有価証券報告書-第84期(2025/04/01-2026/03/31)
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇や米国通商政策の影響等はあったものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えましたが、年度末には激動する中東情勢の影響を受け、極めて不安定な状態に陥りました。また、当連結会計年度における工業用アルコールの市場については、発酵アルコールの厳しい価格競争や消毒剤向けの需要低下などが進行し、合成アルコールの輸入数量が高止まりするなど、厳しい状況が続きました。
このような状況の下、当社グループは、ⅰ)工業用アルコールの販売数量の維持・拡大、ⅱ)混合溶剤等の顧客との信頼関係の構築、商権の維持奪回、新規顧客の拡大、ⅲ)生産・品質管理体制の強化、ⅳ)人材育成と職場環境整備、ⅴ)経営効率化と持続可能性の推進などを経営基本方針として取り組み、経営基盤の強化に努めました。
当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,853百万円増加し、96,480百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,977百万円減少し、13,843百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,831百万円増加し、82,636百万円となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は、62,405百万円 (前年同期比2.4%減) 、営業利益は、7,078百万円 (前年同期比13.6%増) 、経常利益は、7,462百万円 (前年同期比12.0%増) 、親会社株主に帰属する当期純利益は、4,822百万円 (前年同期比12.3%増) となりました。
各セグメントの業績は、以下のとおりであります。また、売上高については、セグメント間取引を相殺消去しております。
(a) アルコール・工業薬品部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、販売数量の減少により57,793百万円 (前年同期比3.0%減)となりましたが、原料価格の高騰が前期に比べ落ち着いてきたことから、営業利益は、6,322百万円 (前年同期比17.9%増) となりました。
(b) 食品添加剤部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、4,262百万円 (前年同期比5.7%増)、営業利益は、301百万円
(前年同期比18.5%増) となりました。
(c) 不動産賃貸・倉庫部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、183百万円 (前年同期比12.2%増) 、営業利益は、246百万円
(前年同期比11.5%増) となりました。
(d) 輸送部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、166百万円 (前年同期比6.2%減)、営業利益は、218百万円
(前年同期比14.0%減) となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は23,287百万円となり、前連結会計年度末に比べ
5,241百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下
のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、8,581百万円となり、前年同期の13,332百万円に比べ4,751百万円の減少となりました。この主な要因は、前期に売上債権が減少したため「売上債権の増減額」が前年同期に比べ2,074百万円、前期に仕入債務が増加したため「仕入債務の増減額」が前年同期に比べ1,423百万円、前期に未収消費税等が減少したため「未収消費税等の増減額」が前年同期に比べ1,066百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、△11,676百万円となり、前年同期の△3,082
百万円に比べ8,593百万円の減少となりました。この主な要因は、当期に有価証券の取得による支出が9,969百万円
あったことと、固定資産の取得による支出が前年同期に比べ1,378百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、△2,148百万円となり、前年同期の△1,321百万 円に比べ827百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入れによる収入が前年同期に比べ5,651百万円減少し、短期借入金の返済による支出が前年同期に比べ4,828百万円増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
b. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。
① 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成さ
れております。この連結財務諸表の作成にあたっては、投資、繰延税金資産、退職給付に係る負債等について、見積
りに基づいて計上しております。これらの見積りの前提となる仮定については、過去の実績及び経営計画等に基づく
将来の見通しを勘案し、合理的に判断しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異な
る場合があります。
なお、会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定のうち、重要なものはありません。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における資産の額は、96,480百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,853百万円の増加と なりました。この主な要因は、有価証券が9,985百万円、投資有価証券が1,225百万円、それぞれ増加し、現金及び預金が5,241百万円、棚卸資産が1,904百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債の額は、13,843百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,977百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入金が1,998百万円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産の額は、82,636百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,831百万円の増加となりました。この要因は、利益剰余金が4,696百万円、非支配株主持分が299百万円、その他有価証券評価差額金が834百万円それぞれ増加したことによるものであります。
b. 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、62,405百万円 (前年同期比2.4%減) となりました。セグメント別の売上高は、「 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」に記載しております。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、7,078百万円 (前年同期比13.6%増) となりました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.6ポイント増加し、11.3%となりました。この主な要因は、アルコール・工業薬品部門及び食品添加剤部門で営業利益が増加したことによるものであります。
c. キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況 」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。
当社グループの運転資金需要の主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。これらの資金需要については、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローを基礎とし、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)の活用などにより、すべて自己資金で賄うことを基本としております。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、23,287百万円となり、さらに、当社は国内金融機関から相対取引による当座貸越枠を有し、充分な資金流動性を確保しております。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は以下のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度における我が国経済は、物価上昇や米国通商政策の影響等はあったものの、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えましたが、年度末には激動する中東情勢の影響を受け、極めて不安定な状態に陥りました。また、当連結会計年度における工業用アルコールの市場については、発酵アルコールの厳しい価格競争や消毒剤向けの需要低下などが進行し、合成アルコールの輸入数量が高止まりするなど、厳しい状況が続きました。
このような状況の下、当社グループは、ⅰ)工業用アルコールの販売数量の維持・拡大、ⅱ)混合溶剤等の顧客との信頼関係の構築、商権の維持奪回、新規顧客の拡大、ⅲ)生産・品質管理体制の強化、ⅳ)人材育成と職場環境整備、ⅴ)経営効率化と持続可能性の推進などを経営基本方針として取り組み、経営基盤の強化に努めました。
当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a. 財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,853百万円増加し、96,480百万円となりました。当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,977百万円減少し、13,843百万円となりました。当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ5,831百万円増加し、82,636百万円となりました。
b. 経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高は、62,405百万円 (前年同期比2.4%減) 、営業利益は、7,078百万円 (前年同期比13.6%増) 、経常利益は、7,462百万円 (前年同期比12.0%増) 、親会社株主に帰属する当期純利益は、4,822百万円 (前年同期比12.3%増) となりました。
各セグメントの業績は、以下のとおりであります。また、売上高については、セグメント間取引を相殺消去しております。
(a) アルコール・工業薬品部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、販売数量の減少により57,793百万円 (前年同期比3.0%減)となりましたが、原料価格の高騰が前期に比べ落ち着いてきたことから、営業利益は、6,322百万円 (前年同期比17.9%増) となりました。
(b) 食品添加剤部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、4,262百万円 (前年同期比5.7%増)、営業利益は、301百万円
(前年同期比18.5%増) となりました。
(c) 不動産賃貸・倉庫部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、183百万円 (前年同期比12.2%増) 、営業利益は、246百万円
(前年同期比11.5%増) となりました。
(d) 輸送部門
当部門においては、当連結会計年度の売上高は、166百万円 (前年同期比6.2%減)、営業利益は、218百万円
(前年同期比14.0%減) となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の期末残高は23,287百万円となり、前連結会計年度末に比べ
5,241百万円の減少となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下
のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、8,581百万円となり、前年同期の13,332百万円に比べ4,751百万円の減少となりました。この主な要因は、前期に売上債権が減少したため「売上債権の増減額」が前年同期に比べ2,074百万円、前期に仕入債務が増加したため「仕入債務の増減額」が前年同期に比べ1,423百万円、前期に未収消費税等が減少したため「未収消費税等の増減額」が前年同期に比べ1,066百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、△11,676百万円となり、前年同期の△3,082
百万円に比べ8,593百万円の減少となりました。この主な要因は、当期に有価証券の取得による支出が9,969百万円
あったことと、固定資産の取得による支出が前年同期に比べ1,378百万円減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、△2,148百万円となり、前年同期の△1,321百万 円に比べ827百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入れによる収入が前年同期に比べ5,651百万円減少し、短期借入金の返済による支出が前年同期に比べ4,828百万円増加したことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の状況
a. 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 生産高(百万円) | 前年同期比(%) |
| アルコール・工業薬品部門 | 44,159 | 94.1 |
| 食品添加剤部門 | 3,403 | 106.4 |
| 合計 | 47,563 | 94.9 |
b. 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
| セグメントの名称 | 売上高(百万円) | 前年同期比(%) |
| アルコール・工業薬品部門 | 57,793 | 97.0 |
| 食品添加剤部門 | 4,262 | 105.7 |
| 不動産賃貸・倉庫部門 | 183 | 112.2 |
| 輸送部門 | 166 | 93.8 |
| 合計 | 62,405 | 97.6 |
(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。
① 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づいて作成さ
れております。この連結財務諸表の作成にあたっては、投資、繰延税金資産、退職給付に係る負債等について、見積
りに基づいて計上しております。これらの見積りの前提となる仮定については、過去の実績及び経営計画等に基づく
将来の見通しを勘案し、合理的に判断しておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は、実際の結果と異な
る場合があります。
なお、会計上の見積り及び当該見積もりに用いた仮定のうち、重要なものはありません。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a. 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における資産の額は、96,480百万円となり、前連結会計年度末に比べ3,853百万円の増加と なりました。この主な要因は、有価証券が9,985百万円、投資有価証券が1,225百万円、それぞれ増加し、現金及び預金が5,241百万円、棚卸資産が1,904百万円、それぞれ減少したことによるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債の額は、13,843百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,977百万円の減少となりました。この主な要因は、短期借入金が1,998百万円減少したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産の額は、82,636百万円となり、前連結会計年度末に比べ5,831百万円の増加となりました。この要因は、利益剰余金が4,696百万円、非支配株主持分が299百万円、その他有価証券評価差額金が834百万円それぞれ増加したことによるものであります。
b. 経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度における売上高は、62,405百万円 (前年同期比2.4%減) となりました。セグメント別の売上高は、「 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況 」に記載しております。
(営業利益)
当連結会計年度における営業利益は、7,078百万円 (前年同期比13.6%増) となりました。営業利益率は、前連結会計年度に比べ1.6ポイント増加し、11.3%となりました。この主な要因は、アルコール・工業薬品部門及び食品添加剤部門で営業利益が増加したことによるものであります。
c. キャッシュ・フローの分析
キャッシュ・フローの分析については、「 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況 」に記載しております。
当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下のとおりであります。
当社グループの運転資金需要の主なものは、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資によるものであります。これらの資金需要については、当社グループの営業活動によるキャッシュ・フローを基礎とし、CMS(キャッシュ・マネジメント・システム)の活用などにより、すべて自己資金で賄うことを基本としております。
なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、23,287百万円となり、さらに、当社は国内金融機関から相対取引による当座貸越枠を有し、充分な資金流動性を確保しております。