四半期報告書-第57期第1四半期(平成28年4月1日-平成28年6月30日)

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2016/08/15 9:49
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29項目

有報資料

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。
(1) 業績の状況
当第1四半期連結累計期間(海外:2016年1月1日~2016年3月31日、国内:2016年4月1日~2016年6月30日)における売上高は、欧米両地域での商品ライセンス収入の減少が下げ止まらず減収となりました。その結果、売上高は150億円(前年同期比12.0%減)、営業利益は20億円(同41.5%減)と高利益率の商品ライセンス収入の減少が響き減益となりました。
年明け後の急激な円高による為替差損3億円を計上したことなどにより、経常利益は17億円(同50.8%減)でした。その結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は12億円(同55.7%減)となりました。
なお、すべての海外連結子会社の決算期は1月~12月であり、当第1四半期連結累計期間の対象期間は、2016年1月~3月であります。
報告セグメントの業績は次のとおりであります。
① 日本:売上高102億円(前年同期比3.6%減)、営業利益14億円(同33.0%減)
日本は、海外観光客による「爆買い」に沸いた前期から一転し、今年4月8日の中国政府による海外で購入した商品に課す関税の引き上げにより、海外観光客数の増加は継続しているにもかかわらず客単価が低下し、百貨店を始めとする小売り業界の低迷を招いています。また、年初からの株式市場の減速に始まる不景気感が消費意欲を低下させています。このような状況下で国内全体では海外子会社からのマスターライセンス料の減少もあり、減収減益となりました。
国内物販事業は、TVショートアニメの『ぐでたま』人気に加え、今年20周年を迎えた『ポムポムプリン』が昨年に続き今年の第31回サンリオキャラクター大賞の1位に輝くなど人気を博しましたが、天候不順による衣料品の低迷もあり、減収減益でした。既存店売上(直営店および百貨店の当社直営店ショップベース)は、前年同期比95.5%でした。また、EC事業においては6月1日にオンラインショップ本店のリニューアルを行い、前年同期比27%増と好調に推移しています。7月からの夏休みに向けテーマパークと連動した店頭でのイベントによる集客・販売増に努めます。
国内ライセンス事業も、天候不順による衣料関係の低迷はあったものの、デジタルコンテンツの好調に加え、『ハローキティ×ドラえもん』『ポムポムプリン』『リルリルフェアリル』が人気で売上に貢献しました。また、日本郵便のグリーティング切手、NTT電報、コスメ関係が好調でした。その結果、国内ライセンス事業の売上は微減でしたが、前年同期に比べ増益となりました。
テーマパーク事業は、大分県のハーモニーランドでは、今年4月14日に発生した熊本地震の影響から入場者数は53千人(前年同期比38.0%減)と33千人減少となりました。営業損益は、ゴールデンウィーク期間を通して人件費、販売促進費、宣伝費等販管費の減少はあったものの、入場者の減少に伴う売上高の減少により減益でした。夏休み期間に向け、昨年好評だった夜間のパレードや子供が遊べるプールに加え、107mの大型スライダーを設置したことにより、大人の入場者の増加を目指します。また、今期より新しく夏限定イベントとしてキャラクターによる「おばけ音頭」「水かけカーニバル」夜間には花火があがる「イルミナイトショー」を開催します。加えて、7月から「九州観光周遊ドライブパス(※1)」や「九州ふっこう割(※2)」等の九州観光復興策が実施され、入場者の増加への効果を期待しています。
(※1)http://www.michitabi.com/roundtour/kyushu1607/
(※2)http://kyushu-fukkou.jp/
東京多摩市のサンリオピューロランドは、前期スタートした男性出演者によるミュージカル「ちっちゃな英雄」やパレード「ミラクルギフトパレード」が好評を博しています。これにより国内一般(個人)来場者が前年同期比22.5%増加しました。また、企業の福利厚生やタイアップイベントの利用が前年同期比48.8%増加し、海外観光客も団体利用から個人利用に比率が変わりつつも8.1%増加となりました。その結果、入場者数は前年同期比34千人増加の236千人(前年同期比17.0%増)でした。入場者増により、チケット売上、商品売上、レストラン売上のすべてが前年に比べ2桁の増加でした。さらに、イベントや対企業売上は倍増しました。営業損益は、売上増による増益に対し、開園時間の延長による経費増に加え、前期のパレード新作等の減価償却費の発生により、若干の減益となりました。その結果、国内テーマパーク事業全体では、売上高は14億円(前年同期比2.4%増)、営業損失は2億円(同67百万円増)でした。
② 欧州:売上高9億円(前年同期比47.5%減)、営業利益1億円(同65.8%減)
欧州は、引き続き消費環境が厳しく減収減益となりました。主力のアパレル、玩具、化粧品が苦戦しましたが出版・映像は倍増いたしました。欧州地域での主力の英国をはじめとした西ヨーロッパ諸国における市場は、昨年のパリでのテロ、難民・移民問題に続く今年3月のベルギーでのテロ発生以降はイベントや大型商業施設への外出回避の動きが続いています。そのような環境下で、年内の底打ちを目指し、アジアでの成功モデルであるキャラクターの多様性、キャラクターカフェや企業の販促にキャラクターをライセンスする広告化権ライセンス(企業プロモーションライセンス)によるキャラクター露出の促進を進める一方で、サンリオの代理でライセンシーと交渉するエージェントと戦略会議を欧州拠点で開催し『ぐでたま』『ミスターメン リトルミス』を含めたキャラクターの多様化やブランド強化の戦略を共有し営業の強化を図って参ります。
③ 北米:売上高11億円(前年同期比28.3%減)、営業損失1百万円(同2億円減)
米国では、大手小売量販店でのエンターテイメントキャラクター商品の展開によるハローキティのライセンス商品の陳列スペースの減少が続き減収減益となりました。アパレル、家庭用品、玩具が低迷しました。昨年11月以降ハローキティに続くキャラクターとして『ぐでたま』が専門店で好評を得て、新たに専門店数社と年内の商品化で合意しましたが、収益貢献は下期になるため第1四半期での『ハローキティ』の売上減少をカバーするまでには至りませんでした。2月のユニバーサルスタジオオーランド(米国フロリダ州)等のライセンスショップの展開やハローキティカフェのオープン等広告化権ライセンス(企業プロモーションやサービス産業へのライセンス)の推進により『ハローキティ』『ぐでたま』の露出を増やし、収益の拡大を図ります。
④ 南米:売上高2億円(前年同期比28.7%減)、営業利益77百万円(同28.4%減)
南米地域は、ブラジルの経済不安を受け、ドル高が進み円ベースの売上高、営業利益は減収減益となっていますが、現地通貨ベースでは売上高は0.2%増、営業利益は10.3%増となり、チリ、アルゼンチンが伸長しました。アルゼンチンは2014年7月の国債デフォルト(債務不履行)による海外送金停止処置に伴い現地代理店との取引を停止していましたが、一部代理店との取引再開に伴い伸長しました。ブラジルの主力ライセンスカテゴリーのバッグは減少しましたが、アパレル・アクセサリー、コスメ・化粧品、玩具・スポーツ用品が伸長しました。6月には南米15か国でのマクドナルド社ハッピーミールでの展開を始め、下期でのライセンシー獲得に寄与すると期待しています。
⑤ アジア:売上高23億円(前年同期比9.3%減)、営業利益7億円(同10.2%減)
香港・東南アジアでは、前期第2四半期より日本企画商品の売上が本社扱いへ移管されたことに加え、大陸からの観光客のビサ発給制限により香港経済が低迷し物販売上は減収となりましたが、ライセンス売上は家庭用品、アパレル、食品が香港、タイ、シンガポール、マレーシアで伸長した結果、地域全体では売上高は増加し、営業利益は前年並みを確保しました。特に大手コンビニエンスストアでの広告化権ライセンスが香港、タイで貢献しました。また、下期には香港で大手外食チェーンでの『ぐでたま』の広告化権ライセンスが決まり収益への貢献を期待しています。
韓国では、経済不況による消費環境の悪化に伴う売上の減少に加え、ライセンス営業体制の増員・事務所面積の増床により販管費(人件費、使用資産費)が増加し減益となりました。カテゴリーでは、家庭用品、文具、企業特販が減少した一方でアパレル、ゲーム・ソフトウェア、コスメ・化粧品が伸長しました。5月から『ぐでたま』の強化策として韓国の化粧品会社とライセンス契約を締結し、キャラクターの認知・露出を広げ、カテゴリーの拡大を目指します。
台湾では、『ぐでたま』人気が拡大し『ハローキティ』に次ぐ人気となっています。ライセンシーも50社を獲得し収益に貢献しました。カテゴリーでは企業特販、玩具、コスメ・化粧品が減少しましたが、アパレル、家電、バッグが好調に推移し、売上、営業利益とも前年並みの数字を達成しました。5月の8年ぶりの政権交代により経済に不安要素もありますが、『ぐでたま』を中心に、コンビニエンスストア等流通系でのキャンペーン、前期の「ぐでたま展」に続く「ポムポムプリン展」等のイベントを強化し収益の拡大を目指します。
中国では、宝石・金業界の減少傾向によりアクセサリー、食品のKTL社からの商品ライセンス収入が減少しましたが、家庭用品、靴、文具は2桁の増収となりました。また、当社現地子会社による『ハローキティ』イタリアンレストランや大手外食チェーンの『マイメロディ』でのキャンペーンなどが収益貢献しました。一方で、KTL社との契約更新に向けた経費等の増加もありましたが、増収増益を確保いたしました。3月には、世界最大の白物家電メーカーとのライセンス商品が発売開始され、好評を博しています。また、『ぐでたま』の中国本土での商標登録証の獲得により年内に商品展開の予定で、収益の上積みを期待しています。
(2) 財政状態の分析
当第1四半期連結会計期間の総資産は1,028億円で前連結会計年度末比29億円減少いたしました。資産の部の主な減少項目は受取手形及び売掛金15億円、投資有価証券9億円です。
負債の部は530億円で19億円増加いたしました。主な増加項目は短期借入金8億円、長期借入金19億円、社債(1年内償還予定含む)6億円です。主な減少項目は支払手形及び買掛金11億円です。純資産の部は、主に親会社株主に帰属する四半期純利益による利益剰余金の12億円の増加に対し、配当金の支払による利益剰余金33億円の減少、その他有価証券評価差額金の減少7億円、為替換算調整勘定22億円の減少等により497億円と49億円減少いたしました。自己資本比率は48.1%と前連結会計年度末比3.3ポイント減少いたしました。
(3) 事業上及び財務上の対処すべき課題
当第1四半期連結累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた事項はありません。
(4) 研究開発活動
該当事項はありません。

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