会計年度に比べ75.1%減の27百万円となっております。これは支払利息等によるものであります。
③資本の財源及び資金の流動性についての分析
a. キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物の期末残高は61億50百万円となっており、前連結会計年度と比較して9億19百万円増加しております。これは主として営業活動によるキャッシュ・フローで得た資金32億61百万円によるものであります。
当連結会計年度における投資活動の結果使用した資金は12億93百万円(前年同期は95百万円の支出)となりました。この主な要因は、有形固定資産の取得による支出15億40百万円、投資有価証券の償還による収入3億3百万円によるものです。
当連結会計年度における財務活動の結果使用した資金は10億65百万円(前年同期は8億90百万円の収入)となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出8億7百万円、配当金の支払いによる支出4億57百万円であります。
b. 資金需要について
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、当社グループ製品製造のための材料および部品の購入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。営業費用の主なものは人件費であります。当社グループの研究開発費は様々な営業費用の一部として計上されていますが、研究開発に携わる従業員の人件費及び試作材料費が研究開発費の主要な部分を占めております。
なお、短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

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