有価証券報告書-第44期(2023/04/01-2024/03/31)

【提出】
2024/06/21 15:21
【資料】
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【項目】
159項目
21.法人所得税
(1)税金費用
法人所得税費用の内訳は、以下の通りです。
(単位:百万円)
2023年3月31日に
終了した1年間
2024年3月31日に
終了した1年間
当期税金費用△800,779△429,070
繰延税金費用480,105580,486
合計△320,674151,416

当期税金費用には、従前は未認識であった税務上の欠損金、税額控除または過去の期間の一時差異から生じた便益の額が含まれています。これに伴う当期税金費用の減少額は、2024年3月31日に終了した1年間は252,684百万円(2023年3月31日に終了した1年間は537,341百万円)です。
繰延税金費用には、繰延税金資産の評価減または以前に計上した評価減の戻入により生じた費用の額が含まれています。これに伴う繰延税金費用の減少額は、2024年3月31日に終了した1年間は86,757百万円(2023年3月31日に終了した1年間は423,933百万円)です。
(2)法定実効税率と実際負担税率の調整表
当社の法定実効税率と実際負担税率との調整は、以下の通りです。実際負担税率は税引前利益に対する法人所得税費用の負担割合を表示しています。
(単位:%)
2023年3月31日に
終了した1年間
2024年3月31日に
終了した1年間
法定実効税率(注)31.531.5
外国関係会社合算所得8.9△309.8
課税所得算定上加減算されない損益による影響△307.1249.8
繰延税金資産の回収可能性の評価による影響146.4△114.7
外国税額控除7.1△95.4
持分法投資損益26.963.6
所在地国課税△3.8△46.8
米国における研究開発税額控除0.7△21.2
関係会社の持分変動から発生する損益による影響0.4△14.3
子会社の支配喪失から発生する損益による影響0.6△11.3
子会社の適用税率との差異7.82.6
SVFの分配8.43.9
その他3.80.1
実際負担税率△68.4△262.0

(注)当社は、主に法人税、住民税および損金算入される事業税を課されており、これらを基礎として計算した2024年3月31日に終了した1年間の法定実効税率は31.5%(2023年3月31日に終了した1年間は31.5%)となっています。ただし、海外子会社についてはその所在地における法人税等が課されています。

(3)繰延税金資産および繰延税金負債の変動の内訳
繰延税金資産および繰延税金負債の変動の内訳は、以下の通りです。
2023年3月31日に終了した1年間
(単位:百万円)
2022年
4月1日
会計方針の
変更による
累積的
影響額
(注1)
2022年
4月1日
(修正後)
純損益
の認識額
その他の
包括利益の
認識額
為替
換算差額
その他2023年
3月31日
繰延税金資産
有形固定資産および無形資産77,560-77,5609,246-3905087,246
リース負債9,045183,714192,75919,577-166△3,649208,853
未払費用及びその他の負債120,302146120,4487,929△30323△733127,937
繰越欠損金及び繰越税額控除(注2)89,690-89,690521,501△14,038△1,470613,758
投資有価証券6,889-6,8898,783-25415,701
デリバティブ金融負債---60,392---60,392
未実現利益68,128-68,128△11,141--△256,985
株式報酬3,526-3,5266,266-264-10,056
貸倒引当金20,281-20,281734--221,017
その他63,207△35462,85316,012△1,5141,8407,85187,042
合計458,628183,506642,134639,299△1,5457,0462,0531,288,987
繰延税金負債
顧客基盤△183,220-△183,22012,578-△2,093△2,772△175,507
商標権△117,077-△117,077△5,247-△43-△122,367
テクノロジー△114,282-△114,2829,561-△10,543-△115,264
使用権資産△4,637△183,572△188,209△19,827-△1782,920△205,294
子会社、関連会社および共同支配企業への投資に関する一時差異(注3)△1,671,258-△1,671,2581,457,582192,710△3,302△5,827△30,095
投資有価証券(注3)△464,235-△464,235△1,402,6712,978△7,079△151△1,871,158
デリバティブ金融資産△2,912-△2,912△203,239-△135557△205,729
契約資産及び契約獲得資産△106,644-△106,644640---△106,004
その他△67,14266△67,076△8,5711,943△278△1,321△75,303
合計△2,731,407△183,506△2,914,913△159,194197,631△23,651△6,594△2,906,721
純額△2,272,779-△2,272,779480,105196,086△16,605△4,541△1,617,734

(注1)IAS第12号「法人所得税」(2021年5月改訂)の適用に伴い、遡及修正の累積的影響を2022年4月1日の残高の修正として認識し、修正再表示を行っています。基準改訂の詳細は、「注記4. 会計方針の変更」をご参照ください。
(注2)当社は、2022年3月31日に終了した1年間または2023年3月31日に終了した1年間に損失を生じた会社において、2023年3月31日に繰延税金資産を29,484百万円認識しています。繰延税金資産については、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲で認識しています。
(注3)アリババが持分法適用会社から除外されたことに伴い、同社への投資に関する一時差異の消滅として「子会社、関連会社および共同支配企業への投資に関する一時差異」において繰延税金負債が1,607,135百万円減少し、「投資有価証券」において同社への投資に係る繰延税金負債が1,457,576百万円増加しました。
2024年3月31日に終了した1年間
(単位:百万円)
2023年
4月1日
純損益
の認識額
その他の
包括利益の
認識額
資本の
認識額
為替
換算差額
その他2024年
3月31日
繰延税金資産
有形固定資産および無形資産87,24617,761--771△2,736103,042
リース負債208,8536,526--328258215,965
未払費用及びその他の負債127,93741,673202-2,066415172,293
繰越欠損金及び繰越税額控除(注1)(注2)613,758△43,905-24,2157,0474,870605,985
投資有価証券15,70194,513--77△117110,174
デリバティブ金融負債60,392△60,392-----
未実現利益56,985△11,066----45,919
株式報酬(注2)10,05619,203-22,9852,2905654,590
貸倒引当金21,01710,134--21931,172
その他87,042△5,733△236-3,686△3984,720
合計1,288,98768,714△3447,20016,2672,7261,423,860
繰延税金負債
顧客基盤△175,50713,983--△2,805△6,607△170,936
商標権△122,367△5,077--△113△2,759△130,316
テクノロジー△115,26413,743--△14,957△6,000△122,478
使用権資産△205,294△9,077--△3194,561△210,129
子会社、関連会社および共同支配企業への投資に関する一時差異△30,095△7,858332-△484△185△38,290
投資有価証券△1,871,158584,613△359-△10,1822,203△1,294,883
デリバティブ金融資産△205,729△85,334--△344-△291,407
契約資産及び契約獲得資産△106,0046,743----△99,261
その他△75,30336△32-△6682,722△73,245
合計△2,906,721511,772△59-△29,872△6,065△2,430,945
純額△1,617,734580,486△9347,200△13,605△3,339△1,007,085

(注1)当社は、2023年3月31日に終了した1年間または2024年3月31日に終了した1年間に損失を生じた会社において、2024年3月31日に繰延税金資産を105,632百万円認識しています。繰延税金資産については、将来の課税所得により使用できる可能性が高い範囲で認識しています。
(注2)「繰越欠損金及び繰越税額控除」および「株式報酬」における「資本の認識額」の変動額は、アームのRSU制度に係る繰延税金資産の認識額です。アームのRSU制度の詳細は、「注記35. 株式に基づく報酬 (2)譲渡制限付株式ユニット(Restricted Stock Unit)制度」をご参照ください。
連結財政状態計算書上の繰延税金資産および繰延税金負債は、以下の通りです。
(単位:百万円)
2023年3月31日2024年3月31日
繰延税金資産210,823245,954
繰延税金負債△1,828,557△1,253,039
純額△1,617,734△1,007,085

(4)繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除
繰延税金資産を認識していない将来減算一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除は、以下の通りです。なお、将来減算一時差異、繰越欠損金および繰越税額控除は税額ベースです。
(単位:百万円)
2023年3月31日2024年3月31日
将来減算一時差異521,979519,588
繰越欠損金341,916365,009
繰越税額控除5,88618,150
合計869,781902,747

繰延税金資産を認識していない繰越欠損金および繰越税額控除の失効予定は、以下の通りです。なお、2024年3月31日における将来減算一時差異のうち62,666百万円(税額ベース)の失効予定は5年目以降です(2023年3月31日における将来減算一時差異のうち3,102百万円(税額ベース)の失効予定は5年目以降)。その他の将来減算一時差異について失効期限があるものはありません。
繰越欠損金(税額ベース)
(単位:百万円)
2023年3月31日2024年3月31日
1年目4093,902
2年目3,5622,696
3年目2,5893,484
4年目10,079671
5年目以降および失効期限なし325,277354,256
合計341,916365,009

繰越税額控除(税額ベース)
(単位:百万円)
2023年3月31日2024年3月31日
1年目--
2年目--
3年目-7,678
4年目--
5年目以降および失効期限なし5,88610,472
合計5,88618,150

上記に加えて、2024年3月31日において繰延税金資産を認識していない子会社、関連会社および共同支配企業に対する投資に関する将来減算一時差異の総額(所得ベース)は7,128,039百万円(2023年3月31日は7,158,046百万円)です。
(5)繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に関する将来加算一時差異
2024年3月31日において繰延税金負債を認識していない子会社に対する投資に関する将来加算一時差異の総額(所得ベース)は7,410,759百万円(2023年3月31日は4,965,331百万円)です。
(6)グローバル・ミニマム課税による影響
経済協力開発機構(OECD)が公表した第2の柱に係る法制が、当社が事業活動を行っている一部の国・地域で制定、または実質的に制定されています。日本では令和5年度税制改正において、グローバル・ミニマム課税に対応する法人税が創設され、それに係る規定を含めた税制改正法(「所得税法等の一部を改正する法律」(令和5年法律第3号))(以下「改正法人税法」)が2023年3月28日に成立しています。改正法人税法では、グローバル・ミニマム課税ルールのうち、所得合算ルール(IIR)が導入され、2024年4月1日以後開始事業年度より、日本に所在する親会社の子会社等の税負担が最低税率(15%)に至るまで、日本に所在する親会社に対して追加で上乗せ課税されることになります。
現時点でグローバル・ミニマム課税ルールが当社の連結財務諸表に与える影響を合理的に見積ることはできませんが、当社は税務の専門家と協力し影響を調査しています。

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