有価証券報告書

【提出】
2024/06/21 14:59
【資料】
PDFをみる
【項目】
156項目
32. デリバティブ取引及びヘッジ活動
連結会社は、通常の営業活動において、金利変動、為替変動及び商品相場変動などの市場リスクにさらされています。これらのリスクを管理するため、連結会社は、原則として、リスクの純額を把握し、リスクを相殺する効果を有する取引を活用して市場リスクの軽減を図っています。さらに、リスク管理戦略に則って様々なデリバティブ取引を締結し、連結会社がさらされている市場リスクの軽減を図っています。リスク管理戦略の詳細については注記33をご参照ください。
連結会社が利用しているデリバティブ取引は、主に金利スワップ、為替予約、通貨スワップ、商品先物取引、商品スワップです。これらのデリバティブ取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動は、その一部若しくは全部が、対応するヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動を相殺する効果を有します。
連結会社は、市場リスクを相殺する効果を有する取引の活用によってリスクを軽減することができない場合には、リスク管理戦略に基づきヘッジ指定を行い、ヘッジ会計を適用しています。連結会社は、ヘッジ関係の開始時及び継続期間中にわたって、ヘッジ手段の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動が、ヘッジ対象取引の公正価値の変動又はキャッシュ・フローの変動と高い相殺関係があるかどうかを確認するために、ヘッジ対象とヘッジ手段の重要な条件が一致しているか又は密接に合致しているかどうかの定性的な評価、及びヘッジ対象とヘッジ手段の価値が同一のリスクにより価値変動が相殺しあう関係にあることの定量的評価を通じて、ヘッジ対象とヘッジ手段の間の経済的関係の存在を確認しています。なお、信用リスクがヘッジ関係に与える影響は僅少です。また、非有効部分の発生が見込まれるヘッジ関係については、定量的な手法で非有効金額を算定しています。連結会社は、有効性の高いヘッジを行っているため、非有効金額に重要性はありません。
連結会社は、ヘッジ関係の開始時にヘッジ対象の数量とヘッジ手段の数量に基づいて適切なヘッジ比率を設定しており、原則として1対1の関係となるよう設定しています。ヘッジ関係について有効性が認められなくなったものの、リスク管理目的に変更がない場合は、ヘッジ関係が再び有効となるようヘッジ関係の開始時に設定したヘッジ比率を再調整しています。また、ヘッジ関係についてリスク管理目的が変更された場合は、ヘッジ会計の適用を中止していますが、これに伴う純損益への影響に重要性はありません。
(1) 連結財政状態計算書におけるヘッジの影響
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、ヘッジ指定されているデリバティブ取引及びデリバティブ取引以外の金融商品の帳簿価額は以下のとおりです。
ヘッジ種類前連結会計年度末(百万円)当連結会計年度末(百万円)
資産負債資産負債
公正価値ヘッジ38,41147,86748,50049,564
キャッシュ・フロー・ヘッジ88,311122,92028,36634,977
在外営業活動体に対する純投資のヘッジ24138,531-22,859
合計126,963209,31876,866107,400

上記金融資産及び金融負債は連結財政状態計算書において「その他の金融資産」、「その他の金融負債」及び「社債及び借入金」に計上しています。
公正価値ヘッジの主なヘッジ手段は「金利スワップ契約」です。
キャッシュ・フロー・ヘッジの主なヘッジ手段は「コモディティ契約」です。
在外営業活動体に対する純投資のヘッジの主なヘッジ手段は「外貨建借入債務」です。
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、ヘッジ指定されている主なデリバティブ契約の名目金額は以下のとおりです。なお、連結会社が利用しているヘッジ手段は多岐にわたるため、名目金額の満期別の内訳や、ヘッジ手段の平均取引価格を算定することは実務上困難です。
(前連結会計年度末)
リスク種類ヘッジ種類ヘッジ手段名目金額
金利変動リスク公正価値ヘッジ固定受け/変動払い 金利スワップ1,459,000百万円
固定受け/変動払い 金利スワップ1,500,000千米ドル
変動受け/固定払い 金利スワップ552,236千米ドル
キャッシュ・フロー・ヘッジ変動受け/固定払い 金利スワップ294,557千ユーロ
為替変動リスク公正価値ヘッジ米ドル買/日本円売 通貨スワップ950,000千米ドル
キャッシュ・フロー・ヘッジ加ドル買/米ドル売 為替予約749,000千加ドル
米ドル売/豪ドル買 為替予約3,538,100千米ドル
在外営業活動体に対する
純投資のヘッジ
米ドル売/日本円買 為替予約1,442,401千米ドル
米ドル建借入債務268,410千米ドル
金利/為替変動
リスク
キャッシュ・フロー・ヘッジ米ドル買/ルピア売 通貨金利
スワップ
147,167千米ドル
商品相場変動リスク公正価値ヘッジ銀 商品デリバティブ23,895,000TOZ
プラチナ 商品デリバティブ181,350TOZ
キャッシュ・フロー・ヘッジ天然ガス 商品デリバティブ177,907,362MMBTU
ガス・電力 商品デリバティブ16,776,900MWH


(当連結会計年度末)
リスク種類ヘッジ種類ヘッジ手段名目金額
金利変動リスク公正価値ヘッジ固定受け/変動払い 金利スワップ1,490,000百万円
固定受け/変動払い 金利スワップ2,000,000千米ドル
変動受け/固定払い 金利スワップ522,542千米ドル
キャッシュ・フロー・ヘッジ変動受け/固定払い 金利スワップ264,748千ユーロ
為替変動リスク公正価値ヘッジ米ドル買/日本円売 通貨スワップ950,000千米ドル
キャッシュ・フロー・ヘッジ加ドル買/米ドル売 為替予約431,000千加ドル
米ドル売/豪ドル買 為替予約3,377,000千米ドル
在外営業活動体に対する
純投資のヘッジ
米ドル売/日本円買 為替予約1,093,657千米ドル
米ドル建借入債務114,960千米ドル
金利/為替変動
リスク
キャッシュ・フロー・ヘッジ米ドル買/ルピア売 通貨金利
スワップ
280,250千米ドル
商品相場変動リスク公正価値ヘッジ銀 商品デリバティブ23,895,000TOZ
プラチナ 商品デリバティブ181,350TOZ
キャッシュ・フロー・ヘッジ天然ガス 商品デリバティブ55,029,490MMBTU
ガス・電力 商品デリバティブ15,209,267MWH


(2) 公正価値ヘッジ
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、公正価値ヘッジに係るヘッジ対象取引の帳簿価額及び帳簿価額に含まれる公正価値ヘッジの影響額のうち、主要なものは以下のとおりです。
(前連結会計年度末)
リスク種類連結財政状態計算書科目帳簿価額
(百万円)
公正価値ヘッジの
影響累計額
(百万円)
金利変動リスク社債及び借入金1,643,143△9,825

(当連結会計年度末)
リスク種類連結財政状態計算書科目帳簿価額
(百万円)
公正価値ヘッジの
影響累計額
(百万円)
金利変動リスク社債及び借入金1,768,181△23,527
為替変動リスク社債及び借入金68,14322,513

前連結会計年度及び当連結会計年度において、公正価値ヘッジの非有効金額及び公正価値ヘッジを中止した取引に係る公正価値ヘッジの影響額に重要性はありません。
(3) キャッシュ・フロー・ヘッジ
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、キャッシュ・フロー・ヘッジに係る継続中のヘッジ関係によるその他の資本の構成要素の計上額は以下のとおりです。
リスク種類前連結会計年度末(百万円)当連結会計年度末(百万円)
金利変動リスク74,19762,161
為替変動リスク18,28218,027
商品相場変動リスク△39,4356,816

なお、前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、中止されたヘッジ関係によるその他の資本の構成要素計上額に重要性はありません。
前連結会計年度及び当連結会計年度におけるヘッジに係る損益は以下のとおりです。
(前連結会計年度)
前連結会計年度において、継続中のヘッジ関係によるその他の資本の構成要素(非支配持分を含む、税効果前)の増減は、主にその他の包括損益計上額によるものであり、為替変動リスクの68,322百万円(損失)、及び商品相場変動リスクの68,456百万円(利益)です。その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額(有効部分)の主なものは、為替変動リスクの「その他の損益-純額」60,725百万円(損失)、及び商品相場変動リスクの「収益及び原価」65,391百万円(損失)です。
その他の資本の構成要素及びその他の包括利益の内訳の詳細については注記22をご参照ください。
前連結会計年度において、ヘッジの非有効金額に重要性はありません。
(当連結会計年度)
当連結会計年度において、継続中のヘッジ関係によるその他の資本の構成要素(非支配持分を含む、税効果前)の増減は、主にその他の包括損益計上額によるものであり、商品相場変動リスクの90,627百万円(利益)です。その他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額(有効部分)の主なものは、商品相場変動リスクの「収益及び原価」31,170百万円(利益)です。
その他の資本の構成要素及びその他の包括利益の内訳の詳細については注記22をご参照ください。
当連結会計年度において、ヘッジの非有効金額に重要性はありません。
(4)純投資ヘッジ
前連結会計年度末及び当連結会計年度末における、純投資ヘッジに係るその他の資本の構成要素の計上額は以下のとおりです。
リスク種類区分前連結会計年度末(百万円)当連結会計年度末(百万円)
為替変動リスク継続中のヘッジ関係
によるその他の資本の
構成要素計上額
△26,233△21,512
中止されたヘッジ関係
によるその他の資本の
構成要素計上額
△112,624△122,175

前連結会計年度及び当連結会計年度において、純投資ヘッジのその他の資本の構成要素から連結損益計算書に振り替えられた金額(有効部分)及び非有効金額に重要性はありません。
その他の資本の構成要素及びその他の包括利益の内訳の詳細については注記22をご参照ください。

IRBANK 採用情報

フルスタックエンジニア

  • 10年以上蓄積したファイナンスデータとAIを掛け合わせて、投資の意思決定を加速させるポジションです。
  • UI からデータベースまで一貫して関われるポジションです。

プロダクトMLエンジニア

  • MLとLLMを掛け合わせ、分析から予測までをスピーディかつ正確な投資体験に落とし込むポジションです。

AI Agent エンジニア

  • 開示資料・決算・企業データを横断し、投資家の意思決定を支援するAI Agent機能を設計・実装するポジションです。
  • RAG・検索・ランキングを含む情報取得/推論パイプラインの設計から運用まで一気通貫で担います。

UI/UXデザイナー

  • IRBANK初の一人目デザイナーとして、複雑な金融情報を美しく直感的に届ける体験をつくるポジションです。

Webメディアディレクター

  • 月間500万PVを超える、大規模DBサイトを運営できます。
  • これから勢いよく伸びるであろうサービスの根幹部分を支えるポジションです。

クラウドインフラ & セキュリティエンジニア

  • Google Cloud 上でマイクロサービス基盤の信頼性・可用性・セキュリティを担うポジションです。
  • 大規模金融データを安全かつ高速に処理するインフラを設計・構築できます。

学生インターン

  • 月間500万PVを超える日本最大級のIRデータプラットフォームの運営に携わり、金融・データ・プロダクトの現場を学生のうちから体験できます。

マーケティングマネージャー

  • IRBANKのブランドと文化の構築。
  • 百万人の現IRBANKユーザーとまだIRBANKを知らない数千万人に対してマーケティングをしてみたい方。