有価証券報告書-第50期(平成30年1月1日-平成30年12月31日)
(1) 経営成績等の状況の概要
当事業年度における当社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における日本経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調にあるものの、米中貿易摩擦の動向ならびに金融資本市場の変動による国内経済への影響などにより、先行き不透明な状況が続いております。
当アパレル業界におきましては、消費者の衣料品に対する購買行動の多様化や依然として根強い節約志向に加え、相次ぐ自然災害による影響もあり、厳しい市況が続いております。
このような経営環境の中、当社は、主な取引先販路における店頭競争力の強化に注力し、百貨店販路に向けては、ブラックフォーマルのオーセンティックを追求する新規ブランド「アクアスキュータム」の展開を行いました。また、量販店販路では、「マルチオケージョンフォーマル」をコンセプトとした新規ブランド「フェデソワール」を一部店舗で展開を始めるとともに、重点販売商品の展開拡大に努め、一方では値下げ販売の抑制による収益性の向上に努めてまいりました。
また、フォーマルコンセプトショップ「フォルムフォルマ」では、モール型ECサイトを含む4店舗を出店し、アウトレットモールでは期間催事として1店舗を出店いたしました。さらに、オンラインショップ「フォーマルメッセージ・ドットコム」では、プロモーションの強化やスマートフォン向けのサイト改編、EC限定商品の展開により、集客力の向上と売上の拡大を図ってまいりました。
この結果、当事業年度末の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
イ. 財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ11億51百万円減少し、156億5百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ3億92百万円減少し、54億60百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ7億58百万円減少し、101億45百万円となりました。
ロ. 経営成績
当事業年度の経営成績は、売上高は161億35百万円(前年同期比3.5%減)、売上総利益は77億70百万円(同0.5%増)、営業利益1億44百万円(同17.0%減)、経常利益は2億56百万円(同14.4%減)、当期純利益は1億65百万円(前事業年度は当期純損失70百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金増4億23百万円、投資活動による資金増29百万円、財務活動による資金減5億58百万円により、前事業年度末に比べ1億5百万円減少し、10億22百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、4億23百万円となりました。これは主にたな卸資産の増加4億14百万円がありましたが、売上債権の減少5億16百万円や税引前当期純利益2億11百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、29百万円となりました。これは主に関係会社株式の取得による支出41百万円や固定資産の取得による支出29百万円がありましたが、投資有価証券の売却による収入1億48百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5億58百万円となりました。これは主に自己株式の取得による支出3億45百万円や配当金の支払い1億8百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
イ. 生産実績
当事業年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1.金額は製造原価であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ. 外注実績
当社の製品生産にあたっての縫製加工は外注に依存しております。外注加工費は次のとおりであります。主な外注先は㈱四ッ葉ドレス、㈱トップレディ、㈱三和ドレスであります。
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ. 商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。
(注) 1.金額は仕入価額であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ニ. 製品仕入実績
当事業年度における製品仕入実績は、次のとおりであります。
(注) 1.金額は仕入価額であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ホ. 受注実績
当社は原則として受注生産ではなく見込み生産を行っております。
ヘ. 販売実績
当事業年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
(注) 1.輸出については、該当事項はありません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ. 財政状態
(資産の部)
流動資産は、棚卸資産の増加4億14百万円がありましたが、売上債権の減少5億16百万円や現金及び預金の減少1億5百万円があり、前事業年度末に比べ2億34百万円減少しました。
固定資産は、投資有価証券の減少7億21百万円や工具、器具及び備品の減少1億23百万円により、前事業年度末に比べ9億16百万円減少しました。
(負債の部)
流動負債は、預り金の増加22百万円がありましたが、返品調整引当金の減少39百万円や未払金の減少33百万円により、前事業年度末に比べ52百万円減少しました。
固定負債は、繰延税金負債の減少2億2百万円やリース債務の減少68百万円により、前事業年度に比べ3億39百万円減少しました。
(純資産の部)
純資産は、その他有価証券評価差額金の減少4億70百万円や自己株式の増加3億44百万円により、前事業年度末に比べ7億58百万円減少しました。
ロ. 経営成績
(売上高)
売上高は、当社の主力取引先である百貨店販路及び量販店販路における閉店や売場閉鎖の影響により店頭販売額が減少傾向にあることや、一部取引先からの取引条件切り換え要請による売上計上時期を、当社出荷時点から小売販売時点へ変更したことに伴う一時的な売上高の減少(3億76百万円)もあり、前事業年度に比べ5億81百万円減少し、161億35百万円(前年同期比3.5%減)となりました。
商品別では、ブラックフォーマルが99億72百万円で3億55百万円の減収、カラーフォーマルが32億97百万円で1億27百万円の減収、アクセサリー類が28億65百万円で98百万円の減収となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、製品評価損の増加はありましたが、製造コストの削減や値下げ販売の抑制により、前事業年度に比べ4億79百万円減少し、84億4百万円(前年同期比5.4%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、荷造運賃や支払手数料の減少もありましたが、販売促進費や賃借料の増加により、前事業年度に比べ66百万円増加し、76億25百万円(同0.9%増)となりました。
(営業外損益、特別損益)
営業外収益は、不動産賃貸料の減少により、前事業年度に比べ3百万円減少し、1億73百万円となりました。営業外費用は、賃貸費用の増加により、前事業年度に比べ10百万円増加し、61百万円となりました。
特別利益は、投資有価証券売却益の増加により、前事業年度に比べ5百万円増加し、84百万円となりました。特別損失は、前事業年度に比べ2億84百万円減少し、1億30百万円となりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
資本の財源及び資金の流動性については、営業キャッシュフロー、金融機関による借入金等により、必要な資金を調達しております。なお、当事業年度末における有利子負債は2億12百万円となり、現金及び現金同等物の残高は10億22百万円となっております。これにより、資金の流動性は十分に確保されているものと判断しております。
当事業年度における当社の財務状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当事業年度における日本経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続き、景気は緩やかな回復基調にあるものの、米中貿易摩擦の動向ならびに金融資本市場の変動による国内経済への影響などにより、先行き不透明な状況が続いております。
当アパレル業界におきましては、消費者の衣料品に対する購買行動の多様化や依然として根強い節約志向に加え、相次ぐ自然災害による影響もあり、厳しい市況が続いております。
このような経営環境の中、当社は、主な取引先販路における店頭競争力の強化に注力し、百貨店販路に向けては、ブラックフォーマルのオーセンティックを追求する新規ブランド「アクアスキュータム」の展開を行いました。また、量販店販路では、「マルチオケージョンフォーマル」をコンセプトとした新規ブランド「フェデソワール」を一部店舗で展開を始めるとともに、重点販売商品の展開拡大に努め、一方では値下げ販売の抑制による収益性の向上に努めてまいりました。
また、フォーマルコンセプトショップ「フォルムフォルマ」では、モール型ECサイトを含む4店舗を出店し、アウトレットモールでは期間催事として1店舗を出店いたしました。さらに、オンラインショップ「フォーマルメッセージ・ドットコム」では、プロモーションの強化やスマートフォン向けのサイト改編、EC限定商品の展開により、集客力の向上と売上の拡大を図ってまいりました。
この結果、当事業年度末の財政状態及び経営成績は次のとおりとなりました。
イ. 財政状態
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ11億51百万円減少し、156億5百万円となりました。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ3億92百万円減少し、54億60百万円となりました。
当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末に比べ7億58百万円減少し、101億45百万円となりました。
ロ. 経営成績
当事業年度の経営成績は、売上高は161億35百万円(前年同期比3.5%減)、売上総利益は77億70百万円(同0.5%増)、営業利益1億44百万円(同17.0%減)、経常利益は2億56百万円(同14.4%減)、当期純利益は1億65百万円(前事業年度は当期純損失70百万円)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による資金増4億23百万円、投資活動による資金増29百万円、財務活動による資金減5億58百万円により、前事業年度末に比べ1億5百万円減少し、10億22百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、4億23百万円となりました。これは主にたな卸資産の増加4億14百万円がありましたが、売上債権の減少5億16百万円や税引前当期純利益2億11百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は、29百万円となりました。これは主に関係会社株式の取得による支出41百万円や固定資産の取得による支出29百万円がありましたが、投資有価証券の売却による収入1億48百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、5億58百万円となりました。これは主に自己株式の取得による支出3億45百万円や配当金の支払い1億8百万円によるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
イ. 生産実績
当事業年度における生産実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 生産高(千円) | 前年同期比(%) |
| ブラックフォーマル | 2,115,800 | +1.2 |
| カラーフォーマル | 645,076 | △0.0 |
| 合計 | 2,760,877 | +0.9 |
(注) 1.金額は製造原価であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ロ. 外注実績
当社の製品生産にあたっての縫製加工は外注に依存しております。外注加工費は次のとおりであります。主な外注先は㈱四ッ葉ドレス、㈱トップレディ、㈱三和ドレスであります。
| 品目 | 外注高(千円) | 前年同期比(%) |
| ブラックフォーマル | 899,169 | +1.9 |
| カラーフォーマル | 252,382 | △9.9 |
| 合計 | 1,151,551 | △0.9 |
(注) 上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ハ. 商品仕入実績
当事業年度における商品仕入実績は、次のとおりであります。
| 品目 | 仕入高(千円) | 前年同期比(%) |
| アクセサリー類 | 1,360,099 | △1.1 |
| 合計 | 1,360,099 | △1.1 |
(注) 1.金額は仕入価額であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ニ. 製品仕入実績
当事業年度における製品仕入実績は、次のとおりであります。
| 品目 | 仕入高(千円) | 前年同期比(%) |
| 製品 | 4,717,779 | △0.6 |
| 合計 | 4,717,779 | △0.6 |
(注) 1.金額は仕入価額であります。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
ホ. 受注実績
当社は原則として受注生産ではなく見込み生産を行っております。
ヘ. 販売実績
当事業年度における販売実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
| 品目 | 販売高(千円) | 前年同期比(%) |
| ブラックフォーマル | 9,972,971 | △3.4 |
| カラーフォーマル | 3,297,281 | △3.7 |
| アクセサリー類 | 2,865,677 | △3.3 |
| 合計 | 16,135,929 | △3.5 |
(注) 1.輸出については、該当事項はありません。
2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
| 相手先 | 前事業年度 | 当事業年度 | ||
| 販売高(千円) | 割合(%) | 販売高(千円) | 割合(%) | |
| イオンリテール㈱ | 1,973,611 | 11.8 | 1,966,439 | 12.2 |
3.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。
② 当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
イ. 財政状態
(資産の部)
流動資産は、棚卸資産の増加4億14百万円がありましたが、売上債権の減少5億16百万円や現金及び預金の減少1億5百万円があり、前事業年度末に比べ2億34百万円減少しました。
固定資産は、投資有価証券の減少7億21百万円や工具、器具及び備品の減少1億23百万円により、前事業年度末に比べ9億16百万円減少しました。
(負債の部)
流動負債は、預り金の増加22百万円がありましたが、返品調整引当金の減少39百万円や未払金の減少33百万円により、前事業年度末に比べ52百万円減少しました。
固定負債は、繰延税金負債の減少2億2百万円やリース債務の減少68百万円により、前事業年度に比べ3億39百万円減少しました。
(純資産の部)
純資産は、その他有価証券評価差額金の減少4億70百万円や自己株式の増加3億44百万円により、前事業年度末に比べ7億58百万円減少しました。
ロ. 経営成績
(売上高)
売上高は、当社の主力取引先である百貨店販路及び量販店販路における閉店や売場閉鎖の影響により店頭販売額が減少傾向にあることや、一部取引先からの取引条件切り換え要請による売上計上時期を、当社出荷時点から小売販売時点へ変更したことに伴う一時的な売上高の減少(3億76百万円)もあり、前事業年度に比べ5億81百万円減少し、161億35百万円(前年同期比3.5%減)となりました。
商品別では、ブラックフォーマルが99億72百万円で3億55百万円の減収、カラーフォーマルが32億97百万円で1億27百万円の減収、アクセサリー類が28億65百万円で98百万円の減収となりました。
(売上原価、販売費及び一般管理費)
売上原価は、製品評価損の増加はありましたが、製造コストの削減や値下げ販売の抑制により、前事業年度に比べ4億79百万円減少し、84億4百万円(前年同期比5.4%減)となりました。
販売費及び一般管理費は、荷造運賃や支払手数料の減少もありましたが、販売促進費や賃借料の増加により、前事業年度に比べ66百万円増加し、76億25百万円(同0.9%増)となりました。
(営業外損益、特別損益)
営業外収益は、不動産賃貸料の減少により、前事業年度に比べ3百万円減少し、1億73百万円となりました。営業外費用は、賃貸費用の増加により、前事業年度に比べ10百万円増加し、61百万円となりました。
特別利益は、投資有価証券売却益の増加により、前事業年度に比べ5百万円増加し、84百万円となりました。特別損失は、前事業年度に比べ2億84百万円減少し、1億30百万円となりました。
③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
資本の財源及び資金の流動性については、営業キャッシュフロー、金融機関による借入金等により、必要な資金を調達しております。なお、当事業年度末における有利子負債は2億12百万円となり、現金及び現金同等物の残高は10億22百万円となっております。これにより、資金の流動性は十分に確保されているものと判断しております。