半期報告書-第56期(2024/02/21-2024/08/20)

【提出】
2024/10/01 13:38
【資料】
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【項目】
33項目
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当中間連結会計期間(2024年2月21日~2024年8月20日)におけるわが国経済は、インバウンド需要や輸出関連企業を中心とした好業績に支えられ緩やかな回復基調となりました。
一方でウクライナ情勢や中東などの地政学リスクは継続しており資源価格の高騰や急激な円安の進行などに伴い原材料費やエネルギーコストの上昇等は依然として先行き不透明な状況が続いております。
小売業界におきましても、商品の値上げによる消費者の節約志向の高まりに加え、人件費をはじめとした各種コストの増加や人手不足に伴い省力化と生産性の向上に向けた対応を余儀なくされるなど、厳しい経営環境が続いております。
このような状況下において、当社は、年度スローガンを『小さな気づきを行動に移そう みんなで変える より良い売場』とし、従業員一人ひとりが「より良いお店のために」を共通の行動目標とするとともに、多様化するお客様ニーズへの対応等、変化するライフスタイルに対応できる商品・サービスの提供に取り組んでまいりました。
また、当期は2027年2月期を最終年度とする新たな中期経営計画を開始しており、「業態の再構築」、「店舗の生産性の向上」、「オークワブランドの商品開発拡大」、「マーケティング戦略の構築」、「業務革新によるコスト削減具現化」、「人的資本価値の最大化」、「サステナビリティ経営の深耕」などへの取り組みを行っております。
当期の新規出店につきましては、「スーパーセンター知多店」(愛知県知多市)、「西大和店」(奈良県北葛城郡河合町)の2店舗をそれぞれ7月にオープンいたしました。
連結子会社については、外食の㈱オークフーズは、経済活動の正常化に伴い、外食需要の回復が収益に寄与し増収増益、農産物等の加工・配送を担う㈱サンライズは、販管費の増加により減益となりました。
① 財政状態の状況
当中間連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ8億83百万円増加し、1,333億80百万円となりました。流動資産では17億32百万円の減少であり、これは主に受取手形及び売掛金が15億63百万円増加した一方、現金及び預金が40億28百万円減少したことによるものであります。固定資産では26億16百万円の増加であり、これは主に有形固定資産の土地が9億89百万円、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる建設仮勘定が8億23百万円、建物及び構築物(純額)が6億90百万円増加したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ26億48百万円増加し、564億65百万円となりました。流動負債では45億28百万円の増加であり、これは主に支払手形及び買掛金が28億21百万円、「その他」に含まれる設備関係電子記録債務が16億25百万円増加したことによるものであります。固定負債では18億79百万円の減少であり、これは主に長期借入金が17億80百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ17億64百万円減少し、769億15百万円となりました。これは主に自己株式が14億4百万円増加し、利益剰余金が4億83百万円減少したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当中間連結会計期間における当社グループの経営成績につきましては、営業収益(売上高及び営業収入)は1,225億58百万円(前年同期比0.9%増)、営業利益は2億46百万円(前年同期比65.1%減)、経常利益は3億13百万円(前年同期比61.8%減)、親会社株主に帰属する中間純利益は87百万円(前年同期比78.2%減)となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比べ、40億21百万円減少し、121億61百万円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前年同期に比べ26億38百万円減少し、43億72百万円となりました。これは主に、税金等調整前中間純利益が3億円、非資金損益項目の減価償却費が33億7百万円、仕入債務の増加額が28億21百万円であった一方、売上債権の増加額が15億63百万円、棚卸資産の増加額が2億99百万円、法人税等の支払額が2億51百万円であったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により使用した資金は、前年同期に比べ10億87百万円減少し、39億97百万円となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が42億21百万円であったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、43億96百万円(前年同期は2億68百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出が21億80百万円、リース債務の返済による支出が2億17百万円、自己株式の取得による支出が14億26百万円、配当金の支払額が5億70百万円であったことによるものであります。
(3) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当中間連結会計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(4) 経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(6) 研究開発活動
該当事項はありません。