有価証券報告書-第77期(平成30年4月1日-平成31年3月31日)

【提出】
2019/06/28 10:04
【資料】
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【項目】
132項目
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、夏に相次いだ自然災害の一時的な影響を受けたものの、好調な企業収益を背景とした設備投資の増加及び雇用・所得環境の改善に伴う個人消費の拡大により、景気は緩やかに回復しました。
このような経済情勢の中で、当社グループは、i) 工業用アルコールの安定供給基盤の強化及び継続的取引先重視の営業展開、ii) 工業薬品等の安定供給の確保、iii) 組織業務基盤の強化及び働きやすい職場環境の整備、iv) 品質・製造管理体制の強化、v) 震災対策の強化等を経営基本方針として事業に取り組み、経営基盤の強化に努めました。
当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,042,452千円増加し、65,360,182千円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ827,339千円増加し、14,013,486千円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ4,215,113千円増加し、51,346,695千円となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は、49,376,544千円 (前年同期比4.1%増) 、営業利益は、5,082,222千円 (前年同期比7.1%減) 、経常利益は、5,291,602千円 (前年同期比6.3%減) 、親会社株主に帰属する当期純利益は、3,658,119千円 (前年同期比5.8%増) となりました。
各セグメントの業績は、以下のとおりであります。
(a) アルコール・工業薬品部門
当部門においては、工業用アルコール及び工業薬品等の販売数量の増加により、当連結会計年度の売上高は、46,190,173千円 (前年同期比4.0%増) となりましたが、原材料費の高騰等により、営業利益は、4,342,886千円 (前年同期比8.5%減) となりました。
(b) 食品添加剤部門
当部門においては、販売数量の増加により、当連結会計年度の売上高は、2,651,654千円 (前年同期比6.0%増) となりましたが、利益率が低下し、営業利益は、218,452千円 (前年同期比1.5%減) となりました。
(c) 不動産賃貸・倉庫部門
部門においては、当連結会計年度の売上高は、228,920千円 (前年同期比10.3%減) 、営業利益は、275,216千円 (前年同期比0.4%増) となりました。
(d) 輸送部門
当部門においては、輸送収入の増加により、当連結会計年度の売上高は、305,795千円 (前年同期比17.4%増) 、営業利益は、205,175千円 (前年同期比3.4%増) となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は22,659,112千円となり、前連結会計年度末に比べ5,064,854千円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、4,003,208千円となり、前年同期の3,669,377千円に比べ333,830千円の増加となりました。この主な要因は、たな卸資産の増減額が前年同期に比べ1,400,883千円減少した一方で、売上債権の増減額が前年同期に比べ1,059,723千円増加し、また法人税等の支払額が前年同期に比べ640,001千円減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、1,194,915千円となり、前年同期の△1,880,445千円に比べ3,075,361千円の増加となりました。この主な要因は、固定資産の売却による収入が前年同期に比べ1,109,190千円増加し、投資有価証券の取得による支出が前年同期に比べ1,099,916千円減少したことと、当期に投資有価証券の売却による収入が1,100,550千円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、△128,268千円となり、前年同期の△144,850千円に比べ16,581千円の増加となりました。この主な要因は、配当金の支払額が前年同期に比べ20,281千円減少し、また当期に連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出が3,700千円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称生産高(千円)前年同期比(%)
アルコール・工業薬品部門31,585,365104.0
食品添加剤部門1,875,486103.6
合計33,460,851104.0

(注) 金額には消費税等は含まれておりません。
b. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称売上高(千円)前年同期比(%)
アルコール・工業薬品部門46,190,173104.0
食品添加剤部門2,651,654106.0
不動産賃貸・倉庫部門228,92089.7
輸送部門305,795117.4
合計49,376,544104.1

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。
2.金額には消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度における財務状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与えるような見積り、予測を必要としております。当社グループは、過去の実績値や状況を踏まえ合理的と判断される前提に基づき、継続的に見積り、予測を行っております。そのため実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における資産の額は、65,360,182千円となり、前連結会計年度末に比べ5,042,452千円の増加となりました。この主な要因は、現金及び預金が5,064,856千円、たな卸資産が1,016,087千円、機械装置及び運搬具が241,589千円、それぞれ増加した一方で、投資有価証券が783,233千円、土地が504,000千円、それぞれ減少したことによるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債の額は、14,013,486千円となり、前連結会計年度末に比べ827,339千円の増加となりました。この主な要因は、支払手形及び買掛金が579,513千円、未払法人税等が132,358千円、それぞれ増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産の額は、51,346,695千円となり、前連結会計年度末に比べ4,215,113千円の増加となりました。この主な要因は、利益剰余金が3,553,119千円、非支配株主持分が401,471千円増加したことによるものであります。
b. 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、49,376,544千円 (前年同期比4.1%増) となりました。セグメント別の売上高は、「 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」に記載しております。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、5,082,222千円 (前年同期比7.1%減) となりました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.2ポイント減少し、10.3%となりました。これは主に、原材料費の高騰によるものであります。
c. キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況 」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。とりわけ、「中期5カ年ビジョン」においては、大規模な設備投資等を行うこととしています。これらの資金需要については、当面、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローを基礎とし、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)の活用などにより、すべて自己資金で賄うことを基本としております。
また、当社は国内金融機関から相対取引による当座貸越枠を有しており、充分な資金流動性を確保しております。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、22,659,112千円となりました。

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