四半期報告書-第53期第3四半期(令和3年8月21日-令和3年11月20日)

【提出】
2021/12/27 15:05
【資料】
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【項目】
32項目
文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1) 財政状態及び経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間(2021年2月21日~2021年11月20日)におけるわが国経済は、依然として新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状況が継続いたしました。ワクチン接種が進み、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せつつあり、経済活動の正常化への期待感はあるものの、長期化した感染症拡大の影響は大きく、新たな変異株による感染再拡大の懸念もあり、景気の先行き不透明な状況が続いております。
小売業界におきましても、店舗における感染症拡大防止策の実施や内食需要の高まりへの対応が求められ、消費者の節約志向は根強く、業種業態を越えた顧客の獲得競争も厳しさを増しており、依然として厳しい経営環境が継続しております。
このような状況下において、新しい経営体制のもと、年度スローガンを『一人ひとりの意識改革と行動力で社会環境の変化と多様化するお客様ニーズに対応していこう』とし、刻々と変化する社会環境とお客様ニーズへの対応、食の安全安心、豊かな生活をお客様にお届けできることを基本姿勢とし、アフターコロナの時代を見据えた変化するライフスタイルに対応できる商品・サービスの提供に取り組んでまいりました。また、各店舗においては、引き続き感染症予防策を徹底し、従業員の安全確保とお客様の信頼にお応えするべく、営業体制・サービスの提供に努めてまいりました。
当期の新規出店につきましては「田辺東山店」(和歌山県田辺市)を3月に、「パレマルシェ神宮前店」(愛知県名古屋市)を7月にオープンいたしました。また、既存店舗の活性化につきましては「パビリオンシティ田辺店」(和歌山県田辺市)、「かつらぎ店」(和歌山県伊都郡かつらぎ町)を4月に、「久居庄田店」(三重県津市)を6月に、「みなべ店」(和歌山県日高郡みなべ町)、「白浜堅田店」(和歌山県西牟婁郡白浜町)を7月に、「スーパーセンターセントラルシティ和歌山店」(和歌山県和歌山市)、「和泉中央店」(大阪府和泉市)を9月に、「香芝逢坂店」(奈良県香芝市)、「橿原坊城店」(奈良県橿原市)を10月にそれぞれ改装いたしました。一方、経営効率化のため、6月に「パレマルシェ神宮店」(愛知県名古屋市)、8月に「プライスカット永井店」(奈良県奈良市)、9月に「プライスカット西の京店」(奈良県奈良市)、「屋形店」(和歌山県和歌山市)、10月に「プライスカット神倉店」(和歌山県新宮市)、11月に「伊賀緑ヶ丘店」(三重県伊賀市)をそれぞれ閉店いたしました。
連結子会社については、食品スーパーの㈱ヒラマツ及び農産物等の加工・配送を担う㈱サンライズは、巣ごもり需要の反動もあり、減収減益となりました。一方、外食の㈱オークフーズは、外食需要の一部回復により、増収増益となりました。
① 財政状態の状況
当第3四半期連結会計期間末の総資産合計は、前連結会計年度末に比べ38億60百万円減少し、1,340億3百万円となりました。流動資産では31億5百万円の減少であり、これは主に現金及び預金が34億51百万円減少したことによるものであります。固定資産では7億54百万円の減少であり、これは主に有形固定資産の「その他(純額)」に含まれる器具及び備品が8億10百万円、建物及び構築物(純額)が6億57百万円増加した一方、土地が8億8百万円、有形固定資産の「その他(純額)」に含まれるリース資産が7億63百万円、建設仮勘定が5億85百万円減少したことによるものであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ46億23百万円減少し、554億92百万円となりました。流動負債では11億38百万円の減少であり、これは主に短期借入金が10億円増加した一方、未払法人税等が11億10百万円、流動負債の「その他」に含まれる未払金が10億38百万円減少したことによるものであります。固定負債では34億84百万円の減少であり、これは主に長期借入金が26億86百万円、固定負債の「その他」に含まれるリース債務が6億14百万円減少したことによるものであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ7億63百万円増加し、785億10百万円となりました。これは主に利益剰余金が7億29百万円増加したことによるものであります。
② 経営成績の状況
当第3四半期連結累計期間における当社グループの経営成績につきましては、前期における巣ごもり需要の反動により、営業収益(売上高及び営業収入)は1,981億91百万円(前年同期比4.5%減)、営業利益は34億25百万円(前年同期比36.9%減)、経常利益は35億95百万円(前年同期比35.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は18億69百万円(前年同期比33.4%減)となりました。
(2) 会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当第3四半期連結累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(3) 経営方針・経営戦略等
当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(5) 研究開発活動
該当事項はありません。