有価証券報告書-第115期(平成26年4月1日-平成27年3月31日)

【提出】
2015/06/29 11:39
【資料】
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【項目】
128項目

財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

(1)財政状態の分析
(資産)
当連結会計年度末における資産の残高は、現金及び預金の増、受取手形及び売掛金の増等により流動資産が増加したことに加え、海外生産増強に伴う設備投資等もあり、前期末に比べ921億円増加の5,752億円となりました。
(負債)
当連結会計年度末における負債の残高は、支払手形及び買掛金の増等により、前期末に比べ314億円増加の2,584億円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は、当期純利益により利益剰余金が増加したのに加え、その他の包括利益累計額の増加等もあり、前期末に比べ607億円増加の3,168億円となりました。
(2)キャッシュ・フローの分析
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益638億円、減価償却費259億円を主体に907億円となり、法人税等を支払った結果、732億円の資金を確保いたしました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資428億円等を実施した結果、555億円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金等の支払い80億円等を実施した結果、143億円の支出となりました。
以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前期末に比べ53億円増加の330億円となりました。
(3)経営成績の分析
当連結会計年度における売上高は、主力の自動車照明事業が増収となり、前期比18.2%増の7,064億円となりました。利益につきましては、日本・北米・中国・アジア・欧州全てのセグメントにおいて増収のなか、海外新工場の本格稼働が寄与したこともあり、営業利益は前期比29.6%増の641億円、経常利益は前期比28.9%増の668億円となりました。当期純利益につきましても増収効果に加え、前期に独占禁止法関連の特別損失を計上した影響等により、前期比68.7%増の360億円となり、3期連続で過去最高業績となりました。