四半期報告書-第81期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)
有報資料
(1)業績の概況
当第1四半期連結累計期間の世界経済情勢は、米国景気が個人消費の底堅さに加え企業部門の持ち直しの兆しが見られ総じて回復基調にあります。一方、欧州は英国のEU離脱による負の影響は限定的と見込まれますが、先行きの不透明感が非常に増してきております。また、中国は経済減速の動きが一層鮮明となっております。
当社が属するエレクトロニクス市場は、スマートフォンの台数成長の伸び率が鈍化しつつも機器の高機能化による1台当たりの部品数が増加し、継続して成長が見込まれます。また自動車関連は安全確保や利便性確保に向けて電装品の搭載数が増加し、電子部品需要が拡大する見通しです。
このように当社は伸びる市場に注力し、高機能化による汎用部品の数量増はあるものの、製品価格の下落や為替変動(前年同四半期連結累計期間比13円12銭の円高)の影響もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間比7.1%減の260,925百万円となりました。
利益につきましては、原価低減の取り組みと新製品の継続的な投入を推し進めましたが、製品価格の下落、減価償却費の増加、為替変動の影響などの減益要因により、営業利益は前年同四半期連結累計期間比23.9%減の48,695百万円、税引前四半期純利益は同22.8%減の50,200百万円、当社株主に帰属する四半期純利益は同19.1%減の37,675百万円となりました。
事業別セグメントについては、コンポーネントは売上高が189,127百万円(前年同四半期連結累計期間比2.8%減)で事業利益(※)が51,322百万円(同18.7%減)、モジュールは売上高が80,308百万円(同16.3%減)で事業利益が6,444百万円(同37.2%減)、その他は売上高が11,292百万円(同28.2%減)で事業利益が1,374百万円(同4.4%減)となりました。
(※)「事業利益」は売上高から事業に直接帰属する費用を控除した利益であります。
当第1四半期連結累計期間の製品別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[コンデンサ]
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、主力の積層セラミックコンデンサが、スマートフォンの高機能化に支えられ、数量ベースでは伸びが見られましたが、為替変動及び製品価格の下落の影響により金額ベースで減少しました。カーエレクトロニクス向けは、継続して自動車の生産台数の増加と電装化の進展により需要が増加しており好調を維持しました。
その結果、コンデンサの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ5.5%減の84,263百万円となりました。
[圧電製品]
この区分には、表面波フィルタ、発振子、圧電センサ、セラミックフィルタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、中華圏を中心にマルチバンド対応のスマートフォンの普及で表面波フィルタの需要が依然拡大しており、大きく伸長しました。
その結果、圧電製品の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ17.1%増の44,753百万円となりました。
[その他コンポーネント]
この区分には、コイル、EMI除去フィルタ、コネクタ、センサ、サーミスタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、コネクタが減少傾向にあるほか、コイルは数量ベースでは伸びが見られたものの為替変動及び製品価格の下落の影響により金額ベースで減少しました。
その結果、その他コンポーネントの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ10.2%減の50,838百万円となりました。
[通信モジュール]
この区分には、近距離無線通信モジュール、通信機器用モジュール、多層モジュール、多層デバイスなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、ハイエンドスマートフォンを中心に非常に好調であった前年同四半期連結累計期間に比べ近距離無線通信モジュール、通信機器用モジュールが減少しました。
その結果、通信モジュールの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ16.6%減の69,179百万円となりました。
[電源他モジュール]
この区分には、電源などが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、電源が、事務機器向けで減少し前年同四半期連結累計期間を下回りました。
その結果、電源他モジュールの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ14.4%減の11,114百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、未払税金の減少が22,266百万円、未払給与及び賞与の減少が10,962百万円、売上債権の増加が4,795百万円となりましたが、キャッシュ・フローの源泉となる四半期純利益が37,694百万円、減価償却費が24,368百万円、未払費用及びその他の流動負債の増加が6,479百万円となったことなどにより、24,340百万円のキャッシュ・インとなりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ1,350百万円の増加となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、短期投資の減少が16,111百万円、有価証券及び投資項目の償還及び売却が13,167百万円となりましたが、設備投資が38,477百万円、有価証券及び投資項目の購入が3,297百万円となったことなどにより、12,048百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ37,321百万円の増加となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが23,287百万円、短期借入金の減少が6,417百万円となったことなどにより、30,179百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ4,465百万円の減少となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動に要した費用は、20,021百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の生産実績は、下表のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.以下の製品別諸表については、主たる事業である電子部品並びにその関連製品の生産、受注及び販売の実績を記載しております。
②受注状況
当第1四半期連結累計期間の製品別の受注高及び受注残高は、下表のとおりであります。
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.スマートフォン向けの電子部品の需要は堅調に推移しているものの、為替変動の影響や、得意先からの受注時期の変動により、圧電製品の「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、「受注残高」が前連結会計年度末比で、大幅な減少となりました。
③販売実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の販売実績は、下表のとおりであります。
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
当第1四半期連結累計期間の世界経済情勢は、米国景気が個人消費の底堅さに加え企業部門の持ち直しの兆しが見られ総じて回復基調にあります。一方、欧州は英国のEU離脱による負の影響は限定的と見込まれますが、先行きの不透明感が非常に増してきております。また、中国は経済減速の動きが一層鮮明となっております。
当社が属するエレクトロニクス市場は、スマートフォンの台数成長の伸び率が鈍化しつつも機器の高機能化による1台当たりの部品数が増加し、継続して成長が見込まれます。また自動車関連は安全確保や利便性確保に向けて電装品の搭載数が増加し、電子部品需要が拡大する見通しです。
このように当社は伸びる市場に注力し、高機能化による汎用部品の数量増はあるものの、製品価格の下落や為替変動(前年同四半期連結累計期間比13円12銭の円高)の影響もあり、当第1四半期連結累計期間の売上高は、前年同四半期連結累計期間比7.1%減の260,925百万円となりました。
利益につきましては、原価低減の取り組みと新製品の継続的な投入を推し進めましたが、製品価格の下落、減価償却費の増加、為替変動の影響などの減益要因により、営業利益は前年同四半期連結累計期間比23.9%減の48,695百万円、税引前四半期純利益は同22.8%減の50,200百万円、当社株主に帰属する四半期純利益は同19.1%減の37,675百万円となりました。
事業別セグメントについては、コンポーネントは売上高が189,127百万円(前年同四半期連結累計期間比2.8%減)で事業利益(※)が51,322百万円(同18.7%減)、モジュールは売上高が80,308百万円(同16.3%減)で事業利益が6,444百万円(同37.2%減)、その他は売上高が11,292百万円(同28.2%減)で事業利益が1,374百万円(同4.4%減)となりました。
(※)「事業利益」は売上高から事業に直接帰属する費用を控除した利益であります。
当第1四半期連結累計期間の製品別の売上高を前年同四半期連結累計期間と比較した概況は、以下のとおりであります。
[コンデンサ]
この区分には、積層セラミックコンデンサなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、主力の積層セラミックコンデンサが、スマートフォンの高機能化に支えられ、数量ベースでは伸びが見られましたが、為替変動及び製品価格の下落の影響により金額ベースで減少しました。カーエレクトロニクス向けは、継続して自動車の生産台数の増加と電装化の進展により需要が増加しており好調を維持しました。
その結果、コンデンサの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ5.5%減の84,263百万円となりました。
[圧電製品]
この区分には、表面波フィルタ、発振子、圧電センサ、セラミックフィルタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、中華圏を中心にマルチバンド対応のスマートフォンの普及で表面波フィルタの需要が依然拡大しており、大きく伸長しました。
その結果、圧電製品の売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ17.1%増の44,753百万円となりました。
[その他コンポーネント]
この区分には、コイル、EMI除去フィルタ、コネクタ、センサ、サーミスタなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、コネクタが減少傾向にあるほか、コイルは数量ベースでは伸びが見られたものの為替変動及び製品価格の下落の影響により金額ベースで減少しました。
その結果、その他コンポーネントの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ10.2%減の50,838百万円となりました。
[通信モジュール]
この区分には、近距離無線通信モジュール、通信機器用モジュール、多層モジュール、多層デバイスなどが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、ハイエンドスマートフォンを中心に非常に好調であった前年同四半期連結累計期間に比べ近距離無線通信モジュール、通信機器用モジュールが減少しました。
その結果、通信モジュールの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ16.6%減の69,179百万円となりました。
[電源他モジュール]
この区分には、電源などが含まれます。
当第1四半期連結累計期間は、電源が、事務機器向けで減少し前年同四半期連結累計期間を下回りました。
その結果、電源他モジュールの売上高は、前年同四半期連結累計期間に比べ14.4%減の11,114百万円となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
<営業活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における営業活動によるキャッシュ・フローは、未払税金の減少が22,266百万円、未払給与及び賞与の減少が10,962百万円、売上債権の増加が4,795百万円となりましたが、キャッシュ・フローの源泉となる四半期純利益が37,694百万円、減価償却費が24,368百万円、未払費用及びその他の流動負債の増加が6,479百万円となったことなどにより、24,340百万円のキャッシュ・インとなりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ1,350百万円の増加となりました。
<投資活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における投資活動によるキャッシュ・フローは、短期投資の減少が16,111百万円、有価証券及び投資項目の償還及び売却が13,167百万円となりましたが、設備投資が38,477百万円、有価証券及び投資項目の購入が3,297百万円となったことなどにより、12,048百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ37,321百万円の増加となりました。
<財務活動によるキャッシュ・フロー>当第1四半期連結累計期間における財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが23,287百万円、短期借入金の減少が6,417百万円となったことなどにより、30,179百万円のキャッシュ・アウトとなりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同四半期連結累計期間に比べ4,465百万円の減少となりました。
(3)事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、当社グループが対処すべき課題について重要な変更はありません。
(4)研究開発活動
当第1四半期連結累計期間における研究開発活動に要した費用は、20,021百万円であります。なお、当第1四半期連結累計期間における研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(5)生産、受注及び販売の実績
①生産実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の生産実績は、下表のとおりであります。
| 生産実績 (平成28年4月1日~平成28年6月30日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 前年同四半期連結 累計期間比(%) | ||
| コンデンサ | 90,535 | 33.6 | △6.5 | |
| 圧電製品 | 48,598 | 18.0 | 25.6 | |
| その他コンポーネント | 54,349 | 20.1 | △14.4 | |
| コンポーネント計 | 193,482 | 71.7 | △2.8 | |
| 通信モジュール | 65,233 | 24.2 | △29.4 | |
| 電源他モジュール | 11,177 | 4.1 | △18.3 | |
| モジュール計 | 76,410 | 28.3 | △28.0 | |
| 計 | 269,892 | 100.0 | △11.6 | |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.以下の製品別諸表については、主たる事業である電子部品並びにその関連製品の生産、受注及び販売の実績を記載しております。
②受注状況
当第1四半期連結累計期間の製品別の受注高及び受注残高は、下表のとおりであります。
| 受注高 (平成28年4月1日~平成28年6月30日) | 受注残高 (平成28年6月30日現在) | ||||||
| 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 前年同四半期連結累計期間比 (%) | 金額 (百万円) | 構成比 (%) | 前連結会計年度末比 (%) | ||
| コンデンサ | 85,224 | 35.1 | △6.7 | 35,590 | 31.7 | 2.8 | |
| 圧電製品 | 32,426 | 13.4 | △34.9 | 22,522 | 20.1 | △35.4 | |
| その他コンポーネント | 52,045 | 21.5 | △9.8 | 20,004 | 17.8 | 6.4 | |
| コンポーネント計 | 169,695 | 70.0 | △14.7 | 78,116 | 69.6 | △11.5 | |
| 通信モジュール | 61,775 | 25.5 | △17.0 | 28,240 | 25.1 | △20.8 | |
| 電源他モジュール | 11,047 | 4.5 | △13.8 | 5,941 | 5.3 | △1.1 | |
| モジュール計 | 72,822 | 30.0 | △16.5 | 34,181 | 30.4 | △17.9 | |
| 計 | 242,517 | 100.0 | △15.2 | 112,297 | 100.0 | △13.6 | |
(注)1.金額は、販売価格で表示しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
3.スマートフォン向けの電子部品の需要は堅調に推移しているものの、為替変動の影響や、得意先からの受注時期の変動により、圧電製品の「受注高」が前年同四半期連結累計期間比で、「受注残高」が前連結会計年度末比で、大幅な減少となりました。
③販売実績
当第1四半期連結累計期間の製品別の販売実績は、下表のとおりであります。
| 販売実績 (平成28年4月1日~平成28年6月30日) | ||||
| 金額(百万円) | 構成比(%) | 前年同四半期連結 累計期間比(%) | ||
| コンデンサ | 84,263 | 32.4 | △5.5 | |
| 圧電製品 | 44,753 | 17.2 | 17.1 | |
| その他コンポーネント | 50,838 | 19.5 | △10.2 | |
| コンポーネント計 | 179,854 | 69.1 | △2.2 | |
| 通信モジュール | 69,179 | 26.6 | △16.6 | |
| 電源他モジュール | 11,114 | 4.3 | △14.4 | |
| モジュール計 | 80,293 | 30.9 | △16.3 | |
| 計 | 260,147 | 100.0 | △7.1 | |
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。