四半期報告書-第46期第2四半期(令和3年4月1日-令和3年6月30日)

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2021/08/06 15:06
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41項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績の状況
当第2四半期連結累計期間の経済状況は、中国に次いで欧米などの先進国経済の持ち直しなどにより、総じて緩やかな回復基調にあります。今後は新型コロナウイルスワクチンの普及による経済活動の正常化に伴い、経済はより一層の回復に向かうものとみられますが、新型コロナウイルスの状況については不確実性が大きいほか、世界的な半導体不足、米中対立の長期化など、依然として先行きは不透明な状況が継続しております。
このような事業環境の中、当社グループは、長期経営計画「Next Stage 2026 ~Toward Further Growth~」を掲げ、「創造」「実行」「苦労・克服」という創業精神を基盤に豊かな未来につながる技術を磨き、ものづくりを通して持続可能な社会の実現にチャレンジしています。
営業・サービス活動におきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリアルでの展示会が開催されないことや客先訪問による対面でのサービスが困難となる状況の中、Web展示会「Sodick NEW Machining Solution 2021」を開催し、当社の最新機種・技術の情報発信をしております。今後もWeb展示会の更なるコンテンツの追加やリモートツール等のITを活用した活動の強化に努めてまいります。
このような状況のもと、当第2四半期連結累計期間の経営成績は、売上高345億4百万円(前年同四半期比29.2%増)、営業利益27億14百万円(前年同四半期比685.9%増)、経常利益37億84百万円(前年同四半期比943.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益26億48百万円となりました。
※増減率につきましては、1,000%を超える場合に、文中におきまして記載そのものを省略しております。
セグメントの経営成績は以下のとおりであります。
工作機械事業売上高24,145百万円(前年同期比41.5%増)
営業利益3,156百万円(前年同期比2,214百万円増)
中華圏において自動車や電子部品、5G関連、半導体関連分野で引き続き堅調であり、欧米での持ち直しの動きが継続した結果、売上高は前年同期比で増加しました。一方で、足元での受注は高水準で推移しているものの、半導体をはじめとする部材調達のひっ迫等によりリードタイムの長期化が懸念される状況であります。
セグメント利益においても販売台数の増加に伴う工場稼働率の向上等により前年同期比で大幅に増加しました。
産業機械事業売上高4,628百万円(前年同期比12.9%減)
営業利益177百万円(前年同期比98百万円減)
北米の医療関係は好調が継続したほか、第2四半期においては日本及び中華圏で自動車・電子部品向けの販売が増加したものの、前年第4四半期における短納期対応の影響により第1四半期が低調に推移したため、売上高は前年同期比で微減となりました。足元では工作機械事業と同様、半導体不足の影響により日本・中華圏では一服感が見られております。
食品機械事業売上高2,521百万円(前年同期比66.4%増)
営業利益205百万円(前年同期比199百万円増)
各種製麺機、麺製造プラント、無菌包装米飯製造装置、製菓・惣菜向けの設備などの開発・製造・販売、その保守サービスを行っております。衛生面及び省人化対応設備や外出自粛に伴う巣ごもり需要に関連した案件が継続したほか、海外においても製麺機や米飯製造装置の販売があった結果、売上高は前年同期比で増加しました。
その他売上高3,209百万円(前年同期比14.3%増)
営業利益426百万円(前年同期比207百万円増)
精密コネクタなどの受託生産を行う金型成形事業、リニアモータやセラミックス部材の販売等を行う要素技術事業から構成されております。情報通信設備等の需要増によるセラミックスの需要は継続した一方で、金型成形事業においては、世界的な半導体不足により自動車産業の需要は減速しているものの、自動化ラインによる生産性向上や高付加価値部品などの生産品目の拡大により、売上高は前年同期比で増加しました。

(2)財政状態の状況
当第2四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比較して、158億85百万円増加し、1,320億2百万円となりました。主な増加要因としては、現金及び預金の増加90億41百万円、受取手形及び売掛金の増加23億1百万円などがあげられます。
また、負債は前連結会計年度末と比較して、39億50百万円増加し、620億91百万円となりました。主な増加要因としては、長期借入金の増加32億39百万円などがあげられます。
純資産は前連結会計年度末と比較して、119億34百万円増加し、699億11百万円となりました。主な増加要因としては、資本金の増加38億33百万円、資本剰余金の増加38億61百万円、為替換算調整勘定の増加21億5百万円
などがあげられます。
以上の結果、自己資本比率は、52.9%(前連結会計年度末比3.0%増)となりました。
(3)キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、以下のキャッシュ・フローの増減により、前連結会計年度末に比べ88億15百万円増加し、当連結会計年度末の残高は470億71百万円となりました。当第2四半期連結累計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、64億3百万円(前年同四半期は38億71百万円の獲得)となりました。これは主に仕入債務の増加44億7百万円、前受金の増加33億4百万円等の要因によるもので、たな卸資産の増加30億84百万円等で一部相殺されております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、7億28百万円(前年同四半期は7億46百万円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出7億64百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、16億79百万円(前年同四半期は23億61百万円の獲得)となりました。これは主に長期借入れによる収入72億円等によるものですが、長期借入金の返済による支出40億44百万円、配当金の支払額6億11百万円等で一部相殺されております。
(4)経営方針・経営戦略等
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第2四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。
(6)研究開発活動
当第2四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、15億81百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(7)経営成績に重要な影響を与える要因及び経営戦略の現状と見通し
当社グループの経営に影響を与える大きな要因としては内外の市場動向が挙げられます。米国の通商政策及び欧州の政治情勢、東アジアでの地政学リスク、欧米等での金利引き上げに伴う為替変動リスクのほか、足元では新型コロナウイルスの感染拡大による経済活動の制限や景気の減速などが懸念されるものの、グローバルにものづくりが発展していく中で、設備投資需要は継続的に拡大していくものと見ています。その中でも、当社の主要な仕向け先である自動車産業における軽量化への対応、電装化、次世代自動車へのシフトに加え、スマートフォンの高機能化の動きもあり、高精度機のニーズはさらに高まっていくことが予想されます。
足元では新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の制限や景気の減速による先行きの不透明感が極めて強い状況であることに加え、収束後には世界的なサプライチェーンの見直し、IoT・5G等のITを駆使したリモート環境活用の加速、保護主義的な自国への生産回帰等の構造的な変化が進むことも考えられ、当社グループとしては状況の変化に臨機応変に対応しつつ、収束後を見据えた取り組みを着実に行ってまいります。
こうした中、工作機械事業及び産業機械事業におきましては、日本・欧米などの成熟市場と中国市場、東南アジアをはじめとする新興国市場それぞれに応じた事業展開を推進しております。成熟市場においては、競争力のある製品を投入しシェアアップを図るとともに、既存の納入機のユーザーへの継続的な技術指導や保守メンテナンスを通じて、更新需要の取り込みや周辺機器及び消耗品の販売強化を図ってまいります。中国市場及び新興国市場においては、市場のニーズを反映した低価格機種の開発、販売を強化するとともに、拠点整備などを推進し、収益力の確保を図っております。当社グループは、グローバル市場におけるリスクへの対応力を高め、特定の業種や地域の需要環境に依存しない、安定した収益構造を目指してまいります。
また、次世代のものづくりを担う金属3Dプリンタを新たな成長ドライバーに事業の拡大を図っております。金属3Dプリンタにおいて、加工速度・加工精度の向上、製品ラインナップの拡充、対応する金属粉の種類の充実、残留応力の抑制により大型金型部品の安定造形を可能とする「SRT工法」の開発など、研究開発に力を入れ販売を強化しています。従来のOPMシリーズに加え、エントリーモデルである「LPM325」の開発により、金型だけでなく部品加工の分野まで裾野を広げることでさらなる需要の創造、拡大を目指してまいります。さらに、ものづくりのすべての工程が当社グループの技術のみで完結できるワンストップソリューションの強みを活かし、「プラスチック成形革命」をキーワードに、金型製造リードタイムの短縮や生産コストの削減に加えて、金属3Dプリンタで製造した金型専用の射出成形機「MR30」を活用して成形サイクルの短縮を実現してまいります。
産業機械事業においては、海外売上高比率の向上を図るため、マーケットニーズの高い全電動射出成形機「MSシリーズ」のラインナップを拡充し、新興国などのボリュームゾーンでの販売拡大を図ってまいります。また、軽量化が求められる自動車業界向けを中心にアルミニウム合金対応の射出成形機「ALM450」を従来のダイカストマシンに代わる製品となるよう取り組んでおります。
さらに、景気動向に左右されにくい事業ポートフォリオ構築を目指し食品機械事業にも注力してまいります。国内市場では、調理麺の品質向上を目的とした設備の導入、海外市場においては膨大な人口と豊かな食文化をもつ中国の存在、日本食ブームの高まりなど、食品機械事業の成長性は非常に高いと言えます。加えて製麺機の技術を応用して、製菓業界や包装惣菜業界など製麺業界以外への展開や新たに立ち上げた包装米飯製造装置の国内外での販売先の拡大を進めております。今後は放電加工機と同様、食品機械業界のリーディングカンパニーとなることを目指し、事業の拡大に取り組んでまいります。
当社グループは従来から放電加工機等をネットワークに接続し活用するアプリケーションソフトウエアを提供してまいりましたが、近年のIoT(Internet of Things:モノのインターネット)やインダストリー4.0(ドイツ政府が推進する製造業の高度化・デジタル化)などの動きを踏まえ様々な取り組みを推進しています。当社では、金属3Dプリンタで造形した金型専用の射出成形機「MR30」を用いた金型の自動交換システム「ICF-V」を開発し、射出成形のIoTを具現化したスマートファクトリーを提案しています。成形機への金型の装着から材料乾燥・供給、成形品の製造、金型交換までを完全無人化・自動化できるシステムであり、ネットワークに接続された機械の各情報を活用し、監視、保守、制御、分析することで、工程の見える化を実現できます。今後もさらなる生産性向上、生産自動化など、様々な取り組みを強化してまいります。
(8)経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループのメイン事業である工作機械及び産業機械事業の業績は、製造業の設備投資動向に依るところが大きく、景気変動の影響を強く受けます。これに対し、当社グループでは、景気による影響が比較的少ない食品機械事業などの事業を拡充するほか、要素技術事業で新たな顧客を獲得し、景気変動リスクの低減を図ってまいります。さらに、研究開発の成果等によって新しい事業を興し、リスク分散を図り、安定した事業ポートフォリオの構築を図ってまいります。
近年、地震のような自然災害、火災、大規模なシステム障害などにより事業継続が困難になる事象も発生しております。当社グループでは、そのような危機に直面した場合でも、被害を最小限に抑え、事業継続を確実にするため、事業継続計画を策定し運用しています。生産能力の分散化を図るなど災害に強い生産体制の再検討・再構築を図ってまいります。また、地球温暖化など急激な環境変化を背景に、持続可能な社会に貢献する事業活動の重要性が高まっております。当社グループは、気候変動や脱炭素への対応は重要な経営課題であると認識しており、次世代自動車や車両の軽量化など環境負荷低減の取組みにも積極的に関与し、地球環境に配慮したものづくりを通し、サスティナブルな社会に寄与する事業展開を推進してまいります。
また、足元では新型コロナウイルス感染拡大により世界的に事業活動が停滞する中、当社グループでは、早期に対策本部を立ち上げ、時差出勤やテレワーク等の必要な対応を実施しています。引き続き、国内外の動向を見ながら感染防止と社員の健康管理に努めてまいります。
(9) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の
分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

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