四半期報告書-第57期第2四半期(令和3年7月1日-令和3年9月30日)
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「かけがえのない生命のために」の創業精神の下、「医療を必要とする人と支える人の架け橋となり、健康でより豊かな生活に貢献することですべての人々を笑顔にする」ことを目指して、経営の品質と企業価値の向上に努めております。
事業活動としましては、輸液・栄養領域、透析領域、外科治療領域、血液・細胞領域の4つの領域を中心に事業を展開し、製品の開発、生産、販売を進めております。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、日本国内においては、医療機関における外来患者の受診控えや不急の手術・処置の延期などの状況に回復の傾向がみられることから、売上高は増加しました。また、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)対策としてワクチン接種が進展するなか、当社は、ワクチン接種用シリンジの供給を開始しました。このシリンジは、当社従来品に比べワクチン等の薬剤を1バイアルからより効率的に採取できるようデッドスペースを小さくした製品となります。
海外においては、AVF針(血液透析用針)の販売が中国や欧州において透析患者数の増加やシェア獲得などにより拡大した一方で、コロナ禍による外出制限等に伴い、血液事業における採血数の減少の影響を受け、血液・細胞領域の製品を中心に売上高は減少しました。
以上の結果、売上高は、前年同四半期に比べ3億75百万円増加の282億75百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。
利益につきましては、増収効果の一方で、海外生産拠点の現地通貨高や原材料価格の高騰による原価率上昇の影響を受けたことに加え、販売活動の段階的な再開に伴う販売費の増加により、営業利益は6億14百万円(前年同四半期比41.2%減)となりました。また、持分法による投資利益の減少に対し、為替差損が減少したことから、経常利益は6億83百万円(前年同四半期比39.4%減)となり、特別利益で補助金収入が前年同四半期に計上されていることから、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億97百万円(前年同四半期比53.1%減)となりました。
当社グループは、新型コロナの一日も早い収束につながるよう、今後も市場で求められる製品の供給体制を強化し、医療機器メーカーとして引き続き貢献してまいります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高、売上総利益、販売費及び一般管理費は1億29百万円それぞれ減少しておりますが、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益に与える影響はありません。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(日本)
医療機関における外来患者の受診控えや不急の手術・処置の延期などの状況は回復の傾向がみられることから、医療用消耗品の需要が改善傾向にあり、国際標準化機構(ISО)対応に伴う経腸栄養関連用品や薬剤調製・投与クローズドシステム「ネオシールド」の新規獲得が好調に推移しました。加えて、ワクチン接種用シリンジや感染症対策としての医療用手袋など、新型コロナ関連製品の販売も順調に推移しました。
一方で、中国向けの血液透析装置は、受注は獲得したものの、天候不良による出航遅延により翌第3四半期連結累計期間に売上が繰り越されました。
また、2021年4月に譲受けた血液浄化事業は、販売先の在庫調整により計画からやや遅れはあるものの、売上高拡大に貢献しております。
これらの結果、売上高は205億42百万円(前年同四半期比5.6%増)となりました。また、セグメント利益については、譲受けた血液浄化事業にかかる費用増加や新型コロナ対応に伴う在庫水準の適正化による影響があるものの、増収効果により5億87百万円(前年同四半期比7.8%増)となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高は1億29百万円減少しておりますが、セグメント利益に与える影響はありません。
(シンガポール)
成分献血用回路や血液バッグなど血液事業の製品群において、世界的にコロナ禍による外出控えや集団献血の中止などにより、採血数の減少影響を受け販売は縮小しました。
これらの結果、売上高は83億65百万円(前年同四半期比18.1%減)となりました。また、セグメント利益については、労務費や販売費の低減があるものの、減収影響に加え、現地通貨高や原材料価格の高騰による原価率上昇の影響を受け26百万円(前年同四半期比94.9%減)となりました。
(中国)
中国市場での透析患者数の増加を背景に、血液透析治療に使用されるAVF針(血液透析用針)の販売が好調に推移しました。また、日本向けの製品については、譲受け事業の品目である血液浄化回路が売上高の増加を牽引しています。
これらの結果、売上高は16億40百万円(前年同四半期比22.3%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果はあるものの、社会保険料の減免措置があった前年同四半期に比べて労務費が増加したため67百万円(前年同四半期比47.0%減)となりました。
(フィリピン)
前年同四半期においては、新型コロナ対策として、政府による移動・活動制限や規制強化が実施された影響もあり、生産及び出荷が低調でありました。当第2四半期連結累計期間は、この影響が改善されたことに加え、欧州向けのAVF針の受注が増加したことにより、販売は拡大しています。
これらの結果、売上高は15億80百万円(前年同四半期比17.1%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果に加え、費用の低減により、前年同四半期と比べ1億51百万円増加の1億54百万円となりました。
(ドイツ)
AVF針のシェア拡大により販売が増加したため、売上高は17億45百万円(前年同四半期比14.1%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果はあるものの、海上輸送費の高騰によって仕入原価が増加したことにより61百万円(前年同四半期比48.7%減)となりました。
(その他)
売上高は19億47百万円(前年同四半期比1.6%減)、セグメント利益は19百万円(前年同四半期比64.9%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2億27百万円増加の693億12百万円となりました。資産、負債及び純資産の内容は次のとおりであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1億12百万円減少の388億70百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したためであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ3億40百万円増加の304億42百万円となりました。この主な要因は、のれんが増加したためであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ24億10百万円減少の201億35百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が減少したためであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ20億74百万円増加の136億21百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が増加したためであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ5億62百万円増加の355億56百万円となりました。この主な要因は、為替換算調整勘定の変動によるものであります。
なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.7ポイント上昇の51.1%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前年同四半期末に比べ2億4百万円増加の70億14百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ2億円減少の14億77百万円となりました。この主な要因は、税金等調整前四半期純利益の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前年同四半期に比べ2億99百万円増加の17億6百万円となりました。この主な要因は、事業譲受にかかる支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ4億45百万円増加の9億61百万円となりました。この主な要因は、借入金の収支差額によるものであります。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7億28百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当社グループは、「かけがえのない生命のために」の創業精神の下、「医療を必要とする人と支える人の架け橋となり、健康でより豊かな生活に貢献することですべての人々を笑顔にする」ことを目指して、経営の品質と企業価値の向上に努めております。
事業活動としましては、輸液・栄養領域、透析領域、外科治療領域、血液・細胞領域の4つの領域を中心に事業を展開し、製品の開発、生産、販売を進めております。
当第2四半期連結累計期間の売上高は、日本国内においては、医療機関における外来患者の受診控えや不急の手術・処置の延期などの状況に回復の傾向がみられることから、売上高は増加しました。また、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)対策としてワクチン接種が進展するなか、当社は、ワクチン接種用シリンジの供給を開始しました。このシリンジは、当社従来品に比べワクチン等の薬剤を1バイアルからより効率的に採取できるようデッドスペースを小さくした製品となります。
海外においては、AVF針(血液透析用針)の販売が中国や欧州において透析患者数の増加やシェア獲得などにより拡大した一方で、コロナ禍による外出制限等に伴い、血液事業における採血数の減少の影響を受け、血液・細胞領域の製品を中心に売上高は減少しました。
以上の結果、売上高は、前年同四半期に比べ3億75百万円増加の282億75百万円(前年同四半期比1.3%増)となりました。
利益につきましては、増収効果の一方で、海外生産拠点の現地通貨高や原材料価格の高騰による原価率上昇の影響を受けたことに加え、販売活動の段階的な再開に伴う販売費の増加により、営業利益は6億14百万円(前年同四半期比41.2%減)となりました。また、持分法による投資利益の減少に対し、為替差損が減少したことから、経常利益は6億83百万円(前年同四半期比39.4%減)となり、特別利益で補助金収入が前年同四半期に計上されていることから、親会社株主に帰属する四半期純利益は4億97百万円(前年同四半期比53.1%減)となりました。
当社グループは、新型コロナの一日も早い収束につながるよう、今後も市場で求められる製品の供給体制を強化し、医療機器メーカーとして引き続き貢献してまいります。
なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日。以下「収益認識会計基準」という。)等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高、売上総利益、販売費及び一般管理費は1億29百万円それぞれ減少しておりますが、営業利益、経常利益及び税金等調整前四半期純利益に与える影響はありません。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(日本)
医療機関における外来患者の受診控えや不急の手術・処置の延期などの状況は回復の傾向がみられることから、医療用消耗品の需要が改善傾向にあり、国際標準化機構(ISО)対応に伴う経腸栄養関連用品や薬剤調製・投与クローズドシステム「ネオシールド」の新規獲得が好調に推移しました。加えて、ワクチン接種用シリンジや感染症対策としての医療用手袋など、新型コロナ関連製品の販売も順調に推移しました。
一方で、中国向けの血液透析装置は、受注は獲得したものの、天候不良による出航遅延により翌第3四半期連結累計期間に売上が繰り越されました。
また、2021年4月に譲受けた血液浄化事業は、販売先の在庫調整により計画からやや遅れはあるものの、売上高拡大に貢献しております。
これらの結果、売上高は205億42百万円(前年同四半期比5.6%増)となりました。また、セグメント利益については、譲受けた血液浄化事業にかかる費用増加や新型コロナ対応に伴う在庫水準の適正化による影響があるものの、増収効果により5億87百万円(前年同四半期比7.8%増)となりました。
なお、収益認識会計基準等の適用により、当第2四半期連結累計期間の売上高は1億29百万円減少しておりますが、セグメント利益に与える影響はありません。
(シンガポール)
成分献血用回路や血液バッグなど血液事業の製品群において、世界的にコロナ禍による外出控えや集団献血の中止などにより、採血数の減少影響を受け販売は縮小しました。
これらの結果、売上高は83億65百万円(前年同四半期比18.1%減)となりました。また、セグメント利益については、労務費や販売費の低減があるものの、減収影響に加え、現地通貨高や原材料価格の高騰による原価率上昇の影響を受け26百万円(前年同四半期比94.9%減)となりました。
(中国)
中国市場での透析患者数の増加を背景に、血液透析治療に使用されるAVF針(血液透析用針)の販売が好調に推移しました。また、日本向けの製品については、譲受け事業の品目である血液浄化回路が売上高の増加を牽引しています。
これらの結果、売上高は16億40百万円(前年同四半期比22.3%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果はあるものの、社会保険料の減免措置があった前年同四半期に比べて労務費が増加したため67百万円(前年同四半期比47.0%減)となりました。
(フィリピン)
前年同四半期においては、新型コロナ対策として、政府による移動・活動制限や規制強化が実施された影響もあり、生産及び出荷が低調でありました。当第2四半期連結累計期間は、この影響が改善されたことに加え、欧州向けのAVF針の受注が増加したことにより、販売は拡大しています。
これらの結果、売上高は15億80百万円(前年同四半期比17.1%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果に加え、費用の低減により、前年同四半期と比べ1億51百万円増加の1億54百万円となりました。
(ドイツ)
AVF針のシェア拡大により販売が増加したため、売上高は17億45百万円(前年同四半期比14.1%増)となりました。また、セグメント利益については、増収効果はあるものの、海上輸送費の高騰によって仕入原価が増加したことにより61百万円(前年同四半期比48.7%減)となりました。
(その他)
売上高は19億47百万円(前年同四半期比1.6%減)、セグメント利益は19百万円(前年同四半期比64.9%減)となりました。
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ2億27百万円増加の693億12百万円となりました。資産、負債及び純資産の内容は次のとおりであります。
(資産)
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1億12百万円減少の388億70百万円となりました。この主な要因は、受取手形及び売掛金が減少したためであります。
固定資産は、前連結会計年度末に比べ3億40百万円増加の304億42百万円となりました。この主な要因は、のれんが増加したためであります。
(負債)
流動負債は、前連結会計年度末に比べ24億10百万円減少の201億35百万円となりました。この主な要因は、短期借入金が減少したためであります。
固定負債は、前連結会計年度末に比べ20億74百万円増加の136億21百万円となりました。この主な要因は、長期借入金が増加したためであります。
(純資産)
純資産は、前連結会計年度末に比べ5億62百万円増加の355億56百万円となりました。この主な要因は、為替換算調整勘定の変動によるものであります。
なお、自己資本比率は前連結会計年度末に比べ0.7ポイント上昇の51.1%となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当第2四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前年同四半期末に比べ2億4百万円増加の70億14百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ2億円減少の14億77百万円となりました。この主な要因は、税金等調整前四半期純利益の減少によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、前年同四半期に比べ2億99百万円増加の17億6百万円となりました。この主な要因は、事業譲受にかかる支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により得られた資金は、前年同四半期に比べ4億45百万円増加の9億61百万円となりました。この主な要因は、借入金の収支差額によるものであります。
(3) 研究開発活動
当第2四半期連結累計期間の研究開発費の総額は7億28百万円であります。
なお、当第2四半期連結累計期間において当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。