四半期報告書-第56期第2四半期(平成27年7月1日-平成27年9月30日)
有報資料
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当社の第2四半期連結累計期間は欧米両地域での商品ライセンス収入の不芳が続き、好調な中国市場の増収ではカバーしきれず、売上高は354億円(前年同期比0.2%減)、営業利益は71億円(同15.3%減)となりました。
前年同期は円安により為替差益を4億円計上しましたが、当第2四半期連結累計期間は若干の為替差損を計上したため、経常利益は72億円(同19.5%減)に止まりました。税金等調整前四半期純利益は、株式市場の活況により投資有価証券売却益6億円を計上し78億円(同12.9%減)となり、高法人税率の欧米での利益が減少し、低法人税率のアジアで増加したことで法人税額の負担が減少したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は54億円(同10.6%減)と減少幅が抑えられました。
このような状況の中、国内は著増する中国人観光客を始めとするインバウンド売上に加え『ぐでたま』を始めとした新しいキャラクターの大人市場や海外市場での広がりによる第3四半期以降の収益への貢献を期待しております。
なお、すべての海外連結子会社の決算期は1月~12月であり、当第2四半期連結累計期間の対象期間は、2015年1月~6月であります。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本:売上高238億円(前年同期比6.2%増)、営業利益47億円(同5.2%減)
増収減益の主な要因は、利益率の高い欧米子会社からのマスターラインセンス収入が減少し、好調な直営店等の物販売上や国内ライセンス、アジアからのマスターライセンス収入及び、テーマパークの入場者数増による増益では補えなかったことによります。
国内ライセンス事業では、インスタントカメラの「チェキ」「日本製爪切り」等インバウンド関連商品や『リトルツインスターズ(キキ&ララ)』のアンダーウェア、洗顔料・パウダーなど化粧品関係の商品ライセンスが好調でした。また、『ぐでたま』に加えて4月よりアニメ放映を開始した『SHOW BY ROCK!!』が新規ライセンシーを獲得し、従来の主力キャラクター『ハローキティ』『マイメロディ』『ポムポムプリン』と併せ、商品ライセンスに加え、カフェ、コンビニエンスストア、企業販促品等のプロモーションライセンスが伸長しました。また、『ふなっしー』『ドラえもん』等人気他社キャラクターとのコラボレーション商品も順調に拡大しております。
国内物販事業は、増加する海外ツーリストにより都心部の店舗を中心に好調な販売となりました。「ウェットティッシュダイカットケース」が引き続き好調でした。キャラクターでは『ぐでたま』が幅広い年齢層に人気を博し、『ハローキティ』と『ドラえもん』『はらぺこあおむし』とのキャラクターコラボレーション商品や、「ローラアシュレイ」とのブランドコラボレーション商品が百貨店、直営店等の店頭で好評を得ております。更に、以前好評だった包装紙柄生地を使ったラッピングペーパープロモーションや今年40周年を迎える『マイメロディ』と『リトルツインスターズ』の「まんなかば~すで~キャンペーン」等の企画が好評で昨年度まで苦戦を強いられてきた地方・郊外店舗の販売も徐々に回復しております。その結果、既存店売上(直営店および百貨店の当社直営ショップベース)は、前年同期比108.3%となりました。
また、好調なインバウンドに対する取り組みは、インバウンドの来訪場所への売場確保と日本製商品の品揃えを増やすなどを進めております。出店政策としては、7月には京都に大型路面店の「サンリオギャラリー京都店」を出店いたしました。また、EC事業もサイトの開設やモール店と共同で催事を行うなどで前年同期比16.6%増と好調に推移しました。
テーマパーク事業は、大分県のハーモニーランドでは、入場者数は259千人と前年同期比で40千人増(同18.6%増)となりました。天候不順の影響はありましたが、パレードエリアの屋根を設置したことが功を奏しました。夏季は夜間のNEWパレードやプールが人気を博しました。経費では、屋根・パレード更新に伴う減価償却費等の増加やアルバイト需要の増加による人件費の増加はありましたが、集客増により営業利益は前年同期比増益となりました。下期に向けては、東九州道延伸地域の営業強化や屋根の設置とNEWパレードの周知を徹底し集客増による増収増益に努め、通期での黒字化を目指します。
東京多摩市のサンリオピューロランドは、今年1月から開催しているマイメロディ40周年記念イベント(パレード等)や仮装・ゾンビ・芸能人ファンミーティング等の各種イベントが人気で高校生、大学生、株主、企業、会員の来場者が増加し、入場者数が547千人と前年同期比114千人増(同26.5%増)と好調に推移いたしました。更に夏休みの広告宣伝媒体をテレビ等のメディアから「※ちゃんりおメーカー」に一本化し経費を削減したことにより、販管費を抑え営業損益は大幅に改善いたしました。この結果、テーマパーク事業全体では、入場者数は前年に対して155千人増加し、807千人(同23.9%増)となり売上高39億円(同20.1%増)営業利益は0.8億円と前年同期比4億円改善いたしました。
※「ちゃんりおメーカー」とはインターネット上で、顔のパーツや髪型、洋服を自由に組み合わせ、サンリオ風アバターを作れる無料サービスです。サービス公開から1カ月で延べ1,500万人が利用しています。自分の「ちゃんりお」をプリントしたクリアファイルの販売に加え、年内にはマグカップなどオリジナル商品を増やす予定です。
また、サンリオピューロランド内では、作成した「ちゃんりお」が参加できるイベントも開催しております。
② 欧州:売上高32億円(前年同期比24.1%減)、営業利益7億円(同36.6%減)
欧州は、主要な地域である西欧主要国での減収が大きく東欧・中東、その他の地域の増収で補えませんでした。また、商品カテゴリーで見ると、主力のアパレル、玩具、家庭用品が減少いたしました。ただし、食品、スポーツ用品、バッグは前年同期比増加いたしました。マーケティングの一環としてハローキティのミラノ万国博覧会日本館特別大使就任及びネットでキャラクターの商品・活躍を配信するなどキャラクターブランドの維持・向上に努めております。下期に向けては、『ミスターメンリトルミス』を始めとして、『ハローキティ』に次ぐキャラクターの育成に努める一方で、拠点(ハンブルグ、ミラノ、ロンドン)の整備を進め、基盤の強化に努めます。
③ 北米:売上高30億円(前年同期比28.2%減)、営業利益2億円(同78.7%減)
米国では、大手量販店の映画関連のエンターテイメントキャラクターの影響による売場面積の減少が継続し商品ライセンスが減収となりました。加えてカフェ、ライブショーなど新たなマーケティングにかかる販管費の増加もあり、大幅な減益となりました。商品カテゴリーで見ると、主力のアパレル、玩具、アクセサリー、家庭用品が大きく減少いたしました。今後の対策としては、フランチャイズによる主要都市への旗艦店舗の出店等を通じ『ぐでたま』『マイメロディ』『リトルツインスターズ』の認知度を高めていき、マルチ・キャラクター戦略を推進して参ります。なお、8月にニューヨークタイムズスクエアに期間限定でありますが、ハローキティショップをライセンスショップとして出店し、年明け早々にユニバーサルスタジオ・オーランドにライセンスショップを出店いたします。加えて『ぐでたま』は11月に米国のファッション専門店(音楽やポップカルチャー等をテーマにした小売チェーン)でライセンス商品デビューが決まっております。
④ 南米:売上高6億円(前年同期比28.7%減)、営業利益1億円(同47.0%減)
南米では、全域での経済低迷と他社との競合激化により減収減益でした。商品カテゴリーを見ると、ブラジルの靴、メキシコのバッグと両国のトップライセンスカテゴリーが不調でした。しかしながら、メキシコでは衛生用品、チリではティッシュなど新たなライセンシーを確保しております。今後の対策としては、商品ライセンスのカテゴリーを広げるとともに、ライセンシーと共同で一般消費者向けイベント開催でキャラクター認知を高め、企業販促としてのプロモーションライセンスの獲得による増収を目指します。
⑤ アジア:売上高46億円(前年同期比28.1%増)、営業利益16億円(同30.5%増)
アジア地域は、中国、台湾は増収増益、香港は減収増益、韓国は増収減益となりました。
香港では、中国本土メーカー製造輸出商品の一部売上を上海子会社に移管したことにより海外輸出が減少したことに加え、中国政府のビザ規制や円安により、中国人観光客を日本に奪われ、商品ライセンスが減収となりました。しかしながらファーストフードチェーンのノベルティへの採用やカフェ、イベント等の企業向けプロモーション売上が好調でした。その他の地域では、昨年に金融機関からの特注があったタイではヘルス&ビューティカテゴリーが好調でしたが、前期の特注分まではカバーしきれず減収となったものの、シンガポールやマレーシアでは郵便局向け販売プロモーションが好調で増収となりました。
台湾では前期同様、流通におけるプロモ-ションライセンスが好調で、『ぐでたま』が『ハローキティ』『マイメロディ』『リトルツインスターズ』とともに大手コンビニエンスストアのキャンペーンに採用されるなど増収増益でした。カテゴリーでは、家庭用品、ヘルス&ビューティ用品、文具が伸びました。
中国では、サンリオ商品ライセンスの代理店であるKTL社(香港のLi&Fungグループ)のサブライセンシー数が200社を超え、商品カテゴリーも増加し好調に推移いたしました。特にアパレル関係が著しく伸びました。その他のカテゴリーも純金アクセサリー関連のライセンスや、食品、家庭用品、靴、ギフト&ノベルティなど多分野にわたって伸長いたしました。さらにライセンスの新たな分野である、カフェやカラオケ店などの開拓が順調に進みました。
韓国では、量販店の店頭売上の低迷に加え、MERS(中東呼吸器症候群)の影響で中国を含めた海外観光客が激減し消費環境が悪化いたしました。商品カテゴリーでは、靴、家庭用品、文具が低迷しましたが、家電、玩具は増収を確保いたしました。ライセンシーとの関係を緊密にするなど営業力強化による販売チャネルの拡張を目指します。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,106億円で前連結会計年度末比114億円減少しました。資産の部の主な増加項目は投資有価証券16億円です。主な減少項目は、現金及び預金105億円、受取手形及び売掛金の19億円、投資その他の資産のその他10億円です。
負債の部は507億円で51億円減少しました。主な減少項目は長短借入金25億円、未払法人税等10億円、退職給付に係る負債7億円、流動負債のその他9億円です。純資産の部は、599億円と前連結会計年度末比63億円減少しました。主な増加項目は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により54億円の増加、及び配当金の支払による34億円の減少で差し引き20億円の増加です。主な減少項目は、公開買付けによる自己株式の取得69億円、その他有価証券評価差額金7億円、及び為替換算調整勘定8億円です。自己資本比率は53.9%で、前連結会計年度末比0.1ポイント減少しました。
(3) キャッシュ・フローの状況
① 営業活動によるキャッシュ・フローは54億円の収入(前年同期比31億円の減少)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が78億円(同11億円の減少)、売上債権の減少額20億円(同10億円収入減少)であった一方、その他の負債の減少額が8億円(同6億円の支出減少)、法人税等の支払額が33億円(同12億円支出増加)であったこと等によるものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フローは44億円の支出(同54億円支出減少)となりました。これは定期預金の預入払戻による差額23億円の支出(同49億円支出減少)、投資有価証券の取得売却による収支差額で17億円の支出(同6億円支出減少)等によるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フローは136億円の支出(同86億円支出増加)となりました。これは主に、自己株式の取得に69億円(同40億円支出増加)、配当金の支払額34億円(同9億円支出減少)、長短借入金の借入返済の差額25億円(同25億円支出増加)、社債の発行と償還の差額3億円の支出(前年は25億円の収入)等によるものです。
以上の結果等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比126億円減少し、250億円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。
(1) 業績の状況
当社の第2四半期連結累計期間は欧米両地域での商品ライセンス収入の不芳が続き、好調な中国市場の増収ではカバーしきれず、売上高は354億円(前年同期比0.2%減)、営業利益は71億円(同15.3%減)となりました。
前年同期は円安により為替差益を4億円計上しましたが、当第2四半期連結累計期間は若干の為替差損を計上したため、経常利益は72億円(同19.5%減)に止まりました。税金等調整前四半期純利益は、株式市場の活況により投資有価証券売却益6億円を計上し78億円(同12.9%減)となり、高法人税率の欧米での利益が減少し、低法人税率のアジアで増加したことで法人税額の負担が減少したことにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は54億円(同10.6%減)と減少幅が抑えられました。
このような状況の中、国内は著増する中国人観光客を始めとするインバウンド売上に加え『ぐでたま』を始めとした新しいキャラクターの大人市場や海外市場での広がりによる第3四半期以降の収益への貢献を期待しております。
なお、すべての海外連結子会社の決算期は1月~12月であり、当第2四半期連結累計期間の対象期間は、2015年1月~6月であります。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本:売上高238億円(前年同期比6.2%増)、営業利益47億円(同5.2%減)
増収減益の主な要因は、利益率の高い欧米子会社からのマスターラインセンス収入が減少し、好調な直営店等の物販売上や国内ライセンス、アジアからのマスターライセンス収入及び、テーマパークの入場者数増による増益では補えなかったことによります。
国内ライセンス事業では、インスタントカメラの「チェキ」「日本製爪切り」等インバウンド関連商品や『リトルツインスターズ(キキ&ララ)』のアンダーウェア、洗顔料・パウダーなど化粧品関係の商品ライセンスが好調でした。また、『ぐでたま』に加えて4月よりアニメ放映を開始した『SHOW BY ROCK!!』が新規ライセンシーを獲得し、従来の主力キャラクター『ハローキティ』『マイメロディ』『ポムポムプリン』と併せ、商品ライセンスに加え、カフェ、コンビニエンスストア、企業販促品等のプロモーションライセンスが伸長しました。また、『ふなっしー』『ドラえもん』等人気他社キャラクターとのコラボレーション商品も順調に拡大しております。
国内物販事業は、増加する海外ツーリストにより都心部の店舗を中心に好調な販売となりました。「ウェットティッシュダイカットケース」が引き続き好調でした。キャラクターでは『ぐでたま』が幅広い年齢層に人気を博し、『ハローキティ』と『ドラえもん』『はらぺこあおむし』とのキャラクターコラボレーション商品や、「ローラアシュレイ」とのブランドコラボレーション商品が百貨店、直営店等の店頭で好評を得ております。更に、以前好評だった包装紙柄生地を使ったラッピングペーパープロモーションや今年40周年を迎える『マイメロディ』と『リトルツインスターズ』の「まんなかば~すで~キャンペーン」等の企画が好評で昨年度まで苦戦を強いられてきた地方・郊外店舗の販売も徐々に回復しております。その結果、既存店売上(直営店および百貨店の当社直営ショップベース)は、前年同期比108.3%となりました。
また、好調なインバウンドに対する取り組みは、インバウンドの来訪場所への売場確保と日本製商品の品揃えを増やすなどを進めております。出店政策としては、7月には京都に大型路面店の「サンリオギャラリー京都店」を出店いたしました。また、EC事業もサイトの開設やモール店と共同で催事を行うなどで前年同期比16.6%増と好調に推移しました。
テーマパーク事業は、大分県のハーモニーランドでは、入場者数は259千人と前年同期比で40千人増(同18.6%増)となりました。天候不順の影響はありましたが、パレードエリアの屋根を設置したことが功を奏しました。夏季は夜間のNEWパレードやプールが人気を博しました。経費では、屋根・パレード更新に伴う減価償却費等の増加やアルバイト需要の増加による人件費の増加はありましたが、集客増により営業利益は前年同期比増益となりました。下期に向けては、東九州道延伸地域の営業強化や屋根の設置とNEWパレードの周知を徹底し集客増による増収増益に努め、通期での黒字化を目指します。
東京多摩市のサンリオピューロランドは、今年1月から開催しているマイメロディ40周年記念イベント(パレード等)や仮装・ゾンビ・芸能人ファンミーティング等の各種イベントが人気で高校生、大学生、株主、企業、会員の来場者が増加し、入場者数が547千人と前年同期比114千人増(同26.5%増)と好調に推移いたしました。更に夏休みの広告宣伝媒体をテレビ等のメディアから「※ちゃんりおメーカー」に一本化し経費を削減したことにより、販管費を抑え営業損益は大幅に改善いたしました。この結果、テーマパーク事業全体では、入場者数は前年に対して155千人増加し、807千人(同23.9%増)となり売上高39億円(同20.1%増)営業利益は0.8億円と前年同期比4億円改善いたしました。
※「ちゃんりおメーカー」とはインターネット上で、顔のパーツや髪型、洋服を自由に組み合わせ、サンリオ風アバターを作れる無料サービスです。サービス公開から1カ月で延べ1,500万人が利用しています。自分の「ちゃんりお」をプリントしたクリアファイルの販売に加え、年内にはマグカップなどオリジナル商品を増やす予定です。
また、サンリオピューロランド内では、作成した「ちゃんりお」が参加できるイベントも開催しております。
② 欧州:売上高32億円(前年同期比24.1%減)、営業利益7億円(同36.6%減)
欧州は、主要な地域である西欧主要国での減収が大きく東欧・中東、その他の地域の増収で補えませんでした。また、商品カテゴリーで見ると、主力のアパレル、玩具、家庭用品が減少いたしました。ただし、食品、スポーツ用品、バッグは前年同期比増加いたしました。マーケティングの一環としてハローキティのミラノ万国博覧会日本館特別大使就任及びネットでキャラクターの商品・活躍を配信するなどキャラクターブランドの維持・向上に努めております。下期に向けては、『ミスターメンリトルミス』を始めとして、『ハローキティ』に次ぐキャラクターの育成に努める一方で、拠点(ハンブルグ、ミラノ、ロンドン)の整備を進め、基盤の強化に努めます。
③ 北米:売上高30億円(前年同期比28.2%減)、営業利益2億円(同78.7%減)
米国では、大手量販店の映画関連のエンターテイメントキャラクターの影響による売場面積の減少が継続し商品ライセンスが減収となりました。加えてカフェ、ライブショーなど新たなマーケティングにかかる販管費の増加もあり、大幅な減益となりました。商品カテゴリーで見ると、主力のアパレル、玩具、アクセサリー、家庭用品が大きく減少いたしました。今後の対策としては、フランチャイズによる主要都市への旗艦店舗の出店等を通じ『ぐでたま』『マイメロディ』『リトルツインスターズ』の認知度を高めていき、マルチ・キャラクター戦略を推進して参ります。なお、8月にニューヨークタイムズスクエアに期間限定でありますが、ハローキティショップをライセンスショップとして出店し、年明け早々にユニバーサルスタジオ・オーランドにライセンスショップを出店いたします。加えて『ぐでたま』は11月に米国のファッション専門店(音楽やポップカルチャー等をテーマにした小売チェーン)でライセンス商品デビューが決まっております。
④ 南米:売上高6億円(前年同期比28.7%減)、営業利益1億円(同47.0%減)
南米では、全域での経済低迷と他社との競合激化により減収減益でした。商品カテゴリーを見ると、ブラジルの靴、メキシコのバッグと両国のトップライセンスカテゴリーが不調でした。しかしながら、メキシコでは衛生用品、チリではティッシュなど新たなライセンシーを確保しております。今後の対策としては、商品ライセンスのカテゴリーを広げるとともに、ライセンシーと共同で一般消費者向けイベント開催でキャラクター認知を高め、企業販促としてのプロモーションライセンスの獲得による増収を目指します。
⑤ アジア:売上高46億円(前年同期比28.1%増)、営業利益16億円(同30.5%増)
アジア地域は、中国、台湾は増収増益、香港は減収増益、韓国は増収減益となりました。
香港では、中国本土メーカー製造輸出商品の一部売上を上海子会社に移管したことにより海外輸出が減少したことに加え、中国政府のビザ規制や円安により、中国人観光客を日本に奪われ、商品ライセンスが減収となりました。しかしながらファーストフードチェーンのノベルティへの採用やカフェ、イベント等の企業向けプロモーション売上が好調でした。その他の地域では、昨年に金融機関からの特注があったタイではヘルス&ビューティカテゴリーが好調でしたが、前期の特注分まではカバーしきれず減収となったものの、シンガポールやマレーシアでは郵便局向け販売プロモーションが好調で増収となりました。
台湾では前期同様、流通におけるプロモ-ションライセンスが好調で、『ぐでたま』が『ハローキティ』『マイメロディ』『リトルツインスターズ』とともに大手コンビニエンスストアのキャンペーンに採用されるなど増収増益でした。カテゴリーでは、家庭用品、ヘルス&ビューティ用品、文具が伸びました。
中国では、サンリオ商品ライセンスの代理店であるKTL社(香港のLi&Fungグループ)のサブライセンシー数が200社を超え、商品カテゴリーも増加し好調に推移いたしました。特にアパレル関係が著しく伸びました。その他のカテゴリーも純金アクセサリー関連のライセンスや、食品、家庭用品、靴、ギフト&ノベルティなど多分野にわたって伸長いたしました。さらにライセンスの新たな分野である、カフェやカラオケ店などの開拓が順調に進みました。
韓国では、量販店の店頭売上の低迷に加え、MERS(中東呼吸器症候群)の影響で中国を含めた海外観光客が激減し消費環境が悪化いたしました。商品カテゴリーでは、靴、家庭用品、文具が低迷しましたが、家電、玩具は増収を確保いたしました。ライセンシーとの関係を緊密にするなど営業力強化による販売チャネルの拡張を目指します。
(2) 財政状態の分析
当第2四半期連結会計期間末の総資産は1,106億円で前連結会計年度末比114億円減少しました。資産の部の主な増加項目は投資有価証券16億円です。主な減少項目は、現金及び預金105億円、受取手形及び売掛金の19億円、投資その他の資産のその他10億円です。
負債の部は507億円で51億円減少しました。主な減少項目は長短借入金25億円、未払法人税等10億円、退職給付に係る負債7億円、流動負債のその他9億円です。純資産の部は、599億円と前連結会計年度末比63億円減少しました。主な増加項目は、利益剰余金が親会社株主に帰属する四半期純利益により54億円の増加、及び配当金の支払による34億円の減少で差し引き20億円の増加です。主な減少項目は、公開買付けによる自己株式の取得69億円、その他有価証券評価差額金7億円、及び為替換算調整勘定8億円です。自己資本比率は53.9%で、前連結会計年度末比0.1ポイント減少しました。
(3) キャッシュ・フローの状況
① 営業活動によるキャッシュ・フローは54億円の収入(前年同期比31億円の減少)となりました。これは、税金等調整前四半期純利益が78億円(同11億円の減少)、売上債権の減少額20億円(同10億円収入減少)であった一方、その他の負債の減少額が8億円(同6億円の支出減少)、法人税等の支払額が33億円(同12億円支出増加)であったこと等によるものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フローは44億円の支出(同54億円支出減少)となりました。これは定期預金の預入払戻による差額23億円の支出(同49億円支出減少)、投資有価証券の取得売却による収支差額で17億円の支出(同6億円支出減少)等によるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フローは136億円の支出(同86億円支出増加)となりました。これは主に、自己株式の取得に69億円(同40億円支出増加)、配当金の支払額34億円(同9億円支出減少)、長短借入金の借入返済の差額25億円(同25億円支出増加)、社債の発行と償還の差額3億円の支出(前年は25億円の収入)等によるものです。
以上の結果等により、当第2四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末比126億円減少し、250億円となりました。
(4) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第2四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。