有価証券報告書-第60期(平成31年4月1日-令和2年3月31日)

【提出】
2020/06/29 10:05
【資料】
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【項目】
144項目
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用情勢や所得環境の改善等を背景に総じて堅調に推移しましたが、海外の政治・経済情勢の不透明感や新型コロナウイルス感染症の感染拡大等により世界的な経済活動の停滞が懸念され始めております。国内においては、消費増税の影響は限定的であったものの、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、個人消費の減少、金融資本市場の変動や企業収益の悪化等の影響が生じております。
このような状況のもと、当社グループは、お客様からの支持・信頼の獲得に焦点を当てた営業戦略と経営資源の効率的な活用を進め、収益基盤の強化に取り組んでまいりました。
当連結会計年度における経営成績は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が顕著に出始め、3月には販売が落ち込んだため、眼鏡小売事業の既存店売上が前期比で3.8%下回り、売上高は15,429百万円(前期比4.9%減)となり、売上総利益率は、主に価格施策や品種別の売上構成比の変化の影響で0.3ポイント上昇しました。経費面では、新店開発、自社物件の店舗の建て替えや大型改装等の経費が嵩む要因があったものの、経費コントロールの徹底を図り、広告宣伝費、人件費、賃料などの圧縮に努めたことで、販売費及び一般管理費は10,636百万円(前期比3.1%減)となりましたが、売上高が伸び悩んだことで売上高販管費率は1.3ポイント上昇しました。
この結果、営業利益は52百万円(前期比76.8%減)、経常利益は138百万円(前期比55.1%減)となりました。また、特別損失として減損損失59百万円を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純損失は12百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純利益165百万円)となりました。
当社グループにおける報告セグメントごとの状況は次のとおりです。
[眼鏡小売事業]
当社グループの中核事業である国内眼鏡小売事業につきましては、眼鏡専門店として永年培ってきた快適で安心な視力と聴力の補正技術、高い専門性を要する商品提案力と接客・サービス力の全てが結集した「愛眼ブランド」を進化・発展させることで競争優位性の強化を図ってまいりました。
商品につきましては、テーマとする「目の健康」を基軸として、幅広い年齢層のお客様の多岐にわたるニーズに対応した快適で機能的な高付加価値商品を開発することで、品質・価格の両面で競争力がありお客様満足度の向上に繋げております。マーケティング面では、安心でお買い得な商品の品揃えを充実させ、マーチャンダイジングによる販売促進と各種広告媒体を通じた情報発信に努めてまいりました。また、無料視力チェックでお客様自身やご家族の視力変化に気づき眼科受診など早期の対応に繋げていただくことを目的とした「LОⅤE EYES WEEKキャンペーン」を展開するとともに、お客様の利便性向上のため、全国の店舗でスマホ決済「PayPay」「LINE Pay」の取り扱いを開始いたしました。
売上高につきましては、主に競争激化による低価格帯メガネの販売数の減少、日照不足の日が増えるなど天候不順によるサングラスの販売の不振、消費増税後の反動などの影響に加え、年度末には新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が顕在化したことから販売が振るわず、前期比で減収となりました。
店舗につきましては、3店舗を新規に出店し、5店舗を閉店いたしました。また、1店舗で店舗建て替えを行い、13店舗で既存店の活性化改装を実施いたしました。
この結果、眼鏡小売事業における売上高は14,694百万円(前期比5.0%減)、セグメント利益133百万円(前期比57.6%減)となりました。
[眼鏡卸売事業]
眼鏡卸売事業につきましては、3月には新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響が出始めたものの、取引先に対する新商品の投入や販売支援に努めるとともに、新規取引先の開拓に取り組みました。
この結果、売上高は457百万円(前期比2.2%減)となり、セグメント利益は5百万円(前期比197.7%増)となりました。
[写真館事業]
愛写館3店舗を営む写真館事業につきましては、豊富な撮影メニューと衣装レンタルによる集客に努めてまいりましたが、競争激化に加え、新型コロナウイルス感染症の感染拡大によって卒業記念写真や袴レンタルをご予約いただいたお客様のキャンセルが出るなど、厳しい状況が続きました。
この結果、売上高は128百万円(前期比15.4%減)、セグメント損失は50百万円(前期はセグメント損失44百万円)となりました。
[海外眼鏡販売事業]
海外眼鏡販売事業につきましては、中国での競争環境が引き続き厳しい状況にあるなか、愛眼のPB商品やメイド・イン・ジャパン商品の品揃えの強化による集客力アップに努め、採算面の改善に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は148百万円(前期比1.1%増)、セグメント損失は9百万円(前期はセグメント損失13百万円)となりました。
なお、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「第2 事業の状況 2.事業等のリスク」に記載しております。
当連結会計年度末の資産合計は15,967百万円(前期比4.3%減)となりました。流動資産は受取手形及び売掛金の減少等により8,393百万円(前期比3.4%減)となり、固定資産は投資有価証券の減少等により7,573百万円(前期比5.3%減)となりました。また、負債合計は支払手形及び買掛金の減少、リース債務の支払い等により1,878百万円(前期比23.8%減)となり、純資産合計は14,089百万円(前期比0.9%減)となりました。
②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ31百万円減少し、当連結会計年度末には2,631百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動におけるキャッシュ・フローは153百万円(前期比60.9%減)となりました。
この現況に至った主な要因は、税金等調整前当期純利益77百万円、売上債権の減少額333百万円、仕入債務の減少額△196百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動におけるキャッシュ・フローは△7百万円(前期は199百万円)となりました。
この現況に至った主な要因は、有形固定資産の取得による支出△370百万円、投資有価証券の売却による収入211百万円、保険積立金の解約による収入221百万円、その他に含まれる無形固定資産の取得による支出△82百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動におけるキャッシュ・フローは△177百万円(前期は△176百万円)となりました。
この現況に至った主な要因は、リース債務の返済による支出△100百万円、配当金の支払額△76百万円によるものであります。
③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたっての重要な会計方針は「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。
(固定資産の減損処理)
当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産グループについて、当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積り額の前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。
なお、新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 追加情報に記載のとおりであります。
(資本の財源及び資金の流動性に係る情報)
当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の購入費用のほか、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新規出店や改装に係る設備投資によるものであります。これらの資金については自己資金にて充当しております。
今後の設備投資計画等につきましては、「第3 設備の状況 3.設備の新設、除却等の計画」に記載のとおりであり、所要資金については、自己資金にて充当する予定であります。
(2)生産、受注及び販売の状況
①生産実績
該当事項はありません。
②受注状況
該当事項はありません。
③販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
眼鏡小売 (百万円)14,69495.0
眼鏡卸売 (百万円)45797.8
写真館 (百万円)12884.6
海外眼鏡販売 (百万円)148101.1
合 計 (百万円)15,42995.1

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
④仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称当連結会計年度
(自 2019年4月1日
至 2020年3月31日)
前年同期比(%)
眼鏡小売 (百万円)4,26896.3
眼鏡卸売 (百万円)41495.2
写真館 (百万円)2199.8
海外眼鏡販売 (百万円)46109.1
合 計 (百万円)4,75296.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。
2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。

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